JPH0536502Y2 - - Google Patents

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JPH0536502Y2
JPH0536502Y2 JP1917589U JP1917589U JPH0536502Y2 JP H0536502 Y2 JPH0536502 Y2 JP H0536502Y2 JP 1917589 U JP1917589 U JP 1917589U JP 1917589 U JP1917589 U JP 1917589U JP H0536502 Y2 JPH0536502 Y2 JP H0536502Y2
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grinding
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tube
cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は振動ミルの粉砕筒に係り、特に粉砕媒
体の運動を活発とするに適した振動ミルの粉砕筒
構造に関する。
[従来の技術] 従来、振動ミルの粉砕筒構造は、例えば実開昭
58−10848号公報所載のように、横置円筒状のも
のが用いられ、粉砕筒は円形の断面形状をもつて
形成されており、粉砕筒の一端部に砕料の供給口
を設け、他端部に砕製品の排出口を有している。
粉砕筒内には粉砕媒体が充てんされており、台板
上に弾性支持されるとともに、駆動装置により回
転される不平衡重錘と接続されている。
上記構成の振動ミルの粉砕筒において、不平衡
重錘の回転に伴い粉砕筒はその垂直面内を所望の
振幅、振動数のもとで円運動が行われて、粉砕媒
体は遠心力および重力の作用のもとで粉砕面に沿
つて上方に投射されて飛行をしながら循環運動が
行われる。上記の循環運度は粉砕筒の粉砕面に接
した位置から中央部までの全領域にわたつて充て
んされている粉砕媒体について行われている。
供給口から供給された砕料は極めて多数の衝突
回数をもつて行われる粉砕媒体相互の衝突と摩擦
のものではさみ込まれて圧潰されることにより砕
料の粉砕が進行するに至り、粉砕筒の供給口から
排出口までの軸方向の距離を流通する間において
砕料の粉砕を終了して排出口から砕製品が排出さ
れる。
振動ミルの処理能力は円振動の振幅、振動数に
もとずく加速度をはじめ多くのパラメータにより
支配されるが、処理能力の多い振動ミルについて
は粉砕筒の直径、長さが増大している粉砕筒が選
定されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の振動ミルの粉砕筒構
造では、特に、粉砕筒直径が比較的大きな、例え
ば、直径が600mm程度以上の粉砕筒が選定され、
かつ、使用されるに際し、粉砕筒断面の中央部付
近における粉砕媒体の運動が粉砕面近接部付近に
おける運動に比して活発でなくなり、粉砕面内全
領域における粉砕媒体の運動が全体的に不活発化
するので、粉砕能力を低下させてしまうと言う問
題があつた。
本考案はこのような従来の問題を解決するもの
であり、粉砕筒直径が比較的大である粉砕筒が選
定され、使用されるに際し、活発な粉砕媒体の運
動を発生させるに適し、粉砕能力を向上できるよ
うに区画された粉砕室を備えた振動ミルの粉砕筒
構造を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために、円筒状胴
体内にライナを備えた円運動する振動ミルの粉砕
筒であつて、粉砕筒の軸心に沿つた垂直中心面を
対称とした半円形の断面形状を有する2室の粉砕
室に区画するための粉砕筒と等長の区画壁材を前
記垂直中心面上に配設するようにしたものであ
る。
本考案は上記のような構成により次のような作
用を有する。
すなわち、粉砕媒体が充てんされている粉砕筒
が所望の振幅、振動数のもとで垂直面内を円運動
すると、粉砕媒体は区画壁材にて区画された粉砕
筒内の半円状の断面形状を有する2室の粉砕室内
にてそれぞれ循環運動されて、前記粉砕室内では
粉砕媒体が作用する粉砕面の表面積が同一直径の
円筒状胴体のものに比して増大されているととも
に、夫夫の粉砕室相当直径(粉砕室断面積に相当
する直径をもつて示す)も少くされるので、上記
両粉砕室にそれぞれ充てんされている粉砕媒体に
ついて循環運動を活発にして、全体として増大し
た運動エネルギーが付与されて、砕料の粉砕が行
われて排出口から砕製品が排出される。
さらに、粉砕室の破砕面の断面形状は曲線の弧
を連続させ、山と谷からなる曲線にて形成され、
上記山、谷部に対応する粉砕領域では粉砕媒体の
循環運動が比較的小空間のもとで活発に行われ、
この循環運動に誘起されて粉砕室全体の循環運動
を活発にさせている。
このように、粉砕筒直径が比較的大である粉砕
筒が選定され、使用されるに際し、区画されてい
る粉砕筒内全領域における粉砕媒体の活発な運動
が発生され、粉砕能力を向上させることができ
る。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図は振動ミルの粉砕筒の断面図である。第
1図において、1は粉砕筒をしめし、2は粉砕筒
1の円筒状胴体である。胴体2の頂部には砕料を
供給する供給口3が設けられ底部には粉砕された
砕製品を排出する排出口4が設けられており、供
給口3および排出口4は粉砕筒1の長手方向に対
して直角方向に、砕料および砕製品がそれぞれ移
動するように配設されている。供給口3近傍の胴
体2の内面には頂部ライナ5が取付けられ、胴体
2の上部側には上部ライナ6が、また、下部側に
は下部ライナ7が取付けられるとともに、さら
に、排出口4近傍には底部ライナ8がそれぞれ取
付けられ、いずれも砕料の粉砕過程において発生
する胴体2の摩耗を保護するために取付けられて
いる。11は上部ライナ6の胴体2側の面に設け
られた取付座をしめし、同様に、12は下部ライ
ナ7に、さらに13は底部ライナ8にそれぞれ対
応した取付座をしめし、図示を省略した締結手段
を用いて、上部ライナ6、下部ライナ7および底
部ライナ8と胴体2との間に通路10がそれぞれ
形成されるように締結されている。また下部ライ
ナ7には目開きを有したスリツト状の開口9が配
置され、目開き寸法以下の粒径からなる砕製品の
みが開口9を通過して通路10を経て排出口4か
ら排出されるようにしている。
14は区画壁材をしめし、Y−Yは粉砕筒1の
垂直中心線をしめす。粉砕筒1の軸心に沿つた垂
直中心面−上には粉砕筒1の長さと等長の区
画壁材14が配設されるとともに、上記垂直中心
面−を対称とした半円形の断面形状を有する
2室の粉砕室20,20′に区画されている。
5aは頂部ライナ5の下端に設けた接合面をし
めし、同様に、8aは底部ライナ8の上端に設け
た接合面である。なお、14aおよび14bは区
画壁材14の上端および下端に設けた接合面をそ
れぞれしめし、上記の接合面5a,14aおよび
接合面8a,14bはそれぞれ締結手段15,1
5をもちいて、区画壁材14と一体的に竪固に接
合しているとともに、着脱自在とされており、材
料の粉砕作用に伴つて摩耗損傷の発生の多い区画
壁材14の交換、保守を確実かつ容易に行わせる
ことができる。
第2図は粉砕筒1の要部縦断面図をしめす。供
給口3近傍の頂部ライナ5には供給口3の開口に
ほぼ一致した開口部5bを備え、接合面5aより
上方を切欠いている。上記構成により、供給口3
から供給される砕料は開口部5bにより分流さ
れ、それぞれに区画されている粉砕室に導入され
る。
次に上記実施例の動作について説明する。上記
実施例において、粉砕媒体が充てんされている粉
砕筒1が図示を省略した駆動装置などに接続され
て所望の振幅、振動数のもとで矢印Aにしめすご
とく垂直面内を円運動すると、粉砕媒体は区画壁
材14にて区画された各々の粉砕室20,20′
内において上部ライナ6、下部ライナ7、底部ラ
イナ8の一部および区画壁材14の片側の表面、
すなわち破砕面に沿つて上方に投射され、別の破
砕面と衝突して飛行しながら粉砕媒体充てん領域
に落下して移動しつつ矢印Bにしめすごとくそれ
ぞれ循環運動が行われる。このさい、各々の粉砕
室20,20′内においては粉砕媒体が作用する
粉砕面の表面積は同一直径の円筒状胴体のものに
比して増大されているとともに、夫夫の粉砕室相
当直径も少くされるので、上記に伴つて粉砕室2
0,20′の粉砕媒体充てん域における粉砕媒体
の全体的な循環運動を活発にしている。供給口3
から供給される砕料は頂部ライナ5で開口部5b
を経て、分流され、それぞれに区画されている粉
砕室20,20′内に導入されて、上記循環運動
されている粉砕媒体によつて粉砕され、目開き寸
法以下の粒径からなる砕製品のみが開口9を通過
して通路を経て排出口4から排出される。
このように、上記実施例によれば、区画壁材1
4によつて区画された粉砕室には、粉砕媒体のそ
れぞれの循環運動が形成されるとともに、上記循
環運動が促進されて、粉砕筒の中央部において運
動が不活発となることが回避されて、促進された
循環運動のもとで、上記の増大した運動エネルギ
ーが砕料に付与されて粉砕が行われる。このよう
に、粉砕筒直径が比較的大である粉砕筒が選定さ
れ、使用されるに際しても、区画された粉砕室内
全領域における粉砕媒体の活発な運動が確実に発
生され、粉砕能力を向上させることができる。ま
た、粉砕筒内を区画させるにさいし、簡易な構造
からなる区画壁材を配設しているので粉砕筒の構
造を複雑なものとすることがなく、さらに、粉砕
室内の粉砕媒体の運動様式を格別に変更させてい
ないので振動ミルの駆動方式を著しく変更させる
必要性をも省略させることができる。
第3図にしめす実施例においては、粉砕筒1の
破砕面の断面形状を示し、少くとも上部ライナ6
および下部ライナ7を一部の表面を基円17に内
接した複数の曲線の弧16にて連続するように形
成したものである。上記曲線の弧16は所要の弧
長を有しており、本実施例では、破砕面は2本の
曲線となる弧長のもとで曲線の弧16を連続さ
せ、全体として山、谷からなる曲線にて連続して
形成させている。
その他の構成については第1図と同一であるた
めに重複して説明することを省略する。上記実施
例によれば曲線の弧16からなる粉砕面破砕面の
山、谷部に対応する粉砕領域では区画壁材14と
ともに、粉砕媒体の循環運動が比較的小空間のも
とで活発に行われ、この循環運動に誘起されて粉
砕室全体の循環運動を活発にさせることができ
て、さらに増大した運動エネルギーが砕料に付与
されて粉砕を行うことができる。
[考案の効果] 本考案は上記実施例より明らかなように、以下
に記載されるような効果を奏する。
すなわち、粉砕筒の区画された半円状の粉砕室
において、上記粉砕室内にそれぞれ充てんされて
いる粉砕媒体の運動を活発にすることができて、
振動ミルの粉砕能力を向上させることができる。
また、粉砕面の複数の曲線の弧を連続した断面形
状により、さらに粉砕媒体の運動の活発化と、粉
砕能力をより改善させることができる。したがつ
て、粉砕筒直径が比較的大である粉砕筒が選定さ
れ、使用されるに際しても粉砕能力を所望のとお
り向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は振動ミルの粉砕筒構造の断面図、第2
図は第1図の要部縦断面図、第3図は他の実施例
の断面図である。 1……粉砕筒、2……胴体、5……頂部ライ
ナ、8……底部ライナ、14……区画壁材、16
……曲線の弧、17……基円、Y−Y……垂直中
心線、20,20′……粉砕室。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 円筒状胴体内にライナを備えた円運動する振
    動ミルの粉砕筒であつて、粉砕筒の軸心に沿つ
    た垂直中心面を対称とした半円形の断面形状を
    有する2室の粉砕室に区画するための粉砕筒と
    等長の区画壁材を前記垂直中心面上に配設した
    ことを特徴とする振動ミルの粉砕筒構造。 2 前記粉砕筒のライナは少くとも基円に内接し
    た所要の弧長を有する複数の曲線の弧を連続し
    た断面形状を形成していることを特徴とする請
    求項第1項に記載の振動ミルの粉砕筒構造。 3 前記粉砕筒の頂部ライナと底部ライナとの間
    にて前記垂直中心面上に区画壁材を着脱自在に
    配設したことを特徴とする請求項第1項又は第
    2項に記載の振動ミルの粉砕筒構造。
JP1917589U 1989-02-21 1989-02-21 Expired - Lifetime JPH0536502Y2 (ja)

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JPH02112335U JPH02112335U (ja) 1990-09-07
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JP (1) JPH0536502Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010538810A (ja) * 2007-09-10 2010-12-16 プシェドシエビオルストゥー イノヴァシィーノ − ヴドロツェニオヴェ − タデウシュ、カプシア 粉砕媒体の二重強制運動を伴う粉砕機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010538810A (ja) * 2007-09-10 2010-12-16 プシェドシエビオルストゥー イノヴァシィーノ − ヴドロツェニオヴェ − タデウシュ、カプシア 粉砕媒体の二重強制運動を伴う粉砕機

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JPH02112335U (ja) 1990-09-07

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