JPH0536334U - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

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JPH0536334U
JPH0536334U JP8653791U JP8653791U JPH0536334U JP H0536334 U JPH0536334 U JP H0536334U JP 8653791 U JP8653791 U JP 8653791U JP 8653791 U JP8653791 U JP 8653791U JP H0536334 U JPH0536334 U JP H0536334U
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JP
Japan
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pressure
diaphragm
opening
transmission medium
sensor chip
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Application number
JP8653791U
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English (en)
Inventor
村上延正
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Eagle Industry Co Ltd
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Eagle Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力伝達媒体の封入作業を容易にすることに
よって、製造コストを低減させる。 【構成】 筒状をなすボディ2と、このボディ2内に配
設されるセンサチップ10と、このセンサチップ10の
受圧面側に封入される圧力伝達媒体16と、ボディ2の
開口部を閉塞するダイアフラム13とを具えた圧力セン
サであって、ダイアフラム13を薄肉平板状のダイアフ
ラム部14とこのダイアフラム部14の周縁部に一体に
形成されるリング状のシール部15とで構成し、シール
部15をボディ2の開口部に穿設した環状の溝8内に嵌
合させることにより、ボディ2の開口部を閉塞し、ボデ
ィ2内への圧力伝達媒体16の封入作業を容易にしたも
の。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は圧力センサに関し、特に、ダイアフラムに作用する圧力を圧力伝達 媒体を介してセンサチップに伝達させるようにした圧力センサに関するものであ る。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
一般に、この種の圧力センサは図3に示すように構成されている。 すなわち、この圧力センサ21は、筒状をなす金属製のボディ22と、このボ ディ22内に配設されるセンサチップ30と、ボディ22の開口部を閉塞して前 記センサチップ30の受圧面側に密閉された空所を形成する薄肉円板状の金属製 のダイアフラム33と、前記空所内に封入されるシリコンオイル等の圧力伝達媒 体36とを具えている。
【0003】 前記ボディ22の外周面は、ナット状の締付部23とこれに連続して形成され るねじ部24とにより2段に形成されているとともに、締付部23の内部には大 径空所25が、ねじ部24の内部には大径空所25よりも小径の中径空所26が それぞれ形成されていて、中径空所26と大径空所25との間は、連通孔27を 介して互いに連通している。また、ねじ部24の適宜の位置には、外面側から内 面側に貫通する圧力伝達媒体36を注入するための注入孔37が穿設されている 。
【0004】 前記中径空所26内には、円柱状のセラミック製のステム29が嵌合され、こ のステム29の上面には前記センサチップ30が配設され、さらに、このセンサ チップ30は、ステム29の上下面を貫通している棒状の導電性を有するピン3 1の一端にリード線32を介して接続され、ピン31の他端は増幅回路等を具え た図示しない回路部材に接続するようになっている。
【0005】 前記センサチップ30は、例えば、シリコン単結晶の中央部にエッジング等に より超薄肉状の起歪部を形成した上で、起歪部の表面にストレインゲージを拡散 し、このストレインゲージをアルミニウムを蒸着して形成した線によりブリッジ に接続して構成したもの等である。
【0006】 そして、上記のようにボディ22の中径空所26内にセンサチップ30を配設 した後に、ボディ22の開口部、すなわち、中径空所26の開口部に前記ダイア フラム33の周縁部を溶着させることで中径空所26の開口部を閉塞して、セン サチップ30の受圧面側に密閉された空所(中径空所26)を形成し、この空所 (中径空所26)内に、ねじ部24の注入孔37を介して圧力伝達媒体36を注 入し、その後に、注入孔37内に金属製のボール38を圧入して中径空所26内 に圧力伝達媒体36を封入することで、圧力センサ21が構成されるようになっ ている。
【0007】 そして、上記のように構成した圧力センサ21を用いて図示しない被測定体の 圧力を測定するには、まず、圧力センサ21のねじ部24を締付部23を介して 被測定体に螺合させ、被測定体の圧力媒体に圧力センサ21のダイアフラム33 を接触させる。
【0008】 そして、被測定体の圧力媒体の圧力がダイアフラム33に作用すると、その圧 力は中径空所26内の圧力伝達媒体36を介してセンサチップ30に伝達され、 このときの圧力の大きさに応じて、センサチップ30の起歪部上のストレインゲ ージがその抵抗値を変化させるとともに、この抵抗値の変化を、リード線32お よびピン31を介してピン31の他端に接続している図示しない増幅回路等を具 えた回路部材で増幅処理等して外部に取り出すことにより、被測定体の圧力を検 出できるようになっている。
【0009】 なお、39はねじ部24を被測定体に取り付ける際に、被測定体との間をシー ルするOリングである。
【0010】 しかしながら、上記のように構成される従来の圧力センサ21にあっては、ボ ディ22内に圧力伝達媒体36を封入する場合に、ボディ22の開口部にダイア フラム33の周縁部を溶着させて開口部を閉塞して、センサチップ30の受圧面 側に密閉された空所(中径空所26)を形成するダイアフラム33の溶着工程、 ダイアフラム33によって密閉された空所(中径空所26)内にボディ22の注 入孔37を介して圧力伝達媒体36を注入する注入工程、さらに、注入孔37内 にボール38を圧入して空所(中径空所26)内に圧力伝達媒体36を封入する ボール38の圧入工程と、複数の作業工程が必要となり、そのため、圧力伝達媒 体36の封入作業に非常に手間がかかり、製造コストが高くなってしまうという 問題点があった。
【0011】 この考案は前記のような従来のもののもつ問題点を解決したものであって、ボ ディ内に圧力伝達媒体を封入する作業を簡素化することによって、製造コストを 著しく低減させることができる圧力センサを提供することを目的とするものであ る。
【0012】
【問題点を解決するための手段】
上記のような問題点を解決するためにこの考案は、ボディと、このボディ内に 配設されるセンサチップと、ボディの開口部を閉塞して前記センサチップの受圧 面側に密閉された空所を形成するダイアフラムと、前記空所内に封入される圧力 伝達媒体とを具え、前記ダイアフラムに作用する圧力を前記圧力伝達媒体を介し て前記センサチップに伝達させるようになっている圧力センサであって、前記ダ イアフラムを、薄肉平板状のダイアフラム部とこのダイアフラム部の周縁部に一 体に形成されるリング状のシール部とで構成し、かつ、このシール部を前記ボデ ィの開口部に穿設した環状の溝内に嵌合させることにより、ボディの開口部を閉 塞するようにしたという手段を採用したものである。
【0013】
【作用】 この考案は前記のような手段を採用したことにより、ボディの開口部に形成し た溝内にダイアフラムのシール部を嵌合させるだけで、ボディの開口部を閉塞す ることができることになり、したがって、ボディ内にセンサチップを配設した後 に、センサチップの受圧面側に圧力伝達媒体を充填し、この後、ボディの溝内に ダイアフラムのシール部を嵌合させることでボディ内に圧力伝達媒体を封入する ことができることになり、圧力伝達媒体の封入作業が容易になることになる。
【0014】
【実施例】
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明する。 図1および図2にはこの考案による圧力センサの一実施例が示されていて、図 1は全体を示す概略図、図2は図1に示すもののA部の拡大図である。
【0015】 すなわち、この圧力センサ1は、筒状をなす金属製のボディ2と、このボディ 2内に配設されるセンサチップ10と、ボディ2の開口部を閉塞して前記センサ チップ10の受圧面側に密閉された空所を形成するゴム状弾性体製のダイアフラ ム13と、前記空所内に封入されるシリコンオイル等の圧力伝達媒体16とを具 えている。
【0016】 前記ボディ2の外周面には、ナット状の締付部3およびこれに連続してねじ部 4が形成されるとともに、締付部3の内部には大径空所5が、ねじ部4の内部に は大径空所5よりも小径の中径空所6がそれぞれ形成され、さらに、中径空所6 と大径空所5との間は連通孔7を介して互いに連通している。また、前記ねじ部 4の開口部周縁部には、全周に渡って断面が台形状の溝8が環状に形成されてい る。
【0017】 前記中径空所6内には、円柱状のセラミック製のステム9が嵌合され、このス テム9の上面には前記センサチップ10が配設され、さらに、このセンサチップ 10は、ステム9の上下面を貫通している棒状の導電性を有するピン11の一端 にリード線12を介して接続され、ピン11の他端は図示しない増幅回路等を具 えた回路部材に接続するようになっている。
【0018】 前記センサチップ10は、例えば、シリコン単結晶の中央部にエッジング等に より超薄肉状の起歪部を形成した上で、起歪部の表面にストレインゲージを拡散 し、このストレインゲージをアルミニウムを蒸着して形成した線によりブリッジ に接続して構成したもの等である。
【0019】 前記ダイアフラム13は、薄肉円板状のダイアフラム部14とこのダイアフラ ム部14の周縁部に一体に成形される断面が略円形状のリング状のシール部15 とから構成され、シール部15を前記ねじ部4の溝部8内に嵌合させることによ り、ねじ部4の開口部、すなわちボディ2の開口部を閉塞することができて、前 記センサチップ10の受圧面側に密閉された空所(中径空所6)を形成すること ができるようになっている。
【0020】 したがって、前記ダイアフラム13でボディ2の開口部を閉塞する前に、ボデ ィ2内に圧力伝達媒体16を充填しておき、その後にダイアフラム13のシール 部15をボディ2の開口部の溝8内に嵌合させることで、ボディ2内に圧力伝達 媒体16を容易に封入することができることになる。
【0021】 すなわち、例えば、図示しない圧力伝達媒体16を充填した槽内に、ダイアフ ラム13を装着していない状態の圧力センサ1を位置させ、センサチップ10が 配設されている中径空所6内に圧力伝達媒体16を浸入させ、この状態でボディ 2のねじ部4の溝8内にダイアフラム13のシール部15を嵌合させ、ねじ部4 の開口部を閉塞することにより、中径空所6内に圧力伝達媒体16を封入するこ とができることになる。
【0022】 したがって、前記従来のように、ダイアフラムをボディの開口部に溶着して、 密閉された空所(中径空所)を形成するダイアフラムの溶着工程、ボディの注入 孔から密閉された空所内に圧力伝達媒体を注入する注入工程、さらに、注入孔内 にボールを圧入して、空所内に圧力伝達媒体を封入するボールの圧入工程等、複 数の作業工程を必要としなくなり、圧力伝達媒体16を充填した槽内に圧力セン サ1を位置させた状態で、ボディ2の開口部の溝8内にダイアフラム13のシー ル部15を嵌合させれば足りるので、圧力伝達媒体16の封入作業を容易にする ことができることになる。
【0023】 そして、上記のように構成した圧力センサ1を用いて図示しない被測定体の圧 力を測定するにも、前記従来のものと同様に、まず、圧力センサ1のねじ部4を 締付部3を介して被測定体に螺合させ、被測定体の圧力媒体に圧力センサ1のダ イアフラム13を接触させる。
【0024】 そして、被測定体の圧力媒体の圧力がダイアフラム13に作用すると、その圧 力は中径空所6内の圧力伝達媒体16を介してセンサチップ10に伝達され、こ のときの圧力の大きさに応じて、センサチップ10の起歪部上のストレインゲー ジがその抵抗値を変化させるとともに、この抵抗値の変化を、リード線12およ びピン11を介してピン11の他端に接続している図示しない増幅回路等を具え た回路部材で増幅処理等して外部に取り出すことにより、被測定体の圧力を検出 できることになる。
【0025】 なお、19はねじ部4を被測定体に取り付ける際に、被測定体との間をシール するOリングである。
【0026】 上記のようにこの実施例に示す圧力センサ1にあっては、ボディ2内に圧力伝 達媒体16を封入する場合に、ダアイフラムの溶着作業、注入孔から圧力伝達媒 体を注入する注入作業、注入孔内にボールを圧入する圧入作業等、複数の作業を 必要とすることがなく、圧力伝達媒体を充填した後にボディ2の溝8内にダイア アフラム13のシール部15を嵌合させれば足りるので、封入作業を著しく簡素 化することができることになり、したがって、製造コストを著しく低減させるこ とができることになる。
【0027】
【考案の効果】
この考案は前記のように構成して、ダイアフラムを薄肉平板状のダイアフラム 部とこのダイアフラム部の周縁部に一体に形成されるリング状のシール部とで構 成して、このリング状のシール部をボディの開口部に形成した環状の溝内に嵌合 させることで、ボディの開口部を閉塞するようにしたことにより、センサチップ の受圧面側に圧力伝達媒体を封入するには、センサチップの受圧面側に圧力伝達 媒体を充填した後に、ボディの開口部の溝内にダイアフラムのシール部を嵌合さ せるだけで足りることになり、したがって、圧力伝達媒体のボディ内への封入作 業を著しく容易にすることができ、これにより、製造コストを著しく低減させる ことができることになる等の優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による圧力センサの全体を示した概略
図である。
【図2】図1に示すもののA部の拡大図である。
【図3】従来の圧力センサの全体を示した概略図であ
る。
【符号の説明】 1、21……圧力センサ 2、22……ボディ 3、23……締付部 4、24……ねじ部 5、25……大径空所 6、26……中径空所 7、27……連通孔 8……溝部 9、29……ステム 10、30……センサチップ 11、31……ピン 12、32……リード線 13、33……ダイアフラム 14……ダイアフラム部 15……シール部 16、36……圧力伝達媒体 19、39……Oリング 37……注入孔 38……ボール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディと、該ボディ内に配設されるセン
    サチップと、ボディの開口部を閉塞して前記センサチッ
    プの受圧面側に密閉された空所を形成するダイアフラム
    と、前記空所内に封入される圧力伝達媒体とを具え、前
    記ダイアフラムに作用する圧力を前記圧力伝達媒体を介
    して前記センサチップに伝達させるようになっている圧
    力センサであって、前記ダイアフラムを、薄肉平板状の
    ダイアフラム部とこのダイアフラム部の周縁部に一体に
    形成されるリング状のシール部とで構成し、かつ、該シ
    ール部を前記ボディの開口部に穿設した環状の溝内に嵌
    合させることにより、ボディの開口部を閉塞するように
    したことを特徴とする圧力センサ。
JP8653791U 1991-10-23 1991-10-23 圧力センサ Pending JPH0536334U (ja)

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JP8653791U JPH0536334U (ja) 1991-10-23 1991-10-23 圧力センサ

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JP8653791U JPH0536334U (ja) 1991-10-23 1991-10-23 圧力センサ

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ID=13889753

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JP8653791U Pending JPH0536334U (ja) 1991-10-23 1991-10-23 圧力センサ

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JP (1) JPH0536334U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017083180A (ja) * 2015-10-22 2017-05-18 日本電産トーソク株式会社 油圧スイッチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017083180A (ja) * 2015-10-22 2017-05-18 日本電産トーソク株式会社 油圧スイッチ

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