JPH0536323Y2 - - Google Patents

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JPH0536323Y2
JPH0536323Y2 JP18481887U JP18481887U JPH0536323Y2 JP H0536323 Y2 JPH0536323 Y2 JP H0536323Y2 JP 18481887 U JP18481887 U JP 18481887U JP 18481887 U JP18481887 U JP 18481887U JP H0536323 Y2 JPH0536323 Y2 JP H0536323Y2
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exhaust
pressure accumulation
port
fumarole
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ハウス栽培等の農耕地や果樹園等に
おいて、農作物や樹木の根が空気、水分、養分等
を吸込みやすくするために、根のまわりの土中に
圧縮空気を噴射させて亀裂による空隙を形成する
噴気式深耕機に関するものである。
(従来技術) 従来、蓄圧タンク内に所定量の圧縮空気を蓄圧
し、レバー操作によつて蓄圧タンク内の圧縮空気
を噴気管の先端噴気口から土中に噴射するように
構成した噴気式深耕機(たとえば実公昭55−
38328号公報)が知られている。しかし、従来の
深耕機は、弁の開閉機構ならびに全体的構造が非
常に複雑であり、コストが高くつく。また、故障
が生じやすく、長期間の使用に伴つて弁と弁シー
ト部の摩耗により空気漏れが生じて蓄圧力が低下
するおそれがある。しかも、弁を人力で開くた
め、弁を瞬時に開くことは困難で、弁の開閉動作
が緩慢になりやすく、これに伴つて噴射初期に直
ぐに圧力降下が生じ、噴射口からの圧縮空気の噴
射力が弱く、圧縮空気を広範囲に噴射することは
できず、亀裂による空隙の形成範囲が狭いという
問題があつた。
(考案の目的) 本考案は、このような問題を解消するためにな
されたものであり、構造が簡単で、容易に製作で
き、大幅なコストダウンを図ることができ、か
つ、長期間使用しても故障が少なく、弁を常に正
確に瞬時に開閉でき、空気漏れが少なく、蓄圧力
を高め、圧縮空気を土中に爆発的に広範囲に噴射
でき、亀裂による空隙の形成範囲を拡大して深耕
効果を高めることができる噴気式深耕機を提供す
るものである。
(考案の構成) 本考案は、上部にハンドルが連設された蓄圧タ
ンクの下部に、先端が尖鋭で先端付近に噴気口を
有する噴気管が突設され、この蓄圧タンクに、圧
縮空気源に接続される給気口と、大気に解放され
た抜気口と、中間通路と、切替弁と、急速排気弁
とが設けられ、切替弁は中間通路を給気口に連通
させる蓄圧位置と、中間通路を抜気口に連通させ
る排気位置とに切替自在で、ばねにより蓄圧位置
に付勢され、その操作部が蓄圧タンクの外部に設
けられ、一方、急速排気弁はその入口ポートが中
間通路に連通され、出口ポートが蓄圧タンク内に
開口され、急速排気ポートが噴気管に連通され、
上記切替弁が蓄圧位置の時に急速排気ポートを閉
じた状態で中間通路に導かれた圧縮空気を入口ポ
ートから出口ポートを経て蓄圧タンク内に導き、
切替弁が排気位置の時に入口ポートを閉じた状態
で蓄圧タンク内に蓄圧されていた圧縮空気を出口
ポートから急速排気ポートを経て噴気管側に急速
排気するように構成されていることを特徴とする
ものである。
この構成により、平常時は切替弁が蓄圧位置に
あつて、急速排気弁の急速排気ポートが閉じられ
た状態で、空気漏れが生じることなく、蓄圧タン
ク内に圧縮空気が所定圧力まで適正に蓄圧され、
しかも、噴射時には、切替弁の操作部を押し込ん
で切替弁を排気位置に切替えるだけで、中間通路
の圧力が抜気口を経て大気に解放されると同時
に、蓄圧タンク内に蓄圧されていた圧縮空気が噴
気管の先端噴気口を経て土中に爆発的に噴射さ
れ、亀裂による空隙が広範囲に形成される。
(実施例) 第1図乃至第3図において、1は蓄圧タンク、
2はハンドル、3は噴気管、4は噴気管差込み用
足掛け部材、5は土砂等の跳ね上がり防止ストツ
パである。
蓄圧タンク1は第4図に示すように円筒状のタ
ンク本体11と、上端部材12と、下端部材13
とを複数本のタイボルト14と締付けナツト15
により連結して構成され、上端部材12に平面W
状のハンドル2が連設され、そのグリツプ20が
蓄圧タンク1の径方向両側に対称に配置されてい
る。また、上端部材12には給気口21、抜気口
22、中間通路23と、切替弁6とが設けられて
おり、その給気口21にはホース24を介してエ
アコンプレツサ等の圧縮空気源(図示省略)が接
続される。抜気口22には消音器25が連設され
ている。26はプラグである。上端部材12の上
面には蓄圧タンク1内の蓄圧力を表示する圧力計
27(第3図参照)が設けられている。
切替弁6は、上端部材12に軸方向に摺動自在
に支持されたスプール61を有し、このスプール
61の軸方向の摺動によつて中間通路23を給気
口21に連通させる蓄圧位置(第4図参照)と、
中間通路23を抜気口22に連通させる排気位置
(第5図参照)とに切替自在で、ばね62により
蓄圧位置に付勢され、その蓄圧位置でスプール6
1の一端が上端部材12の中央部上方に突出さ
れ、その先端に操作釦63が連設されている。
一方、蓄圧タンク1の下端部材13には上下方
向に貫通する排気通路28が設けられている。そ
して、蓄圧タンク1内で、上記中間通路23と排
気通路28との間に急速排気弁7が設けられてい
る。急速排気弁7は入口ポート71と、出口ポー
ト72と、急速排気ポート73とを備えた弁本体
内の弁室74に弁体75を昇降自在に内蔵してな
るもので、その入口ポート71がホース77によ
り中間通路23に接続され、出口ポート72が蓄
圧タンク1内に連通され、急速排気ポート73が
連結管78により排気通路28に接続されてい
る。上記弁体75はゴムまたは軟質合成樹脂によ
り形成されてその外周面に柔軟性を有するシール
片76が連設されている。
噴気管3は先端付近に噴気口31を有し、か
つ、先端に尖鋭部材32が設けられ、上端に鍔付
きスリーブ33が固着され、このスリーブ33と
噴気管取付けナツト34により、噴気管3が上記
排気通路28に連通した状態で蓄圧タンク1の下
端部材13に取付けられている。
足掛け部材4は噴気管取付けナツト34の外側
に径方向に突出するように嵌合されて締付けボル
ト41により固定されている。また、ストツパ5
は噴気管3の付根部に外嵌され、噴気管取付穴け
ナツト34の下面に押え板51と複数個の取付け
ボルト52により取付けられている。
次に、上記のように構成した噴気式深耕機の使
用方法について説明する。
まず、給気口21にホース24を介してエアコ
ンプレツサ等の圧縮空気源を接続する。ここで、
平常時は第4図に示すように切替弁6のスプール
61がばね6により押し上げられて蓄圧位置にあ
り、このため、上記給気口21に供給された圧縮
空気が第4図矢印に示すように切替弁6から中間
通路23、ホース77を経て急速排気弁7の入口
ポート71に導かれ、弁室74に流入する。これ
に伴つて弁体75が押し下げられ、急速排気ポー
ト73が閉鎖された状態で、上記圧縮空気が弁体
75まわりのシール片76を押し下げつつ出口ポ
ート72に導かれ、蓄圧タンク1内に蓄圧され
る。
次に、ハンドル2を持つて噴気管3を土中に差
込む。このときハンドル2を平面W状に形成し、
蓄圧タンク1の上面でそのグリツプ20をタンク
径方向の両側に対称に配置してあるので、作業者
の差込み力が噴気管3にバランスよく伝達され、
噴気管3が土中に所望の角度(たとえば鉛直)に
正確に差込むことができる。なお、土壌が堅い場
合は、深耕機全体を上げ下げして噴気管3を土中
に打込むようにし、さらに堅い場合は、足掛け部
材4に足を掛け、作業者の体重を利用して噴気管
3を土中に差込むようにすればよい。
こうして噴気管3を土中に所定の深さまで差込
んだ後、操作釦63を叩くようにして押し下げる
ことにより、切替弁6のスプール61を第5図に
示す排気位置に切替える。こうすれば、中間通路
23が抜気口22に連通され、この中間通路23
に連通する急速排気弁7の入口ポート71が大気
に解放され、これと同時に蓄圧タンク1内に蓄圧
されていた圧縮空気によつて弁体75が押し上げ
られ、入口ポート71が閉じられるとともに、急
速排気ポート73が開かれ、蓄圧タンク1内の圧
縮空気が一気に急速排気ポート73を経て噴気管
3に導かれ、噴気管3の先端噴気口31から土中
に爆発的に噴射される。そして、この圧縮空気の
噴射による衝撃で、土中に亀裂が生じて多数の空
隙が形成される。
この場合、急速排気弁7は外部から人力で作動
させるのではなく、入口ポート71と出口ポート
73の圧力差によつて作動するものであり、切替
弁6の操作釦63を押し込むだけの簡単な操作
で、スプール61が排気位置に切替えられ、中間
通路23が抜気口22に連通されると同時に、蓄
圧タンク1内の圧縮空気が噴気口31から土中に
直ちに爆発的に噴射される。しかも、その噴射時
にはタンク1内の圧縮空気がタンク上端の抜気口
22から大気に漏洩することはなく、速やかに噴
気口31から土中に噴射されるので、噴射初期に
圧力降下が生じることはなく、高圧で噴射され
る。これにより圧縮空気を土中に広範囲に噴射で
き、亀裂による空隙を広範囲に形成でき、農作物
や樹木の根の空気や養分の吸収効率を大幅に向上
できることになる。
また、上記圧縮空気の噴射時において、圧縮空
気が噴気管3に沿つて地表側に噴射されても、ス
トツパ5の存在により、その圧縮空気もしくは地
表の土砂等が作業者側に飛散することが防止され
る。従つて、地表近くあるいは柔かい土壌に噴射
する場合であつても安全に使用できる。
なお、上記圧縮空気の噴射後は、操作釦63か
ら手を離し、その押込み力を解除することによ
り、切替弁6のスプール61がばね62により自
動的に蓄圧位置に復帰され、以下、上記と同様の
作用により蓄圧タンク1に対する圧縮空気の蓄圧
が再開され、上記と同様の操作により圧縮空気の
土中への噴射が行われる。
(考案の効果) 以上のように本考案は、切替弁と急速排気弁と
を用い、切替弁の切替えにより急速排気弁の入口
ポートと出口ポートとの間に圧力差を生じさせて
急速排気弁を自動的に開閉し、圧縮空気の蓄圧タ
ンクへの蓄圧と土中への噴射とを行うようにして
いるので、従来のように排気通路の弁を人力で開
閉する構造のものに比べて、弁の開閉機構ならび
に全体構造が簡単であり、容易に製作でき、大幅
なコストダウンを図ることができる。しかも、長
期間使用しても故障が少なく、弁を常に正確に瞬
時に開閉でき、空気漏れが少なく、効率よく蓄圧
でき、蓄圧力を高めることができる。また、切替
弁を排気位置に切替えれば、急速排気弁の弁体が
瞬時に排気位置に切替えられ、蓄圧タンク内の圧
縮空気を土中に爆発的に広範囲に噴射でき、亀裂
による空隙の形成範囲を拡大でき、農作物や樹木
の根の空気や養分の吸収効率を大幅に向上できる
等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す外観正面図、第
2図は同外観側面図、第3図は同外観平面図、第
4図は蓄圧状態を示す第2図−線断面図、第
5図は噴射状態を示す第4図相当図である。 1……蓄圧タンク、2……ハンドル、3……噴
気管、6……切替弁、7……急速排気弁、21…
…給気口、22……抜気口、23……中間通路、
31……噴気口、61……スプール、62……ば
ね、63……操作釦、71……入口ポート、72
……出口ポート、73……急速排気ポート、75
……弁体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部にハンドルが連設された蓄圧タンクの下部
    に、先端が尖鋭で先端付近に噴気口を有する噴気
    管が突設され、この蓄圧タンクに、圧縮空気源に
    接続される給気口と、大気に解放された抜気口
    と、中間通路と、切替弁と、急速排気弁とが設け
    られ、切替弁は中間通路を給気口に連通させる蓄
    圧位置と、中間通路を抜気口に連通させる排気位
    置とに切替自在で、ばねにより蓄圧位置に付勢さ
    れ、その操作部が蓄圧タンクの外部に設けられ、
    一方、急速排気弁はその入口ポートが中間通路に
    連通され、出口ポートが蓄圧タンク内に開口さ
    れ、急速排気ポートが噴気管に連通され、上記切
    替弁が蓄圧位置の時に急速排気ポートを閉じた状
    態で中間通路に導かれた圧縮空気を入口ポートか
    ら出口ポートを経て蓄圧タンク内に導き、切替弁
    が排気位置の時に入口ポートを閉じた状態で蓄圧
    タンク内に蓄圧されていた圧縮空気を出口ポート
    から急速排気ポートを経て噴気管側に急速排気す
    るように構成されていることを特徴とする噴気式
    深耕機。
JP18481887U 1987-12-02 1987-12-02 Expired - Lifetime JPH0536323Y2 (ja)

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