JPH0536311A - フラツトケーブル - Google Patents

フラツトケーブル

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Publication number
JPH0536311A
JPH0536311A JP21312291A JP21312291A JPH0536311A JP H0536311 A JPH0536311 A JP H0536311A JP 21312291 A JP21312291 A JP 21312291A JP 21312291 A JP21312291 A JP 21312291A JP H0536311 A JPH0536311 A JP H0536311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat cable
cable
conductors
flat
sliding material
Prior art date
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Pending
Application number
JP21312291A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Ueno
靜一 上野
Yasuhiko Mukai
康彦 向井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Publication of JPH0536311A publication Critical patent/JPH0536311A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 往復回転または直線運動する部品へ給電しま
たは信号を伝達するのに用いられるフラットケーブルを
滑りをよくする状態で容易に製造することができ、また
屈曲性を低下したり、格納時の体積を増加することがな
い。 【構成】 フラットケーブル10は、幅方向に間隔をあ
けて配置された複数の帯状導体12とこれらの複数の帯
状導体12を挟むように設けられた上下の絶縁フィルム
14、14’とを有するケーブル本体16から成ってい
る。このケーブル本体16の両端縁に露呈するように絶
縁フィルム14、14’に挟み込んで接着された潤滑性
摺動材18を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、複写機、各種
OA機器用プリンタ、ファクシミリ、回転コネクタの如
く往復回転または直線運動する部品へ給電しまたは信号
を伝達するのに用いられるフラットケーブルの改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】このように、往復回転または直線運動す
る部品へ給電しまたは信号を伝達するフラットケーブル
は、幅方向に間隔をあけて配置された複数の導体と、こ
れらの複数の導体を挟むように設けられた上下の絶縁フ
ィルムとを有するケーブル本体から成っている。この種
のフラットケーブルは、折返し往復直線運動したり渦巻
状に巻いて往復回転運動したりする場合、機器内でもつ
れたり、絡まないようにするため、機器のケース内また
はその案内溝内に収納されている。
【0003】また、ケースや案内溝がフラットケーブル
と接触する部分にはポリテトラフルオロエチレン(商標
名テフロン)または高密度ポリエチレン等の滑りのよい
材料を用いて形成し、フラットケーブルが円滑に摺動す
ることができるようにし、合わせて摩擦音、打音等の騒
音の発生を防止している。尚、その外に、フラットケー
ブル側で滑りをよくし、且つフラットケーブルの端縁の
薄い絶縁フィルムがフラットケーブルの運動中摩耗した
り変形したりすることがないようにする手段も講じら
れ、このような手段は、例えば特開平1−95476号
に開示されているように、フラットケーブルの両縁に形
成されてケース内での摺動摩擦を少なくする大きな湾曲
部から成り、または実開平2−44283号公報に記載
されているように、フラットケーブルの両縁に形成され
た丸みから成っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ケース側に滑
りのよい手段を講ずるためには、ケースの接触面にシー
ト状またはフィルム状の潤滑性部材を貼りつけなければ
ならないので、機器の組立が面倒となる欠点がある。
【0005】また、フラットケーブル側に滑りのよい手
段を講ずるためには、フラットケーブルの縁を丸く加工
したり、曲げたり、縁に滑りのよい材料を貼りつけなけ
ればならないので、工数が増加する欠点がある。また、
フレットケーブルに曲げ等の加工を施すために特殊な技
術を必要とする上にフラットケーブルの屈曲性が低下
し、更にフラットケーブルを積み重ねて格納する際に、
縁の丸みの分だけ積み重ね時に体積が大きくなって格納
運搬に不利となる欠点があった。一方、滑りのよい材料
を貼りつけるためには、使用環境に耐えることができる
特殊な接着剤を必要とし高価となる欠点があった。
【0006】本発明の目的は、上記の欠点を回避し、工
数を増加することがなく、また屈曲性を低下したり格納
に支障を生ずることがないフラットケーブルを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの課題解決
手段は、幅方向に間隔をあけて配置された複数の導体と
これらの複数の導体を挟むように設けられた上下の絶縁
フィルムとを有するケーブル本体から成るフラットケー
ブルにおいて、ケーブル本体の少なくとも一側縁に長手
方向に連続的にまたは断続的に延びて露呈するように絶
縁フィルムに挟み込んで接着された潤滑性摺動材を備え
たことを特徴とするフラットケーブルを提供することに
ある。
【0008】本発明の他の課題解決手段は、上記フラッ
トケーブルであって、潤滑性摺動材は前記導体とほぼ同
じ厚さを有ことを特徴とするフラットケーブルを提供す
ることにある。
【0009】
【作用】このように、ケーブル本体の少なくとも一側縁
に長手方向に連続的にまたは断続的に延びて露呈する潤
滑性摺動材を有すると、ケース側に面倒な手段を施すこ
となく、フラットケーブルの滑りを良好にすることがで
き、また縁に丸みを付したり曲げを与えたりする必要が
ないので、製造が容易である上に屈曲性を損なうことが
なく、特殊な接着剤を必要としない。尚、ケーブル本体
の縁は、潤滑性摺動材によって補強されるので縁が変形
することがなく、平坦で安定した品質のフラットケーブ
ルが得られる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細にのべ
ると、図1は本発明に係るフラットケーブル10を示
し、このフラットケーブル10は、幅方向に間隔をあけ
て配置された複数の帯状導体12と、これらの複数の帯
状導体12を挟むように設けられて相互に接着された上
下の絶縁フィルム14、14’とを有するケーブル本体
16から成っている。
【0011】本考案のフラットケーブル10は、ケーブ
ル本体16の少なくとも一側縁に長手方向に連続的にま
たは断続的に延びて露呈するように上下の絶縁フィルム
14、14’に挟み込んで接着された潤滑性摺動材18
を備えている。この潤滑性摺動材18は、例えばポリテ
トラフルオロエチレン(PTFE)、高密度ポリエチレ
ン、ナイロン等の摩擦抵抗が少ない樹脂を帯状導体12
と同様に扁平な帯状または糸状に成形したものから成っ
ている。特に、この潤滑性摺動材18は、帯状導体12
とほぼ同じ厚みを有すると、フラットケーブル10全体
が同じ厚みで形成されるので有利である。
【0012】図2及び図3は本発明のフラットケーブル
10を製造する装置を示し、図示の実施例では、6組の
フラットケーブル10を製造する装置が示されている。
各組毎に3つの帯状導体12は、相互に間隔をあけて導
体供給ロール22から供給され、また潤滑性摺動材18
は、各組の帯状導体12の間と外側の組の帯状導体12
の外側とに摺動材供給ロール28から供給される。上下
の絶縁フィルム14、14’は、フィルム供給ロール2
4、24’から帯状導体12と潤滑性摺動材18とを挟
むようにそれぞれ供給される。
【0013】このようにして帯状導体12、潤滑性摺動
材18及び絶縁フィルム14、14’は、上下の加圧加
熱ローラ30、30’に供給され、この加圧加熱ローラ
30、30’は、絶縁フィルム14、14’の間に帯状
導体12及び潤滑性摺動材18を挟んで接着される。絶
縁フィルム84、14’は、予め、その接着面にポリエ
ステルまたはポリ塩化ビニル等の接着剤が塗布されてお
り、従って加圧加熱ローラ30、30’によって帯状導
体12及び潤滑性摺動材18に確実に接着され、また相
互に確実に接着される。
【0014】このようにして複数組の帯状導体12及び
各組の間及び外側に配置された潤滑性摺動材18と絶縁
フィルム14、14’との組合わせは、スリッター32
によって各組毎に切り分けられて、図1に示すフラット
ケーブル10が製造される。スリッター32は、各組の
間の潤滑性摺動材18と外側の潤滑性摺動材18に相応
する位置に配置されているので、図1に示すように、各
フラットケーブル10の両端縁は、潤滑性摺動材18の
中間で切り分けられた状態の切り口が露呈している。
【0015】各フラットケーブル10は、相応する巻取
りロール34に巻取られ、また外側の潤滑性摺動材18
がスリッター32で切り揃えられて生ずる余分の絶縁フ
ィルム14、14’と潤滑性摺動材18との屑36は、
屑巻取りロール38に巻取られる。
【0016】尚、上記実施例では、潤滑性摺動材18
は、ケーブル本体16の両端縁に設けられているが、一
側縁にのみ設けてもよく、また長手方向に連続していな
いで断続的に延びていてもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、ケーブ
ル本体の少なくとも一側縁に長手方向に連続的にまたは
断続的に延びて露呈する潤滑性摺動材を有するので、ケ
ース側に面倒な手段を施すことなく、フラットケーブル
の滑りを良好にすることができ、また従来技術のように
縁に丸みを付したり曲げを与えたりする必要がないの
で、屈曲性を損なうことがない上に特殊な接着剤を必要
としなく、またケーブル本体の縁は、潤滑性摺動材によ
って補強されるので縁が変形することがなく、平坦で安
定した品質のフラットケーブルを容易に得ることができ
る。更に、ケーブル本体の両端縁は丸みを付していない
ので格納時に積み重ねても体積が大きくなることがな
く、格納容積が少なくて済む実益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフラットケーブルの一実施例の一
部を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るフラットケーブルの製造装置の上
面図である。
【図3】本発明に係るフラットケーブルの製造装置の側
面図である。
【符号の説明】
10 フラットケーブル 12 帯状導体 14 絶縁フィルム 14’ 絶縁フィルム 16 ケーブル本体 18 潤滑性摺動材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 幅方向に間隔をあけて配置された複数の
    導体と前記複数の導体を挟むように設けられた上下の絶
    縁フィルムとを有するケーブル本体から成るフラットケ
    ーブルにおいて、前記ケーブル本体の少なくとも一側縁
    に長手方向に連続的にまたは断続的に延びて露呈するよ
    うに前記絶縁フィルムに挟み込んで接着された潤滑性摺
    動材を備えたことを特徴とするフラットケーブル。
JP21312291A 1991-07-31 1991-07-31 フラツトケーブル Pending JPH0536311A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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