JPH0536155U - セラミツク製チエーンのピン抜止構造 - Google Patents

セラミツク製チエーンのピン抜止構造

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JPH0536155U
JPH0536155U JP9360291U JP9360291U JPH0536155U JP H0536155 U JPH0536155 U JP H0536155U JP 9360291 U JP9360291 U JP 9360291U JP 9360291 U JP9360291 U JP 9360291U JP H0536155 U JPH0536155 U JP H0536155U
Authority
JP
Japan
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pin
link plate
hole
pin hole
flange
Prior art date
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Pending
Application number
JP9360291U
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English (en)
Inventor
貴司 中川
健之 鈴木
勉 石見
智之 佐治
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Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
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Publication date
Application filed by Tsubakimoto Chain Co filed Critical Tsubakimoto Chain Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セラミック製チェーンの、弾性を利用しない
ピンの抜止構造を提供すること。 【構成】 内リンクプレートのピン孔と外リンクプレー
トのピン孔とを貫通するピンによって前記内リンクプレ
ートと前記外リンクプレートとが連結されたセラミック
製チェーンにおいて、前記ピンは一端から他端に向けて
非真円形状の鍔と細径部と段部とを順に具え、前記内リ
ンクプレートのピン孔は前記段部に係合する非真円形状
に形成され、前記外リンクプレートのピン孔は前記ピン
との係合状態の内リンクプレートに対し前記外リンクプ
レートを交差状態にしたとき前記鍔の貫通を許容すると
ともに直線状態にしたとき前記細径部に係合し且つ前記
鍔の通過を許さない非真円形状に形成された構造になっ
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、セラミック製チェーンの、弾性を利用しないピンの抜止構造に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来、セラミック製チェーンコンベヤのピンの抜止構造として、実開昭63− 24417号公報に記載の構造がある。 この公報に記載された抜止構造は、図10、図11に示すように、チェーンコ ンベヤ20のリンクプレート21を貫通したピン23の端部に形成された孔24 にセラミック製或いは耐熱鋼製からなる割りピン25を差込んだ構造になってい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような抜止構造は、弾性変形を利用して割りピンを孔に差込む ため、外部から力が加わると割りピンが外れチェーンのピンが抜け出る恐れがあ るという問題点を有している。 又、割りピンがセラミック製の場合は、割りピンの肉厚を薄くして弾性を持た せなければならず、割りピンが折損する恐れがあるという問題点を有している。 さらに、割りピンが耐熱鋼製の場合は、セラミック製の割りピンと比較して耐 熱性、耐食性に乏しく、セラミック製の割りピンを使用したチェーンと同じ程度 の高温の場所で使用することができないという問題点を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、内リンクプレートのピン孔と外リンクプレートのピン孔とを貫通す るピンによって前記内リンクプレートと前記外リンクプレートとが連結されたセ ラミック製チェーンにおいて、前記ピンは一端から他端に向けて非真円形状の鍔 と細径部と段部とを順に具え、前記内リンクプレートのピン孔は前記段部に係合 する非真円形状に形成され、前記外リンクプレートのピン孔は前記ピンとの係合 状態の内リンクプレートに対し前記外リンクプレートを交差状態にしたとき前記 鍔の貫通を許容するとともに直線状態にしたとき前記細径部に係合し且つ前記鍔 の貫通を許さない非真円形状に形成されている構成により、前記の課題を解決し たものである。
【0005】
【作用】
チェーンの組立は次の順序によって行なわれる。 内リンクプレートと外リンクプレートとを互いに交差させて重ね合わせ、各ピ ン孔を一致させた状態でピンを挿入する。 内リンクプレートのピン孔は、段部に係合し、ピンを回転止めするとともに、 内リンクプレート自身がピンの他端の方へ移動しないように規制する。 次に、内リンクプレートに対し外リンクプレートを直線状態に回動させ、外リ ンクプレートのピン孔と鍔とを重ねるとともに、細径部に外リンクプレートのピ ン孔を係合させる。 これによって、段部と鍔との間に内リンクプレートと外リンクプレートとが挟 まれた状態になり、チェーンの組立が完了し、ピンは抜止めされる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 チェーン30(図2参照)は、ピン31によってローラリンクプレート(内リ ンクプレート)32とピンリンクプレート(外リンクプレート)33とが連結さ れた構造になっている。ピン31にはローラ34が遊嵌している。
【0007】 ピン31の両端と各リンクプレート32,33,32,33との間に、ピン3 1の抜けを防止するピン抜止構造40,40が設けられている。 ピン31(図1参照)の両端(片方の端部は図示省略)には、一対の段部41 ,41と、細径部42と、長円状(小判状)の鍔43とが夫々形成されている。 一対の段部41,41、細径部42、鍔43は、丸軸状のピンの端部の外周に 溝を形成した後、ピンの長手方向に沿って両側をカットすることによって形成さ れる。
【0008】 ローラリンクプレート32(図8参照)のピン孔35は、ピン31の鍔43が 貫通する孔であり、ピン31の段部41,41に係合する係合面44,44を有 し、小判状の長孔に形成されている。この係合面44はローラリンクプレート3 2の長手方向と交差する方向に形成されている。 段部41と係合面44の係合によって、ピン31の回転が阻止されるとともに 、ピン31の他端の方へのローラリンクプレート32自身の移動が規制される。
【0009】 ピンリンクプレート33(図7参照)のピン孔36も、ピン31の鍔43が貫 通する孔であり、小判状の長孔に形成されている。 ピン孔36は、互いに平行な2つの平坦面45,45と、半径の異なる2つの 円弧面46,47とで構成されている。2つの平坦面45,45はピンリンクプ レート33の長手方向と平行に形成されている。 ピンリンクプレート33の端部に近い側の円弧面46の曲率半径は細径部42 の半径と略々同一である。また、ピンリンクプレート33の中間部に近い側の円 弧面47の曲率半径は、鍔43の円弧部分の半径と略々同一である。
【0010】 以上のピン31、ローラリンクプレート32、ピンリンクプレート33、ロー ラ34はセラミック製である。
【0011】 チェーン30の組立は次の順序によって行なわれる。 ローラリンクプレート32(図9参照)とピンリンクプレート33とを互いに 略々直角にして重ね合わせ、各ピン孔35,36を一致させた状態でピン31を 挿入する。 ピン孔35は段部41,41に係合し、ピン孔36は細径部42に対向する。 次に、ピンリンクプレート33を図9において矢印A方向に引いて、円弧面4 6を細径部42に当接させた状態で、図1、図9中矢印Bで示す方向に回動させ る。この間、ピン31は、段部41とピン孔35の係合面44との係合によって 回転止めされている。
【0012】 ローラリンクプレート32とピンリンクプレート33とが直線状態になると、 ピン孔36と鍔43とが交差した、鍔43の貫通が許されない状態になる。 これによって、一対の段部41,41と鍔43との間にローラリンクプレート 32とピンリンクプレート33とが挟まれた状態になり、ピン31は抜止めされ る。 その後、ピン31にローラ34を挿入し、ピン31の他端にローラリンクプレ ート32とピンリンクプレート33とを同様にして組込み、チェーン30の組立 が完了する。
【0013】 ローラリンクプレート32とピンリンクプレート33に組込まれたピン31は 、ローラリンクプレート32とピンリンクプレート33を図9の実線で示すよう に互いに略々直角にし、鍔43とピン孔36とを一致させない限り抜くことがで きない。しかしながら、循環移動中のチェーン40は、図9の実線で示す程、ロ ーラリンクプレート32とピンリンクプレート33とが互いに屈曲するようなこ とはあり得ないため、ピン31がチェーン40から抜け出るようなことはない。
【0014】 なお、鍔43とピンリンクプレート33の孔36の形状は、長円形になってい るが、楕円、多角形等であってもよい。ただし、ローラリンクプレート32とピ ンリンクプレート33が互いに略々直線状態になったとき、ピンリンクプレート のピン孔が鍔の貫通を許さないような形状に形成されていなければならないこと は当然である。
【0015】 又、以上のピン抜止構造は、ローラリンクプレートとピンリンクプレートを有 する典型的なチェーンに適用した場合について説明したが、本考案は、このよう なチェーンのみならず、従来例に示したようなチェーンコンベヤにも当然適用す ることができる。
【0016】
【考案の効果】
本考案のピン抜止構造は、以上のような構成であるから、次の効果を奏する。 (1) 弾性を利用しないでピンの抜けを阻止するため、ピンの抜け防止が確実で ある。 (2) 従来のように肉厚を薄くして弾性を持たせる部品を必要とせず、折損が生 じるような部品をなくすことができる。 (3) すべてをセラミック製にすることができ、耐熱性、耐食性に優れ、チェー ンを高温の場所で使用することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のピン抜止構造を具えた、ピンと、ロー
ラリンクプレートと、ピンリンクプレートの斜視図であ
る。
【図2】本考案のピン抜止構造を具えたチェーンの平面
図であり、一部分断面で表わした図である。
【図3】図2中3−3矢視断面図である。
【図4】ピンの平面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】図4の平面図である。
【図7】ピンリンクプレートの平面図である。
【図8】ローラリンクプレートの平面図である。
【図9】チェーンの組立順序を説明する図である。
【図10】従来のピン抜止構造を具えたセラミック製チ
ェーンコンベヤの平面図である。
【図11】図10中11−11矢視断面図である。
【符号の説明】
30 チェーン 31 ピン 32 ローラリンクプレート(内リンクプレート) 33 ピンリンクプレート(外リンクプレート) 35 ローラリンクプレート(内リンクプレート)のピ
ン孔 36 ピンリンクプレート(外リンクプレート)のピン
孔 40 ピン抜止構造 41 段部 42 細径部 43 鍔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐治 智之 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内リンクプレートのピン孔と外リンクプ
    レートのピン孔とを貫通するピンによって前記内リンク
    プレートと前記外リンクプレートとが連結されたセラミ
    ック製チェーンにおいて、前記ピンは一端から他端に向
    けて非真円形状の鍔と細径部と段部とを順に具え、前記
    内リンクプレートのピン孔は前記段部に係合する非真円
    形状に形成され、前記外リンクプレートのピン孔は前記
    ピンとの係合状態の内リンクプレートに対し前記外リン
    クプレートを交差状態にしたとき前記鍔の貫通を許容す
    るとともに直線状態にしたとき前記細径部に係合し且つ
    前記鍔の通過を許さない非真円形状に形成されているこ
    とを特徴とする、セラミック製チェーンのピン抜止構
    造。
JP9360291U 1991-10-21 1991-10-21 セラミツク製チエーンのピン抜止構造 Pending JPH0536155U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9360291U JPH0536155U (ja) 1991-10-21 1991-10-21 セラミツク製チエーンのピン抜止構造

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JP9360291U JPH0536155U (ja) 1991-10-21 1991-10-21 セラミツク製チエーンのピン抜止構造

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JPH0536155U true JPH0536155U (ja) 1993-05-18

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JP9360291U Pending JPH0536155U (ja) 1991-10-21 1991-10-21 セラミツク製チエーンのピン抜止構造

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JP (1) JPH0536155U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014101971A (ja) * 2012-11-21 2014-06-05 Tsubakimoto Chain Co チェーン
KR102310672B1 (ko) * 2021-03-12 2021-10-07 두정언 제진기용 체인 구조

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JP2014101971A (ja) * 2012-11-21 2014-06-05 Tsubakimoto Chain Co チェーン
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