JPH0535784U - 磁気テープカセツト用収納ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 削り粉の発生を低減するとともに、ひび割れ
や欠け等の発生を低減するようにした磁気テープカセッ
ト用収納ケースを提供する。 【構成】 磁気テープカセット11に形成されている厚み
増大部12を受容するための凹部14、15を蓋部材2 とケー
シング部材3 の平板部Ａ、Ｂに形成する。そして、この
凹部は該凹部以外の部分とは異なった素材により形成さ
れ、かつ耐摩耗性或いは耐衝撃性のある部材にて構成し
た収納ケースである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は磁気テープカセット用収納ケースに関し、特にオーディオ用磁気テー プカセットを保管する際に用いられる磁気テープカセット用収納ケースの改良に 関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

オーデイオ等に用いられる磁気テープカセットを保管する場合は、一般にプラ スチックからなる磁気テープカセット用収納ケース（以下、単に収納ケースとい う）に収納する。 即ち、前記磁気テープカセット（以下、単にカセットという）は、記録再生装 置に装填したときに磁気ヘッド等が挿入されるカセット前方開口部を備え、且つ 該前方開口部を横切るようにして磁気テープを走行させるものである。

【０００３】 従って、前記前方開口部からカセット内に塵埃等の異物が侵入しやすく、前記 磁気テープに塵埃が付着すると信号のドロップアウトが生じ、良好な記録・再生 が行われなくなる。また、前記カセットのハウジングは、合成樹脂を用いて成形 したものであり、落下等の衝撃により破壊されやすい。 そこで、前記磁気テープへの塵埃の付着防止及びカセット全体を保護するため に、前記収納ケースに収納している。

【０００４】 前記収納ケースの基本的な構成を述べると、該収納ケースは前記カセットの一 端を収納したり、前記カセット前方開口部を形成した厚み増大部を収納するため のポケットを備えた蓋部材と、該蓋部材に枢着され扉の如く開閉できるケーシン グ部材とからなり、前記蓋部材及び前記ケーシング部材は合成樹脂により一体成 形されたものである。

【０００５】 そして、前記収納ケースを成形する合成樹脂としては、透明度が高く、しかも 安価な一般用ポリスチレン（ＧＰＰＳ）が多用されていた。即ち、前記収納ケー スに収納したカセットのデザインをケース外から目視したり、前記カセットと共 に収納されるインデックスカードの記載事項を確認する必要から透明度の高い合 成樹脂が多用されていたものである。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、ＧＰＰＳにより成形された前記収納ケースは透明度が高いとい う利点を有してはいるが、硬度が低く表面強度が弱いという性質を有している。 このため、前記収納ケースの開閉動作に伴って枢着部や嵌合係止部が磨耗したり 、保管時や持ち運び時に収納した前記カセットと擦れたりして削り粉が生じるこ とがある。前記削り粉は微小な粉末であるから、収納ケース内を予測不可能に拡 散し易く、前記カセットの前記開口部に露呈されている磁気テープの表面に付着 する。この結果、前記磁気テープの削り粉が付着した位置において、記録および 再生が行われなくなり、いわゆる信号のドロップアウトが生じて良好な記録・再 生を行なえないことがあった。

【０００７】 一方、前記カセットの全体形状は言わば平板状であるが、両側面の一部が前記 厚み増大部形成により厚くなっている。このため、前記ポケット部の内径は、前 記厚み増大部を収納し得るような寸法に形成され、従って、前記収納ケース全体 の厚さも大きくなっていた。この収納ケースの厚さが大型であると、持ち運びが 不便である上に、広い保管スペースが必要になり、特に自動車内等では保管スペ ースが限定されるので小型化が望まれていた。

【０００８】 このような問題点を解消するため、本願出願人は実公平３−２０３１３号公報 や実開平３−４５８４８号公報に開示されているように、前記厚み増大部を受容 する凹部を形成した収納ケースを提案した。これらの公報に開示された収納ケー スは、いずれもケース厚みが小型化され、前記問題点を解消したものになってい る。

【０００９】 しかし、前記凹部は前記ＧＰＰＳやＡＳ樹脂からなる前記収納ケースの一部の 板厚を薄形にして形成したものであるから、この部分が単に肉薄であることから 強度が低くなるだけでなく、射出成形時において前記凹部の部分は樹脂流れが当 然悪くなり、かつ肉薄であることから成形歪み等の影響が出やすくなる。この結 果、前記凹部の部分及びその近傍においては強度が低下し、収納されたカセット のガタ付きによる当接或は擦れにより、ひび割れや欠け等が発生しやすい上に、 ケース樹脂の削り粉が生じやすい。特に前記カセットの前記凹部に対応している 部分にはキャプスタン孔やカセット位置決め孔があるので、前記凹部の所におい て削れ粉や割れや欠け等が発生すると、この収納ケースのカセットの保護機能が 低下する問題があった。

【００１０】 本考案の目的は上記課題を解消することにあり、削り粉の発生を低減するとと もに、ひび割れや欠け等を低減し得るようにした磁気テープカセット用収納ケー スを提供することにある。

【００１１】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る上記目的は、磁気テープカセットの一端部を収容するためのポケ ットを有する蓋部材と回転防止突起を有するケーシング部材とが回転自在に枢着 された磁気テープカセット用収納ケースにおいて、前記磁気テープカセットの厚 み増大部を受容する凹部を前記蓋部材と前記ケーシング部材とに形成するととも に、前記凹部の材質を前記蓋部材及び前記ケーシング部材とは別素材にて形成し 、かつ前記凹部の材質が該凹部以外の部分の材質に比較して耐磨耗性或いは耐衝 撃性のある材質にて構成したことを特徴とする磁気テープカセット用収納ケース によって達成される。

【００１２】

【実施態様】

以下、図１〜図５を参照して本考案の第１実施態様を詳細に説明する。なお、 図１は磁気テープカセット用収納ケース及び磁気テープカセットの斜視図、図２ 〜図５は要部の拡大断面図である。 磁気テープカセット用収納ケース１は、ポケット４を有する蓋部材２と、一対 の回転防止突起５を有するケーシング部材３とからなっており、前記ケーシング 部材３の左右側壁部３ａの内側に突設された支軸６と前記ポケット４の左右側壁 部４ａに透設された嵌合孔（図示せず）とを嵌合することにより、前記蓋部材２ と前記ケーシング部材３が扉の如く開閉できるようになっている。

【００１３】 前記ポケット４は、磁気テープカセット１１の後端部、即ち厚み増大部１２の 反対側端部を収納するものであり、前記一対の回転防止突起５は前記カセット１ １のシャフト挿通孔１３を挿通してハブに係合し、磁気テープＴのたるみ等を防 止するものである。 また、前記左右側壁部４ａには突起７が形成され、該突起７に対応する前記左 右側壁部３ａには係合凹部８が形成されている。そこで、前記蓋部材２と前記ケ ーシング部材３とを閉じた時、前記突起７に前記係合凹部８が係合し、前記蓋部 材２と前記ケーシング部材３とを閉じ状態に保持する。

【００１４】 更に、前記磁気テープカセット１１の上下面に対向する前記蓋部材２及びケー シング部材３の平板部であって、前記磁気テープカセット１１の厚み増大部１２ を少なくとも除く領域に対応する部分Ａ，Ｂは、透明なＧＰＰＳ樹脂やＡＢＳ樹 脂によって成形する。図１に斜線で示した凹部１４、１５は耐磨耗性及び耐衝撃 性の高いＨＩＰＳ樹脂、またＨＩＰＳ樹脂にシリコンオイルを添加した樹脂によ り成形した。

【００１５】 即ち、前記磁気テープカセット１１の収納時にこすれ易い凹部１４は、図２に 示すように平板部Ａに対し板厚が薄くなっているが、耐磨耗性や耐衝撃性の高い 前記ＨＩＰＳ樹脂等を使用しているので、機械高度の面では他の部分と同等かそ れ以上の強度を有している。また、前記凹部１５も図３に示すように平板部Ｂに 対し板厚が薄くなっているが、耐磨耗性や耐衝撃性の高いＨＩＰＳ樹脂等を使用 しているので、強度が高められている。

【００１６】 従って、前記収納ケース１に前記カセット１１を収納した場合、前記凹部１４ 、１５に前記厚み増大部１２が受容され、持ち運び時にこすれ合いが発生しても 、前記凹部１４、１５の耐磨耗性が高められているので、該凹部のこすれ傷の発 生や該傷に伴う割れや削り粉の発生が殆どなくなる。また、耐衝撃性も高められ ているので、不測の事態により衝撃が加わってもひび割れや欠けを低減すること ができる。

【００１７】 なお、前記平板部Ａと前記凹部１４との接合部、換言すればＧＰＰＳ樹脂とＨ ＩＰＳ樹脂との接合部は溶着、接着のいずれであってもよく、更には、前記凹部 １４の形成は二色成形により形成することができる。また、前記平板部Ｂと前記 凹部１５の形成も前記凹部１４と同様である。 なお、図２においては前記平板部Ａと前記凹部１４との間に、前記厚み増大部１ ２に対応した斜面ａが形成され、図３においては平板部Ｂと凹部１５とは段差ｂ に形成されている。しかし、いずれの形状であっても前記カセット１１のがたつ きを防止することができ、前記凹部１４の構造を前記凹部１５に適用したり、前 記凹部１５の構造を前記凹部１４に適用することができる。更に、前記凹部１４ の先端部を凸部ｃに形成し、前記カセット１１の位置決めと前記凹部１４の強度 向上とを図っている。

【００１８】 また、前記凹部１４、１５は、溶着や接着によらず２色成形にて形成するとき は、例えば前記各凹部の形成するためにスライドコア等を用いる場合には、前記 斜面ａの如き逆テーパ構成のない構造が好ましく、図３に示した前記段差ｂを有 するような構造が好適である。

【００１９】 前記凹部１４、１５は、図４及び図５に示すように構成してもよい。 説明の便宜のためケーシング部材側の凹部１５を例に述べると、平板部Ｂであ って前記凹部１５を形成する位置に段差ｘ、ｙを形成し、前記凹部１５を構成す る部材にも前記段差ｘ、ｙに嵌合する段差を形成し、両者の接触位置において溶 着や接着を行うものである。この構成によれば、前記平板部Ｂと前記凹部１５を 構成する部材との位置決め並びに接着が確実かつ良好になり、製品の信頼性を高 めることができる。

【００２０】 なお、前記凹部１４、１５を構成する部材としては、前記ＨＩＰＳ以外にＡＢ Ｓ樹脂、ＰＯＭ樹脂、更に木片、金属片を適用することができる。そして、前記 木片や金属片を適用する場合は、図５に示すような構造が好ましい。

【００２１】 即ち、図５の場合には、前記凹部１５を構成する位置に図４で説明した場合と は逆に外側から段差部ｘ、ｙを形成し、この段差部ｘ、ｙに合わせて切断した木 片や金属片等を嵌め込んで接着する。この構造によれば、合成樹脂と木片、金属 片といった異種の部材を用いて前記凹部１５を簡便に構成することができる。 しかも、全くの石油工業製品である収納ケース１に、木片のもつ自然の柔らか さを付加することができ、デザイン的に優れたものを提供することができる。

【００２２】 以上に本考案の一実施態様を説明したが、本考案を適用し得る収納ケースは前 記に限定されるものではない。 即ち、図６に示す収納ケース１は、ポケット部４を構成する天板４ｂの内側面 に前記厚み増大部１２を受容する凹部２１が形成され、平板部Ａにも凹部２２が 形成されている。そして、前記凹部２１、２２形成により肉薄になる部分に前記 実施態様同様にＨＩＰＳ等の耐磨耗性、耐衝撃性に優れた材質を適用した。

【００２３】 従って、前記厚み増大部１２の収納位置が変わっても、前記凹部２１、２２と のこすれによる削り粉の発生を低減することができ、落下等による割れや欠けを 低減することができる。 また、第１の実施態様に示した前記収納ケース１は前記厚み増大部１２を受容 する前記凹部１４、１５が形成され、応用例に示した前記収納ケース１は前記凹 部２１、２２が形成されているので、いずれもケース厚さを縮小することができ 、持ち運びが容易になる上に保管スペースが少なくてよい、等の種々の効果を奏 する。

【００２４】 また、前記磁気テープカセット１の厚み増大部１２を除く領域は透明なので、 収納した前記磁気テープカセット１１のラベルやインデックスカードの記載を目 視することができる。 尚、本考案は上記各実施態様の形状に限定されるものではなく、複数個の磁気 テープカセットを収納するように構成した収納ケースや、カセットをその長手方 向から出し入れする、所謂ケース縦方向に開閉するように構成した収納ケースに も適用できることは勿論である。

【００２５】

【考案の効果】

以上述べたように、本考案の磁気テープカセット用収納ケースは、磁気テープ カセットの厚み増大部を受容する凹部を蓋部材とケーシング部材とに形成すると ともに、肉薄になる前記凹部形成位置を耐磨耗性或いは耐衝撃性のある部材にて 構成したものである。

【００２６】 したがって、磁気テープカセットの収納時や持ち運び時にカセットの厚み増大 部分とケースとのこすれ易い部分を耐磨耗性或いは耐衝撃性に優れた材質により 構成したので、カセット内への削れ粉等の異物の侵入を防止でき、磁気テープカ セットの良好な記録・再生を維持できるだけでなく、カセットとしては記録再生 に特に重要の厚み増大部の衝撃による破損も低減することができる。

【提出日】平成３年１１月２６日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１１

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１１】

【課題を解決するための手段】 本考案に係る上記目的は、磁気テープカセットの一端部を収容するためのポケ ットを有する蓋部材と回転防止突起を有するケーシング部材とが回転自在に枢着 された磁気テープカセット用収納ケースにおいて、前記磁気テープカセットの厚 み増大部を受容する凹部を前記蓋部材と前記ケーシング部材とに形成するととも に、前記凹部の材質を前記蓋部材及び前記ケーシング部材とは別素材にて形成し 、かつ前記凹部の材質が該凹部以外の部分の材質に比較して耐摩耗性或いは耐衝 撃性のある材質にて構成したことを特徴とする磁気テープカセット用収納ケース によって達成される。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１４

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１４】 更に、前記磁気テープカセット１１の上下面に対向する前記蓋部材２及びケー シング部材３の平板部であって、前記磁気テープカセット１１の厚み増大部１２ を少なくとも除く領域に対応する部分Ａ，Ｂは、透明なＧＰＰＳ樹脂やＡＢＳ樹 脂によって成形する。図１に斜線で示した凹部１４、１５は耐摩耗性及び耐衝撃 性の高いＨＩＰＳ樹脂、またＨＩＰＳ樹脂にシリコンオイルを添加した樹脂によ り成形した。

【手続補正４】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１５

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１５】 即ち、前記磁気テープカセット１１の収納時にこすれ易い凹部１４は、図２に 示すように平板部Ａに対し板厚が薄くなっているが、耐摩耗性や耐衝撃性の高い 前記ＨＩＰＳ樹脂等を使用しているので、機械高度の面では他の部分と同等かそ れ以上の強度を有している。また、前記凹部１５も図３に示すように平板部Ｂに 対し板厚が薄くなっているが、耐摩耗性や耐衝撃性の高いＨＩＰＳ樹脂等を使用 しているので、強度が高められている。

【手続補正５】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１６

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１６】 従って、前記収納ケース１に前記カセット１１を収納した場合、前記凹部１４ 、１５に前記厚み増大部１２が受容され、持ち運び時にこすれ合いが発生しても 、前記凹部１４、１５の耐摩耗性が高められているので、該凹部のこすれ傷の発 生や該傷に伴う割れや削り粉の発生が殆どなくなる。また、耐衝撃性も高められ ているので、不測の事態により衝撃が加わってもひび割れや欠けを低減すること ができる。

【手続補正６】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００２２

【補正方法】変更

【補正内容】

【００２２】 以上に本考案の一実施態様を説明したが、本考案を適用し得る収納ケースは前 記に限定されるものではない。 即ち、図６に示す収納ケース１は、ポケット部４を構成する天板４ｂの内側面 に前記厚み増大部１２を受容する凹部２１が形成され、平板部Ａにも凹部２２が 形成されている。そして、前記凹部２１、２２形成により肉薄になる部分に前記 実施態様同様にＨＩＰＳ等の耐摩耗性、耐衝撃性に優れた材質を適用した。

【手続補正７】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００２５

【補正方法】変更

【補正内容】

【００２５】

【考案の効果】

以上述べたように、本考案の磁気テープカセット用収納ケースは、磁気テープ カセットの厚み増大部を受容する凹部を蓋部材とケーシング部材とに形成すると ともに、肉薄になる前記凹部形成位置を耐摩耗性或いは耐衝撃性のある部材にて 構成したものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に基づく磁気テープカセット用収納ケー
スの一実施態様を説明するための斜視図である。

【図２】磁気テープカセット用収納ケースの要部の構造
を示す断面図である。

【図３】磁気テープカセット用収納ケースの要部の構造
を示す断面図である。

【図４】磁気テープカセット用収納ケースの要部の構造
を示す断面図である。

【図５】磁気テープカセット用収納ケースの要部の構造
を示す断面図である。

【図６】本考案の磁気テープカセット用収納ケースの他
の実施態様の斜視図である。

【符号の説明】

１ 磁気テープカセット用収納ケース ２ 蓋部材 ３ ケーシング部材 ３ａ 左右側壁部 ４ ポケット ４ａ 左右側壁部 ４ｂ 天板 ５ 回転防止突起 ６ 支軸 ７ 突起 ８ 係合凹部 １１ 磁気テープカセット １２ 厚み増大部 １３ シャフト挿通孔 １４、１５、２１、２２ 凹部 Ｔ 磁気テープ

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【手続補正書】

【提出日】平成３年１１月２６日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正内容】

【請求項１】 磁気テープカセットの一端部を収容する
ためのポケットを有する蓋部材と回転防止突起を有する
ケーシング部材とが回転自在に枢着された磁気テープカ
セット用収納ケースにおいて、前記磁気テープカセット
の厚み増大部を受容する凹部を前記蓋部材と前記ケーシ
ング部材とに形成するとともに、前記凹部の材質を前記
蓋部材及び前記ケーシング部材とは別素材にて形成し、
かつ前記凹部の材質が該凹部以外の部分の材質に比較し
て耐摩耗性或いは耐衝撃性のある材質にて構成したこと
を特徴とする磁気テープカセット用収納ケース。 ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成３年１１月２６日

【手続補正７】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００２６

【補正方法】変更

【補正内容】

【００２６】したがって、磁気テープカセットの収納時
や持ち運び時にカセットの厚み増大部分とケースとのこ
すれ易い部分を耐摩耗性或いは耐衝撃性に優れた材質に
より構成したので、カセット内への削れ粉等の異物の侵
入を防止でき、磁気テープカセットの良好な記録・再生
を維持できるだけでなく、カセットとしては記録再生に
特に重要の厚み増大部の衝撃による破損も低減すること
ができる。

【手続補正８】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図１

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【手続補正９】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図６

【補正方法】変更

【補正内容】

【図６】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 磁気テープカセットの一端部を収容する
   ためのポケットを有する蓋部材と回転防止突起を有する
   ケーシング部材とが回転自在に枢着された磁気テープカ
   セット用収納ケースにおいて、前記磁気テープカセット
   の厚み増大部を受容する凹部を前記蓋部材と前記ケーシ
   ング部材とに形成するとともに、前記凹部の材質を前記
   蓋部材及び前記ケーシング部材とは別素材にて形成し、
   かつ前記凹部の材質が該凹部以外の部分の材質に比較し
   て耐磨耗性或いは耐衝撃性のある材質にて構成したこと
   を特徴とする磁気テープカセット用収納ケース。