JPH0535522U - 排気ガス利用の氷解・除雪装置 - Google Patents

排気ガス利用の氷解・除雪装置

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Publication number
JPH0535522U
JPH0535522U JP9306991U JP9306991U JPH0535522U JP H0535522 U JPH0535522 U JP H0535522U JP 9306991 U JP9306991 U JP 9306991U JP 9306991 U JP9306991 U JP 9306991U JP H0535522 U JPH0535522 U JP H0535522U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
bypass pipe
switching valve
muffler
way switching
Prior art date
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Pending
Application number
JP9306991U
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English (en)
Inventor
治 大野
純市 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP9306991U priority Critical patent/JPH0535522U/ja
Publication of JPH0535522U publication Critical patent/JPH0535522U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気ガスの熱エネルギーを有効に利用し、車
体に付着した氷雪を短時間で解かして除去できるように
する。 【構成】 メインマフラの2次側に配設した3方切換弁
4を介し、マフラーエンド3に至る排気管1からバイパ
ス配管5を分岐させる。バイパス配管5の他端は、フロ
ントウインド7の下端部付近に設けたサブタンク8に接
続される。サブタンク8には、複数のノズル9がフロン
トウインド7に向けて取付けられている。3方切換弁4
は、ドライバー席近傍に設けた切換えレバー10によ
り、マフラーエンド3から排気ガスを放出する開閉状態
と、ノズル9から排気ガスを放出する開閉状態とに切換
えられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エンジンの排気する排気ガスの熱エネルギーを有効利用することに より、車体(特にフロントウインド)に付着した氷や雪を解かして短時間のうち に除去しうるようにした排気ガス利用の氷解・除雪装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
スキー場などの寒冷地で屋外に駐車しておいた車両では、フロントウインドな どのガラスに付着していた水が凍ったり、あるいは、車体全体に雪が降り積もる ことがある。このような状態から視界を確保して安全に運転できるような状態に するためには、多大の労力と時間を要していた。なお、このような作業はアイド リングと共に実施するのが一般的であり、デフロスタや暖房装置から吹出す温風 を利用することによって、少しでも作業時間を短縮できるようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前述したように、フロントウインドなどに凍りついた氷や積もった雪を除去す る際には、アイドリング運転のエンジンから高温の排気ガスが大気へ排出されて いる場合が多く、排気ガスの熱エネルギーを有効に利用していないのが現状であ る。
【0004】 そこで、本考案の目的は、どちらかというと悪いイメージの強い排気ガスを有 効に利用し、フロントウインドなどの氷解、融雪を短時間で実施できるようにし た排気ガス利用の氷解・除雪装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述の課題を解決するもので、エンジンからマフラーエンドに至る 排気管の途中から分岐して排気ガスを車体の所望の位置まで導くバイパス配管と 、前記分岐部に配設した3方切換弁と、該3方切換弁の開閉状態を運転席から選 択して切換える切換弁操作手段と、前記バイパス配管の先端部に設けた排気ガス 放出用のノズルとを具備して構成したことを特徴とする排気ガス利用の氷解・除 雪装置である。
【0006】
【作用】
前述の手段によれば、大気へ放出していた排気ガスを車体の所望の位置、たと えばフロントウインドに導いてノズルから噴出させることにより、排気ガスの有 する熱エネルギーで氷や雪を解かすことができるので、短時間のうちに氷解・融 雪がなされて安全運転のための視界を確保できるようになる。
【0007】
【実施例】
本考案による排気ガス利用の氷解・除雪装置の一実施例を図1に基づいて説明 する。
【0008】 図示省略のエンジンから排出された排気ガスは、排気管1を通ってメインマフ ラ2に導かれ、該メインマフラで消音された後にマフラーエンド3から大気へ排 出される。そこで、本考案においては、メインマフラ2の出口に3方切換弁4を 設け、該3方切換弁4を介してマフラーエンド3に至る排気管からバイパス配管 5を分岐させる。このバイパス配管5の適所には排気ガス中の異物(すす等)を 除去する排気ガスフィルター6が設けられ、他端はフロントウインド7の下端部 付近に配設したサブタンク8へ接続する。サブタンク8には、フロントウインド 7に向けた複数のノズル9が取付けられている。なお、10は3方切換弁4の開 閉状態を手動で切換え操作するための切換えレバーであって、ドライバー席近傍 の適所に設けておくとよい。
【0009】 以下、上述した構成の排気ガス利用の氷解・除雪装置の作用を説明する。通常 の走行時には、3方切換弁4がメインマフラ2とマフラーエンド3とを連通せし める開閉状態にあり、エンジンから排出された全ての排気ガスをマフラーエンド 3から大気へ放出するようになっている。この時、排気ガスがバイパス配管5へ 流入することはない。これに対して、アイドリング中に切換えレバー10を操作 し、排気ガスをバイパス配管5へ導くように3方切換弁4の開閉状態を切換える と、排気ガスは全てバイパス配管5を通ってサブタンク8へ流れ、ノズル9から フロントウインド7へ向けて放出される。この排気ガスは、熱エネルギーを有す る高温のガスであり、従ってたとえばフロントウインド7へ付着した氷や雪等を 短時間で解かして除去するとができる。このため、寒冷地では、たとえば朝のエ ンジン始動時にアイドリングをしながら雪や氷を解かして除去できるので、フロ ントウインド7の視界を短時間でかつ容易に確保できるようになる。
【0010】 以上の実施例においては、排気ガスをフロントウインド7に放出するものであ ったが、他の実施例においては、排気ガスをリヤウインド等の他の車体適所(複 数の組合せも可能)に導いて放出するものであってもよい。また、排気ガスの熱 を利用してアイドリング中に雪や氷を解かすだけではなく、雨降りで室内がくも る場合の視界確保に利用することも可能である。なお、3方切換弁4は電気的に 、あるいは機械的に切換操作するもののいずれであってもよい。
【0011】
【考案の効果】
前述した本考案によれば、従来はただ単に大気へ排出していたアイドル運転中 の排気ガスの熱エネルギーを有効に利用し、停車中に付着した氷や雪を短時間で 容易に解かして除去できるので、利便性が向上すると共に視界の確保ができて安 全運転にも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す概略斜視図である。
【符号の説明】 1 排気管 2 メインマフラ 3 マフラーエンド 4 3方切換弁 5 バイパス配管 6 排気ガスフィルター 7 フロントウインド 8 サブタンク 9 ノズル 10 切換えレバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンからマフラーエンドに至る排気管
    の途中から分岐して排気ガスを車体の所望の位置まで導
    くバイパス配管と、前記分岐部に配設した3方切換弁
    と、該3方切換弁の開閉状態を運転席から選択して切換
    える切換弁操作手段と、前記バイパス配管の先端部に設
    けた排気ガス放出用のノズルとを具備して構成したこと
    を特徴とする排気ガス利用の氷解・除雪装置。
JP9306991U 1991-10-18 1991-10-18 排気ガス利用の氷解・除雪装置 Pending JPH0535522U (ja)

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JP9306991U JPH0535522U (ja) 1991-10-18 1991-10-18 排気ガス利用の氷解・除雪装置

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JP9306991U JPH0535522U (ja) 1991-10-18 1991-10-18 排気ガス利用の氷解・除雪装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0535522U true JPH0535522U (ja) 1993-05-14

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ID=14072230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9306991U Pending JPH0535522U (ja) 1991-10-18 1991-10-18 排気ガス利用の氷解・除雪装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0234373B2 (ja) * 1982-12-17 1990-08-02 Konishiroku Photo Ind Harogenkaginshashinkankozairyo

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0234373B2 (ja) * 1982-12-17 1990-08-02 Konishiroku Photo Ind Harogenkaginshashinkankozairyo

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970527