JPH0535422A - 印刷装置情報通知機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報処理装置側から、接続されている印刷装
置の装置情報を随時得られるようにする。 【構成】 情報処理装置１に接続される印刷装置２に備
えられ、印刷装置情報を情報処理装置に通知する印刷装
置情報通知機構５に独立した補助電源６を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置に接続さ
れる印刷装置の装置情報通知機構に関する。

【０００２】

【従来の技術】情報処理装置に接続される印刷装置は、
近年、様々な機能が付加され、その機能がオプションと
して、付け外しができるようになっている。情報処理装
置上で動作するアプリケーションプログラムは、印刷装
置の機能を十分に利用するために、印刷装置の種類や接
続されているオプション装置などを知る必要がある。

【０００３】情報処理装置側からみた印刷装置の従来の
装置情報通知手順を説明する。図５は情報処理装置が印
刷装置から装置情報を入手する手順を示すフロー図であ
る。先ず印刷装置電源が入っているか否か調べ（ステッ
プ20) 、入っていなければ印刷装置電源投入要求メッセ
ージを画面表示する (ステップ21) 。電源が入っていれ
ば、印刷装置から印刷装置情報を獲得し（ステップ22)
、印刷フォーマット作成処理をする (ステップ33) 。

【０００４】情報処理装置側で、接続している印刷装置
の装置情報を予め保持しておく方式も用いられている。
図６は情報処理装置側で印刷装置情報を保持している場
合の装置情報読み出しフロー図である。接続している印
刷装置の装置情報を予め想定して格納しているメモリよ
り想定印刷装置情報を読み出し（ステップ30) 、これに
基づき印刷フォーマットを作成する (ステップ31) 。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】図５に示す方法だと、
情報処理装置の印刷装置とのインタフェース機構では、
印刷装置の電源が切断されると、印刷装置の電源が切断
状態であることしかわからず、アプリケーションプログ
ラムは、どのような印刷装置が接続されているか知るこ
とができなかった。このため、アプリケーションプログ
ラムが出力先の印刷装置の特性や機能を獲得するために
は、，印刷装置の電源が投入されていなければならなか
った。

【０００６】また、図６に示す情報処理装置側で予め印
刷装置を想定してその装置情報を保持している方式の場
合、印刷装置が交換されたり、印刷装置上のオプション
装置の接続を変更した場合など、実際に接続されている
印刷装置の機能や状態が正確に伝達される保証がなかっ
た。

【０００７】印刷装置の機能や情報が正確でないと、近
年の高機能な印刷アプリケーションは、印刷レイアウト
や印刷のフォーマットを決定することができない。また
ＬＡＮ接続による印刷装置の共用やスプール機能（この
場合、適当な時期に印刷を行うために印刷データを一時
ディスクに格納しておく機能）を利用した非同期印刷を
行おうとすると、アプリケーションプログラムからの印
刷依頼時に、印刷装置の電源が投入されていなければな
らない方式では、使用勝手が非常に悪くなっていた。

【０００８】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、情報処理装置側から、接続されている印刷装置
の装置情報を随時得られる印刷装置情報通知機構を提供
することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】図１は本発明の原理図で
ある。同図中１は装置情報等のサービスを要求する情報
処理装置、２はサービスを提供する印刷装置、３はアプ
リケーションプログラム、４はアプリケーションプログ
ラム３から印刷装置２に対する装置情報要求が行われた
場合に印刷装置２に対して装置情報要求を送る装置情報
送信部、５は印刷装置２の装置情報を装置情報送信部４
に通知する装置情報通知機構、６は装置情報通知機構５
用の補助電源である。

【００１０】

【作用】上記構成により、補助電源６は印刷装置２の状
態の如何にかかわらず常に装置情報通知機構５に電源を
供給しており、情報処理装置１はアプリケーションプロ
グラム３が必要とするとき装置情報を獲得することがで
きる。

【００１１】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図２は本実施例の構成を示すブロック図である。
なお、図１と同一符号は同一機能を有する機器やソフト
を表す。１ａは印刷制御部で印刷装置２の制御を行い、
１ｂは印刷装置２で印刷する印刷データを一時退避する
領域であるスプールファイル、１ｃはスプールファイル
１ｂに退避されている印刷データを印刷装置２に出力す
るライタである。また７は印刷装置２の主電源で補助電
源６とは独立に設けられている。

【００１２】次に動作について説明する。アプリケーシ
ョンプログラム３が、出力先の印刷装置の特性や機能に
対応して、スプールファイル１ｂを利用した印刷を行う
場合、印刷装置２の装置情報（印刷装置に接続されてい
るオプション装置、使用できる用紙など）の問い合わせ
を行い、この装置情報をもとに印刷装置２に対応した印
刷データを作成し、スプールファイル１ｂに蓄積を行
う。スプールファイル１ｂに蓄積された印刷データは、
ライタ１ｃがスプールファイル１ｂから取り出し、印刷
制御部１ａを経由し、印刷装置２へ出力される。

【００１３】図３、図４は本実施例の動作を示すフロー
図である。先ず、アプリケーションプログラム３から印
刷制御部１ａに対し、印刷のレイアウト等に必要な印刷
装置２の装置情報の問い合わせがあると（ステップ10)
、印刷制御部１ａは印刷装置２に対して装置情報の問
い合わせる（ステップ11) 。印刷装置２は主電源７が切
断状態であっても、補助電源６により、装置情報通知機
構５が応答可能状態となっているため、印刷装置情報を
印刷制御部１ａに対して正しく通知する（ステップ12)
。

【００１４】印刷制御部１ａは印刷装置２の装置情報通
知機構から通知された装置情報をアプリケーションプロ
グラム３に通知する（ステップ13) 。アプリケーション
プログラム３は受け取った装置情報に基づいて、印刷制
御情報の出力や印刷レイアウトを決定する（ステップ1
4) 。

【００１５】アプリケーションプログラム３は印刷デー
タを印刷制御部１ａに出力し、印刷制御部１ａは印刷デ
ータをスプールファイル１ｂに蓄積する（ステップ15)
。ライタ１ｃはスプールファイル１ｂに蓄積された印
刷データを印刷装置２に出力し、印刷を行う（ステップ
16) 。

【００１６】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、印刷装置情報通知機構に補助電源を設けることによ
り 、印刷装置の電源を投入していない時でも、装置情
報を獲得し、これに対応した印刷フォーマットを作成す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理図である。

【図２】本発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。

【図３】本発明の実施例の動作フロー図の一部である。

【図４】図３の残りのフロー図である。

【図５】従来の情報処理装置が印刷装置から装置情報を
入手する手順を示すフロー図である。

【図６】情報処理装置側で、接続している印刷装置の装
置情報を保持し、これを用いるフロー図である。

【符号の説明】

１ 情報処理装置 １ａ 印刷制御部 １ｂ スプールファイル １ｃ ライタ ２ 印刷装置 ３ アプリケーションプログラム ５ 装置情報通知機構 ６ 補助電源 ７ 主電源

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 情報処理装置（１）と接続される印刷装
   置（２）に備えられ印刷装置情報を格納し前記情報処理
   装置に通知する印刷装置情報通知機構（５）において、
   この印刷装置情報通知機構（５）を使用可能とする補助
   電源（６）を設けたことを特徴とする印刷装置情報通知
   機構。