JPH0535104U - 光電容積脈波血圧計 - Google Patents

光電容積脈波血圧計

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JPH0535104U
JPH0535104U JP8388891U JP8388891U JPH0535104U JP H0535104 U JPH0535104 U JP H0535104U JP 8388891 U JP8388891 U JP 8388891U JP 8388891 U JP8388891 U JP 8388891U JP H0535104 U JPH0535104 U JP H0535104U
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infrared light
cuff
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blood
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JP8388891U
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寛 望月
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Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の患者間の感染を防止することができる。 【構成】血流状態を空気圧で調整する赤外光非透過性の
カフと、赤外光の血液による吸光或は乱反射により脈波
を検出する脈波検出手段とを備え、前記カフの減圧時
に、赤外光の血液による吸光或は乱反射により脈波に基
づいて血圧を計測する光電容積脈波血圧計において、測
定部位に当接する前記カフの内周面に、赤外光の発光及
び受光を行う柔軟性及び可撓性を有した赤外光センサを
収納し、かつ、少なくとも測定部位へのカフ装着状態で
赤外光の発光及び受光を行う経路を形成する赤外光透過
性の収納部を設けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は光電容積脈波血圧計に関し、例えば、カフによる空気圧(以下「カフ 圧」という)の減圧時に、赤外光の血液による吸光或は乱反射により検出される 脈波に基づいて血圧を計測する光電容積脈波血圧計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より種々の光電容積脈波血圧計用カフが開発されている。
【0003】 図7は従来例による光電容積脈波血圧計用カフの構成を示す外観斜視図である 。同図に示されるカフ31は、内周面32に面ファスナ37,43で赤外光セン サ部40を掛止した後の状態を示している。この赤外光センサ部40には、発光 素子41と受光素子42とが配設され、発光素子41から発光されて、血管を透 過し、または反射された光が受光素子42で受光されるようにしている。
【0004】 測定時には、内周側シート32を測定部位に当接させ、装着し、面ファスナ3 5及び36で固定する。
【0005】
【考案が解決しようとしている課題】
しかしながら、このような従来のカフにあっては、病院内で複数の患者に使用 する場合、特に、手術中、手術後の患者や、新生児等に使用する場合には、カフ 及び光電センサが患者の皮膚に直接触れるため、患者間の感染を防止する対策と して、滅菌処理或はパーソナルユースとしてカフ及び赤外線センサのディスポー ザブル化が必須となっていた。カフについては、軟質塩化ビニールシート等によ り製作すれば、安価に製造できるため、ディスポーザブル化もコスト的に可能で あり、簡易的な滅菌方法として、消毒液による清拭も可能であった。
【0006】 しかし、赤外線センサについては、カフと比べると非常に高価であるため、デ ィスポーザブル化は困難であり、また消毒液による清拭もセンサ内部の電気部品 への消毒液の浸透の恐れも十分に考えられ、故障の原因にもなり得るため、避け られてきた。
【0007】 本考案は、上述した従来例の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とす るところは、患者間の感染を防止できる光電容積脈波血圧計を提供する点にある 。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本考案に係る光電容積脈波血圧 計は、血流状態を空気圧で調整する赤外光非透過性のカフと、赤外光の血液によ る吸光或は乱反射により脈波を検出する脈波検出手段とを備え、前記カフの減圧 時に、赤外光の血液による吸光或は乱反射により脈波に基づいて血圧を計測する 光電容積脈波血圧計において、測定部位に当接する前記カフの内周面に、赤外光 の発光及び受光を行う柔軟性及び可撓性を有した赤外光センサを収納し、かつ、 少なくとも測定部位へのカフ装着状態で赤外光の発光及び受光を行う経路を形成 する赤外光透過性の収納手段を設けたことを特徴とする。
【0009】 また、好ましくは、前記内周面が、測定部位へのカフ装着状態において、少な くとも赤外光の経路部分で赤外光透過性を有することを特徴とする。
【0010】 さらに、好ましくは、前記収納手段は、前記赤外光センサと嵌合する嵌合手段 を有したことを特徴とする。
【0011】 また、好ましくは、前記赤外光センサは、ケーブルを有し、前記収納部が前記 ケーブルの一部までを収納することを特徴とする。
【0012】
【作用】
かかる構成によれば、測定部位に直接当接するカフの内周面に、赤外光の透過 性を有する赤外光センサの収納部を設けたことによって、赤外光センサを測定部 位に直接当接させることを防止できる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面を参照して、具体的に説明する。 (赤外光センサ部) 図2は本考案に係る光電容積脈波血圧計の一実施例による赤外光センサ部の構 成を示す外観斜視図である。同図に示される赤外線センサ部21は、平坦かつ略 円形状に設けた発光プローブ25Aと受光プローブ25B、これらプローブを連 結する扁平形状のプローブ連結帯26、そして、各プローブ末端より電気信号を 通すケーブル22から構成される。一方の発光プローブ25Aは、脈動する動脈 血流に赤外光を照射するためのLED(赤外光発光素子)23が設けられ、他方 の受光プローブ25Bには、LED23から照射される赤外光が動脈血流によっ て反射され、減衰された組織による反射光或は透過光を検出するためのPT(フ ォトトランジスタ)24が設けられている。
【0014】 上記赤外光センサ部21の材質を軟質塩化ビニールのような熱可塑性エラスト マーとし、赤外光センサ部21は十分な可撓性及び柔軟性を得ることができる。 2つのプローブは、各々の円形状の一縁部でプローブ連結体26と接続して、プ ローブ連結体26より突出するように設けられ、また各プローブ間には、プロー ブ連結体26に向って、滴状に凹む凹所26aが形成される。 (カフ) 図1は本考案に係る光電容積脈波血圧計の一実施例によるカフの構成を示す外 観斜視図であり、図4は本実施例の要部の拡大図である。同図において、長尺状 の阻血帯であるカフ1は、内部に空気袋を具備し、同袋への空気の流路をなすエ アー管4を縁部に取り付けた構成を有している。カフ1は外周面3を遮光性を有 するように顔料を配した軟質塩化ビニールシートより形成した構成を有する。カ フ1は、長手方向において略中央部分8より左側に空気袋部9Aを有し、略中央 部分8より右側には測定部位に装着した際に捲きつけた状態を保持する装着帯9 Bがあり、装着帯9Bの内周面2側に面ファスナ5が設けられている。また空気 袋部9の外周面3上にも、面ファスナ5と係合する面ファスナ6が設けられてい る。
【0015】 また空気袋部9Aの内周面2の表面には、赤外光センサ部21を収納する収納 袋部7が設けられている。この収納袋部7は、赤外光センサ部21の2つのプロ ーブを収納するサイズを有した軟質塩化ビニールシートで内周面2の表面に対し てその周縁部14を高周波溶着により接合して、袋状に設けた構成である。収納 袋部7は、赤外光センサ部21のプローブ幅より若干大きい幅の線状開口部10 を配して、赤外光センサ部21の入り口を得ている。収納袋部7は、赤外光セン サ部21の挿入方向の先端部に円形状の凹所13a,13bを設け、またカフ内 周面2上には、凹所13a,13b間に、赤外光センサ部21の挿入方向とは逆 方向に向って滴状の凸所12を設けている。この凹所12もまた高周波溶着によ て形成される。凹所13a,13bは、図4に示す様に、赤外光センサ部21の 挿入完了状態で、発光プローブ25A,受光プローブ25Bと嵌合するように、 発光プローブ25A,受光プローブ25Bのサイズより若干大きめのサイズを有 している。凸所12も同様に、赤外光センサ部21の挿入完了状態で、凹所26 aとの嵌合状態を形成できる様に、凹所26aのサイズより若干小さめのサイズ を有している。
【0016】 (測定方法) 図3は本実施例において赤外光センサ部のカフ収納状態を示す外観斜視図であ る。
【0017】 図3に示すように、赤外光センサ部21の各プローブは、LED23、PT2 4の各面を上にして、先端より線状開口部10の隙間から収納袋部7に挿入され る。この挿入では、図3の如く、凸所12が赤外光センサ部21の凹所26に対 応するように食い込むようにして嵌合状態が形成される。同時に、各プローブの 先端は、収納袋部7の先端13に当接して、それ以上の挿入が制限される。尚、 赤外光センサ部21が有する柔軟性及び可撓性によって、各プローブの間隔を若 干狭めた挿入の方法を用いており、これによって確実な上記嵌合状態を形成する ことができる。この嵌合状態は、良好な固定状態であって、仮に測定部位への装 着が甘くても、即ち、カフ1のたるみがあっても、収納袋部7内部でのずれ及び 離脱が防止できる。すなわち、固定状態を保持した状態では、赤外光センサ部2 1を収納袋部7より引き抜かない限りは、容易に抜け出さない。
【0018】 以上説明したように、本実施例によれば、複数の患者間の感染を防止すること ができる。 (変形例) 上述した実施例では、赤外光センサ部21を収納することで複数の患者間の感 染を防止を可能としたが、本考案はこれに限定されるものではなく、さらに赤外 光センサ部21より延びるケーブルにも着目して、収納袋部をケーブルの一部ま で被覆できる様にしても良い。
【0019】 そこで、具体的に、変形例として以下に説明する。
【0020】 図5は本実施例の変形例を示す外観斜視図であり、図6は本実施例の変形例に よる測定例を示す側断面図である。
【0021】 本変形例においても、前述の実施例と同様に、基本的な構成を図3と同様とし ており、特に、変形を施した構成である収納袋部27について説明する。他の構 成については、図3に示した参照番号を用いる為、説明を省略する。
【0022】 本変形例の収納袋部27は、図5に示す様に、図3の収納袋部7をカフ1の長 手方向と交わる方向に延長させた構成であって、赤外光センサ部21を収納した 時にケーブル22を赤外光センサ部21の位置から所定の長さ分被覆する筒状体 である。この収納袋部27は、収納袋部7と同様に、赤外光センサ部21のプロ ーブ幅より若干大きい幅の線状開口部27aを有している。さらに、収納袋部2 7を側面方向より視ると、図6に示すごとく、収納袋部27は、外周面3側の周 面に、カフ1の長手方向に向かって設けられた切り口28を有している。この切 り口28は、赤外光センサ部21を収納袋部27に収納し易いように、又長手方 向でのカフ幅より飛び出る収納袋部27の一部27bをカフ側に折り返し易いよ うに機能し、特に、不使用時には、一部27bを折り返すことによってスペース 効率を図ることができる。 このように、収納袋部27は、外周面3側の周面に切り口28を設けたことで 、ケーブル22が装着状態で測定部位80に直接接触することは無く、感染防止 の構成を保持できる。
【0023】 このように、本変形例においても、前述の実施例と同様に、赤外光センサ部が 測定部位に触れることの無い衛生的な測定を可能とし、更に、ケーブルも測定部 位に触れることを防止した構成としたことで、完全なる感染防止の構成を得るこ とができる。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、複数の患者間の感染を防止することが でき、プローグのカフへの装着が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る光電容積脈波血圧計の一実施例に
よるカフの構成を示す外観斜視図である。
【図2】本考案に係る光電容積脈波血圧計の一実施例に
よる赤外光センサ部の構成を示す外観斜視図である。
【図3】本実施例において赤外光センサ部のカフ収納状
態を示す外観斜視図である。
【図4】本実施例の要部の拡大図である。
【図5】本実施例の変形例を示す外観斜視図である。
【図6】本実施例の変形例による測定例を示す側断面図
である。
【図7】従来例の構成を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
1 カフ 2,32 内周面 3 外周面 4 エアー管 5,6,37,43 面ファスナ 7 収納袋部 8 略中央部分 9A 空気袋部 9B 装着帯 10,27a 線状開口部 12 凸所 21、40 赤外光センサ部 22 ケーブル 23 LED 24 PT 25A 発光プローブ 25B 受光プローブ 26 プローブ連結帯 26a 凹所 27b 一部 31 カフ 41 発光素子 42 受光素子

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】血流状態を空気圧で調整する赤外光非透過
    性のカフと、赤外光の血液による吸光或は乱反射により
    脈波を検出する脈波検出手段とを備え、前記カフの減圧
    時に、赤外光の血液による吸光或は乱反射により脈波に
    基づいて血圧を計測する光電容積脈波血圧計において、
    測定部位に当接する前記カフの内周面に、赤外光の発光
    及び受光を行う柔軟性及び可撓性を有した赤外光センサ
    を収納し、かつ、少なくとも測定部位へのカフ装着状態
    で赤外光の発光及び受光を行う経路を形成する赤外光透
    過性の収納手段を設けたことを特徴とする光電容積脈波
    血圧計。
  2. 【請求項2】前記内周面が、測定部位へのカフ装着状態
    において、少なくとも赤外光の経路部分で赤外光透過性
    を有することを特徴とする請求項1記載の光電容積脈波
    血圧計。
  3. 【請求項3】前記収納手段は、前記赤外光センサと嵌合
    する嵌合手段を有したことを特徴とする請求項1記載の
    光電容積脈波血圧計。
  4. 【請求項4】前記赤外光センサは、ケーブルを有し、前
    記収納部が前記ケーブルの一部までを収納することを特
    徴とする請求項1記載の光電容積脈波血圧計。
JP8388891U 1991-10-16 1991-10-16 光電容積脈波血圧計 Withdrawn JPH0535104U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997049332A1 (fr) * 1995-04-19 1997-12-31 A & D Co., Ltd. Manchon de sphygmomanometre
WO1997049331A1 (fr) * 1995-04-19 1997-12-31 A & D Co., Ltd. Sphygmomanometre
WO2013114690A1 (ja) * 2012-02-01 2013-08-08 オムロンヘルスケア株式会社 血圧情報測定装置用検出ユニットおよび血圧情報測定装置

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 19960208