JPH0535044U - 窓拭き用具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の窓ガラス及びビルの窓ガラスの湾曲
面に清掃部がぴったりと隙間なく密着して、効率的に清
掃することの出来る窓拭き用具を提供するものである。 【構成】 柄（１）の下端部に設置された支台（２）の
下側に、清掃部（３）を貼着した清掃体（４）に連結す
る揺動棒（５）をバネ（６）で支架状態に内蔵せしめた
適数個のシリンダー（７）を、設置してなる窓拭き用
具。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、自動車の窓ガラスの湾曲面に清掃部がぴったりと隙間なく密着して 効率的に清掃することの出来る窓拭き用具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、自動車の窓ガラス清掃用具として、発泡ウレタン、及び弾性ゴム片を清 掃面に付着させた清掃体を柄に取りつけ、この柄を手に握持してガラス面を清掃 するものと、布片などの様に全体を手で掴んで使用する清掃用具が存在した。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述の窓拭き用具を使用する場合、その清掃部が一直線状なる為車外側の凸面 状を示すガラス面を清掃するには問題は無いのであるが、車内側の凹面状のガラ ス面を清掃する際には、清掃部の有する少々の弾性変形に依っても充分に湾曲面 上にぴったり密着せず、中央部に隙間が生じて全体を均一的に清掃不可能であり 、これに対し手で掴んで清掃する布片などは比較的湾曲面に密着しやすく均一的 に清掃可能である反面、窓拭き用具の場合と異なり、ちりやほこりにまみれた本 体を直ちに手で保持する為、手が汚れて不潔であり不衛生であった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上述に鑑みて本考案は、使用上衛生的である窓拭き用具の長所を取り入れ、且 つその清掃部が、湾曲状の清掃面にぴったりと密着して、清掃可能である窓拭き 用具を提供するべく、柄の先端部に付設した支台下方部の嵌合部内に、嵌合する 嵌合体の下端に複数個のシリンダーを併設し、このシリンダー内部にスプリング でシリンダー内部を揺動可に支架された揺動棒を貫入し、各々の揺動棒の下端に 弾性状の清掃部を付設された柔軟性に富む清掃体を付設した構造となした。

【０００５】

【作用】 上述の窓拭き用具の柄を手で握持し、清掃部を凹状の湾曲面上に押しつけると 清掃体が湾曲面上に沿って変形し、その応力で連動する揺動棒が、清掃体の最両 端に位直する該揺動棒を最大値として、中央部に向け順次に上昇移動して、湾曲 面上に適合する形状となり、この状態で清掃部を移動させると清掃部が隙間なく 清掃面を均一に清掃するものである。

【０００６】

【実施例】

本考案の実施例を図面について詳述すると、木製、若しくはプラスチック製の 細長な円筒形状の柄（１）の下端部に、同素材製の横広な三角形状で、且つ適当 な厚さの支台（２）を付設し、支台（２）の下方部に、下側が開口した状態の中 空な長方形の嵌合室（８）を付設し、その両端部に嵌合用の凹み部（１２）を設 ける。

【０００７】 そして嵌合室（８）内に、丁度嵌合室（８）にぴったりと緊密状に適合する大 きさの長方形の嵌合体（９）を嵌合し、且つ嵌合体（９）の両端部に設けた突起 体（１１）を凹み部（１２）に押圧する事により嵌入係止させて嵌合体（９）の 嵌合室（８）よりの抜去を防止せしめる。

【０００８】 嵌合体（９）の下方部には、金属性、若しくは硬質プラスチック製の適当な大 きさを有する円筒形状のシリンダー（７）を適数個配置し、シリンダー（７）内 部に一端がシリンダー（７）上壁に止着し、他端がシリンダー（７）内壁に沿っ て滑移動可の滑動体（１０）に止着されたコイル状のバネ（６）を納置し、滑動 体（１０）の下面側に揺動棒（５）を固着し、揺動棒（５）各々の下端部をゴム 状の柔軟製に富んだ素材製の清掃体（４）に埋設、且つ固着させる。

【０００９】 清掃体（４）の清掃面側には、例えば発泡ウレタンなどの弾性に富み、且つ摩 擦性に富む素材性の清掃部（３）を接着剤を用いて貼着、且つ付設する。

【００１０】 上記の構造の窓拭き用具の柄（１）を手で握持して清掃部（３）をガラスの湾 曲面上に押し当てると、バネ（６）の変形作用で揺動棒（５）が清掃体（４）を 適合変形可に滑移動し、もってガラス面を均一にむら無く清掃する事が可能であ る。

【００１１】 尚、図示以外として窓拭き用具を、大小の円筒の組合せ構造にし、必要に応じ てこれを伸縮させて使用しても良く、また柄（１）の内部にあらかじめ洗剤を封 入して置き、清掃事に柄（１）を強圧する事に依って洗剤を注出させる場合、更 に清掃効果の増大が期待され得るものである。

【００１２】 そして、本考案の特徴の一つとして、清掃部（３）が再三の使用に依り、磨耗 若しくは著しく汚れた場合には、清掃部（３）を嵌合体（９）共々嵌合室（８） より抜去して、後、新規な清掃部（３）を嵌合せしめると再使用可となるもので ある。

【００１３】 また、清掃部（３）に布片などを巻きつけ布片などの端を嵌合室（８）に通し 押止すれば、汚れのひどい部分は布片を濡らして使用し、後は乾いた布片などで 使用すれば、窓拭きに限らず車のワックスがけなどにも使用できるものである。

【００１４】

【考案の効果】

以上の様に本考案の窓拭き用具に依れば、いかなる形状の清掃面においても、 ただ清掃部を押しつけるだけの極めて簡単な操作で該清掃面に直ちに密着して、 清掃出来るので全て均一的に、むら無く汚れが拭き取れるので極めて便利がよく また、清掃時においてバネの弾力に依り清掃部が、清掃面上で勢いよく脈動する ので、ゴミやほこりがはじき飛ばされる効果を生み出し、従って清掃能率が抜群 に向上すると言った利点を有し、且つ清掃部が取り外し自在故取り替えなどが、 極めて楽々行える経済的で取扱いの容易な窓拭き用具になるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例の使用状態正面断面図である。

【符号の説明】 １ 柄 ２ 支台 ３ 清掃部 ４ 清掃体 ５ 揺動棒 ６ バネ ７ シリンダー ８ 嵌合室 ９ 嵌合体 １０滑動体 １１突起体 １２凹み部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 柄（１）の下端部に設置された支台
   （２）の下側に、清掃部（３）を貼着した清掃体（４）
   に連結する揺動棒（５）をバネ（６）で支架状態に内蔵
   せしめた適数個のシリンダー（７）を、設置してなる窓
   拭き用具。
2. 【請求項２】 支台（２）の下側に嵌合室（８）を設置
   し、この中に清掃体（４）をシリンダー（７）を介して
   連設せしめた嵌合体（９）を着脱自在の状態に嵌合して
   なる窓拭き用具。