JPH0534B2 - - Google Patents

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JPH0534B2
JPH0534B2 JP28854588A JP28854588A JPH0534B2 JP H0534 B2 JPH0534 B2 JP H0534B2 JP 28854588 A JP28854588 A JP 28854588A JP 28854588 A JP28854588 A JP 28854588A JP H0534 B2 JPH0534 B2 JP H0534B2
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JP
Japan
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constant temperature
culture
chamber
stage
gas
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JP28854588A
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JPH02135087A (ja
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Akira Kijihana
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  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば体外受精細胞等の組織細胞
を培養するための装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に動物細胞を培養する場合、雰囲気温度を
その動物の体温と同じ温度に維持するとともに、
温度を所定のものに維持し、この恒温および恒湿
の雰囲気中に培養液のPHの変化を防ぐための例
えばCO2ガス(通常CO2を5%含んだ空気)を供
給している。
従来この種の培養装置の一例が第3図に示され
ている。すなわち断熱層で形成された本体51の
内面にウオータージヤケツトからなる恒温層52
を形成し、本体51内の培養室53を恒温に保つ
ている。また培養室53の底部に水留皿54を設
置し、CO2ガスボンベ55およびエアーポンプ5
6から管路57を介して水留皿54にCO2混合ガ
スを供給し、培養室53内に加湿された混合ガス
を充満させている。以上により培養室53内は例
えば温度37℃、湿度90%RH、CO25%というよ
うな雰囲気に保たれている。第3図において58
は温度センサであつて、その検知信号によつてヒ
ータ59の作動が制御される。60はCO2ガスセ
ンサであつて、その検知信号によつてCO2ガス流
量が制御される。61,62は流量計、63は培
養棚である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上記のような従来の装置は、図示
しない扉を含めて本体51が不透明なものである
ため、培養室53内の細胞の状態を外部から観察
することができず、培養経過を観察する場合に
は、いちいち扉をあけてフラスコ等の培養容器を
取り出さなければならない。このため扉の開閉に
より培養室内の所定の雰囲気を壊すだけでなく、
外部に取出された細胞が厳しい雰囲気変化にさら
されることとなり、あるいは雑菌が混入したりし
て、細胞活動が弱まりときには死滅することがあ
る。
特に体外受精に関する作業においては、男性体
から取得した精子を培養し、その成熟過程、母体
から取得した卵子の成熟過程、あるいは受精卵の
成熟過程等、刻々と変化する状況を観察しなけれ
ばならず、また受精操作等の作業もしなければな
らないので、細胞に前記のような雰囲気の変化を
ひんぱんに与えるのは好ましくない。
この発明は上記のような従来の問題を解決する
ためになされたものであつて、培養経過を外部か
ら観察することができ、しかも培養細胞に関する
操作をその所定の雰囲気を変化させることなく、
行うことができる培養装置を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するためのこの発明は、箱形本
体に形成された所定の幅および奥行を有する作業
室と、この作業室の少なくとも前面に設けられた
透明板からなる開閉扉と、作業室の底部に設けら
れて培養容器が載置される恒温ステージと、この
恒温ステージ上の培養容器にPHの変化を抑制す
るガスを供給するガス供給手段と、作業室にその
上方から清浄空気を供給する空気供給手段とを具
えてなることを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下この発明の一実施例を図面で参照して説明
する。
第1図はこの発明による培養装置の全体外観を
示し、1は箱形本体であつて、その適宜高さ位置
のところ(作業者が椅子に座つて作業できる程度
の高さ)に所定の幅および奥行を有する培養室を
兼ねた作業室Sが形成されている。この幅および
奥行は作業室S内に収容される培養容器等の器具
類の数や、各種作業に必要なスペース等を勘案し
て決定される。
作業室Sの前面には上下方向に移動する開閉扉
2が設置され、この開閉扉2は透明ガラス等の透
明板からなつている。必要に応じて側面に透明窓
3,4を設けてもよい。
作業室Sの底部にほぼその全体を占める面積を
もつ恒温ステージ5が設けられている。この恒温
ステージ5は第2図に示すように中空の函体から
なり、その内部に恒温タンク6内の恒温水がポン
プ7を有する管路8を経て流入し、ステージ5内
に流入した恒温水は管路9を経てタンク6内に戻
るようになつている。恒温ステージ5および恒温
タンク6内の恒温水の温度は、温度センサー1
0,11によつてそれぞれ検知され、その検知信
号に基づいてヒータ12と冷却コイル13との作
動が制御される。
14は送風機であつて、この送風機14は予備
フイルタ15を通して空気を吸入し、滅菌、殺菌
機能を有するHEPAフイルター16を通して、
清浄空気を作業室Sにその上方から供給するよう
になつている。
18は恒温ステージ5上に載置される培養容器
17を覆う恒温被覆体であつて、この被覆体18
は上端が閉鎖し下端が開放した二重円筒からなる
ウオータジヤケツトによつて構成されている。ウ
オータジヤケツトすなわち被覆体18は透明ガラ
ス等の透明材料で構成され、その内部にはタンク
6内の恒温水が管路8から分岐したフレキシブル
な管路19を経て流入し、その恒温水はフレキシ
ブルな管路20を経てタンク6に戻るようになつ
ている。
被覆体18の頂部にCO2ガスの供給口27が設
けられ、この供給口27は管路22aおよびフレ
キシブルな管路22bを介してCO2ガスボンベ2
1に接続されている。管路22a,22bには流
量計23、恒温ステージ5上の保温筒25に収容
された加湿びん24およびHEPAフイルター2
6が設けられ、被覆体18の内方には加湿され、
かつ滅菌されたCO2ガスが供給されるようになつ
ている。
28は顕微鏡用の恒温ステージであつて、この
ステージ28は中央に透光部29を有する中空板
体からなり、このステージ28にはタンク6内の
恒温水が管路8から分岐したフレキシブルな管路
30を経て流入し、その恒温水はフレキシブルな
管路31を経てタンク6に戻るようになつてい
る。
32は恒温ステージ5上に載置される恒温ブロ
ツクであつて、このブロツク32に保持される試
験管33内の培養液を恒温に保つようになつてい
る。
上記培養装置の使用態様について説明する。
作業室S内にはフイルター16を通つた清浄空
気が常時供給され、この空気は開閉扉2の下端と
作業室Sの底部との間の隙間から排出される。
組織細胞および培養液が収容された底が平坦な
フラスコ等の培養容器17は、恒温ステージ5上
に載置され、この培養容器17を覆うようにして
ウオータージヤケツトすなわち恒温被覆体18が
配置される。このように培養容器17はステージ
5のみならず、被覆体18によつても恒温を維持
されるので、その精度は良好なものとなる。
一方CO2ガスボンベ21から管路22a,22
bを経て、加湿されかつ滅菌されたCO2ガスが被
覆体18の内方に供給され、このCO2ガスによつ
て培養液のPH変化が抑制される。
以上のような雰囲気のもとで組織細胞の培養が
行われ、その状況をいずれも透明な開閉扉2およ
び被覆体18を通して目視することが可能であ
る。
また恒温ステージ5上では次のような作業が行
われる。すなわち作業室S内に作業者の腕が入る
程度開閉扉2を開放し、作業室S内において例え
ば精子と卵子との受精操作、培養液の入れ替え等
の作業が行われる。その際培養容器17は恒温ス
テージ5によつて恒温に保たれ、また作業室Sが
無菌状態に保たれているので、細胞に雰囲気変化
を与えることがなく、また雑菌が混入する余地も
ない。
また細胞の顕微鏡観察を行うときは、その試料
載置台を進入させ、載置台上に恒温ステージ28
を載せることにより、細胞を恒温に維持した状態
で観察することができる。
上記実施例は単なる例示にすぎず、この発明は
種々の変更が可能である。
例えば被覆体18は1つに限らず複数設置して
もよく、その場合それに応じて各配管系統を変え
ればよい。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明によれば、作業室すなわ
ち培養室を兼ねる室の前面開閉扉を透明板で構成
したので、培養経過を外部から観察することがで
き、したがつて細胞に雰囲気変化を与えることな
く、良好な培養を行うことができる。また培養細
胞に関し、種々の操作を行う場合は、開閉扉を一
部開放して作業室内の恒温ステージ上で実施する
こととなるので、その際細胞はステージによつて
恒温に維持され、しかも作業室内空間は清浄空気
供給手段によつて清浄に保たれているので雑菌等
が混入することがなく、細胞に悪影響を及ぼすこ
となく、良好な作業環境を創出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す全体斜視
図、第2図は同上のものの内部を示す正面図、第
3図は従来例を示す断面図。 1……箱型本体、2……開閉扉、5……恒温ス
テージ、6……恒温タンク、14……送風機、1
6……フイルター、17……培養容器、18……
恒温被覆体、21……CO2ボンベ、27……ガス
供給口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 箱形本体に形成された所定の幅および奥行を
    有する作業室と、この作業室の少くとも前面に設
    けられた透明板からなる開閉扉と、作業室の底部
    に設けられて培養容器が載置される恒温ステージ
    と、この恒温ステージ上の培養容器にPHの変化
    を抑制するガスを供給するガス供給手段と、作業
    室にその上方から清浄空気を供給する空気供給手
    段とを具えてなることを特徴とする組織細胞培養
    装置。
JP28854588A 1988-11-14 1988-11-14 組織細胞培養装置 Granted JPH02135087A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28854588A JPH02135087A (ja) 1988-11-14 1988-11-14 組織細胞培養装置

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JP28854588A JPH02135087A (ja) 1988-11-14 1988-11-14 組織細胞培養装置

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Publication Number Publication Date
JPH02135087A JPH02135087A (ja) 1990-05-23
JPH0534B2 true JPH0534B2 (ja) 1993-01-05

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ID=17731629

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JP28854588A Granted JPH02135087A (ja) 1988-11-14 1988-11-14 組織細胞培養装置

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JPWO2003104387A1 (ja) * 2002-06-06 2005-10-06 和研薬株式会社 組織培養用装置
EP2049646A2 (en) * 2006-07-14 2009-04-22 Xcellerex, Inc. Environmental containment systems

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JPH02135087A (ja) 1990-05-23

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