JPH0534892U - 蒲鉾板 - Google Patents

蒲鉾板

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Publication number
JPH0534892U
JPH0534892U JP092560U JP9256091U JPH0534892U JP H0534892 U JPH0534892 U JP H0534892U JP 092560 U JP092560 U JP 092560U JP 9256091 U JP9256091 U JP 9256091U JP H0534892 U JPH0534892 U JP H0534892U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
kamaboko
plate
wood
contact surface
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP092560U
Other languages
English (en)
Inventor
友三 岡本
雅広 岡本
Original Assignee
株式会社大成木工
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社大成木工 filed Critical 株式会社大成木工
Priority to JP092560U priority Critical patent/JPH0534892U/ja
Publication of JPH0534892U publication Critical patent/JPH0534892U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本考案は木材の有効利用を図るためにした新
規な蒲鉾板に関し、少なくとも蒲鉾との接触面が木材で
構成され、他の構成部分が無垢木材以外の材質で構成さ
れていることを特徴とする。 【効果】 蒲鉾3と蒲鉾板2との接触面は従来同様に衛
生的な問題はなく、板材に適用する材質の種類により蒲
鉾板の低廉化、軽量化、防腐性の向上等を図ることがで
き、併せて木材の有効利用を図ることができるととも
に、蒲鉾板の装飾等をすることもできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の目的】 【産業上の利用分野】
本考案は、いわゆる板付き蒲鉾に使用される板に関する。
【0002】
【考案の背景】
魚肉練り製品の一種である板付き蒲鉾は、ゾル状態の魚肉すり身を板の上に盛 りつけたものを加熱してゲル化させて製品としたものである。このような板付き 蒲鉾に使用される蒲鉾板は、従来製材所等で出る端材を無垢の板材に加工して製 造していた。しかし近年自然保護の重要性が認識される中、森林の伐採は制限さ れ、木材の絶対量も頭打ちとなっている現状では、例えば端材といえどもその有 効利用が叫ばれ、蒲鉾板のように使い捨てにされるものは、その代替品の出現が 望まれていた。
【0003】
【開発を試みた技術的事項】
本考案はこのような背景に鑑みなされたものであって、木材の有効利用を図る ため蒲鉾板のなるべく多くの部分を無垢木材以外で構成するようにした新規な蒲 鉾板の開発を試みたものである。
【0004】
【考案の構成】 【目的達成の手段】
即ち本出願に係る第一の考案たる蒲鉾板は、少なくとも蒲鉾との接触面が木材 で構成され、他の構成部分が無垢木材以外の材質で構成されていることを特徴と して成るものである。
【0005】 また本出願に係る第二の考案たる蒲鉾板は、前記要件に加えて表面のみが木材 で構成され、他の構成部分が無垢木材以外の材質で構成されていることを特徴と して成るものである。
【0006】 更に本出願に係る第三の考案たる蒲鉾板は、前記要件に加えて前記他の構成部 分は発泡スチロールで構成されていることを特徴として成るものである。 これら考案により前記目的を達成せんとするものである。
【0007】
【考案の作用】
本考案たる蒲鉾板は、少なくとも蒲鉾との接触面が木材で構成され、他の構成 部分が無垢木材以外の材質で構成されているから、蒲鉾と蒲鉾板との接触面は従 来同様に吸水作用、防腐作用も充分で衛生的な問題はなく、板材に適用する材質 の種類により蒲鉾板の低廉化、軽量化、防腐性の向上等を図ることができ、併せ て木材の有効利用を図ることができる。
【0008】
【実施例】
以下本考案を図示の実施例に基づいて具体的に説明する。符号1は本考案に係 る蒲鉾板を適用した板付き蒲鉾であって、このものは通常の市販の板付き蒲鉾同 様、蒲鉾板2の上に蒲鉾3が付着した状態でのっているものである。蒲鉾板2は 図1〜3に示すように薄板状の直方体をなし、芯材部4と表層部5とから成る。
【0009】 芯材部4は蒲鉾板2よりも一回り小さな直方体形状であって、一例として発泡 スチロールから構成され、また表層部5は薄板状の木片6を芯材部4の回りに芯 材部4が見えないように接着剤で張り付けて成るものである。尚、芯材部4を構 成する材質は、発泡スチロールの他にもコルク、木材の削片や破砕片に接着剤を 付けて成形熱圧したパーティクルボード、木材繊維を原料としたファイバーボー ド等を適用することもできる。因みに芯材部4を発泡スチロールで構成する場合 には、蒲鉾板2の軽量化、低廉化を図ることができるとともに、木材の有効利用 に寄与することができる。また芯材部4をコルク等の木質材料で構成すれば、表 層部5を構成する木片6だけで吸収できない水分を芯材部4でも吸収することで きる。因みにこのように水分の吸収作用を芯材部4にもたせる場合には、吸湿性 プラスチックを芯材部4に適用することもできる。
【0010】 また本考案では必ずしも前記実施例のように芯材部4と表層部5という構造を 採る必要はなく、少なくとも蒲鉾3との接触面が木材で構成されていればよい。 以下このような種々の形態について図4に基づいて説明すると、まず図4(a) に示すものは、一例として発泡スチロール製の基板7に対して、その上面及び側 面を覆うように薄板状の木片6を組み立てて作成された蓋部8をかぶせ設けたも のである。
【0011】 また図4(b)に示すものは、一例として発泡スチロール製の基板7に対して 、その上面のみに薄板状の木片6を接着させて成るものである。尚このような形 態を採る場合には、基板7の側面の見栄えを良くするために木目模様のシール紙 を側面に張り付けたり、基板7自身を木片6とほぼ同様な色の材料で構成したり 、側面に木片6とほぼ同様な色を塗装するなどの手段を施すようにしてもよい。
【0012】 更に蒲鉾の板付け作業における作業性等を考慮して蒲鉾板2の上下の区別をな くす場合には、図4(c)に示すように一例として発泡スチロール製の基板7に 対して、その上面と下面に薄板状の木片6を接着させるようにしてもよい。
【0013】 尚、以上の各種の実施例において接着剤を使用する場合には、食品衛生上問題 のない例えばデンプン糊等を使用し、また芯材部4または基板7に適用する材質 も食品衛生上の考慮をして選択する。
【0014】
【考案の効果】
本考案では少なくとも蒲鉾との接触面が木材で構成され、他の構成部分が無垢 木材以外の材質で構成されているから、蒲鉾と蒲鉾板との接触面は従来同様に吸 水作用、防腐作用を奏し衛生的な問題はなく、板材に適用する材質の種類により 蒲鉾板の低廉化、軽量化、防腐性の向上等を図ることができ、併せて木材の有効 利用を図ることができる。 また蒲鉾板の芯材部にも吸湿性材料を適用すれば、蒲鉾板の吸湿能力が向上す る。 更に従来の蒲鉾板では製造者の表示としてせいぜい焼印を押すなどの処理しか できなかったが、本考案の蒲鉾板では芯材部側面に薄い木片や紙を貼るなどの装 飾処理を行うことができるため、このものに例えば商標等を色付け印刷すること もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の蒲鉾板を適用した板付き蒲鉾を一部破
断して示す斜視図である。
【図2】同上横断面図である。
【図3】本考案の蒲鉾板を示す分解斜視図である。
【図4】同上他の種々の実施例を、隅部を破断して示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 板付き蒲鉾 2 蒲鉾板 3 蒲鉾 4 芯材部 5 表層部 6 木片 7 基板 8 蓋部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも蒲鉾との接触面が木材で構成
    され、他の構成部分が無垢木材以外の材質で構成されて
    いることを特徴とする蒲鉾板。
  2. 【請求項2】表面のみが木材で構成され、他の構成部分
    が無垢木材以外の材質で構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の蒲鉾板。
  3. 【請求項3】前記他の構成部分は発泡スチロールで構成
    されていることを特徴とする請求項1または2記載の蒲
    鉾板。
JP092560U 1991-10-16 1991-10-16 蒲鉾板 Pending JPH0534892U (ja)

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JP092560U JPH0534892U (ja) 1991-10-16 1991-10-16 蒲鉾板

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP092560U JPH0534892U (ja) 1991-10-16 1991-10-16 蒲鉾板

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JPH0534892U true JPH0534892U (ja) 1993-05-14

Family

ID=14057812

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JP092560U Pending JPH0534892U (ja) 1991-10-16 1991-10-16 蒲鉾板

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551194B2 (ja) * 1973-06-14 1980-12-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551194B2 (ja) * 1973-06-14 1980-12-23

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