JPH0534755A - カメラの調整装置 - Google Patents

カメラの調整装置

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JPH0534755A
JPH0534755A JP19413491A JP19413491A JPH0534755A JP H0534755 A JPH0534755 A JP H0534755A JP 19413491 A JP19413491 A JP 19413491A JP 19413491 A JP19413491 A JP 19413491A JP H0534755 A JPH0534755 A JP H0534755A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラ内のメモリーに外部から容易に調整デ
ータをセットさせる調整装置を提供する。 【構成】 カメラのアクセサリーシューのピンを介して
外部装置からのデータ通信を行うと共に、外部装置から
調整モードであることを示す信号をカメラに伝え、カメ
ラのモードを調整モードにセットして調整動作を行わせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はカメラの調整装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来カメラの測光などの調整を行う場合
には、ボリュームや選択抵抗などを用いて行っており、
そのため、修理時の再調整にはカメラのケースを取りは
ずす等カメラの電気回路が露出するまで分解しなければ
ならなかった。しかし、最近のIC技術の発達により調
整パラメータをEEPROM等の不揮発性メモリに書き
込むことで低コスト、省力化をはたしている。そのと
き、例えば特開昭63−97926号公報に開示されて
いるように、EEPROMの書き換えにおいてDX読み
込み接片を兼用して書き込みを行う等のように、書き込
みのためにカメラの分解をしなくても調整可能にしたも
のが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭では、調整のための特別な回路を付加することで、
上記DX接片を利用した情報調整を行っており、カメラ
のコストを引き上げ、製造の複雑さを増加させてしまう
こととなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記事項に鑑み
なされたもので、カメラとストロボとのシリアル通信端
子を調整用に用いることで調整用の特別な回路の付加な
く調整動作を行えるようにしたカメラの調整装置を提供
するものである。そして、更に本発明では、調整装置が
装着されている時において、通常のストロボ通信中にカ
メラからストロボへ特定のデータを転送する際、調整装
置が、通常のストロボ通信には用いられないあらかじめ
定めた通信データをカメラへ送信するように構成し、ス
トロボにデータ転送時、その定められた通信がきた時に
初めて、カメラを調整状態にすることにより、ストロボ
装着時の実動作中不意に調整状態に入ることのないよう
に構成した。
【0005】
【作用】カメラのアクセサリーシューの通信端子を調整
用に兼用することで、カメラに特別な回路の付加なく、
またカメラを分解することなく調整が可能なカメラを供
給することができる。更に、実動作中に不用意に調整動
作に入ってしまうことを防止することもできる。
【0006】
【実施例】図1は、本発明にかかるカメラの調整装置に
用いられるカメラの外観図を示すもので、1はカメラ本
体、2はレリーズ釦、3はアクセサリーシュー、4〜7
は通信用の各接点、8はX接点を示している。
【0007】図2は、本発明の1実施例を表す回路図面
である。9の一点鎖線で囲まれた範囲がカメラ回路図、
10の一点鎖線で囲まれた範囲がストロボ回路図、11
の一点鎖線で囲まれた部分がカメラ調整装置の回路図で
ある。
【0008】12はカメラ制御用マイコンであり、内部
に読み書き可能だが電源オフでデータを保持できないR
AM、電源オフでもデータ保持できる読み出し専用のR
OM、電源オフでもデータを保持できる読み書き可能な
EEPROMの三種類のデータ記憶手段を持っている。
【0009】13は被写体の明るさを測光する測光回路
図、14はレンズ絞りを駆動する絞り駆動装置、15は
クイックリターンミラーのはね上げ制御装置、16はフ
ィルム巻上、シャッターチャージを行う巻上装置であ
る。
【0010】17はレリーズ釦2(図1)の第一ストロ
ークに連動したスイッチ(以降SW1と呼ぶ)、18は
レリーズ釦2(図1)の第二ストロークに連動したスイ
ッチ(以降SW2)である。
【0011】19はシャッター先幕の走行を制御するマ
グネット、20はシャッター後幕の走行を制御するマグ
ネット、21、22はトランジスタである。
【0012】23は、シャッター先幕の走行が完了する
とオンするスイッチSWXである。4、5、6、7、8
はアクセサリーシューにあり、カメラとストロボを接続
する信号ピンであり、それぞれ24、25、26、2
7、28のストロボ側ピンに対応している。接点4、2
4はカメラからストロボへのシリアルクロックが伝達さ
れる端子である(以降SCLKと称す)。接点5、25
はストロボからカメラにシリアルクロックに同期してデ
ータが転送される端子である(以降SINと称す)。接
点6、26はカメラからストロボにシリアルクロックに
同期してデータが転送される端子である(以降SOUT
と称す)。接点7、27はストロボからカメラに、現在
ストロボが通信受付可能ではないことを示すビジー信号
を伝達する端子である(以降BUSYと称す)。接点
8、28は、カメラのスイッチSWX23に接続された
ストロボ発光タイミングを決定する端子である。
【0013】29はストロボ制御マイコンである。30
は電池、31はストロボメインスイッチ、32はストロ
ボ充電回路、33はダイオード、34はコンデンサ、3
5はコンデンサ34の充電電圧を検出してストロボマイ
コン29に知らせる充電完了検知回路、36はストロボ
マイコンの指令とX接点23の信号によりストロボ発光
を制御する回路、37はキセノン管である。
【0014】38は調整用マイコン、39〜42はそれ
ぞれカメラの接点4〜7にストロボ回路のかわりに接続
される接点、43は表示装置、44はは入力装置であ
る。
【0015】以降カメラの動作を図3、図4のフローチ
ャートにより説明する。
【0016】以降の説明においてEVR、GNOR、I
SOR、AVCALR、MONR、ADDR H、AD
DR Lはカメラ制御用マイコン12のRAMに配置さ
れ、電源をオフするとデータが消去されてしまう記憶手
段である。ADJRはカメラ制御用マイコン12のEE
PROMに配置され、電源をオフしても記憶を保持して
いる記憶手段である。またフローチャートで示されたプ
ログラムは実際には機械語のコードとして、カメラ制御
用マイコン12のROMにマイコン製造時に記録される
記憶手段である。
【0017】また、Aはアキュムレータであり、マイコ
ンが演算処理を行うことのできるレジスタである。
【0018】次いで、未発明の動作について図3のフロ
ーを用いて説明する。
【0019】不図示の電源回路から電源が投入されると
カメラ制御用マイコン12は図3の(1)から制御を開
始する。
【0020】(1)カメラ制御用マイコン12の初期化
を行う。
【0021】(2)SW1の状態を判定し、オンしてい
ないときは、無限に(2)を繰り返す。もし、撮影者が
カメラのレリーズ釦2を半押しすると、SW1がオンに
なるので(3)へ進む。
【0022】(3)測光回路13より被写体の明るさを
取り込んでEVRレジスタに格納する。
【0023】(4)測光値EVRに補正データADJR
の値を加える。
【0024】測光回路の出力は明るさに対してばらつき
を持っている。その個々の測光回路のズレ分をあらかじ
め記憶しておき、測光した結果に加えることで測光値の
ずれを補正することができる。
【0025】(5)アキュムレータAに16進で01H
の値を書き込む。
【0026】(6)ストロボ通信サブルーチンをコー
ル、ストロボにアキュムレータAの値を1バイト送信す
る。
【0027】ここでストロボ通信サブルーチンを説明し
ておく。
【0028】ストロボ通信サブルーチンがコールされる
とまずステップ40に移る。
【0029】(40)ストロボのBUSY信号が解除さ
れて、通信受付状態になるまで待つ。
【0030】(41)カメラのシリアルIOレジスタS
IOにアキュムレータAの値を書き込む。書き込みと同
時にカメラ制御用マイコン12の内部の公知のシリアル
通信回路が作動する。シリアル通信回路は、SCLKに
8ビット分パルスを出力、そのパルスに同期してSIO
レジスタに書き込まれたデータを1ビットづつSOUT
に転送する。ストロボ側のシリアル通信回路は、送られ
てきたSCLKのパルスに同期してSOUTのデータを
取り込む。同時にSINにストロボのシリアル通信回路
に設定されたデータを転送する。カメラ側のシリアル通
信回路もSCLKに同期してSINのデータをカメラ内
のSIOレジスタに取り込む。このようにして一回のS
CLK通信で双方向に1バイトづつデータを受け渡しす
ることができる。
【0031】(42)シリアル通信の完了待ちをする。
【0032】(43)シリアル通信後カメラのSIOレ
ジスタには、ストロボから転送されたシリアルデータが
入っているのでアキュムレータに格納する。
【0033】このステップ40から43の動作によりカ
メラ、ストロボ間で1バイトのデータを送受信すること
ができる。
【0034】01Hは、ストロボにレンズの焦点距離を
送る、というコマンドであり、ストロボはレンズ焦点距
離受信待ち状態になる。
【0035】このストロボ通信ルーチンがリターンする
と、(7)でレンズ焦点距離をアキュムレータAに入力
し、(8)で上記ストロボ通信が行われ、ストロボにレ
ンズ焦点距離が格納される。
【0036】(9)焦点距離転送と同時にストロボから
送られてきたデータを判別、55Hならば調整ルーチン
へ分岐する。通常のストロボ装着時にはストロボから0
0Hが送られるので(10)へ進む。
【0037】(10、11)ストロボに02Hを転送し
ISO受信状態にする。
【0038】(12、13)ISO(フィルム感度情
報)を転送する。
【0039】(14、15)ストロボに04Hを転送、
これはストロボ状態読み出しコマンドであり、ストロボ
はコンデンサ34に十分電荷が蓄積されたかを次の(1
6、17)に送信してくる。
【0040】(16、17)カメラはストロボに00H
を送る。ストロボはカメラに充完状態を転送する。
【0041】(18)ストロボ状態を判別する。アキュ
ムレータAが01Hならば充電完了でストロボ撮影可能
なので(23)へ、充電ができていなければ(19)へ
進む。
【0042】(19、20)ストロボに06Hを送信す
る。この06Hはストロボの発光を禁止する指令であ
る。
【0043】(21)AEのプログラム演算を行う。
【0044】(22)レリーズ釦2の第二ストロークを
判別、オフならば(2)へ行き(2)から(21)を繰
り返し実行する。
【0045】ストロボが充完していれば(18)から
(23)に分岐する。
【0046】(23、24)ストロボに05Hを送信す
る。これはストロボのガイドナンバーを読み出すコマン
ドである。
【0047】(25、26、27)ストロボから転送さ
れたガイドナンバーをGNORに格納する。
【0048】(28)測光したEVRの値とガイドナン
バーをもとに、ストロボモードでシャッター秒時、絞り
を計算する。
【0049】(29、30)ストロボに絞り受信コマン
ド03Hを送信する。
【0050】(31、32)ストロボに演算した絞りの
値を送信する。
【0051】(33、34)発光許可を表す07Hをス
トロボに送信する。
【0052】以上のストロボ通信とストロボ演算を行い
(22)でSW2を判定する。SW1をオンして測光、
演算、ストロボ通信を繰り返している時にレリーズ釦2
を第二ストロークまで押し込むと(22)から(35)
へ分岐、レリーズを行う。
【0053】(35)ミラーはね上げ装置15を作動さ
せて、露光準備を行う。同時に絞り駆動装置14を作動
させステップ21、28で演算した絞りまで絞り込みを
行う。ミラーアップと絞り込みが完了するとステップ3
6へ移る。
【0054】(36)先幕走行マグネット19に通電し
てシャッター先幕を走行させる。
【0055】(37)ステップ21、28で演算したシ
ャッター秒時の時間だけ待つ。
【0056】(38)後幕走行マグネット20に通電し
てシャッター後幕を走行させる。
【0057】(39)巻上装置16を作動させシャッタ
ーチャージ、フィルム巻き上げを行う。
【0058】以上のようにして通常の測光、露光作動を
行うことができる。
【0059】次に、ストロボ制御用マイコン29の動作
を説明する。
【0060】FLEMR、ISOR、AVRはストロボ
制御用マイコン29内部のRAMである。
【0061】不図示の電源回路から電源が投入される
と、ストロボ制御用マイコン29は図5のステップ60
から制御を開始する。
【0062】(60)カメラ制御用マイコン29の初期
化を行う。
【0063】(61)アキュムレータAに00Hを格納
する。
【0064】(62)通信待ちのサブルーチンをコール
する。
【0065】通信待ちサブルーチンは図6に示す。
【0066】(88)シリアルIOレジスタにアキュム
レータAの値を格納する。
【0067】カメラのストロボ通信ではSIOレジスタ
に格納すると同時に通信を始めたが、ストロボの場合、
受信側なのでシリアル通信回路は、カメラからのシリア
ルクロック待ち状態になる。カメラがSCLK送信しな
ければいつまでも待つ。
【0068】(89)BUSYを0におとすことでカメ
ラに受信可能を知らせる。
【0069】(90)カメラが通信するのを待つ。
【0070】カメラからSCLK送信を受けることで
(91)に進む。
【0071】(91)BUSYに1をたてて受信可能で
ないことを示す。
【0072】(92)シリアルIOレジスタSIOから
通信されたデータを取り出す。
【0073】以上のようにして、カメラからの通信受信
を行う。
【0074】カメラから1バイト通信を受け取ると通信
待ちサブルーチンを終了してステップ63に進む。
【0075】(63)受け取ったコマンドを調べる。0
1Hだったら焦点距離をカメラが送信するのでステップ
64へ行き、焦点距離受付状態になる。
【0076】(64、65)アキュムレータAに00H
を格納、カメラからの通信受付状態になる。カメラが焦
点距離を送信した時には、ストロボからのデータは00
Hになる。したがってストロボ装着時はステップ9での
分岐は必ずステップ10へ進むことになる。
【0077】(66)カメラからの焦点距離情報をFL
ENRに格納する。終了すると61へ行き、再びストロ
ボコマンド待ちをする。
【0078】(67〜70)同様に02Hコマンドなら
ばISOデータを受信する。
【0079】(71〜74)同様に03Hコマンドなら
ば演算された絞り値を受信する。
【0080】(75)04Hコマンドならば、ストロボ
状態読み出しなのでステップ76へ。
【0081】(76、77、78、79)充完検知回路
35の出力CCCがハイならば充電できているのでステ
ップ78へ行きカメラに01Hを受信する。逆に未充完
ならばカメラに00Hを送信する。
【0082】コマンドが01Hから04Hでなかった場
合、図6に制御が移る。
【0083】図6はストロボ制御用マイコン29のフロ
ーチャートの続きである。
【0084】(80)05Hコマンドならばステップ8
1へ行く。
【0085】(81、82)ガイドナンバーをカメラに
送信する。終わるとステップ61へ戻る。
【0086】(83、84)06Hコマンドならば発光
制御回路36を不作動にする。したがってカメラがAE
でレリーズしたときは、X接点23がオンしてもストロ
ボは発光しない。
【0087】(85)07Hコマンドならばステップ8
6へ。
【0088】(86)カメラから受信したISO、絞
り、焦点距離の情報よりストロボ発光量を求める。
【0089】(87)発光制御回路36を発光可能状態
にする。そして演算した発光量を設定する。終わるとス
テップ61へ戻る。このようにして、カメラから受信し
たデータに応じてストロボは作動する。その内、ストロ
ボ発光可能状態で撮影者がレリーズすると、ステップ3
6でシャッター先幕が走行し、シャッター全開のタイミ
ングでSWX23がオンする。発光制御回路36はSW
X23の立ち下がりでストロボを発光させる。ストロボ
光があらかじめ、ステップ86で求めた発光量に達する
と発光回路36はストロボ発光を停止させる。このよう
にして、被写体は適正に露光させることになる。
【0090】以上説明したようにしてストロボ回路の動
作を行うことができる。
【0091】次に本発明の要点である調整動作について
説明する。
【0092】図4はカメラの調整ルーチン部分のフロー
チャートである。
【0093】カメラがストロボに焦点距離情報を送信し
た時、ストロボ装着時にはあり得ない、55Hというデ
ータを受信した時には、調整装置がストロボ接点に装着
されているものと判断しカメラのルーチンはステップ9
から調整ルーチンにとぶ。
【0094】(44)ストロボにAAHを送信する。調
整時には、カメラが通信を支配するのではなく調整回路
側から通信タイミングを制御する。そのため、調整回路
は55Hを送信するとBUSY信号を落とす。そして、
カメラに送信したい時だけBUSYをハイに立ち上げ
る。このようにして、調整回路から通信タイミングを制
御することができる。
【0095】(45)ストロボ通信ルーチンをコールす
る。調整回路がBUSYを立てていればステップ40の
ビジー待ちで待ち続けることになる。
【0096】(46)通信されたコマンドが00Hなら
ばステップ44に戻り通信待ちをする。
【0097】(47)そうでなければコマンドをMON
Rに格納する。
【0098】(48)ストロボ通信コール、BUSY待
ちに入る。
【0099】(49)受信したデータをADDR Hに
格納する。
【0100】(50)ストロボ通信をコール、BUSY
待ちに入る。
【0101】(51)受信したデータをADDR Lに
格納する。
【0102】(52)MONRの値を判別、10Hコマ
ンドならば、読み出しコマンドなのでステップ53へ。
【0103】(53)ステップ48〜51で送信された
2バイトのアドレスで指定されたRAM、EEPROM
等の値を読み出す。
【0104】(54)調整回路に送信する。終わればま
たステップ44のコマンド待ちに戻る。
【0105】(55〜57)同様に20Hコマンドなら
ば、書き込みコマンドなので、ステップ56で調整回路
から受信したデータをステップ48〜51で受信したア
ドレスのRAM、EEPROMに書き込む。
【0106】(58)40Hコマンドならば、ステップ
48〜51で指定されたアドレスのサブルーチンをコー
ルする。したがって、カメラ側のサブルーチンのアドレ
スさえわかれば、カメラの中のプログラムを実行させる
ことができる。終了すればステップ44に戻る。
【0107】また、10H、20H、40Hでないコマ
ンドを受信した場合は無視してステップ44に戻る。
【0108】以上のようにして、ストロボ通信用端子を
介して、カメラ制御用マイコン12の任意のアドレスの
データを読み書きしたり、任意のサブルーチンをコール
させて、さまざまな動作を実行させることが可能にな
る。
【0109】ここで調整プログラムの一例を示す。
【0110】図7が調整装置内のフローチャートであ
る。ここでは測光のレベルのずれの調整を行う場合につ
き示している。
【0111】明るさのわかっている基準の拡散光源をカ
メラが測光できる状態で調整装置11をカメラ9の端子
4〜7に装着する。ここでは例えばEV10とする。
【0112】カメラのレリーズ釦2を押しながら調整装
置の動作を開始させる。調整用マイコン38は、ステッ
プ93から作動開始する。
【0113】(93)調整用マイコン38を初期化す
る。
【0114】(94)00HをアキュムレータAに格納
する。
【0115】(95)通信待ちをコールする。
【0116】(96)図3の(5)、(6)処理にて0
1Hコマンドがくるまで、ステップ94、95を繰り返
して実行する。
【0117】焦点距離送信コマンド01Hがくればステ
ップ97へ進む。
【0118】(97,98)図3の(7、8)処理にて
カメラから焦点距離を受信すると同時に、カメラに55
Hを送信する。
【0119】(99、100、101)アキュムレータ
Aに00Hを格納し、(45)の処理で1バイト通信す
る。
【0120】うまくカメラが焦点距離通信の応答の55
Hを受け取って、調整ルーチンに入ったならばステップ
44、45でカメラはAAHを送信してくる。調整プロ
グラムはその応答を確認してステップ102へ進む。も
しカメラが調整ルーチンに入らなかった場合は、AAH
は送信してこないのでステップ94に戻って始めからや
り直す。
【0121】(102)カメラに40H、コールコマン
ドをカメラ側の再度の(45)処理で送信する。
【0122】(104〜107)(48)、(50)の
処理でカメラに測光サブルーチンのアドレスを送信し
て、光源の明るさを測光させる。
【0123】すなわち、(104)(106)でのアド
レスデータがカメラ側のステップ(49)、(51)に
てADDRH、ADDRLに入力する。一方、MONR
には上記(102)でのデータ40Hが入力されてい
る。したがって、図4の調整ルーチンの(58)、(5
9)にて、上記(104)、(106)でのアドレスが
コールされる。このアドレスでは測光ルーチンが行われ
るものとする。上記のようにして、測光が行われた後
(108)へ進む。一方、調整ルーチンも(44)へ戻
る。
【0124】(108、109)図4のカメラ側のルー
チン(45)の処理にて、読み出しコマンド10Hをカ
メラに送信する。この10Hは(47)の処理でMON
Rに入力される。
【0125】(110〜113)測光結果を格納してい
るカメラのレジスタEVRのアドレスデータを図4の
(48)、(50)の処理にてカメラへ送信し、(4
9)(51)でこのデータがカメラのADDRH、AD
DRLに入力される。
【0126】調整ルーチンは、上記(108〜113)
での通信結果にて(52)、(53)を実行し、上記ア
ドレス指定されたEVRに格納されている測定値を(5
4)の処理にて送出する。このEVRの値は調整プログ
ラムの(114)、(115)にて調整装置で受信す
る。
【0127】(116)EV10の時得られるべきあら
かじめ決められている測光値から受信したEVRの値の
差を求めDATAに格納する。
【0128】なお、上記の調整時の測光ルーチンは光源
をEV10として行われるものとする。したがって、上
記データに格納されていた値が、調整しているカメラの
測光回路の誤差分となる。
【0129】(117、118)図4の(44)、(4
5)の処理にて書き込みコマンド20Hをカメラに送り
出し、カメラではMONRに20Hを受信する。
【0130】(119〜122)調整値レジスタADJ
Rのアドレスデータを図4の(48)、(50)の処理
にてカメラに送り、上記アドレスデータをADDRH、
ADDRLに入力する。
【0131】また、カメラの図4のルーチンでは、上記
MONRに入力された20Hに基づき(55)、(5
6)、(57)を実行する。この(56)、(57)の
実行にて調整プログラムの(123)、(124)に
て、上記データに格納したデータを(119〜122)
にてアドレス指定されたカメラの上記レジスタADJR
にセットし、調整動作を終了する。
【0132】このようにして、カメラを実動作状態のま
ま測光値のずれを調整することができた。もちろん、言
うまでもなくこの調整方式は測光のずれのみならず、測
光の傾きや曲がり、またAFや給送などの調整にも用い
ることができる。また調整ルーチンにはいるためのコー
ド55H信号もこの値に限定されず他の実際のストロボ
通信で用いられないコードならいくつでも良い。また連
続した何バイトかのコードを用いれば実際のストロボ通
信中に誤って調整ルーチンにはいる確率が減少するので
更に望ましい。
【0133】
【発明の効果】本発明は前記のように、カメラのアクセ
サリーシューの通信端子を調整用に兼用することで、カ
メラに特別な回路の付加なく、またカメラを分解するこ
となく調整可能なカメラを構成することができた。更
に、実動作中に不用意に調整動作に入ってしまうことを
防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラの調整装置に使用するカメラの
外観を示す外観図である。
【図2】本発明のカメラの調整装置におけるカメラシス
テム全体の構成を示すブロック図である。
【図3】カメラプログラムの一例を示す説明図である。
【図4】調整ルーチンの一例を示す説明図である。
【図5】ストロボプログラムの一部を示す説明図であ
る。
【図6】図5と共にストロボプログラムの一部を示す説
明図である。
【図7】調整プログラムの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
9 カメラ 10 ストロボ 11 調整装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 カメラのストロボ装着用アクセサリーシ
    ュー部の通信ピンと接続する通信ピンを有し、上記通信
    ピンを介してカメラ内のメモリーへ情報のアクセスを行
    いカメラ内の情報調整を行うカメラの調整装置におい
    て、上記調整装置から特定の指令信号を上記ピンを介し
    てカメラへ通信することで、前記カメラ内における調整
    プログラムを読み出すことを特徴とするカメラの調整装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2011118242A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Ricoh Co Ltd レンズユニット、本体ユニット、撮像装置及び撮像方法

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