JPH05346804A - プロセスの制御方法 - Google Patents

プロセスの制御方法

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Publication number
JPH05346804A
JPH05346804A JP3098274A JP9827491A JPH05346804A JP H05346804 A JPH05346804 A JP H05346804A JP 3098274 A JP3098274 A JP 3098274A JP 9827491 A JP9827491 A JP 9827491A JP H05346804 A JPH05346804 A JP H05346804A
Authority
JP
Japan
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target value
change
pid
objective function
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3098274A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumitsu Nukui
一光 温井
Masahiro Arakawa
正裕 荒川
Toyonori Taniguchi
豊知 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Azbil Corp
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Azbil Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd, Azbil Corp filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP3098274A priority Critical patent/JPH05346804A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (目的) 目標値の変化によって急激に目的関数が変化す
る系において、PID定数をスケジューリングし、最適
なPID定数にステップ的、且つ自動的に切換設定す
る。 (構成) 目標値の変化によって急激に目的関数が変化す
る系であるプロセスの制御機構10は、スケジューリン
グ手段16により、目標値の変化に対応した目的関数の
量的、方向的変化にかかる検出信号に基づいてPID定
数の最適値を選択し、その最適値にかかる信号を前記P
ID制御部11に導出する。その際、前記スケジューリ
ング手段16は、PID定数を、ステップ的且つ自動的
に切り換え設定する手順を実行する。 (効果) 目標値の変化に伴って目的関数が急激に変化す
る系であっても、制御性を維持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、目標値の変化に
よって急激に目的関数が変化する系に対するプロセスの
制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種制御機構には、PID制
御方式が広く採用されてきている。図2に、このPID
制御方式を適用したプロセスの制御機構1のブロック線
図を示す。このプロセスの制御機構1は、PID制御部
2と操作部3と制御対象4と、制御対象4から出力され
る制御量を検出してフィードバックする検出部5とを有
し、そのフィードバック信号と設定された目標値とから
偏差を求め、この偏差に基づいてPID制御部2から操
作部3に調節信号を導出してPID制御を行うものであ
る。この場合、PID制御部2におけるPID制御定数
(比例項、積分項、微分項の各係数)は、制御範囲全般に
おいて、ある範囲の制御性を示すように、固定定数とし
てあらかじめ設定されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ようなプロセスの制御機構1において、目標値の変化に
よって制御対象の系がそれに追従してくる時に目的関数
が変化する。具体的には、缶内を減圧して低温蒸気を発
生させ、この低温蒸気を熱媒体として、低温流体(LN
G)を気化する減圧蒸気式気化器(図示せず)において、
缶内温度、圧力制御における設定温度、圧力変更のとき
のフィードフォワード量、時定数および温度の上昇方向
の変化がその例である。このように、目標値の変化によ
って目的関数が変化すると、あらかじめ固定されたPI
D制御定数では、制御性を維持することは困難である。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、目標
値の変化に応じて、PID定数を自在に最適値とするプ
ロセスの制御方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、PID制御動作を行うプロセスの制
御機構において、目標値の量的、方向的変化を検出し
て、この量的、方向的変化にかかる検出信号に基づい
て、変化後の目標値に対応した目的関数に対するPID
定数をステップ的且つ自動的に最適値へ切換設定するこ
とを特徴とする。
【0005】
【作用】実際に制御機構を運転し、運転の際に、外的要
因や、新たな設定により目標値が変化した場合、目的関
数が変化する。この場合、目標値の量的、方向的変化を
検出して、その変化後の目標値に対応した目的関数に対
するPID定数の最適値を選択設定し、そのPID定数
の最適値に基づいて、PID制御を行うことができる。
ところで、目標値が変化することによって、目的関数が
急激に変化するプロセスの制御機構においては、PID
定数を、ステップ的に、自動的に切換設定してPID制
御を行う。
【0006】
【実施例】次に、本発明にかかるプロセスの制御方法に
ついて、それを実施するためのプロセスの制御機構の一
実施例を示し、添付の図面を参照しながら以下説明す
る。図1において、参照符号10はプロセスの制御機構
のブロック線図を示し、このプロセスの制御機構10
は、PID制御部11と操作部12と制御対象13と、
制御対象13から出力される制御量を検出してフィード
バックする検出部14とを有し、そのフィードバック信
号と設定された目標値とから偏差を求め、前記PID制
御部11に導出してPID制御を行うものである。ま
た、このプロセスの制御機構10は、目標値の量的、方
向的変化を検出する目標値変化判別手段15と、この量
的、方向的変化にかかる検出信号に基づいて、あらかじ
め設定されたPID定数の最適値を選択してその最適値
にかかる信号を前記PID制御部11に導出するスケジ
ューリング手段16を具備するものである。かかるプロ
セスの制御機構10は、目標値の量、方向の急な変化に
応じて、目的関数が急激に変化する系なので、前記スケ
ジューリング手段16は、目標値変化判別手段15によ
る判別信号に基づいて、その変化後の目標値に対応した
目的関数に対するPID定数の最適値にステップ的に切
換設定を行う手順を実行するものである。その場合、前
記スケジューリング手段16は、適宜な記憶手段を具備
し、実際に装置をテストして求められた、個々の目標値
の量的、方向的変化後の値に対応した目的関数に対する
PID定数の最適値をデータとして記憶しておくことが
できる。
【0007】以上のようなプロセスの制御機構10にお
いて、先ず、目標値の変化を想定して、プロセスの制御
機構10をテスト稼働し、個々の目標値の量的、方向的
変化後の値に対応した目的関数に対するPID定数の最
適値を求め、記憶しておく。PID定数の最適値を求め
る手段としては、手動で行い、あるいは、自動的に最適
値を求めるオートチューニングにより、行うこともでき
るが、他、如何なる方法でもよい。実際にプロセスの制
御機構10を運転し、運転の際に、目標値を変化させて
制御対象の系がそれに追従してくるときに目的関数は変
化する。その際、目標値変化判別手段15により、目標
値の量的、方向的変化を検出し、スケジューリング手段
16により、その目標値の変化後の値により、間接的に
目的関数に対するPID定数の最適値を選択すると共
に、PID制御部11にそのPID定数の最適値にかか
る信号を送出し、プロセスの制御機構10はPID制御
を行う。この場合、前記プロセスの制御機構10は、各
種条件の変化によって、また、新たに設定しなおすこと
により、目標値が変化した場合に、それに応じて目的関
数も急激に変化する系なので、スケジューリング手段1
6は、PID定数を、ステップ的に、切換設定する手順
を実行する。これは、目標値に即して目的関数が急激に
変化する系においては、ステップ的にPID定数を変化
させないと、その遅れにより、系の制御が不安定とな
り、安定するまでに時間がかかってしまうからである。
【0008】このように、各種条件が変化することによ
り、また、新たに設定することにより、目標値の量的、
方向的変化の際、目的関数が変化しても、最適値のPI
D定数によって制御を実行することができるので、制御
性を維持することができ、外乱にも強く、プロセスの制
御機構10は安定した制御動作を行うことが可能とな
る。
【0009】以上、本発明にかかるプロセスの制御方法
について、急激な目的関数の変化を伴う系のプロセスの
制御機構を例示し、説明したが、その他の既知の制御機
構に対しても適用可能である。
【0010】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、各種条件
の変化や、新たな設定による目標値の変化に応じて、目
的関数に対するPID定数をステップ的且つ自動的に最
適値とし、PID制御するようにしたので、目標値の変
化によって急激に目的関数が変化する系であっても制御
性を維持することができ、外乱にも強く、安定した制御
が可能となる。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるプロセスの制御方法を実施する
ためのプロセスの制御機構の一実施例を示すブロック線
図である。
【図2】従来におけるプロセスの制御機構のブロック線
図である。
【符号の説明】
10 プロセスの制御機構 11 PID制御部 12 操作部 13 制御対象 14 検出部 15 目標値変化判別手段 16 スケジューリング手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PID制御動作を行うプロセスの制御
    機構において、目標値の量的、方向的変化を検出して、
    この量的、方向的変化にかかる検出信号に基づいて、変
    化後の目標値に対応した目的関数に対するPID定数を
    ステップ的且つ自動的に最適値へ切換設定することを特
    徴とするプロセスの制御方法。
JP3098274A 1991-04-03 1991-04-03 プロセスの制御方法 Pending JPH05346804A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3098274A JPH05346804A (ja) 1991-04-03 1991-04-03 プロセスの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3098274A JPH05346804A (ja) 1991-04-03 1991-04-03 プロセスの制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05346804A true JPH05346804A (ja) 1993-12-27

Family

ID=14215365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3098274A Pending JPH05346804A (ja) 1991-04-03 1991-04-03 プロセスの制御方法

Country Status (1)

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JP (1) JPH05346804A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02201606A (ja) * 1989-01-31 1990-08-09 Yokogawa Electric Corp 調節装置
JPH02259806A (ja) * 1989-03-31 1990-10-22 Chino Corp 調節計

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02201606A (ja) * 1989-01-31 1990-08-09 Yokogawa Electric Corp 調節装置
JPH02259806A (ja) * 1989-03-31 1990-10-22 Chino Corp 調節計

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