JPH0534511U - デイラトメータ - Google Patents
デイラトメータInfo
- Publication number
- JPH0534511U JPH0534511U JP8350791U JP8350791U JPH0534511U JP H0534511 U JPH0534511 U JP H0534511U JP 8350791 U JP8350791 U JP 8350791U JP 8350791 U JP8350791 U JP 8350791U JP H0534511 U JPH0534511 U JP H0534511U
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- JP
- Japan
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- outer tube
- inner member
- screw lid
- dilatometer
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 空間利用効率の高いコンパクトな構成のディ
ラトメータを提供する。 【構成】 一端がネジ蓋14で開閉自在に閉塞された外管
13と、外管13の内部に長手方向摺動自在に設けられた内
部材15とを備え、内部材15の一端と外管13のネジ蓋14と
の間に供試体19が介在され、前記内部材15の一端が供試
体19を介して外管13のネジ蓋14に接当するように、内部
材15を外管13のネジ蓋14側に付勢するバネ22が設けら
れ、前記外管13と内部材15との軸方向の相対的変位量を
検出する変位計23が設けられている。
ラトメータを提供する。 【構成】 一端がネジ蓋14で開閉自在に閉塞された外管
13と、外管13の内部に長手方向摺動自在に設けられた内
部材15とを備え、内部材15の一端と外管13のネジ蓋14と
の間に供試体19が介在され、前記内部材15の一端が供試
体19を介して外管13のネジ蓋14に接当するように、内部
材15を外管13のネジ蓋14側に付勢するバネ22が設けら
れ、前記外管13と内部材15との軸方向の相対的変位量を
検出する変位計23が設けられている。
Description
【0001】
本考案は、高温下において物質の伸び、縮みを計測し、例えば焼結過程の研究 に利用するところのディラトメータに関する。
【0002】
従来のディラトメータは、図5に示すようにグラファイトにより円筒状に形成 された外管1 と、外管1 内に長手方向摺動自在に設けられた棒体2 と、棒体2 の 上端部に連結されたグラファイト製のヨーク3 と、ヨーク3 に螺合された調整ネ ジ4 と、棒体2 の下端部に設けられたプランジャ5 と、外管1 の下端部に固設さ れかつコイル6 を有する変位計7 と備え、調整ネジ4 と外管1 の閉塞端1aとの間 に供試体8 を挟持するようになっている。そして、供試体8 の伸びあるいは縮み によって、ヨーク3 及び棒体2 が外管1 に対して長手方向に相対移動し、この相 対的変位量を、変位計7 によって検出するように構成されている。
【0003】
ところが、従来の場合調整ネジ4 が必要であり、またヨーク3 が外管1 よりも 大であるし、ヨーク3 に調整ネジ4 を螺合するためのメネジ9 を設けることを要 し、従って、ディラトメータの供試体8 装填部分の構成が複雑でかつ大型になっ た。このため、寸法的にゆとりのある常圧炉用としてはまだしも、高圧下で運転 される熱間静水圧加圧装置(HIP)用としては空間利用効率の点で問題の残る ものであった。
【0004】 本考案は、上記問題点に鑑み、空間利用効率の高い、すなわちコンパクトな構 成のディラトメータを提供しようとするものである。
【0005】
この技術的課題を解決する本考案の技術的手段は、一端がネジ蓋14で開閉自在 に閉塞された外管13と、外管13の内部に長手方向摺動自在に設けられた内部材15 とを備え、内部材15の一端と外管13のネジ蓋14との間に供試体19が介在され、前 記内部材15の一端が供試体19を介して外管13のネジ蓋14に接当するように、内部 材15を外管13のネジ蓋14側に付勢するバネ22が設けられ、前記外管13と内部材15 との軸方向の相対的変位量を検出する変位計23が設けられている点にある。
【0006】
供試体19の装填はネジ蓋14を開閉することによって簡単に行ないうる。その際 スペーサ16の保持凹部18に供試体19を保持させることができる。 供試体19の伸びあるいは縮みにより、外管13に対して内部材15が長手方向に移 動する。そして、供試体19の伸びあるいは縮みを、外管13に対する内部材15の変 位量として変位計23で検出する。
【0007】
以下、本考案を図示の実施例に従って説明すると、図1及び図2において、13 は円筒状の外管で、一端がネジ蓋14で開閉自在に閉塞されている。15は丸棒状の 内部材で、外管13の内部に長手方向摺動自在に設けられている。16,17 は外管13 と内部材15との同心度を保つためのスペーサで、一方のスペーサ16は内部材15の 一端部に螺合固着され、他方のスペーサ17は内部材15の他端部に螺合固着されて いる。スペーサ16のネジ蓋14側の端面に円形の保持凹部18が設けられている。19 は伸びあるいは縮みを測定すべき供試体で、外管13のネジ蓋14と内部材15との間 に介在され、供試体19の一端部が保持凹部18に嵌合保持されている。
【0008】 前記外管13の開口端側は保持具21に固定され、同保持具21にはバネ22が設けら れている。バネ22はスペーサ16を介して内部材15を外管13のネジ蓋14側に付勢し ている。さらに保持具21には変位計23(図示例は静電容量型のものである)が固 定されて、供試体19の伸びあるいは縮みを、外管13に対する内部材15の変位量と して、すなわちスペーサ17の変位量として検出するようになっている。
【0009】 図3は他の実施例を示し、スペーサ16のネジ蓋14側の端面に設けた保持凹部18 を細穴状に形成し、板状の供試体19であっても保持凹部18に安定に嵌合保持でき るようにしている。なお、スペーサ16の外周面には溝部25が設けられて、これら 溝部25によって供試体19を設置する空間部26への雰囲気ガスのまわりがよくなっ ている。
【0010】 図4は他の実施例を示し、外管13のネジ蓋14近傍の側面には、開口部27が設け られ、この開口部27によってディラトメータの置かれた雰囲気と外管13内部(供 試体19の置かれた空間部26)との連通を容易にしている。また、この場合開口部 27はネジ蓋14を締めこむ際に供試体19がともまわりするのを外部から(ピンセッ ト等で)保持して防ぐ目的にも供しうる。また、図4の場合、外管13に肩部29を 設け、ネジ蓋14を取外した際に内部材15がバネ22の付勢によって肩部29に押し当 てられて安定化するように構成している。
【0011】 なお、前記実施例では内部材15は中実の棒状であるが、これに代え、内部材15 を筒状に構成してもよい。ディラトメータの材質としては、使用する温度域に適 合するもので、かつ外管13および内部材15としては線膨張係数の小さな材料を用 いることが望ましく、高温用としては例えばグラファイトなどの炭素系材料を用 いることができる。
【0012】
本考案によれば、一端がネジ蓋14で開閉自在に閉塞された外管13と、外管13の 内部に長手方向摺動自在に設けられた内部材15とを備え、内部材15の一端と外管 13のネジ蓋14との間に供試体19が介在され、前記内部材15の一端が供試体19を介 して外管13のネジ蓋14に接当するように、内部材15を外管13のネジ蓋14側に付勢 するバネ22が設けられ、前記外管13と内部材15との軸方向の相対的変位量を検出 する変位計23が設けられているので、従来のように調整ネジや外管よりも大きい ヨーク等が不要になって、ディラトメータの供試体19装填部分の構成を単純でか つ小型化することができ、従ってディラトメータを構造的にコンパクトでかつ安 定なものになし得る。その結果、HIPの如く空間利用効率を高める必要のある 装置に好適な、現在温度計測用として広く用いられている熱電対と等価な形態の ディラトメータとなし、もって高圧下の焼結技術研究等を一層促進せしめる有用 な手段を提供し得る。また、外管13の一端がネジ蓋14で開閉自在に閉塞されてい るので、ネジ蓋14を開閉することによって、供試体19の装填を簡単になし得、取 扱上も利便である。
【図1】本考案の一実施例を示す側断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】他の実施例を示す断面図である。
【図4】他の実施例を示す側断面図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
13 外管 14 ネジ蓋 15 内部材 18 保持凹部 19 供試体 22 バネ 23 変位計
Claims (3)
- 【請求項1】 一端がネジ蓋(14)で開閉自在に閉塞され
た外管(13)と、外管(13)の内部に長手方向摺動自在に設
けられた内部材(15)とを備え、内部材(15)の一端と外管
(13)のネジ蓋(14)との間に供試体(19)が介在され、前記
内部材(15)の一端が供試体(19)を介して外管(13)のネジ
蓋(14)に接当するように、内部材(15)を外管(13)のネジ
蓋(14)側に付勢するバネ(22)が設けられ、前記外管(13)
と内部材(15)との軸方向の相対的変位量を検出する変位
計(23)が設けられていることを特徴とするディラトメー
タ。 - 【請求項2】 前記内部材(15)の供試体(19)側の端部
に、外管(13)と内部材(15)との同心度を保つためのスペ
ーサ(16)が設けられていることを特徴とする請求項1に
記載のディラトメータ。 - 【請求項3】 前記スペーサ(16)が、前記供試体(19)を
嵌合保持する保持凹部(18)を具備していることを特徴と
する請求項2に記載のディラトメータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8350791U JP2560505Y2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ディラトメータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8350791U JP2560505Y2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ディラトメータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534511U true JPH0534511U (ja) | 1993-05-07 |
JP2560505Y2 JP2560505Y2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=13804401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8350791U Expired - Fee Related JP2560505Y2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ディラトメータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2560505Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-15 JP JP8350791U patent/JP2560505Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2560505Y2 (ja) | 1998-01-26 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |