JPH05345021A - 腹膜炎によって生ずる傷害および生理学的副作用を最小にするために使用し得る腹膜透析液 - Google Patents

腹膜炎によって生ずる傷害および生理学的副作用を最小にするために使用し得る腹膜透析液

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JPH05345021A
JPH05345021A JP5041887A JP4188793A JPH05345021A JP H05345021 A JPH05345021 A JP H05345021A JP 5041887 A JP5041887 A JP 5041887A JP 4188793 A JP4188793 A JP 4188793A JP H05345021 A JPH05345021 A JP H05345021A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 腹膜炎出来事の間および直後に使用するため
の腹膜透析液が特別に処方される。 【構成】 透析液は腹膜炎が起こし得る傷害および生理
学的効果を最小にする1種以上の添加剤を含む。一つの
添加剤は正の窒素バランスを維持するのに十分なアミノ
酸混合物であり、該アミノ酸の少なくとも一つはジペプ
チド形で存在する。他の添加剤は腹膜炎によって活性化
された腹腔マクロファージによって発生するフリーラジ
カルを捕獲する化合物である。他の添加剤は硫酸コンド
ロイチンを含まない透析液を使用する後からの透析の間
腹膜の透過性を変化させる硫酸コンドロイチンである。
さらに他の添加剤は線維症なしで腹膜中皮の再生を促進
するヒアルロン酸分解産物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の分野】本発明は一般的に腹膜透析液に、特に
連続的歩行可能腹膜透析もしくはCAPDの実施に使用
されるそれらに関する。
【0002】
【本発明の背景】腹膜透析は腹腔へ定期的に無菌の水溶
液を注入する。溶液と血液との間に天然の膜を介して拡
散交換が行われる。この拡散は腎臓が通常排泄する老廃
物を除去する。この老廃物は、典型的にはナトリウムお
よび塩素イオンのような溶質、および尿素、クレアチニ
ンおよび水のような腎臓を通って通常排泄される他の化
合物よりなる。透析中腹膜を通る水の拡散は限外濾過と
呼ばれる。
【0003】腹膜炎と呼ばれる腹膜の炎症は腹膜透析の
望ましくない合併症である。この炎症は中皮細胞の損失
と、線維症と呼ばれる腹膜中の線維質結合組織の過大成
長へ発展し得る。これらの反応は透析中の限外濾過の損
失へと導き得る。
【0004】加えて、腹膜炎は患者の増加したタンパク
損失へ導き、患者はこの損失を取り返すため充分に食べ
たと感じない。
【0005】正常の限外濾過率の減少を補うため、腹膜
炎を経験している腹膜透析患者は、溶質として典型的に
はグルコースを含んでいる高張透析液をしばしば受け
る。しかしながらこれらの目的で高張液の使用は意図と
は逆の結果を招くことがある。それらの低いpH、高い
浸透圧モル濃度、およびグルコースの存在のため、この
溶液は必要な中皮細胞の再生を阻害し得る。それらはま
た線維芽細胞の成長を招き、線維症を発生させ得る。
【0006】患者の同化状態を強化し、そして腹膜炎の
間経験するタンパク損失を取り返すため、慣用の透析液
は栄養上必須アミノ酸(メチオニン、トリプトファンお
よびイソロイシンのような)と、栄養上必須でないアミ
ノ酸(グリシンおよびアラニンのような)との混合物を
含むことができる。しかしながらこれらアミノ酸の存在
はやはり意図とは逆の結果を招き得る。これらアミノ酸
の多くは中皮細胞の増殖を阻害し得る。
【0007】それ故、潜在的な反意図的効果なしに腹膜
炎の間および直後に使用することができる腹膜透析液に
対する需要が存在する。これらの溶液は中皮細胞の復活
を促進し、そして腹膜炎がしばしば引き起こす随伴する
限外濾過損失に対抗するであろう。
【0008】
【本発明の概要】本発明は、腹膜炎出来事の間および後
に、患者を腹膜炎の炎症反応、線維症および限外濾過損
失に対して保護するために使用し得る改良された腹膜透
析液を提供する。本発明はまた、腹膜炎出来事後、腹膜
炎による失われた限外濾過特性を少なくとも部分的に復
活させるために使用し得る改良された腹膜透析液を提供
する。
【0009】本発明の一面は、中皮細胞の増殖を有意義
に阻害することなしに腹膜炎の間正の窒素バランスを維
持する腹膜透析液を提供する。本発明のこの面は、透析
液中の少なくともいくつかの個々のアミノ酸をそれらの
ジペプチド形にあるアミノ酸で置換する。
【0010】本発明者らは、ある種のアミノ酸は中皮細
胞の増殖を阻害することを発見した。これらアミノ酸の
代わりにそれらのジペプチド形で使用することにより、
中皮細胞の増殖に有意義な改善が発生する。好ましい具
体例においては、メチオニン、トリプトファンまたはイ
ソロイシンのような少なくともいくつかのアミノ酸はこ
の有益な効果を得るためそれらのジペプチド形(例えば
グリシン−トリプトファン)で存在する。
【0011】腹膜透析液中へ他の必須および非必須アミ
ノ酸と共にジペプチド形のアミノ酸の添加は腹膜炎に罹
患している患者の同化状態を促進する。加えて、この溶
液は患者の治癒プロセスに必要な中皮細胞の再生を不当
に阻害しない。
【0012】本発明の他の面は、腹膜透析液を腹腔内に
存在するフリーラジカルの捕獲剤として作用する化合物
で補強する。本発明者らは、腹膜炎の間腹膜細胞によっ
て放出されるフリーラジカルは、中皮および内皮細胞を
傷つけ、そして他のように腹膜機能障害を起こし得るこ
とを発見した。腹膜透析液中これらフリーラジカルを捕
獲する化合物の存在は、さもなければ腹膜炎の間腹膜が
かかるであろう傷害を減少させる。好ましい具体例にお
いて、捕獲剤はビタミンE、プロシステイン、過酸化物
ジムスターゼ、または硫酸コンドロイチンである。
【0013】本発明者らはまた、硫酸コンドロイチンを
含有する腹膜透析液の使用は、慣用の溶液を使用する後
からの透析の間腹膜の透過性を有益に変化させることを
発見した。硫酸コンドロイチンは、慣用の腹膜透析液を
使用する腹膜のその後の限外濾過特性を増強する。これ
はまた、グルコースの吸収およびタンパクの経腹膜損失
を尿素拡散に変化なしに減少させる。それ故硫酸コンド
ロイチンは、腹膜炎の間炎症によって引き起される細胞
傷害を最小にするフリーラジカル捕獲剤として役立つば
かりでなく、それは腹膜炎の後腹膜炎によって生じた限
外濾過の損失を少なくとも部分的に回復させるために使
用することができる。
【0014】本発明の他の面は、線維症なしで腹膜中皮
の再生を促進するため、腹膜透析液への添加剤としてヒ
アルロン酸の分解産物を含んでいる。本発明者らは、主
としてオリゴサッカライドであるこれら分解産物は、線
維芽細胞の成長に影響することなく内皮細胞の増殖を増
加させるものと信じる。
【0015】単独または組合せて使用し、これら化合物
は腹膜炎の発生の間および直後使用するために特別に仕
立てた腹膜透析液の処方を可能にする。
【0016】これら添加化合物は、単独または組合せて
腹膜透析液に使用したとき、中皮細胞の再生を増強し、
そして線維芽細胞の成長を阻止することができる。それ
らは腹膜炎の間患者の栄養状態を改善することができ
る。それらは腹膜の炎症の間発生している損傷の程度を
活発に減少することができる。それらは腹膜をその腹膜
炎前の状態へ復活することができる。
【0017】
【好ましい具体例の説明】腹膜炎出来事の後、CAPA
患者は典型的にはグルコースを含有する高張腹膜透析液
を受ける。この意図は腹膜炎の間しばしば発生する限外
濾過の損失に対抗するためである。
【0018】しかしながら、グルコースを含有する高張
腹膜透析液は実際に中皮細胞の再生を妨害し、それによ
って腹膜炎の炎症効果からの患者の回復を妨害し得る。
そのような溶液は線維芽細胞の成長を促進し、腹膜線維
症へ貢献し得る。
【0019】本発明者らは、カリウム(その類縁体86
bで測定)は三つの異なる経路を通ってヒト中皮細胞
(HMC)へ入ることを実験的に決定した。
【0020】(1)形質膜中のNa−K−ATPアーゼ
ポンプの活性に相当する、グルコシドウアベインが投与
量依存態様でブロックする活性チャンネルを通るもの、
(2)利尿剤フロセマイドが投与量依存態様でブロック
するが、しかしウアベインによってブロックされない他
の活性チャンネルを通るもの、および(3)ウアベイン
でもフロセマイドでもブロックされない受動的チャンネ
ルを通るもの。
【0021】本発明者らはまた、86Rb輸送の約60%
はNa−K−ATPアーゼポンプである活性チャンネル
(1)を通り、約29%が活性チャンネル(2)を通
り、そして約11%が受動的チャンネル(3)を通って
発生することを実験的に決定した。
【0022】以下の実施例が示すように、HMCの高浸
透圧モル濃度媒体への露出は三つのすべての経路を通る
86Rbの細胞内への輸送を変化させる。
【0023】実施例1 この研究は、細胞外スペースから試験管内培養物中のH
MCへのカリウムの輸送を調節するメカニズムを評価し
た。
【0024】HMCは、Van Bronswwijk
et al.,“Cytotoxic Effect
s of Commercial Ambulator
yPeritoneal Dialysis(CAP
D)Fluids andof Bacterial
Exposure on Human Mesothe
lial Cells in Vitro,”Peri
Dial Intern,1988(9):197
−202に記載されている方法に従って網から単離し
た。
【0025】HMCは75cm2 培養フラスコへ播種さ
れ、そして集団へ成長させた。次にHMCをトリプシン
−EDTA溶液を収穫し、96ウエル培養プレートへ播
種し、そこで再び集団へ成長させた。この研究は96ウ
エルプレートに培養した集団中皮単層を使用した。
【0026】HMCは種々の浸透圧溶液(グルコースま
たはグリセロールまたはマンニトールの9mMおよびそ
れ以上)で7日間培地中でインキュベートした。インキ
ュベーショイ後、カリウム類縁体86Rbを培地へ加え
た。HMCによる86Rbの取込みを測定し、そして浸透
圧溶質へ露出しなかった対照HMCの取込みと比較した
(対照HMCは正常浸透圧モル濃度媒地中で培養し
た)。
【0027】図1に示すように、受動的チャンネル
(3)を通る輸送は、すべての浸透圧溶質の高濃度(9
0mM)へ慢性的(7日間以上)に露出したHMCにお
いて増加した。マンニトールもチャンネル(1)を通る
活性輸送を刺激したが、グルコースおよびグリセロール
は両方ともチャンネル(1)輸送を減少させた。すべて
の溶質はチャンネル(2)を通る活性な輸送を減少させ
た。
【0028】図2が示すように、増加したグルコース濃
度へ72時間露出したHMC中の86Rbの細胞内蓄積
は、対照HMCに比較して、グルコース濃度に比例して
減少した。
【0029】この研究は、高いグルコース濃度(90m
M)へのHMCの慢性的露出は、細胞内カリウム蓄積に
責任ある種ポンプである、Na−K−ATPアーゼポン
プ(すなわちチャンネル(1))の活性を減らすことを
示している。チャンネル(2)の活性も高いグルコース
濃度へのHMCの露出の結果として減少する。
【0030】実際において、HMCのカリウムを取込む
この減少した能力はHMC中のカリウムの蓄積の減少を
招く。これは減少したNa−K−ATPアーゼ活性から
生ずる糖尿性障害に関連するもののような細胞機能障害
を発生させる。Greenet al.,“Sorbi
tol,Phosphoinodsitidesand
Sodium−Potassium−ATPase
in the Pathogenesis of Di
abetic Complications”,
ng Med 1987;316:599−60
6;およびYorek et al.,“The Ef
fect of IncreasedGlucose
Levels on Na−K Pump Activ
ity in Cultured Neuroblas
toma Cells”,JNeurochem 19
88;51:605−610参照。HMCカリウム欠乏
はまた乱れたタンパク合成のような重い代識異常を発生
させ得る。Lubin,“Intracellular
Potassium and Control of
Protein Synthesis”,Fed
roc 1964;23:994−997参照。
【0031】マンニトールではなく、グリセロールの高
濃度はグルコースと同じ効果を生ずる。これはNa−K
−ATPアーゼポンプ活性の減少は細胞内の浸透圧溶質
の代識に依存していることを示唆する。何故ならばマン
ニトールのHMC内流入および代識は恐らく少ないから
である。
【0032】この研究はまた、HMCのすべての浸透圧
溶質への露出は形質膜の86Rbに対する受動的透過性
(チャンネル(3)を経由する)を増加させることを示
している。これは形質膜の構造成分の“洗い出し”によ
り細胞内代識基質の増加した漏出および損失を招くこと
によるものであろう。これはまた細胞機能障害へ導き得
る。
【0033】このように、高いグルコース温度による増
加した細胞外強直性は、大部分減少したNa−K−AT
Pアーゼ活性による減少した活性流入フラックスおよび
負の浸透圧勾配による細胞からのイオンリッチ水の流出
フラックス(洗い出し)の両方によってHMCカリウム
損失を招き得る。Moreno et al.,“In
crease in Serum Potassium
Resultinyfrom Hre Admini
stration of Hypertonic Ma
nnital and Other Solution
s”, Lab Clin Med 1969;7
3:291−294参照。
【0034】これら機能障害の存在は、腹膜炎事件の間
および後での治癒プロセスに必要な中皮細胞の再生を促
進しない。
【0035】本発明の特徴を具体化する腹膜透析液は、
腹膜炎の出来事中および直後に使用するため患者に対し
特別に処方される。この溶液は患者の透析療法に際し、
腹膜炎の傷害および生理学的副作用を回避するかまたは
少なくとも最小化するように治癒プロセスを促進する。
【0036】慣用の腹膜透析液と同様に、本発明の特徴
を具体化する腹膜透析液は以下の成分を含む。
【0037】(1)正常の電解質プロフィルを維持する
適切な濃度において、塩化ナトリウム、塩化カルシウム
および酢酸ナトリウムのような生理的塩類。典型的濃度
はナトリウム116ないし140mEq/L;カルシウ
ム0ないし6mEq/L;および塩素イオン100ない
し144mEq/Lである。 (2)約5ないし約7.4の間の生理的に許容されるp
Hを維持する適切な濃度において乳酸イオンおよび重炭
酸イオン。典型的な濃度は乳酸イオン30ないし45m
Eq/Lである。 (3)患者から限外濾過によって水を除去するのに必要
な浸透圧を発生するのに充分な濃度(少なくとも0.5
重量%)においてグリセロールまたはグルコースポリマ
ー。本発明によれば、溶液以下の添加剤の1種以上を含
む。 (4)患者のタンパク合成の支持のための補給窒素源と
して役立ち、そして腹膜炎のため患者が損失するタンパ
クを補償する必須および非必須アミノ酸の混合物。本発
明のこの面によれば、これらアミノ酸の少なくともいく
つかは腹膜炎の間失われた中皮の増殖を促進するためそ
れらのジペプチド形で存在する。 (5)腹膜の過酸化を発生する腹膜細胞によって製造さ
れたフリーラジカルを捕獲する化合物。 (6)腹膜炎により失われた経腹膜輸送の少なくとも一
部を復活させる硫酸コンドロイチン。 (7)線維症なしに腹膜中皮の再生を高めるヒアルロン
酸分解産物よりなる化合物。
【0038】以下の節は各添加剤(4)ないし(7)に
関連する利益を記載する。
【0039】アミノ酸添加剤(4) アミノ酸添加剤(4)の好ましい具体例は、溶液1リッ
トルを基準にして、メチオニン、トリプトファン、イソ
ロイシン、バリン、ロイシン、リジン、ヒスチジン、ス
レオニンおよびフェニルアラニンの栄養的に必須アミノ
酸の各目的0.1ないし10mMを含み、それらの少な
くともいくつかはそれらのジペプチド形で存在する。ジ
ペプチドとして存在する時、これらのアミノ酸は個々の
アミノ酸として存在する時それらが阻害するほど多くの
中皮細胞増殖を阻害しない。
【0040】最も好ましい具体例は、個々のトリプトフ
ァンは他の個々のアミノ酸より多く中皮細胞増殖を阻害
するので、少なくともトリプトファンをそのジペプチド
形(グリシン−トリプトファンもしくはgly−tr
p)で含んでいる。
【0041】この混合物はまた、患者に正の窒素バラン
スを維持するのに必要なアルギニン、アラニン、プロリ
ン、グリシン、セリン、チロシン、システイン(シスチ
ン)および他の個々の栄養的に非必須アミノ酸の各目的
0.1ないし10mMを含んでいる。
【0042】以下の実施例は透析液にそのいくつかはそ
れらのジペプチド形であるアミノ酸の使用の利益を例証
する。
【0043】実施例2 この研究は、腹膜透析をシミュレートする条件における
HMCの増殖に対する必須および非必須アミノ酸の混合
物の毒性を評価した。
【0044】実施例1に記載したように調製したHMC
を必須および非必須アミノ酸へ露出した。悪影響を細胞
増殖に対する衝撃(3H−チミジンの取込みにより測
定)および細胞の原形質からのLDHの放出によって測
定した。
【0045】評価したすべてのアミノ酸は存在する時H
MCの増殖を阻害した。トリプトファンは最大の阻害効
果を示した。
【0046】HMCを5mMの濃度でトリプトファンへ
24時間露出するとき、それらの増殖はトリプトファン
へ露出しなかった対照HMC細胞の増殖に比較して82
%減少した。露出24時間後、トリプトファン(5m
M)はまた、対照HMC細胞に比較して、中皮単層HM
CからのLDHの放出を740%増加した。
【0047】対照的に、5mMの濃度におけるジペプチ
ドトリプトファン(gly−trp)への24時間露出
後は、HMCの増殖はたった30%減少したに過ぎず、
そしてLDH放出は対照HMC細胞に比較してたった1
80%増加したに過ぎなかった。
【0048】他の実験において、生育しているHMCは
各自高いアミノ酸濃度(1.1%)を有する二つの混合
物へ露出された。一方のアミノ酸混合物はトリプトファ
ンを含有し、他方のアミノ酸混合物はトリプトファンの
代わりにgly−trpを含有していた。両方のアミノ
酸混合物の濃度は6時間で0.22%へ希釈することに
よって漸新的に減少された。HMCは追加の18時間低
濃度(0.22%)の培地中でインキュベートされた。
【0049】トリプトファンを含んでいるアミノ酸混合
物は、どのアミノ酸混合物へも露出しなかった対照HM
Cに比較して、3H−チミジン取込みを30%減少させ
た。トリプトファンをgly−trpに代えたアミノ酸
混合物は3H−チミジン取込みをたった17%減少させ
たに過ぎなかった。混合物中へジペプチド形のアミノ酸
の添加は望ましくない効果を約50%減らした。
【0050】フリーラジカル捕獲剤添加剤(5) 腹膜炎は腹腔マクロファージを活性化する(他者によっ
て証明されているように)。マクロファージの活性化は
フリーラジカルの増加した発生を招く。本発明者らは、
フリーラジカルの増加した発生は腹膜過酸化を起こすも
のと信じる。
【0051】本発明のこの面によれば、腹膜透析液中に
フリーラジカルを捕獲する化合物の使用は、腹膜炎の出
来事の間腹膜過酸化を最小化もしくは緩和する。
【0052】本発明者らはまた、フリーラジカルの増加
した存在は腹膜中の中皮細胞を傷つけることを示した。
フリーラジカルは内皮細胞をも恐らく傷つける。フリー
ラジカルは間質中のヒアルロン酸および/またはコラー
ゲンを解重合し、腹膜の機能傷害を起こし得る。
【0053】本発明のこの面によれば、腹膜炎のこれら
の望ましくない効果は透析液へフリーラジカル捕獲剤を
補充することによって最小化もしくは少なくすることが
できる。
【0054】実施例3 一実験において、ラットの腹腔中の生理食塩水への6時
間以上の露出は、動物の小網中のアロンジアルデヒドの
濃度によって測定した時、腹膜の過酸化を増加させた。
食塩水を注入しなかった対照(n=22)で8.12+
/−0.51μM/100μg組織に比較し、食塩水を
注入したラット(n=12)では11.36+/−1.
07μM/100μg組織であった。他の実験におい
て、ラットの一群(n=22)は6日間ビタミンEを補
給した食塩水(0.1g%)を注入された。ラットの他
の対照群(n=18)は6日間食塩水だけを注入され
た。ビタミンE補給食塩水を注入されたラットでは、小
網中のアロンジアルデヒドの濃度(そしてそれ故腹膜過
酸化の重篤度)は、食塩水だけを注入したラット(9.
38+/−0.90μM/100μg組織)よりも低か
った(4.53+/−0.30μM/100g組織)。
【0055】他の試験管内試験において、キサンチン−
キサンチンオキシダーゼ系によって発生したフリーラジ
カルが中皮細胞を傷つけることが観察された。この傷害
はビタミンE(0.1%ないし1.0%)および硫酸コ
ンドロイチン(0.1%)の使用によって防止された。
【0056】他の実験において、キサンチン−キサンチ
ンオキシダーゼ系が透析液(2.5%デキストロース)
へ添加された。溶液はラットの腹腔へ注入された。注入
されたオキシダーゼ系によって発生した増加したフリー
ラジカルの存在は限外濾過の損失と増加したグルコース
吸収を生じさせた。同じ生理学的効果は腹膜炎出来事の
間にも観察された。この結果はさらにフリーラジカルの
増加した存在を腹膜炎の炎症効果および傷害と結びつけ
る。
【0057】フリーラジカル捕獲剤ビタミンE(0.0
1%)の添加は、キサンチン−キサンチンオキシダーゼ
系によって発生したフリーラジカルによって生じた悪影
響を減らすかまたは完全に逆転させた。フリーラジカル
捕獲剤は腹膜炎の間の増加したフリーラジカルの存在に
おいても同じ有益な効果を持つであろう。
【0058】好ましい具体例においては、捕獲剤はビタ
ミンE、プロシステイン、過酸化物ジムスターゼ、およ
び硫酸コンドロイチンからなる群から選ばれ、そして約
0.01ないし0.5g%の濃度で存在する。
【0059】輸送回復添加剤(6) 腹膜炎は腹膜輸送を悪化させ、限外濾過の減少を招来し
得る。本発明のこの面によれば、腹膜透析液は腹膜炎出
来事の後経腹膜輸送を変化または回復させるため硫酸コ
ンドロイチンを含んでいる。
【0060】実施例4 硫酸コンドロイチン(0.1g%)を補給した食塩水を
6日間にわたってラットの腹腔へ注入した。次に慣用の
2.5%ダイアニール腹膜透析液(イリノイ州ディヤフ
ィールドのバクスター、ヘルスケア、コーポレーション
により販売)をラットの腹腔へ注入した。
【0061】硫酸コンドロイチンの慢性露出は、慣用の
透析液による後からの透析の間腹膜の透過性を変化させ
た。4時間の滞留時間後測定した正味の限外濾過は、硫
酸コンドロイチンへ露出前測定した限外濾過より多かっ
た。また、透析液からのグルコースの吸収およびタンパ
クの経腹膜損失は、硫酸コンドロイチンへの慢性露出前
に測定したこれらと同じ輸送パラメータと比較する時、
尿素拡散の変化なしに共に減少した。
【0062】この実施例は、腹膜炎出来事の後腹膜透析
液に経腹膜輸送を回復するため、硫酸コンドロイチンを
使用することの利益を例証する。
【0063】好ましい具体例においては、硫酸コンドロ
イチンは約0.01ないし0.5g%の濃度で存在す
る。
【0064】再生添加剤(7) 胎児寿命の間の創傷治癒は線維症または瘢痕形成なしの
治癒によって特徴化される。この治癒プロセスは胎児創
傷壁外マトリックス中のヒアルロン酸の高濃度によって
少なくとも部分的に仲介される。成人の細胞外体液中の
ヒアルロン酸の濃度を増すことにより、線維症なしの創
傷治癒が促進される。
【0065】他の研究は、ヒアルロン酸がそれ自体では
責任がないことを示している。線維症なしの創傷治癒を
促進する活性剤はその分解産物(オリゴサッカライド)
であると信じられる。試験管内試験において、ヒアルロ
ン酸のオリゴサッカライド分解産物は、線維芽細胞成長
に影響なしに内皮細胞の増殖を増加させる。
【0066】本発明のこの面によれば、腹膜透析液は、
線維症なしで腹膜中皮の再生を増強するためヒアルロン
酸分解産物を含んでいる。
【0067】添加剤(4)ないし(7)の1種以上を含
んでいる腹膜透析液は無菌の時、イリノイ州ディヤフィ
ールドのバクスター、ヘルスケア、コーポレーションに
よって開発され、販売されている技術および設備を使用
して、慣用のCAPD操作に腹膜透析液として使用する
ことができる。
【0068】以上の説明および実施例は例証目的のみの
ためである。それらは特許請求の範囲に規定した本発明
の範囲を制限することを意図しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】グルコース、グリセロールおよびマンニトール
の高濃度(90μM)を含む培地中7日間培養した後、
異なる経路を通ってヒト中皮細胞(HMC)による86
b摂取の平均値を、正常浸透圧モル濃度培地中で培養し
た対照HMCの%として示したグラフである。
【図2】異なる高グルコース濃度へ露出したHMCにお
ける72時間の間の86Rbの蓄積を、正常浸透圧モル濃
度培地中で培養した対照HMCの%として示したグラフ
である。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】患者の血液から腹膜を通って透析液中へ拡
    散により溶質の除去を実行するのに十分な濃度の生理的
    塩類と、 タンパク合成および正の窒素バランスに貢献するのに十
    分なアミノ酸混合物にして、少なくとも1種のアミノ酸
    はジペプチド形であるアミノ酸混合物を含むことを特徴
    とする腹膜透析液。
  2. 【請求項2】前記アミノ酸混合物は、アルギニン、アラ
    ニン、プロリン、グリシン、セリン、チロシンおよびシ
    ステイン(シスチン)よりなる群から選ばれた少なくと
    も1種のアミノ酸を含んでいる請求項1の腹膜透析液。
  3. 【請求項3】前記アミノ酸混合物は、バリン、ロイシ
    ン、リジン、イソロイシン、メチオニン、ヒスチジン、
    スレオニン、トリプトファンおよびフェニルアラニンよ
    りなる群から選ばれた少なくとも1種のアミノ酸を含
    み、選ばれた少なくとも1種のアミノ酸はそのジペプチ
    ド形である請求項1の腹膜透析液。
  4. 【請求項4】トリプトファンがそのジペプチド形である
    請求項3の腹膜透析液。
  5. 【請求項5】ジペプチド形であるアミノ酸は溶液1L当
    り約2mMないし約10mMの濃度で存在する請求項3
    の腹膜透析液。
  6. 【請求項6】患者の血液から腹膜を通って透析液中へ拡
    散により水の除去を実行する浸透圧を発生するのに十分
    な濃度で浸透圧溶質をさらに含んでいる請求項1ないし
    5のいずれかの腹膜透析液。
  7. 【請求項7】前記浸透圧溶質はグルコースおよびグルセ
    ロールよりなる群から選ばれる請求項6の腹膜透析液。
  8. 【請求項8】患者の血液から腹膜を通って透析液中へ拡
    散により溶質の除去を実行するのに十分な濃度の生理的
    塩類と、 腹膜炎の間活性化された腹腔マクロファージによって発
    生するフリーラジカルを捕獲する、ビタミンE、プロシ
    ステイン、過酸化物ジムスターゼおよび硫酸コンドロイ
    チンよりなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物を
    含むことを特徴とする腹膜透析液。
  9. 【請求項9】前記化合物は約0.1%ないし約1%の濃
    度で存在する請求項8の腹膜透析液。
  10. 【請求項10】患者の血液から腹膜を通って透析液中へ
    拡散により水の除去を実行する浸透圧を発生するのに十
    分な濃度で浸透圧溶質をさらに含んでいる請求項8また
    は9の腹膜透析液。
  11. 【請求項11】前記浸透圧溶質はグルコースおよびグリ
    セロールよりなる群から選ばれる請求項10の腹膜透析
    液。
  12. 【請求項12】患者の血液から腹膜を通って透析液中へ
    拡散により溶質の除去を実行するのに十分な濃度の生理
    的塩類と、 線維症なしで腹膜中皮の再生を促進するためのヒアルロ
    ン酸分解産物を含むことを特徴とする腹膜透析液。
  13. 【請求項13】前記分解産物はオリゴサッカライドを含
    んでいる請求項12の腹膜透析液。
  14. 【請求項14】患者の血液から腹膜を通って透析液中へ
    拡散により水の除去を実行する浸透圧を発生するのに十
    分な濃度で浸透圧溶質をさらに含んでいる請求項12ま
    たは13の腹膜透析液。
  15. 【請求項15】前記浸透圧溶質はグルコースおよびグリ
    セロールによりなる群から選ばれる請求項13の腹膜透
    析液。
  16. 【請求項16】(a)患者の血液から腹膜を通って透析
    液中へ拡散により溶質の除去を実行するのに十分な濃度
    の生理的塩類と、 (b)(i)タンパク合成および正の窒素バランスに貢
    献するのに十分なアミノ酸混合物にして、少なくとも1
    種のアミノ酸はジペプチド形であるアミノ酸混合物、
    (ii)腹膜炎の間活性化された腹腔マクロファージによ
    って発生するフリーラジカルを捕獲する少なくとも1種
    の化合物、および(iii )線維症なしで腹膜中皮の再生
    を促進するヒアルロン酸分解産物とよりなる群から選ば
    れた少なくとも1種の添加化合物を含むことを特徴とす
    る腹膜炎出来事の間使用するための腹膜透析液。
  17. 【請求項17】患者の血液から腹膜を通って透析液中へ
    拡散により水の除去を実行する浸透圧を発生するのに十
    分な濃度で浸透圧溶質をさらに含んでいる請求項16の
    腹膜透析液。
  18. 【請求項18】前記アミノ酸混合物は、アルギニン、ア
    ラニン、プロリン、グリシン、セリン、チロシンおよび
    システイン(シスチン)よりなる群から選ばれた少なく
    とも1種のアミノ酸を含んでいる請求項16の腹膜透析
    液。
  19. 【請求項19】前記アミノ酸混合物は、バリン、ロイシ
    ン、リジン、イソロイシン、メチオニン、ヒスチジン、
    スレオニン、トリプトファンおよびフェニルアラニンよ
    りなる群から選ばれた少なくとも1種のアミノ酸を含
    み、選ばれた少なくとも1種のアミノ酸はそのジペプチ
    ド形である請求項16または17の腹膜透析液。
  20. 【請求項20】トリプトファンがそのジペプチド形であ
    る請求項19の腹膜透析液。
  21. 【請求項21】ジペプチド形であるアミノ酸は溶液1L
    当り約2mMないし約10mMの濃度で存在する請求項
    19の腹膜透析液。
  22. 【請求項22】前記捕獲剤はビタミンE、プロシステイ
    ン、過酸化物ジムスターゼおよび硫酸コンドロイチンか
    ら選ばれる請求項16の腹膜透析液。
  23. 【請求項23】前記捕獲剤は約0.1%ないし約1%の
    濃度で存在する請求項22の腹膜透析液。
  24. 【請求項24】前記ヒアルロン酸分解産物はオリゴサッ
    カライドを含んでいる請求項16の腹膜透析液。
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