JPH05344825A - 植物の保存法 - Google Patents
植物の保存法Info
- Publication number
- JPH05344825A JPH05344825A JP25603291A JP25603291A JPH05344825A JP H05344825 A JPH05344825 A JP H05344825A JP 25603291 A JP25603291 A JP 25603291A JP 25603291 A JP25603291 A JP 25603291A JP H05344825 A JPH05344825 A JP H05344825A
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- JP
- Japan
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- plants
- water
- cooling
- plant
- ice
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- Pending
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] 従来法では不可能と考えられていた、植物、
特に草花の保存性を著しく大にすることを可能とした。 [構成] 植物を含水糊料又は(および)シートで被覆
した後、低温冷却、特に氷温冷却することを特徴とす
る。
特に草花の保存性を著しく大にすることを可能とした。 [構成] 植物を含水糊料又は(および)シートで被覆
した後、低温冷却、特に氷温冷却することを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植物の保存法に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】植物、特に草花は常温で保存すると、短
時日で乾燥してしぼんでしまい鮮度が劣化する問題があ
る。そこで、これを低温冷却、特に氷温冷却したとこ
ろ、疑似冬眠状態になるのか、確かにある程度保存性が
大になるが、それでも、乾燥はさけられず、まだ不充分
であつた。
時日で乾燥してしぼんでしまい鮮度が劣化する問題があ
る。そこで、これを低温冷却、特に氷温冷却したとこ
ろ、疑似冬眠状態になるのか、確かにある程度保存性が
大になるが、それでも、乾燥はさけられず、まだ不充分
であつた。
【0003】
【発明の解決しようとする問題点】解決しようとする問
題点は、従来法では、植物、特に草花を低温冷却、特に
氷温冷却して保存性を大にしようとしても、乾燥してし
ぼむことはさけられず、保存性がその割に大にならない
ことが判明し失敗した点にある。
題点は、従来法では、植物、特に草花を低温冷却、特に
氷温冷却して保存性を大にしようとしても、乾燥してし
ぼむことはさけられず、保存性がその割に大にならない
ことが判明し失敗した点にある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明は、植物を含水
糊料又は(および)シートで被覆した後、低温冷却、特
に氷温冷却することにより、植物の保存性を著しく大に
する目的を達成した。
糊料又は(および)シートで被覆した後、低温冷却、特
に氷温冷却することにより、植物の保存性を著しく大に
する目的を達成した。
【0005】
【作用】植物、特に、草花を含水糊料又は(および)シ
ートを被覆した後、これを低温冷却特に氷温冷却する
と、植物、特に草花は低温冷却、特に氷温冷却されて疑
似冬眠し、しかも、含水糊料で被覆されているため、水
分が蒸発して乾燥することがなく、保存性が著しく大に
なる。糊料は任意であるが、ペクチン、カラギーナン等
の海草からの抽出物が特に好しい。糊料は予め水で分散
させてから、加熱水溶化した後冷却するのが普通であ
る。冷却、特に氷温冷却すると、増粘するが、できるな
ら、固化しない粘体であるものがより好しい。若し、固
化する場合は、これを薄いシートにし、これを被覆する
のが良い方法である。更に固化して硬い場合は、冷却水
をスプレーして被覆しやすくする。シートは吸湿性又は
吸水性のものが好しい。吸水性紙又は吸水性布が普通で
ある。糊料とシートを組合せると、水の仲介で複合効果
が現れる。空気又は酸素を吹き込んで多孔質にしたり、
人体および植物に害を及すことの小さい殺菌剤を混入し
ておくと、本効果は更に大になる。植物は任意である
が、野菜根菜、特に草花がより好しい。低温冷却は植物
が疑似冬眠しやすくなる温度特に氷温冷却が適当であ
る。
ートを被覆した後、これを低温冷却特に氷温冷却する
と、植物、特に草花は低温冷却、特に氷温冷却されて疑
似冬眠し、しかも、含水糊料で被覆されているため、水
分が蒸発して乾燥することがなく、保存性が著しく大に
なる。糊料は任意であるが、ペクチン、カラギーナン等
の海草からの抽出物が特に好しい。糊料は予め水で分散
させてから、加熱水溶化した後冷却するのが普通であ
る。冷却、特に氷温冷却すると、増粘するが、できるな
ら、固化しない粘体であるものがより好しい。若し、固
化する場合は、これを薄いシートにし、これを被覆する
のが良い方法である。更に固化して硬い場合は、冷却水
をスプレーして被覆しやすくする。シートは吸湿性又は
吸水性のものが好しい。吸水性紙又は吸水性布が普通で
ある。糊料とシートを組合せると、水の仲介で複合効果
が現れる。空気又は酸素を吹き込んで多孔質にしたり、
人体および植物に害を及すことの小さい殺菌剤を混入し
ておくと、本効果は更に大になる。植物は任意である
が、野菜根菜、特に草花がより好しい。低温冷却は植物
が疑似冬眠しやすくなる温度特に氷温冷却が適当であ
る。
【0006】
【実施例1】ペクチン 3部 水 97部 殺菌剤
0.2部 を約80℃に加熱してペクチン水溶液を作
り、これを2℃に冷却してペクチン水溶液をつくる。次
に、50本のつぼみの状態のバラにペクチン液を被覆
し、氷温冷却する。そのまま、10日間冷却保存した
後、軽く水洗し、約8℃の水中に差したところ、3日後
に開花し始め、総て、50本開花した。比較のため、ペ
クチン液を被覆しない他は、全く同様にしてテストした
がこれは、乾燥してしぼんでおり、総て開花しなかつ
た。
0.2部 を約80℃に加熱してペクチン水溶液を作
り、これを2℃に冷却してペクチン水溶液をつくる。次
に、50本のつぼみの状態のバラにペクチン液を被覆
し、氷温冷却する。そのまま、10日間冷却保存した
後、軽く水洗し、約8℃の水中に差したところ、3日後
に開花し始め、総て、50本開花した。比較のため、ペ
クチン液を被覆しない他は、全く同様にしてテストした
がこれは、乾燥してしぼんでおり、総て開花しなかつ
た。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように、植物の保存性は著
しく大になつた。従つて、今まで、不可能とされていた
問題が完全に解決された。
しく大になつた。従つて、今まで、不可能とされていた
問題が完全に解決された。
Claims (1)
- 【請求項1】 植物を含水糊料又は(および)シートで
被覆した後、低温冷却特に氷温冷却することを特徴とす
る植物の保存法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25603291A JPH05344825A (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 植物の保存法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25603291A JPH05344825A (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 植物の保存法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05344825A true JPH05344825A (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=17286974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25603291A Pending JPH05344825A (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 植物の保存法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05344825A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017522007A (ja) * | 2014-06-02 | 2017-08-10 | トーマス ナダカル トーマス | フィトケミカル強化水 |
-
1991
- 1991-04-08 JP JP25603291A patent/JPH05344825A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017522007A (ja) * | 2014-06-02 | 2017-08-10 | トーマス ナダカル トーマス | フィトケミカル強化水 |
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