JPH0534405A - Icハンドラの温度制御方式 - Google Patents

Icハンドラの温度制御方式

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JPH0534405A
JPH0534405A JP3212972A JP21297291A JPH0534405A JP H0534405 A JPH0534405 A JP H0534405A JP 3212972 A JP3212972 A JP 3212972A JP 21297291 A JP21297291 A JP 21297291A JP H0534405 A JPH0534405 A JP H0534405A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ICデバイスを常温状態でその電気的特性の
試験・測定を行うに当って、測定対象となるICデバイ
スを確実に一定の温度条件にする。 【構成】 測定温度設定器30により低温域測定モード
が選択されて、流路切換弁27によってボンベ25と冷
媒供給管23との間が配管24の大流量配管部24aを
介して接続されて、大量の冷媒が冷媒供給管23に供給
されると共に、クロスフローファン21が作動して恒温
槽1内を冷却する。また、高温域測定モードが選択され
ると、この信号に基づいてヒータ22が作動して、恒温
槽1は設定温度まで上昇される。さらに、中間温度域測
定モードが選択されて、外気温度とは無関係に温度制御
が行われ、まずヒータ22を作動させて、恒温槽1内を
所定の温度まで上昇させ、これと同時に、または恒温槽
1内が所定の温度まで上昇した後に、冷媒供給管23に
冷媒を供給して槽内温度を低下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICデバイス(集積回
路素子)の電気的特性等の試験・測定を行う場合におい
て、試験されるICデバイスの温度状態を正確に制御す
るためのICハンドラの温度制御方式に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ICハンドラはICデバイスの電気的特
性の試験・測定を行うためのICデバイスの試験装置に
おいて、ICデバイスをICテスタに供給し、また試験
終了後のICデバイスを試験結果に基づいて分類分けし
て収納するための機構部を構成するものである。ここ
で、ICデバイスの試験を行うに当っては、単に常温状
態で試験するだけでなく、例えば+50℃〜+130℃
といった高温状態または−55℃〜0℃というように低
温状態で行われるようになっている。このために、IC
デバイスを所定の温度状態とするための熱処理レーン
と、ICテスタのテストヘッドにICデバイスを接離さ
せる機構とを恒温槽内に装着するように構成している。
そして、高温ハンドラの場合には、この恒温槽内に加熱
手段としてのヒータを内蔵すると共に、このヒータの熱
を槽内全体に行き渡らせるためのファンを設けるように
している。また、低温ハンドラの場合には、液体窒素等
の冷媒を供給する冷媒供給手段を設けて、この冷媒供給
手段から供給された冷媒を気化して冷気となして、この
冷気をファンにより槽内に循環させるようにしている。
そして、高温ハンドラであっても、また低温ハンドラで
あっても、槽自体及び槽内に循環流を形成するための手
段等は共通のものであるところから、ヒータ及び冷媒供
給手段を予め槽内に設け、ヒータまたは冷媒供給手段を
選択的に作動させることによって、高温ハンドラとして
も、また低温ハンドラとしても用いることができる構成
としたものも知られている。さらには、ICデバイスを
常温状態で試験する場合においては、前述した恒温槽を
用いることなく、室温状態下で測定が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、常温ハンド
ラの場合において、ICデバイスを室温状態の下で測定
されるとしても、この室温は季節や設置場所,測定時等
により大きな差があり、またICハンドラの設置部近傍
に発熱する装置や機器等が配設されている場合には、室
温自体が高くなる等、周囲環境によってはかなりの温度
差がある。従って、常温ハンドラで試験・測定するとき
に、ICデバイスの温度条件はかなり大きな幅でのばら
つきがあり、必ずしも同一条件下で試験・測定されてい
る訳ではないことになる。このために、試験結果に対す
る信頼性は必ずしも完全とはならない。
【0004】本発明は前述した点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、常温ハンドラにお
いても、確実に一定の温度条件下でICデバイスの電気
的特性等の試験・測定を行うことができるようにしたI
Cハンドラの温度制御方式を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、内部にICデバイスを所定の温度状
態とするための熱処理レーンと、ICテスタのテストヘ
ッドにICデバイスを接離させる機構とを装着した恒温
槽に、この恒温槽内を加熱するためのヒータと、冷却用
の冷媒供給手段と、循環流を形成するためのファンとを
設け、前記ヒータにより恒温槽内を加熱することによっ
て、前記ICデバイスを所定の高温状態にしてその測定
を行う高温域測定モードと、前記冷媒供給手段から冷媒
を供給することによって、前記ICデバイスを所定の低
温状態にしてその測定を行う低温域測定モードと、前記
ヒータを作動させると共に、前記冷媒供給手段から冷媒
を供給することによって、前記高温域と低温域との中間
における所定の温度域でICデバイスの測定を行う中間
温度域測定モードとの間に切換可能としたことをその特
徴とするものである。
【0006】
【作用】このような構成を採用することにより、高温か
ら低温までの全ての温度領域で、正確に同一の温度条件
下にしてICデバイスの試験・測定を行うことができる
ようになる。即ち、高温状態で試験・測定する場合に
は、ヒータとファンとを作動させることによって、恒温
槽内を目的とする高温状態にまで上昇させると共に、こ
の温度状態を維持してICデバイスの試験・測定を行
う。また、低温状態で試験・測定する場合には、冷媒供
給手段に冷媒を供給すると共に、ファンにより冷気を循
環させて、恒温槽内を目的とする低温状態にまで低下さ
せ、そしてこの温度状態を維持しながらICデバイスの
試験・測定を行う。
【0007】一方、常温状態でICデバイスの試験・測
定結果の信頼性,安定性を得るためには、全てのデバイ
スを同じ温度条件下で試験・測定する必要がある。そこ
で、常温ハンドラとして用いる場合においても、恒温槽
を利用し、この恒温槽内を所定の温度雰囲気下に置い
て、試験・測定を行うようにした。ところで、常温状態
として、例えば+25℃にする場合においては、外気の
状態、即ちICハンドラが設置されている部屋の温度に
よっては槽内を加熱しなければならないときもあり、ま
た冷却する必要がある場合もある。さらには、槽内の温
度を調整する必要がないこともある。従って、外気条件
を考慮して温度管理を行うようにすると、この温度管理
を行うための制御が極めて複雑になってしまう。そこ
で、この常温状態である中間温度域においては、ヒータ
と冷媒供給手段を共に作動させることによって、外気と
は異なる温度状態を作り出すようにしている。これによ
って、従来では温度条件を無視した状態で試験・測定を
行っていた常温条件下でのICデバイスの試験・測定を
一定の温度条件下で行うことができるようになり、試験
・測定の精度が向上する。
【0008】而して、前述した所定の中間温度域を作り
出すためには、まずヒータによって恒温槽内を加熱し
て、所定の温度に上昇させるようになし、この状態で冷
媒供給手段を作動させて、この所定の中間温度域となる
ように調整すれば、容易に、しかも正確かつ安定した温
度管理が可能となり、また液体窒素等の冷媒の消費量を
少なくすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。まず、図1にICハンドラの恒温槽の断面
を、また図2にその外観をそれぞれ示す。同図から明ら
かなように、恒温槽1はその全体が断熱壁によって区切
られた空間からなり、その前面部にはICテスタ2のテ
ストヘッド2aが臨んでいる。また、この恒温槽1に
は、その上部位置にデバイス入口1aが設けられ、また
下部位置にはデバイス出口1bが設けられており、これ
らデバイス入口1a,デバイス出口1bにはそれぞれシ
ャッタ3,4が配設されている。従って、ICデバイス
Dがローダ側のシュート5から供給されると、シャッタ
3を開放してこの恒温槽1内に受け入れられることにな
り、またICデバイスDがICテスタ2のテストヘッド
2aに接続することによって、その電気的特性の試験・
測定が行われると、シャッタ4が開放されて、アンロー
ダ側のシュート6に向けて送り出されることになる。従
って、ICデバイスDは、ローダ側のシュート5から恒
温槽1内に送り込まれ、この恒温槽1内においてテスト
ヘッド2aに接続されて、試験・測定が行われた後、ア
ンローダ側のシュート6に至る経路に沿って搬送され、
しかもこのICデバイスDの搬送経路では、ICデバイ
スDは自重で滑走するようになっている。
【0010】恒温槽1内には、デバイス熱処理レーン1
0と、テスタ挿脱機構部11とが設けられている。デバ
イス熱処理レーン10はローダ側シュート5に連なる傾
斜状態のシュートからなり、またテスタ挿脱機構部11
においては、ICデバイスDは垂直方向に滑走させる垂
直シュート12を備えている。そして、デバイス熱処理
レーン10とテスタ挿脱機構部11の垂直シュート12
との間には、オリエンタと呼ばれるデバイス方向転換部
13が設けられている。
【0011】テスタ挿脱機構部11は、ICデバイスD
を所定の位置に位置決めした状態でクランプしてテスト
ヘッド2aに接離させるためのものであって、このため
に垂直シュート12にはストッパロッド14がICデバ
イスDの滑走路に挿脱可能に設けられると共に、クラン
プ板15がこの垂直シュート12の滑走面に対面するよ
うに設けられている。従って、クランプ板15を垂直シ
ュート12から離間させた状態で、その間にICデバイ
スDを滑走させて、ストッパロッド14を突出させ、こ
のICデバイスDを所定の位置に位置決めし、次いでク
ランプ板15を垂直シュート12側に変位させることに
よって、まずICデバイスDをクランプして、それをテ
ストヘッド2aに接続することによって、その電気的特
性の試験・測定を行うことができる。また、前述とは反
対の動作を行わせると、ICデバイスDをテストヘッド
2aから脱着させて、アンローダ側のシュート6に向け
て送り出すことができるようになる。
【0012】ところで、このICハンドラは高低温ハン
ドラであって、このために恒温槽1の内部を所定の温度
状態となるように加熱する加熱装置及び冷却用の冷却装
置が設けられている。このために、デバイス熱処理レー
ン10の下部において、このレーン10に沿うように設
けたダクト20を有し、このダクト20内には恒温槽1
内に循環流を形成するためのクロスフローファン21が
吸い込み口20aに近傍位置に設けられており、またこ
のクロスフローファン21より吹き出し口20b側の位
置にロッド状のヒータ22を複数本(図面においては3
本)挿通させることによって、加熱装置となし、また液
体窒素からなる冷媒を供給するための冷媒供給管23を
配設することにより冷却装置を構成している。ここで、
ICデバイスDのレーン数、即ちデバイス熱処理レーン
10及び垂直シュート12は多数列設けられており、恒
温槽1は全てのレーンをカバーすることができる幅を有
するものであるために、ダクト20はかなり長尺となっ
ている。そして、ヒータ22及び冷媒供給管23もこの
ダクト20の全長にわたる長さを有する長尺の部材から
なる。
【0013】冷媒供給管23には配管24が接続されて
おり、この配管24の他端はボンベ24に接続され、こ
のボンベ25から冷媒としての液体窒素が冷媒供給管2
3に供給されて、この冷媒供給管23内で冷媒を霧化し
てその軸線方向に複数個穿設した冷媒噴出口から噴出さ
れるようになっている。そして、クロスフローファン2
1による循環流により冷却風としてダクト20の吹き出
し口20aから吹き出させて、恒温槽1の全域に冷却風
を送るようになされている。ここで、ボンベ25から冷
媒供給管23への配管24は、その途中で、大流量配管
部24aと小流量配管部24bとに分岐している。小流
量配管部24bには絞り26が設けられている。また、
この大流量配管部24aと小流量配管部24bとの分岐
部には、流路切換弁27が設けられており、この流路切
換弁27により、ボンベ24から冷媒供給管23への冷
媒の供給を、大流量供給状態と小流量供給状態と、流路
遮断状態との3位置に切り換えることができるようにな
っている。さらに、大流量配管部24aと小流量配管部
24bとは電磁開閉弁28に接続されており、この電磁
開閉弁28によっても冷媒供給管23への冷媒の供給流
量の制御が行われることになる。
【0014】恒温槽1によって、ICデバイスDの電気
的特性の試験・測定を行うに当っては、このICデバイ
スDを−55℃〜0℃の低温域における1または複数ポ
イントの温度条件下と、+130℃〜+50℃の高温域
における1または複数ポイントの温度条件下と、この低
温域と高温域との中間温度域における1または複数ポイ
ントの温度条件下との3つの温度域測定モードに設定す
ることが出来るようになっている。このために、このI
Cハンドラにおける制御装置には、測定温度設定器30
が設けられており、この測定温度設定器30は、マニュ
アル操作によって設定すべき温度条件を任意に、または
段階的に設定することができるようになっている。そし
て、この測定温度設定器30は制御回路31に接続され
ており、測定温度設定器30によって所定の温度条件が
設定された時には、この制御回路31からの信号に基づ
いて、ヒータ22の電源22aと、配管24の流路切換
弁27に入力されるようになっており、高温域測定モー
ドが選択されたときには、ヒータ22のみが作動し、低
温域測定モードが選択されると、ボンベ25から大流量
配管部24aを通って冷媒供給管23に冷媒が大流量で
供給されるようになる。さらに、中間温度域測定モード
が選択されると、ヒータ22が作動すると共に、ボンベ
25からの冷媒が小流量配管部24bを介して冷媒供給
管23に供給されるようになっている。測定温度設定器
30からの信号は、さらに制御部31にも入力される。
そして、この制御回路31には、デバイス熱処理レーン
10及びデバイス挿脱機構部11の垂直シュート12に
設けた温度センサ32からの温度検出信号が入力される
ようになっており、この温度検出信号は制御回路31に
おいて、測定温度設定器30で設定された温度と比較し
て、常に設定温度となるようにヒータ22及び/または
電磁開閉弁28のON,OFF制御が行われるようにな
っている。
【0015】本実施例の方式を実施するための装置構成
は以上の通りであるが、次にその作動について説明す
る。まず、測定温度設定器30により低温域測定モード
が選択されて、例えばICデバイスDを−55℃の低温
状態にして測定する場合には、まず流路切換弁27によ
ってボンベ25と冷媒供給管23との間が配管24の大
流量配管部24aを介して接続されて、大量の冷媒が冷
媒供給管23に供給されると共に、クロスフローファン
21が作動して、ダクト20内に吸い込み口20aから
吹き出し口20b向けての空気流が形成されて、図1に
矢印で示したような冷気の循環流が形成される。これに
よって、恒温槽1の内部、特にICデバイスDが走行す
る垂直シュート12及びデバイス熱処理レーン10が冷
却される。そして、恒温槽1内が設定温度状態となる
と、それを温度センサ32が検出して、この検出信号が
制御回路31に入力され、以後はこの温度状態を一定に
保持するために、制御回路31からの制御信号に基づい
て電磁開閉弁28が適宜作動して、間欠的に冷媒が冷媒
供給管23内に供給される。このようにして恒温槽1内
を−55℃に保持した状態で、ICデバイスDをシュー
ト5から恒温槽1内のデバイス熱処理レーン10に送り
込み、このデバイス熱処理レーン10において所定時間
留めることにより、ICデバイスDを測定温度である−
55℃となるように冷却して、デバイス挿脱機構部11
の垂直シュート12に送り込んで、ICテスタ2のテス
トヘッド2aに接続してその電気的特性の試験・測定が
行われる。
【0016】次に、測定温度設定器30によって、例え
ば+100℃の高温域測定モードが選択されると、この
信号に基づいてヒータ22の電源22aがONする。な
お、このときには、流路切換弁27はボンベ25と冷媒
供給管23との間を遮断する状態に保持される。これに
よって、図示した3本のヒータ22が同時に作動して、
恒温槽1内の温度を設定温度にまで上昇させる。この状
態で、ICデバイスDをデバイス熱処理レーン10に送
り込んで、このデバイス熱処理レーン10で加熱した後
に、ICテスタ2のテストヘッド2aに接続して電気的
特性の試験・測定が行われる。そして、このときにおけ
る恒温槽1内の温度状態は温度センサ32により監視さ
れており、この温度センサ32からの信号に基づいてヒ
ータ22の作動を制御することによって、設定温度を維
持する。
【0017】さらに、中間温度域測定モードが選択され
て、例えば+25℃に温度が設定された場合にあって
は、外気温度がこの設定温度より高い場合があり、また
低い場合、さらには設定温度とほぼ同じである場合もあ
る。しかしながら、中間温度域測定モードが選択された
ときに、外気温度とは無関係に温度制御が行われること
になる。即ち、まずヒータ22を作動させて、恒温槽1
内を所定の温度まで上昇させる。これと同時に、または
恒温槽1内が所定の温度まで上昇した後に、冷媒供給管
23に冷媒を供給して槽内温度を低下させる。ただし、
この場合には、ほぼ常温域であることから、設定温度と
の温度差が小さいので、ヒータ22は3本あるうちの1
本のみを作動させ、また流路切換弁27を作動させて、
ボンベ25と冷媒供給管23との間は小流路配管部24
bを介する流路で冷媒を供給するようになし、しかも電
磁開閉弁28によって、実際の槽内の温度状態に応じて
間欠的に冷媒を供給する。これによって、より微細に温
度制御が可能となる。
【0018】而して、このように常温状態でICデバイ
スDの電気的特性の試験・測定を行う際に、測定温度を
厳格に管理することによって、ICデバイスDの電気的
特性をより正確に測定することができることになる。な
お、この中間温度域、及び低温域,高温域のいずれの温
度域においても、それぞれ1ポイントの温度だけでな
く、複数ポイントの温度状態で試験・測定することがで
きるのは、言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ヒータ
を作動させて、ICデバイスを高温状態にして試験・測
定を行う高温域測定モードと、冷媒供給手段から冷媒を
供給することによって、低温状態で試験・測定を行う低
温域測定モードとの他に、冷媒供給手段から冷媒を供給
することによって、高温域と低温域との中間における所
定の温度域でICデバイスの測定を行う中間温度域測定
モードでICデバイスの試験・測定を行うことができる
ようにしたので、従来常温ハンドラとして温度条件を無
視して雰囲気温度状態で試験・測定していたのに対し
て、常温域においても、正確に温度管理を行うことがで
き、ICデバイスの試験・測定精度がより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す恒温槽の断面図であ
る。
【図2】図1の恒温槽の全体構成図である。
【符号の説明】
1 恒温槽 10 デバイス熱処理レーン 11 デバイス挿脱機構部 20 ダクト 21 クロスフローファン 22 ヒータ 23 冷媒供給管 24 配管 24a 大流量配管部 24b 小流量配管部 25 ボンベ 30 測定温度設定器 31 制御回路 32 温度センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にICデバイスを所定の温度状態と
    するための熱処理レーンと、ICテスタのテストヘッド
    にICデバイスを接離させる機構とを装着した恒温槽
    に、この恒温槽内を加熱するためのヒータと、冷却用の
    冷媒供給手段と、循環流を形成するためのファンとを設
    け、前記ヒータにより恒温槽内を加熱することによっ
    て、前記ICデバイスを所定の高温状態にしてその測定
    を行う高温域測定モードと、前記冷媒供給手段から冷媒
    を供給することによって、前記ICデバイスを所定の低
    温状態にしてその測定を行う低温域測定モードと、前記
    ヒータを作動させると共に、前記冷媒供給手段から冷媒
    を供給することによって、前記高温域と低温域との中間
    における所定の温度域でICデバイスの測定を行う中間
    温度域測定モードとの間に切換可能としたことを特徴と
    するICハンドラの温度制御方式。
  2. 【請求項2】 前記中間温度域測定モードでは、前記ヒ
    ータを作動させることによって、外気温度以上に上昇さ
    せた状態で、前記冷媒供給手段から供給される冷媒によ
    って設定温度に調整するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載のICハンドラの温度制御方式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9207272B2 (en) 2012-09-17 2015-12-08 Samsung Eletronics Co., Ltd. Test handler that rapidly transforms temperature and method of testing semiconductor device using the same

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