JPH053433A - Pllシンセサイザ回路 - Google Patents

Pllシンセサイザ回路

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Publication number
JPH053433A
JPH053433A JP3152793A JP15279391A JPH053433A JP H053433 A JPH053433 A JP H053433A JP 3152793 A JP3152793 A JP 3152793A JP 15279391 A JP15279391 A JP 15279391A JP H053433 A JPH053433 A JP H053433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
section
resonance
output
controlled oscillator
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3152793A
Other languages
English (en)
Inventor
Kuniharu Tatezuki
邦治 竪月
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP3152793A priority Critical patent/JPH053433A/ja
Publication of JPH053433A publication Critical patent/JPH053433A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】外来ノイズに強くすると共に、発振周波数範囲
の設定を不要とする。 【構成】基準周波発振器で基準周波数の基準信号を発生
する。入力電圧に応じて出力信号の周波数が可変する電
圧制御発振器の出力を分周器で分周する。基準信号の位
相と分周器の出力の位相とを位相比較器で比較する。位
相比較器の出力からローパスフィルタで低周波成分を抽
出して電圧制御発振器に入力する。バリキャップD1
表面弾性波共振子F1 とを用いて電圧制御発振器3の共
振部31を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PLLシンセサイザ回
路、特にその構成要素としての電圧制御発振回路の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PLLシンセサイザ回路は、例えば無線
通信装置における送信器の搬送波発生回路や、受信器の
局部発振回路等に用いられている。この種のPLLシン
セサイザ回路の一構成例を図3に示す。このPLLシン
セサイザ回路は、位相比較器1と、ローパスフィルタ
(以下、LPFと略記する)2と、電圧制御発振器(以
下、VCOと略記する)3と、分周器4と、基準周波発
振器5とで構成してある。さらに分周器4は、プリスケ
ーラ41と分周回路42とで構成し、基準周波発振器5
は、水晶振動子Xを用いて構成した基準周波発振回路5
1と分周回路52とで構成してある。
【0003】このPLLシンセサイザ回路では、基準周
波発振回路51の出力を分周回路52で分周して基準周
波数fS の信号を作成する。位相比較器1では、この基
準周波数fS の信号を基準として、この基準信号と分周
器4の出力との位相比較を行う。この位相比較器1の出
力はLPF2を通して低周波成分を抽出する。この低周
波成分が与えられるVCO3では、低周波成分に応じた
発振周波数fC の信号を出力する。この周波数fC の出
力信号をプリスケーラ41でN1 分周し、さらに分周回
路42でN2 分周した分周出力を位相比較器1に入力す
る。
【0004】上記閉ループで、出力が入力に帰還され、
PLLシンセサイザ回路は基準信号の位相と分周出力と
の位相とを一致させるように動作し、位相が一致して出
力信号の周波数が固定された状態であるいわゆるロック
状態において、出力信号の周波数fC はfS ×N1 ×N
2 となる。上記VCO3の具体構成を図4に示す。この
VCO3では、LC共振部31’とトランジスタQ1
用いたエミッタホロア構成の増幅部とからなる。ここ
で、LC共振部31’は、コイルL1 ,コンデンサ
1 、容量調節型のコンデンサC 2 及びバリキャップD
1 で構成してあり、LPF2から与えられる低周波成分
でバリキャップD1 の容量成分が可変されることにより
共振周波数が変化し、VCO3の出力の周波数fC が変
化する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、LC共振回
路を用いたVCO3であると、外来ノイズに弱く、この
ため外来ノイズを遮蔽するために、シールドケースを用
いてシールドを施す必要があった。しかも、発振周波数
範囲を、容量調節型のコンデンサC2 の容量を調整して
設定する必要があった。
【0006】本発明は上述の点に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、外来ノイズに強く、且
つ発振周波数範囲を設定する必要がないPLLシンセサ
イザ回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、可変リアクタス素子と表面弾性波共振
子とを用いて電圧制御発振器の共振部を構成してある。
【0008】
【作用】本発明は、上述のように表面弾性波共振子を用
いて電圧制御発振器の共振部を構成することにより、表
面弾性波共振子の持つ高いQのために不要信帯の信号を
極度に減衰させることができるようにし、外来ノイズに
対して強くなるようにし、しかも予め表面弾性波共振子
を設計する段階で発振周波数範囲を限定しておけば、発
振周波数範囲の設定が不要となるようにしたものであ
る。
【0009】
【実施例】図1及び図2に本発明の一実施例を示す。本
実施例ではPLLシンセサイザ回路のVCO3の構成に
特徴が有するものである。図1にそのVCO3の具体構
成を示す。本実施例ではVCO3の増幅部をデュアルゲ
ートのMOSFETQ2 を用いて構成してあり、共振部
31を、可変リアクタス素子としてのバリキャップD1
と、表面弾性波共振子(以下、SAWフィルタと呼ぶ)
1 と、コイルL2 ,L3 とで構成してある。なお、本
実施例の場合には2ポートのSAWフィルタF1 を用い
てあるが、1ポートのものを用いて構成してもよい。
【0010】このVCO3では増幅部32の出力を上記
共振部31を介して増幅部32の入力に正帰還すること
により発振動作し、この際の発振周波数が共振部31の
共振周波数で決まる。そして、周波数の可変はバリキャ
ップD1 への印加電圧、つまりはLPF2の出力で行わ
れる。本実施例の場合には上記共振部31をQの高いS
AWフィルタF1 を用いて構成してあるために、極めて
信号帯域を狭くすることができ(但し、極めて信号帯域
を狭いという意味は、必要帯域は確保し、不要信号帯域
を大幅に減衰できるという意味であり、LC共振回路の
ように不要に信号帯域が広くならないということを意味
する)、このため外来ノイズ等の影響を受けにくくで
き、従って従来のように外来ノイズの影響を防止するた
めに、シールドケースで共振部31を覆うといったこと
を必要としない。しかも、SAWフィルタF1 を用いる
と、素子の設計段階で発振周波数を限定することがで
き、このため従来のLC共振回路を用いた回路のように
発振周波数範囲の設定を行う必要はない。
【0011】本実施例の具体的な使用例を図2に示す。
図2の場合には、FSK変調をかけた搬送波を発生する
搬送波発生回路を構成した場合のVCO3の要部構成を
示すもので、図1におけるバリキャップD1 とコイルL
2との間に、さらにリアクタス素子Reを挿入すると共
に、このリアクタンス素子Reの両端に半導体からなる
スイッチ要素SW1 を接続し、スイッチ要素SW1 をオ
ン,オフさせることによりマークとスペースとの2種の
周波数の信号を発生させて、搬送周波数にFSK変調を
かけるようにしたものである。
【0012】なお、本発明を受信器の局部発振器に用い
た場合、発信局数が極めて多いような状況でも、特定の
局の信号を正確且つ良好に受信することができる局部発
振器を構成することもできる。
【0013】
【発明の効果】本発明は上述のように、表面弾性波共振
子を用いて電圧制御発振器の共振部を構成してあるの
で、表面弾性波共振子の持つ高いQのために不要信帯の
信号を極度に減衰させることができ、このため外来ノイ
ズに対して強くなり、外来ノイズの影響を防止するため
にシールドケースで覆うという必要がなくなる。また、
予め表面弾性波共振子を設計する段階で発振周波数範囲
を限定しておけば、発振周波数範囲の設定が不要となる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電圧制御発振器の具体構成
図である。
【図2】同上を搬送波発生回路として用いる場合の要部
構成を示す回路図である。
【図3】PLLシンセサイザ回路の構成を示すブロック
図である。
【図4】従来の電圧制御発振器の具体構成図である。
【符号の説明】
3 電圧制御発振器 31 共振部 D1 バリキャップ F1 表面弾性波共振子

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 入力電圧に応じて出力信号の周波数が可
    変する電圧制御発振器と、基準周波数の基準信号を発生
    する基準周波発振器と、上記電圧制御発振器の出力を分
    周する分周器と、基準信号の位相と分周器の出力の位相
    とを比較する位相比較器と、位相比較器の出力から低周
    波成分を抽出して上記電圧制御発振器に入力するローパ
    スフィルタとで少なくとも構成されたPLLシンセサイ
    ザ回路において、可変リアクタス素子と表面弾性波共振
    子とを用いて電圧制御発振器の共振部を構成して成るこ
    とを特徴とするPLLシンセサイザ回路。
JP3152793A 1991-06-25 1991-06-25 Pllシンセサイザ回路 Withdrawn JPH053433A (ja)

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JP3152793A JPH053433A (ja) 1991-06-25 1991-06-25 Pllシンセサイザ回路

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JP3152793A JPH053433A (ja) 1991-06-25 1991-06-25 Pllシンセサイザ回路

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Publication Number Publication Date
JPH053433A true JPH053433A (ja) 1993-01-08

Family

ID=15548273

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3152793A Withdrawn JPH053433A (ja) 1991-06-25 1991-06-25 Pllシンセサイザ回路

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JP (1) JPH053433A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040044210A (ko) * 2002-11-19 2004-05-28 주식회사 쏘닉스 표면탄성파 공진기를 이용한 고주파 주파수 합성기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040044210A (ko) * 2002-11-19 2004-05-28 주식회사 쏘닉스 표면탄성파 공진기를 이용한 고주파 주파수 합성기

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980903