JPH0534338U - エンジン動力の伝達装置 - Google Patents

エンジン動力の伝達装置

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JPH0534338U
JPH0534338U JP9261591U JP9261591U JPH0534338U JP H0534338 U JPH0534338 U JP H0534338U JP 9261591 U JP9261591 U JP 9261591U JP 9261591 U JP9261591 U JP 9261591U JP H0534338 U JPH0534338 U JP H0534338U
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JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
rubber coupling
housing
engine
transmission shaft
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Pending
Application number
JP9261591U
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English (en)
Inventor
昭 荘司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0534338U publication Critical patent/JPH0534338U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 エンジンのクランク軸1に伝動軸17がゴム
カップリング15を介し連結される。そのゴムカップリ
ング15を覆うハウジング25が設けられる。そのハウ
ジング25の肉厚内に冷却水通路26a、27aが形成
される。 【効果】 エンジンのクランク軸と伝動軸とを連結する
ゴムカップリングは冷却水により強制的に冷却されるた
め、ねじり振動の吸収やクラッチの接続時の衝撃吸収に
よる温度上昇が低減され、許容伝達トルクが大きくな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エンジンのクランク軸にゴムカップリングを介して伝動軸を連結し て動力を伝達する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンのクランク軸にクラッチを介して作業機を連結して動力を伝達するよ うな場合、クランク軸のねじり振動やクラッチの接続時における衝撃等を吸収す るため、クランク軸にゴムカップリングを介して連結される伝動軸を介して動力 を伝達することが行なわれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ゴムカップリングは振動や衝撃の吸収により発熱して温度が上昇すると、特性 が変化して充分な振動や衝撃の吸収を行なうことができなくなる。
【0004】 そのため、ゴムカップリングの許容伝達トルクは、発熱による温度上昇により 左右されることから、伝達トルクが大きい場合は温度上昇の小さい大型のゴムカ ップリングを使用していた。
【0005】 しかし、大型のゴムカップリングを使用すると配置スペースを必要とするだけ でなくコストも嵩むものであった。
【0006】 本考案は上記従来技術の問題を解決することのできるエンジン動力の伝達装置 を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本件第1考案の特徴とするところは、エンジンのクランク軸に伝動軸がゴムカ ップリングを介し連結され、そのゴムカップリングを覆うハウジングが設けられ 、そのハウジングの肉厚内に冷却水通路が形成されている点にある。
【0008】 本件第2考案の特徴とするところは、エンジンのクランク軸に伝動軸がゴムカ ップリングを介し連結され、そのゴムカップリングを覆うハウジングが設けられ 、そのハウジングの内部に冷却水パイプが配管されている点にある。
【0009】
【作用】
本件第1考案によれば、ハウジングの肉厚内の冷却水通路を流れる冷却水によ り、ゴムカップリングが冷却される。
【0010】 本件第2考案によれば、ハウジングの内部に配管されている冷却水パイプを流 れる冷却水により、ゴムカップリングが冷却される。
【0011】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0012】 図1は、舶用エンジンのクランク軸1に作業機の動力受入れ軸2をエアクラッ チ20を介して連結して動力を伝達する装置Aを示す。そのクランク軸1には筒 状の連結部材3が焼嵌めされ、その連結部材3はベアリング4を介してエンジン のギヤハウジング5に支持されている。
【0013】 その連結部材3にねじり振動吸収用リング7と連結リング8とが、ボルト9に より連結されている。そのねじり振動吸収用リング7の内部に環状の油室10が 形成され、この油室10内にオイルが充填されている。これにより、クランク軸 1のねじり振動に基づいてリング7の周速度と油室10内のオイルの周速度との 差が生じ、この速度差によるリング7とオイルの摩擦により油温が上昇し、振動 エネルギーが熱エネルギーに変換されてねじり振動が低減される。
【0014】 その連結リング8に、リング状のフレキシブルゴムカップリング15がボルト 16により連結されている。このフレキシブルゴムカップリング15に伝動軸1 7が挿入され、ボルト18により、ゴムカップリング15と伝動軸17とが連結 されている。
【0015】 そして、ゴムカップリング15を覆うハウジング25が設けられている。この ハウジング25は、前記エンジンのギヤハウジング5にボルト28により連結さ れるリング状の第1部材26と、この第1部材26にボルト29により連結され る筒状の第2部材27とにより主構成されている。その第2部材27により前記 伝動軸17がベアリング30を介して支持されている。そのベアリング30にオ イルパンからポンプにより潤滑油を供給する潤滑油供給路31aが第2部材27 の肉厚部に形成され、その潤滑油をオイルパンに還流する潤滑油排出路31bが ハウジング25とギヤハウジング5に形成されている。また、その軸受30の軸 方向両端は、伝動軸17にシール部材35を介し嵌合されるカバー36により覆 われている。
【0016】 その伝動軸17に補機駆動用の巻掛け伝動機構のプーリー24がキーを介し同 行回転するよう嵌合されている。このプーリー24は伝動軸17の軸端にねじ合 わされたナット19により抜け止めされている。このプーリー24と動力受入れ 軸2とがエアクラッチ20により接続されている。このエアクラッチ20はプー リー24にボルト21によって固定される第1部材22と、動力受入れ軸2に固 定される第2部材23とを有し、その第1部材22と第2部材23とが空気圧力 の付与により接合されることで動力を伝達し、その空気圧力の解除により離間し て動力伝達を解除する公知のものである。なお、このエアクラッチ20には潤滑 油配管20aから潤滑油が供給される。
【0017】 そのハウジング29の肉厚内に冷却水通路が形成されている。本実施例では、 図2にも示すように、第1部材26と第2部材27とにそれぞれリング状の冷却 水通路26a、27aが形成され、両冷却水通路26a、27aは、両部材26 、27にわたる連通路33を介して連通されている。第1部材26の冷却水通路 26aに冷却水の入口26a′が形成され、第2部材27の冷却水流路27aに 冷却水出口27a′が形成されている。
【0018】 本実施例では、その冷却水通路26a、27aを流れる冷却水として海水が用 いられている。すなわち、図3に示すようにエンジンを搭載した船舶の海水の入 口40から海水ポンプ41により海水が汲み上げられ、この海水は上記動力伝達 装置Aと、清水冷却器Bとに送られる。その清水冷却器Bはエンジン本体Cの冷 却用清水を冷却する。この動力伝達装置Aと清水冷却器Bから冷却水は空気冷却 器Dに送られてエアクラッチ20の作動用空気を冷却し、しかる後に再び清水冷 却器Aに至り、ここからエンジンの潤滑油冷却器Eに至り、このエンジンの潤滑 油冷却器Eからエアクラッチ20の潤滑油冷却器Fに至り、出口42から放水さ れる。
【0019】 上記構成によれば、クランク軸1のねじり振動やエアクラッチ20を接続する 際の衝撃はフレキシブルゴムカップリング15により吸収される。その振動や衝 撃の吸収によるフレキシブルゴムカップリング15の発熱による温度上昇は、ハ ウジング25の肉厚内に形成された冷却水通路26a、27aを流れる冷却水に より低減される。これにより、フレキシブルゴムカップリング15の許容伝達ト ルクを大きくすることができる。
【0020】 図4は異なった実施例に係り上記実施例との相違は、上記実施例においてはハ ウジング25の肉厚内に冷却水通路を形成したが、本実施例ではハウジング25 の内部に冷却水パイプ50を配管し、このパイプ50内を冷却水通路としている 。この冷却水パイプ50はハウジング25の内部においてコイル状に配管され、 冷却水が入口50aから流入し、出口50bから流出し、フレキシブルゴムカッ プリング15を覆っている。他は上記実施例と同様で同一部分は同一符号で示す 。
【0021】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではない。例えば、上記実施例で は舶用エンジンに本考案を適用して冷却水として海水を用いたが、陸用エンジン に本考案を適用してもよく、その場合に冷却水として地下水や河川水を用いても よい。
【0022】
【考案の効果】
本考案によるエンジン動力の伝達装置によれば、エンジンのクランク軸と伝動 軸とを連結するゴムカップリングは冷却水により強制的に冷却されるため、ねじ り振動の吸収やクラッチの接続時の衝撃吸収による温度上昇が低減され、許容伝 達トルクが大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るエンジン動力の伝達装置
の断面図
【図2】図1のII‐II線断面図
【図3】本考案の実施例に係るエンジン動力の伝達装置
の冷却水の系統図
【図4】本考案の異なった実施例に係るエンジン動力の
伝達装置の断面図
【符号の説明】
1 クランク軸 15 ゴムカップリング 17 伝動軸 25 ハウジング 26a、27a 冷却水通路 50 冷却水パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16F 15/12 J 9030−3J

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのクランク軸に伝動軸がゴムカ
    ップリングを介し連結され、そのゴムカップリングを覆
    うハウジングが設けられ、そのハウジングの肉厚内に冷
    却水通路が形成されていることを特徴とするエンジン動
    力の伝達装置。
  2. 【請求項2】 エンジンのクランク軸に伝動軸がゴムカ
    ップリングを介し連結され、そのゴムカップリングを覆
    うハウジングが設けられ、そのハウジングの内部に冷却
    水パイプが配管されていることを特徴とするエンジン動
    力の伝達装置。
JP9261591U 1991-10-15 1991-10-15 エンジン動力の伝達装置 Pending JPH0534338U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9261591U JPH0534338U (ja) 1991-10-15 1991-10-15 エンジン動力の伝達装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9261591U JPH0534338U (ja) 1991-10-15 1991-10-15 エンジン動力の伝達装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0534338U true JPH0534338U (ja) 1993-05-07

Family

ID=14059346

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JP9261591U Pending JPH0534338U (ja) 1991-10-15 1991-10-15 エンジン動力の伝達装置

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