JPH0534261A - 粒子分析用のサンプル扁平流形成装置 - Google Patents

粒子分析用のサンプル扁平流形成装置

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JPH0534261A
JPH0534261A JP3210053A JP21005391A JPH0534261A JP H0534261 A JPH0534261 A JP H0534261A JP 3210053 A JP3210053 A JP 3210053A JP 21005391 A JP21005391 A JP 21005391A JP H0534261 A JPH0534261 A JP H0534261A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 血液や尿等の粒子成分を含むサンプル(試料
液)を、流路の縦横比が1〜数倍のフローセルを用いな
がら、幅が広く厚みの薄い扁平な流れにして流す。 【構成】 フローセル10の測定用流路16の横断面
を、辺の比が1〜数倍の矩形とし、導入用流路14の一
方向の幅のみが次第に狭められた形状とし、サンプルノ
ズル12先端の吐出口22を扁平状に開口した形状とす
るか、又は小さな吐出口30を横一列に並べ、導入用流
路14における幅の減少方向と、扁平状吐出口22の径
の短い方向、又は横一列に配置された小吐出口30の配
列方向とを一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液や尿等の粒子成分
を含むサンプル(試料液)を、幅が広く厚みの薄い扁平
な流れにして流すためのサンプル扁平流形成装置にに関
するものである。本発明の装置は、そのサンプル扁平流
にストロボ光を照射し、粒子成分の静止画像を撮像する
粒子画像分析装置において好適に使用される。
【0002】
【従来の技術】扁平な流れにして流した粒子成分の画像
を撮像し、画像処理により粒子の分析をする装置は、特
開昭57−500995号公報あるいは米国特許第4,
338,024号公報に開示されている。フローセル
は、測定領域において縦横比が大きな(数十倍にも及
ぶ)流路を有し、その流路においてサンプルの平面(フ
ラット)シースフローを形成させ、ビデオカメラでその
サンプル扁平流の静止画像を撮像している。撮像領域に
おける流路寸法は横100μm、縦5000μm(縦横比
は50倍)と記載されている。なお、シースフロー(s
heath flow)とは、粒子を液流れの中央部に
精度良く一列に整列させて通過させるために、粒子の懸
濁液の周囲を層流のシース液で被覆した流れをいう。
【0003】一方、実開平3−44626号公報には、
半導体製造等に使用されるクリンルームの洗浄度計測用
として、先端部が扁平状になり、その扁平方向に沿って
複数のノズル孔に分割されたノズル、及び吐出孔自体が
扁平になっているノズルが開示されている。確かに、こ
れらのノズルはサンプル流を扁平にするためのものであ
るが、シースフローは用いておらず、単に大量の試料流
体を流すためのものである。これらのノズルだけでは、
本発明において必要とする充分な扁平度(10μm×9
00μm程度)を有する扁平流は実現できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の特開昭57−5
00995号公報、米国特許第4,338,024号公
報などに記載された従来のフローセルにおいて、流路の
厚みは被分析粒子の大きさ程度であり、またその寸法に
おいても精度が要求される。このため、製造が難しく、
高価であるという問題があった。また、厚みが薄いため
破損し易く、取り扱い難いという問題もあった。通常の
フローサイトメータでは、流路の縦横比がほぼ1倍のフ
ローセルが用いられている。そのようなフローセルを用
いれば、上記のような問題はないが、そのままではサン
プル扁平流は形成できない。フローサイトメトリーハン
ドブック・サイエンスフォーラム(昭和59年):39
9〜400頁には、サンプル流に働く力についての記載
がある。図15はその文献から引用した図であり、流れ
の方向から見たフローセル部分の図(平面図)である。
h、v両方向を比べると、絞りの比が大きいh方向の力
fhの方が、絞りの比が小さいv方向の力fvより大き
く作用する。しかし、これはサンプル中の細胞の向きを
一定方向に整列させるために用いられるものであり、サ
ンプル扁平流の形成には不充分である。なお、サンプル
流に働く力をfh、fvとすると、fh:fv=A/
a:B/bで表わされ、A/a>B/bである。本発明
は、上記の諸点に鑑みなされたもので、流路の縦横比が
1〜数倍のフローセルを用いながら、サンプル扁平流を
形成することができる装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、フローセルの導入用流路において、流路の一方の
幅だけを狭めていき、測定用流路に連接させる。そし
て、サンプルノズルの吐出口を扁平状にするか、又は小
さな吐出口を横一列に並べる。さらに、導入用流路にお
ける幅の減少方向とサンプルノズル吐出口の幅の狭い方
向、つまり、吐出口が扁平状の場合は、径の短い方向と
を、吐出口が横一列の場合は縦方向(配列方向と直交す
る方向)とを同じにする。
【0006】本発明の請求項1の粒子分析用のサンプル
扁平流形成装置は、図1〜図8に示すように、流路が次
第に狭められた導入用流路14と、導入用流路14に連
なる狭い測定用流路16と、導入用流路14に設けられ
たシース液供給口18と、測定用流路16の下流に設け
られた排出口20とを備えたフローセル10と、フロー
セルの導入用流路14内に、先端が測定用流路16に向
かうように配置された、サンプル吐出用のサンプルノズ
ル12と、からなる粒子分析用のサンプル流形成装置に
おいて、フローセル10の測定用流路16の横断面は、
辺の比が1〜数倍の矩形であり、 フローセル10の導
入用流路14では、この流路14の一方向の幅のみが次
第に狭められており、サンプルノズル12先端の吐出口
22は、扁平状に開口しており、この吐出口22の短方
向が、上記導入用流路14の減少方向と同一方向となる
ように、サンプルノズル12が配置されていることを特
徴としている。
【0007】この場合、図9に示すように、サンプルノ
ズル12の吐出口22が、中心部分の幅よりも端部分2
8の幅の方が広い形状を有しているように構成するのが
望ましい。 また、吐出口形状が扁平状であるサンプル
ノズルの代わりに、図10に示すように、小吐出口30
が横一列に複数個設けられたサンプルノズル12aを用
い、小吐出口30の配列方向が導入用流路14の減少方
向と直交するように、サンプルノズル12aを配置する
こともある。この場合の一例として、図11〜図14に
示すように、サンプルノズル他端のサンプル流入口26
は一つであり、サンプルノズル内部で複数の小流路36
に分岐させ、各小吐出口30を一列に並べるように構成
される。図11〜図14に示す場合は、サンプルノズル
の小吐出口30の数を偶数とし、これらの小吐出口30
をサンプルノズルの中心の対称位置に設けるのが望まし
い。 そして、さらに、端部分に配置された小吐出口の
径が、中心部分に配置された小吐出口の径よりも大きく
なるようにするのが望ましい。
【0008】
【作用】導入用流路14において、一方の幅だけを狭め
ているので、シース液はその方向についてのみ、内側に
向かって大きな力が作用し、幅が変わらない方向には力
は作用しない。つまり、一方向のみにサンプル絞り込み
作用が発生する。サンプルノズル12の吐出口22は、
従来のような円形ではなく、円を扁平にした形状、すな
わち略楕円形である。このため、ノズル12から吐出さ
れたサンプル液は、両者(一方向のみのサンプル絞り込
み作用とノズルから吐出された扁平流)の相乗作用によ
り、縦横比が1〜数倍の測定用流路16であっても、極
めて扁平なサンプル流を形成することができる。また、
サンプルノズル12aの複数の小吐出口30から吐出さ
れたサンプル液の場合も同様に、極めて扁平なサンプル
流を形成することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を詳細に説明する。ただし、この実施例に記載されてい
る構成機器の寸法、材質、形状、その相対配置などは、
とくに特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれ
らのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例に
すぎない。図1〜図3は、本発明のサンプル扁平流形成
装置を示している。この装置は、シースフローを形成さ
せるためのフローセル10と、試料を吐出させる細管で
あるサンプルノズル12とによって構成されている。フ
ローセル10は、ガラス、プラスチックなどの透明体か
らなり、一方向の幅のみが次第に狭められた導入用流路
14と、導入用流路14に連なる狭い測定用流路16
と、導入用流路14に設けられたシース液供給口18
と、測定用流路16の下流に設けられた排出口20とを
備えている。そして、測定用流路16の横断面は、辺の
比が1〜数倍、具体的には1〜10倍、望ましくは3〜
5倍の矩形となっている。なお、辺の比が20倍を超え
る場合は、従来のフローセルに近づき、製作が難しく、
かつ破損し易くなる。この装置において、試料を周囲か
ら包み込みながら測定領域cへ導くためのシース液を、
フローセル10中に流し、同時にノズル12によってシ
ース液中に試料を流し込むことによって、試料流の厚さ
を一定の値(測定する粒子の厚さ程度の値とし、例えば
血液中の赤血球を測定する場合は、10μm程度とす
る。)に絞り込む。
【0010】導入用流路14の一方の幅a1(図1、図
3参照)は、例えば1mmと一定であり、ノズル12先端
付近でのシース液流の幅が変化しないようにしているの
で、幅a1の方向には試料流に絞り込み作用が働かな
い。一方、導入用流路14の他方の幅b1(図2、図3
参照)は、上記の場合と異なり、幅b1から測定用流路
16に近づくにつれ、次第に幅が狭まって幅b2(図
2、図3参照)となり、試料流の絞り込み作用が働くよ
うになっている。幅b1は一例として10mm、幅b2は
一例として0.5mmである。フローセル10内に、従来
の円孔ノズルを配置することによって、試料の流れを板
状、すなわち厚さが10μm程度で幅の広い試料流を作
ることができる。しかしながら、この方法のみでイメー
ジングフローサイトメータの測定領域に十分な幅を持っ
た試料流を作ることができない。
【0011】そこで、図4〜図14に示すようなサンプ
ルノズルを使用することによって、フローセル10の測
定用流路16を流れるサンプル流の厚みを、さらに薄い
扁平流にすることができる。以下、これについて詳細に
説明する。撮像領域は、基本的に対物レンズ(図示せ
ず)の倍率とビデオカメラ(図示せず)の撮像素子の大
きさとによって決まる。例えば、対物レンズの倍率が1
0倍、ビデオカメラのCCD撮像素子が2/3インチの
場合、CCD素子受光面の大きさは8.8×6.6mmで
あるため、フローセル10での撮像領域は0.88×
0.66mm、対物レンズ系として40倍の倍率を持たせ
た場合の撮像領域は0.22×0.165mmであるた
め、対物レンズ系の倍率を10倍とした場合でも、サン
プル流は0.9mm程度の幅を持っていればよいことにな
る。ここで、シースフロー測定法において、フローセル
中を流れるサンプル流の断面積は、サンプル流の流量と
シース液の流量比によって決まる。例えば、ノズルとし
てサンプル流出口が1つしかない円形の従来のノズルを
使用し、単位時間当たりのサンプルの吐出量を2.6μ
l/sec、シース液の流量を500μl/secとすると、フロ
ーセルの測定用流路16の断面内において、サンプル流
とシース液の占める面積比は、1:187の比率にな
る。このため図1〜図3に示すように、測定用流路16
の断面を1mm×0.5mmとした場合、サンプル流の占め
る面積は、0.5mm2の1/187、すなわち、2.7
×10-3mm2となる。
【0012】今、仮にサンプル流を一方向のみに1/2
0に絞り込むことができたとする。なお、1/20とい
う値は、フローセル形状によって決まる値である。従来
の円形開口ノズルから吐出された直後のサンプル流の径
が、0.2mmの場合、測定領域cにおけるサンプル流の
厚さは1/20、すなわち10μmに絞り込まれる。こ
の結果と、前述の測定用流路16におけるサンプル流の
占める面積結果とから、サンプルの占める領域の大き
さ、0.01mm×0.27mmが得られる。扁平流の直径
は0.27mmであり、目的とする撮像領域幅0.9mmの
約1/3しか達成できないことがわかる。これを解決す
るために、 (a) サンプル吐出量を3倍にする。 (b) サンプル吐出口の開口面積を3倍にする(流量
は変化なし)。 の案が考えられる。しかし、(a)案の場合は、つぎの
ような問題がある。すなわち、測定用流路16における
サンプル流占有面積は元の3倍となる。一方、ノズルか
らの吐出直後のサンプル流の径は元の√3倍となる(面
積とすれば3倍)。よって、1/20に絞られても、サ
ンプル流の厚みは元の√3倍となる。このため、サンプ
ル流の幅は3/√3=√3倍となり、結局、サンプル流
の厚み、幅とも√3倍になってしまい、厚みが元のまま
で、幅のみを3倍にすることはできない。また、(b)
案の場合は、つぎのような問題がある。すなわち、測定
用流路16におけるサンプル流占有面積は元のままであ
る。ノズル吐出口の開口面積が3倍(径では√3倍)で
あるので、吐出直後のサンプル流の径は√3倍となる。
よってサンプル流の厚みも√3倍となり、サンプル流の
幅は、逆に1/√3倍となる。また、(a)案におい
て、さらにシース液流量も3倍にすることも考えられる
が、この場合もつぎのような問題がある。すなわち、サ
ンプル流占有面積は減り1倍となり、サンプル流の厚み
は減り1倍となり、サンプル流の幅は1倍となる。 そ
の他、サンプル吐出量、サンプル吐出開口、シース液流
量を変化させた組み合わせが各種考えられるが、いずれ
の場合においても、目的とする充分な扁平度を得ること
はできない。
【0013】本発明は、このような問題を解決するため
に、図4〜図9に示すような略楕円形のサンプル吐出
口、又は図10〜図14に示すような、小さい径の吐出
口を一列に並べた多孔形のサンプル吐出口を持ったサン
プルノズルを使用することによって、サンプル流の扁平
度をより向上させるようにしたものである。前述のよう
に、流路の絞り込み倍率を1/20倍、ノズルの先端の
吐出口径を0.2mm、シース液の単位時間当たりの流量
を500μl/sec、サンプル流量を2.6μl/secとした
場合、測定領域でのサンプル流の断面は10μm×27
0μmである。撮像領域全体にサンプルを流すには、単
位時間当たりのサンプル吐出量を約3.3倍の8.6μ
l/sec以上吐出する必要がある。図4〜図8に示すサン
プルノズル12では、ノズル先端のサンプル吐出口22
における厚さ方向の長さd(図8参照)を、一例として
0.2mmに保ったまま、吐出口22の幅を一例として
3.3倍の0.66mmとしている。図4〜図8において
は、一例として、ノズル12の先端からある一定の長さ
だけテーパ状部24を設けて、略楕円形の吐出口22を
作製しているが、テーパ状部の代わりに、段階状部を設
けても支障はない。26はサンプル流入口である。図8
に示すように、略楕円形の吐出口22の中心部と、サン
プル流入口26とが同一直線状に存在すると、流れが均
等に分岐し難いので、吐出口の形状を、図9に示すよう
に、端部分28の幅が、中心部分の幅よりも少し広くな
るようにするのが望ましい。
【0014】図10〜図14は、サンプルノズル12a
の他の例を示している。本例のサンプルノズル12aで
は、ノズル先端に、一例として0.2mmの孔を一列に数
個並べることによって、単位時間当たりの流量を3.3
倍にするものであり、1つの孔当たり10μm×270
μmのサンプル流が作られることから、ノズル先端に
は、0.2mmの孔を最大0.27mmのピッチで3個以上
あけてやればよいことになる。しかしながら、図11に
示すように、多数の孔を櫛歯状に並べた場合に、流路の
分岐部で、元のサンプル流入口26と同一直線状に吐出
口が存在すると、流れが均等に分岐し難いため、元のサ
ンプル流入口26に対して対称に4個又は6個の小吐出
口30をあけることが望ましい。さらに、各々の小吐出
口30からの流量を均一化するために、中心の孔は小さ
く(例えば0.15mm)し、外側の孔は大きく(例えば
0.25mm)することも可能である。ただし、この方法
はノズル先端にあける孔の数によって異なり、孔径は必
ずしもこの大きさとはならない。図11においては、サ
ンプルノズル12aは一例として、本体部材32と先端
部材34とで構成されている。本体部材32には一つの
サンプル流入口26が設けられ、先端部材34には、一
例として6つの小流路36が横一列に設けられている。
本体部材32と先端部材34とは、互いの流路が相通ず
るように接合され、一体化されている。複数の小吐出口
をサンプルノズルの先端に設けるために、上記の構成と
する以外に、図4に示す略楕円形の吐出口22内に、複
数の小パイプを挿入したり、吐出口22内に複数の仕切
板を設けたりする構成などとすることも可能である。ま
た、小吐出口の形状は、円形の外に、四角形、多角形な
ど他の形状としても差し支えない。
【0015】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 導入用流路を一方向のみに狭めるだけでなく、
サンプルノズル先端の吐出口を扁平楕円状又は多孔にし
ているので、従来のような扁平な測定用流路でなくて
も、縦横比が1〜数倍の矩形又は略円形の測定用流路に
おいて、扁平なサンプル流を容易に形成することができ
る。 (2) フローセルの流路を正方形又は円形に近くする
ことができるので、フローセルの製造が容易になり、強
度も向上させることができる。このため製造コストが低
減でき、破損も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粒子分析用のサンプル扁平流形成装置
の一実施例を示す正面断面図である。
【図2】図1に示す装置の右側面断面図である。
【図3】図1に示す装置の平面図である。
【図4】本発明の装置において用いられるサンプルノズ
ルの一例を示す斜視図である。
【図5】図4に示すノズルにおいて、略楕円形の吐出口
の長手方向に沿って切断した状態を示す断面図である。
【図6】図5に示すノズルを90度回転させた状態の正
面図である。
【図7】図5に示すノズルの右側面図である。
【図8】図5に示すノズルの左側面図である。
【図9】図8に示すノズルの吐出口の他の例を示す説明
図である。
【図10】本発明の装置において用いられるサンプルノ
ズルの他の例を示す斜視図である。
【図11】図10に示すノズルにおいて、複数の小吐出
口の配列方向に沿って切断した状態を示す断面図であ
る。
【図12】図11に示すノズルを90度回転させた状態
の一部切欠正面図である。
【図13】図11に示すノズルの右側面図である。
【図14】図11に示すノズルの左側面図である。
【図15】従来のフローセルにおいて、サンプル流に働
く力を示す平面説明図である。
【符号の説明】
10 フローセル 12 サンプルノズル 12a サンプルノズル 14 導入用流路 16 測定用流路 18 シース液供給口 20 排出口 22 吐出口 26 サンプル流入口 28 端部分 30 小吐出口 36 小流路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】 本発明は、血液や尿等の粒子成分を含む
サンプル(試料液)を、幅が広く厚みの薄い扁平な流れ
にして流すためのサンプル扁平流形成装置に関するもの
である。本発明の装置は、そのサンプル扁平流にストロ
ボ光を照射し、粒子成分の静止画像を撮像する粒子画像
分析装置において好適に使用される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路が次第に狭められた導入用流路(1
    4)と、導入用流路(14)に連なる狭い測定用流路
    (16)と、導入用流路(14)に設けられたシース液
    供給口(18)と、測定用流路(16)の下流に設けら
    れた排出口(20)とを備えたフローセル(10)と、 フローセルの導入用流路(14)内に、先端が測定用流
    路(16)に向かうように配置された、サンプル吐出用
    のサンプルノズル(12)と、からなる粒子分析用のサ
    ンプル流形成装置において、 フローセル(10)の測定用流路(16)の横断面は、
    辺の比が1〜数倍の矩形であり、 フローセル(10)の導入用流路(14)では、この流
    路(14)の一方向の幅のみが次第に狭められており、 サンプルノズル(12)先端の吐出口(22)は、扁平
    状に開口しており、 この吐出口(22)の短方向が、上記導入用流路(1
    4)の減少方向と同一方向となるように、サンプルノズ
    ル(12)が配置されていることを特徴とする粒子分析
    用のサンプル扁平流形成装置。
  2. 【請求項2】 サンプルノズル(12)の吐出口(2
    2)が、中心部分の幅よりも端部分(28)の幅の方が
    広い形状を有していることを特徴とする請求項1記載の
    粒子分析用のサンプル扁平流形成装置。
  3. 【請求項3】 吐出口形状が扁平状であるサンプルノズ
    ルの代わりに、小吐出口(30)が横一列に複数個設け
    られたサンプルノズル(12a)を用い、小吐出口(3
    0)の配列方向が導入用流路(14)の減少方向と直交
    するように、サンプルノズル(12a)を配置したこと
    を特徴とする請求項1記載の粒子分析用のサンプル扁平
    流形成装置。
  4. 【請求項4】 サンプルノズル他端のサンプル流入口
    (26)は一つであり、サンプルノズル内部で複数の小
    流路(36)に分岐させ、各小吐出口(30)を一列に
    並べたことを特徴とする請求項3記載の粒子分析用のサ
    ンプル扁平流形成装置。
  5. 【請求項5】 サンプルノズルの小吐出口(30)の数
    が偶数で、これらの小吐出口(30)がサンプルノズル
    の中心の対称位置に設けられたことを特徴とする請求項
    4記載の粒子分析用のサンプル扁平流形成装置。
  6. 【請求項6】 端部分に配置された小吐出口の径が、中
    心部分に配置された小吐出口の径よりも大きいことを特
    徴とする請求項4又は5記載の粒子分析用のサンプル扁
    平流形成装置。
JP03210053A 1991-07-26 1991-07-26 粒子分析用のサンプル扁平流形成装置 Expired - Fee Related JP3117751B2 (ja)

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