JPH05340497A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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Publication number
JPH05340497A
JPH05340497A JP4150242A JP15024292A JPH05340497A JP H05340497 A JPH05340497 A JP H05340497A JP 4150242 A JP4150242 A JP 4150242A JP 15024292 A JP15024292 A JP 15024292A JP H05340497 A JPH05340497 A JP H05340497A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bellows
vibration
vacuum pump
vibration isolating
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4150242A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Sato
達夫 佐藤
Yasumichi Miyazaki
安通 宮崎
Toshimasa Shimoda
敏正 下田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP4150242A priority Critical patent/JPH05340497A/ja
Publication of JPH05340497A publication Critical patent/JPH05340497A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配管内部を真空に排気した場合でも、防振特
性が変化せず、しかも自由な寸法で低コストな防振装置
を提供する。 【構成】 振動発生源となる真空ポンプと前記真空ポン
プにより排気される真空室とを結合する配管路中にベロ
ーズ12を有する防振装置であって、前記ベローズ12
の溝へOリング13をはめ込んで、配管内部を真空に排
気した場合でも、全長の変化量が小さくなるようにして
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空ポンプとこの真空
ポンプにより排気される真空室とを結合する配管装置の
少くとも一部に使用される防振装置に関するものであ
り、例えば電子顕微鏡等の荷電粒子を利用した装置に好
適である。
【0002】
【従来の技術】従来、真空ポンプにより排気される真空
室と真空ポンプとを直接、あるいは、強度の十分ある配
管を介して接続しとりつけた場合には、真空ポンプの振
動が直接真空室に伝わってしまう。そこで、ベローズ単
体もしくは図4に示す様なベローズ外周にゴムダンパー
を取り付けた防振装置を配管の一部に使用する場合があ
った。図4において部材41a、41bはこの防振装置
を配管等にとりつけるためのフランジであり、ベローズ
42の両端に溶接され、真空シールが行えるようになっ
ている。ダンパーゴム43はベローズ外周にまかれ、フ
ランジ間隔を制限するとともに、振動を伝えにくくする
効果も持たせる構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】上記の如き図4に示
した従来の技術においては、ダンパーゴム43は成形品
であり、フランジ41a、41bの間隔を自由に設定使
用とすると、その度に新規設計となるため、通常の使用
においては、フランジ41a、41bの間隔および配管
径は一定として考えざるをえなかったため、自由度の高
い設計が出来ず、取付け部の寸法によっては、使用出来
ないという問題点があった。
【0004】また、防振を目的として、ベローズ単体で
用いた場合には、内部を真空に排気すると、外圧により
全長が短くなり、防振効果がうすれるばかりでなく、ベ
ローズ下部にとりつけられた真空ポンプ等の機器の位置
変化が大きく、付属部品等の固定に困難であるという不
都合があった。そこで本発明では、従来からある防振装
置と同等の性能を有することはもとより、自由な寸法で
しかも低コストな防振装置を得ることを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記問題点の解決のた
めに本発明は、振動発生源となる真空ポンプと前記真空
ポンプにより排気される真空室とを結合する配管路中に
ベローズを有する防振装置において、前記ベローズの溝
へOリングをはめこんだことを特徴とする防振装置であ
る。
【0006】
【作用】本発明では、ベローズの溝にOリングが挿入さ
れているため、配管内部を真空に排気した場合でも、全
長の変化量が小さいため、防振特性の変化、ベローズ下
部にとりつけられた部材の位置変化を生じるという不都
合はない。ここで使用されるOリングの材質を振動減衰
率の高いフッ素ゴムを使用すると、さらに効果は大きく
なる。
【0007】さらに、構成部材のすべてを既成部品から
構成することができるため、部材の入手が容易であり、
各部材の寸法についても制約条件がなくなり、使用部位
にそくした寸法形状の防振装置を構成できるので、従来
の如き防振の必要な配管部の寸法形状を一定にしなけれ
ばならないという不都合はない。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例の防振装置を示す断
面図である。フランジ11a、11bは、図4のフラン
ジ41a、41bと同じものであって、配管等にビスを
用いて固定される。フランジ11a、11bの間は筒状
のベローズ12で接続されている。ベローズ12の両端
は、フランジ11a、11bに溶接され、真空シールが
行なえるようになっている。ベローズ12の各溝にはベ
ローズ12の溝がつぶれないようにOリング13が嵌入
されている。Oリング13はベローズの各溝が図3のよ
うにつぶれることがないように、ベローズ内径l2 より
も大きな径を有する。具体的には、ベローズ外形l1
ベローズ内径l 2 の和の1/2、すなわち、(l1 +l
2 )/2にOリング13の中心位置の径l3 がほぼ一致
するようにOリング13の大きさを選択するのが好まし
い。また、ベローズの溝の深さ(l1 −l2 )/2がO
リング13の横断面の径の倍以上ある場合には、ベロー
ズの溝の中に、径の異なるOリングを複数入れて片寄り
を防いでもよい。
【0009】図2は図1の防振装置を配管の一部として
利用した実施例であり、真空室の形成される電子顕微鏡
2に取りつけられた配管部21に、本発明による防振装
置1が取りつけられている。さらに防振装置1の下部に
は防振装置1に吊り下げられる形で、真空ポンプ3が取
りつけられている。このような装置の動作においては、
真空ポンプ3が振動源となりそこで発生した振動が配管
系を介して、電子顕微鏡へ伝わり、電子顕微鏡が振動す
ることにより、観察している画像がゆれるため、きちん
とした観察が出来なくなることが知られている。
【0010】しかし、この配管の一部に本発明の防振装
置1を取りつけることにより、配管系をつたわる振動を
1/10〜1/20に減少させることが可能であり、最
終的に影響のでる電子顕微鏡への影響も少なくなる。ま
た、防振効果をあげる必要がある場合には、ベローズ部
の長さを必要なだけ伸ばし、Oリングの個数を増やすこ
とにより必要な防振特性を得ることができる。また、ベ
ローズの肉圧を薄くすることによっても、防振効果を上
げることが可能である。
【0011】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来か
らある防振ベローズと同等の防振特性を得られるばかり
でなく、必要な防振特性にあわせての設計を行う際に、
既成部品の組合せを行うだけで良い。さらに、ベローズ
のバネ性とOリングのダンピングを利用することによ
り、流体の脈動を軽減する効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図を示す図である。
【図2】本発明の防振装置の使用状態を示す図である。
【図3】従来の防振装置であるベローズ単体で使用した
場合の内部を真空排気した場合の変形した形状を示す断
面図である。
【図4】従来のゴムダンパーが付属した装置の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 防振装置 2 電子顕微鏡 3 真空ポンプ 11 取りつけ用フランジ 12 ベローズ 13 Oリング 21 電子顕微鏡配管 41 取りつけ用フランジ 42 ベローズ 43 防振ゴム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動発生源となる真空ポンプと前記真空
    ポンプにより排気される真空室とを結合する配管路中に
    ベローズを有する防振装置において、前記ベローズの溝
    へOリングをはめこんだことを特徴とする防振装置。
  2. 【請求項2】 第1項記載の防振装置において、前記ベ
    ローズが成形ベローズであることを特徴とする防振装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1項、第2項に記載された防振装
    置において、前記Oリングの材質がフッ素ゴムであるこ
    とを特徴とする防振装置。
JP4150242A 1992-06-10 1992-06-10 防振装置 Pending JPH05340497A (ja)

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JP4150242A JPH05340497A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 防振装置

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JP4150242A JPH05340497A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 防振装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7879149B2 (en) 2003-03-11 2011-02-01 Sharp Kabushiki Kaisha Vacuum processing apparatus
JP2018507365A (ja) * 2015-02-23 2018-03-15 マン・ディーゼル・アンド・ターボ・エスイー コンペンセータ
JP2018071210A (ja) * 2016-10-31 2018-05-10 範多機械株式会社 汚泥吸引車
CN114165669A (zh) * 2020-09-11 2022-03-11 塞莫费雪科学(不来梅)有限公司 用于连接具有振动隔离的分析系统的联接器

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