JPH05340343A - 軸受部の給脂量制御装置 - Google Patents

軸受部の給脂量制御装置

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JPH05340343A
JPH05340343A JP4145659A JP14565992A JPH05340343A JP H05340343 A JPH05340343 A JP H05340343A JP 4145659 A JP4145659 A JP 4145659A JP 14565992 A JP14565992 A JP 14565992A JP H05340343 A JPH05340343 A JP H05340343A
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JP
Japan
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grease
bearing
amount
seal
viscous fluid
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JP4145659A
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Hiroshi Kisaka
博 木坂
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シールや軸受部の寿命を延長できて、交換頻
度を少なくできるとともに、高粘性流体の固着による軸
駆動力の増大を阻止できる。 【構成】 検知器19により給脂個所21の高粘性流体
(例えば生コンクリート)濃度を検知し、そのとき得ら
れた検知信号を制御器20へ送り、ここで得られた制御
信号を給脂ポンプ16へ送っている。この状態で、高粘
性流体のシール13リップ面と軸受ブッシュ14との間
から給脂個所21への侵入量が少なければ、給脂ポンプ
16から給脂個所21へのグリースの供脂量を少なく
し、また高粘性流体のシール13リップ面と軸受ブッシ
ュ14との間から給脂個所21への侵入量が多ければ、
給脂ポンプ16から給脂個所21へのグリースの供脂量
を多くして、給脂個所21への高粘性流体の侵入量を抑
制し、給脂個所21のグリースを絶えず適正な濃度に保
持して、高粘性流体によるシール13、軸受ブッシュ1
4、軸受11等の摩耗を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高粘性流体圧送ポン
プ、例えばコンクリートポンプ、モルタルポンプの軸受
部に適用する給脂量制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコンクリートポンプを図2〜図5
により説明すると、図2、図3の1がコンクリートホッ
パ、2が一対のコンクリートシリンダ、3が同各コンク
リートシリンダ2のコンクリートピストン、4が軸線B
−Bを中心に図3の矢印方向に揺動する揺動管、5が上
記コンクリートホッパ1内の生コンクリート(高粘性流
体)を攪拌する攪拌軸である。
【0003】図4は、図2のC部(揺動管4の一方の軸
受部)を拡大して示しており、7が上記揺動管4の吐出
側端部を回転可能に支持する軸受ブッシュ、8、9が同
揺動管4の吐出側端部の外周面に接触するシール、6が
これらの軸受ブッシュ7やシール8、9を支持する軸受
ハウジング、10が上記軸受ハウジング6に設けた給脂
口である。なお図2のC’部(揺動管4の他方の軸受
部)も同様に構成されている。
【0004】図5は、図3のD部(攪拌軸5の一方の軸
受部)を拡大して示しており、11が攪拌軸5の一端部
を回転可能に支持する軸受、14が攪拌軸5に取付けた
軸受ブッシュ、13が同軸受ブッシュ14に接触するシ
ール、12がシール13を支持するシールボックス、1
5が同シールボックス12に設けた給脂口である。なお
図3のD’部(攪拌軸5の他方の軸受部)も同様に構成
されている。
【0005】上記図2〜図5に示す従来のコンクリート
ポンプでは、シール8、9、13のリップ面がセメント
ペーストにより摩耗すると、セメントペーストが軸受ブ
ッシュ7と揺動管4との間や軸受11内へ侵入し、ここ
に固着して、軸受ブッシュ7や軸受11の寿命が急速に
縮まる。このため、給脂口10、15から軸受ハウジン
グ6内及びシールボックス12内へグリースを強制的に
供給し、ここに封入して、シール8、9、軸受ブッシュ
7、14、軸受15等の摩耗を防止するようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記図2〜図5に示す
従来のコンクリートポンプでは、給脂口10、15から
軸受ハウジング6内及びシールボックス12内へグリー
スを強制的に供給し、ここに封入して、シール8、9、
13、軸受ブッシュ7、14、軸受11等の摩耗を防止
するようにしているが、シール8、9、13のリップ面
がセメントペーストにより摩耗して、セメントペースト
が軸受ハウジング6内及びシールボックス12内へ侵入
してくると、グリースの濃度よりもセメントペーストの
濃度の方が高くなって、シール8、9、13のリップ面
に対するグリースの供給量が不足し、シール8、9、1
3の摩耗、軸受ブッシュ7、14、軸受11の摩耗、セ
メントペーストの固着、軸駆動力の抵抗増大へと進展し
て、揺動管4、攪拌軸5、軸受ブッシュ7、14、軸受
11等の交換を頻繁に行う必要があるという問題があっ
た。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、シールや軸受部の寿命を
延長できて、交換頻度を少なくできるとともに、高粘性
流体の固着による軸駆動力の増大を阻止できる軸受部の
給脂量制御装置を提供しようとする点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の軸受部の給脂量制御装置は、高粘性流体
に接触して回転、揺動、往復動を行う軸と、同軸を支持
する軸受と、高粘性流体の軸受への侵入を防止するシー
ルと、軸受及びシールの給脂個所へ給脂してこれらの軸
受及びシールを潤滑する給脂ポンプと、上記給脂個所に
高粘性流体が侵入したことを検知する検知器と、同検知
器により検知した高粘性流体量の多少に応じて上記給脂
ポンプの吐出量若しくは吐出圧力を制御する制御器とを
具えている。
【0009】
【作用】本発明の軸受部の給脂量制御装置は前記のよう
に構成されており、検知器により給脂個所の高粘性流体
濃度を検知し、そのとき得られた検知信号を制御器へ送
り、ここで得られた制御信号を給脂ポンプへ送ってい
る。この状態で、高粘性流体のシールリップ面と軸受ブ
ッシュとの間から給脂個所への侵入量が少なければ、給
脂ポンプから給脂個所へのグリースの供脂量を少なく
し、また高粘性流体のシールリップ面と軸受ブッシュと
の間から給脂個所への侵入量が多ければ、給脂ポンプか
ら給脂個所へのグリースの供脂量を多くして、給脂個所
への高粘性流体の侵入量を抑制し、給脂個所のグリース
を絶えず適正な濃度に保持して、高粘性流体によるシー
ル、軸受ブッシュ、軸受等の摩耗を防止する。
【0010】
【実施例】次に本発明の軸受部の給脂量制御装置をコン
クリートポンプに適用した図1に示す一実施例により説
明すると、5が攪拌軸、11が同攪拌軸5を回転可能に
支持する軸受、14が攪拌軸5に取付けた軸受ブッシ
ュ、13が同軸受ブッシュ14に接触するシール、12
が同シール13を支持するシールボックス、15が同シ
ールボックス12に設けた給脂口、21が同シールボッ
クス12のグリース封入部である。
【0011】16が可変容量給脂ポンプ、17が同可変
容量給脂ポンプ16の給脂タンク、18がリリーフバル
ブ、19が上記シールボックス12に取付けたペーハー
検知器で、同ペーハー検知器19の先端部が上記グリー
ス封入部21内に位置している。20が同ペーハー検知
器19に接続した制御器で、同制御器20は、ペーハー
検知器19により検知したセメントペースト量の多少に
応じて上記可変容量給脂ポンプ16の吐出量(若しくは
吐出圧力)を制御するようになっている。
【0012】次に前記図1に示す軸受部の給脂量制御装
置の作用を具体的に説明する。ペーハー検知器19によ
り、シールボックス12のグリース封入部21のセメン
トペースト濃度を検出し、そのとえ得られた検知信号を
制御器20へ送り、ここで得られた制御信号を可変容量
ポンプ16へ送って、可変容量ポンプ16の吐出量(ま
たは吐出圧)を制御している。
【0013】この状態で、セメントペーストのシール1
3リップ面と軸受ブッシュ14との間からグリース封入
部21への侵入量が少なければ、可変容量給脂ポンプ1
6からグリース封入部21へのグリースの供脂量を少な
くし、またセメントペーストのシール13リップ面と軸
受ブッシュ14との間からグリース封入部21への侵入
量が多ければ、可変容量給脂ポンプ16からグリース封
入部21へのグリースの供脂量を多くして、グリース封
入部21へのセメントペーストの侵入量を抑制し、グリ
ース封入部21のグリースを絶えず適正な濃度に保持し
て、セメントペーストによるシール13、軸受ブッシュ
14、軸受11等の摩耗を防止する。
【0014】
【発明の効果】本発明の軸受部の給脂量制御装置は前記
のように検知器により給脂個所の高粘性流体濃度を検知
し、そのとき得られた検知信号を制御器へ送り、ここで
得られた制御信号を給脂ポンプへ送っている。この状態
で、高粘性流体のシールリップ面と軸受ブッシュとの間
から給脂個所への侵入量が少なければ、給脂ポンプから
給脂個所へのグリースの供脂量を少なくし、また高粘性
流体のシールリップ面と軸受ブッシュとの間から給脂個
所への侵入量が多ければ、給脂ポンプから給脂個所への
グリースの供脂量を多くして、給脂個所への高粘性流体
の侵入量を抑制し、給脂個所のグリースを絶えず適正な
濃度に保持して、高粘性流体によるシール、軸受ブッシ
ュ、軸受等の摩耗を防止するので、シールや軸受部の寿
命を延長できて、交換頻度を少なくできるとともに、高
粘性流体の固着による軸駆動力の増大を阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軸受部の給脂量制御装置の一実施例を
示す縦断側面図である。
【図2】従来のコンクリートポンプを示す縦断側面図で
ある。
【図3】図2の矢視A−A線に沿う縦断正面図である。
【図4】図2の矢印C部分の拡大縦断側面図である。
【図5】図3の矢印D部分の拡大縦断側面図である。
【符号の説明】
5 攪拌軸 11 軸受 12 シールボックス 13 シール 14 軸受ブッシュ 15 給脂口 16 給脂ポンプ 17 給脂タンク 18 リリーフバルブ 19 検知器 20 制御器 21 給脂個所(グリース封入部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高粘性流体に接触して回転、揺動、往復
    動を行う軸と、同軸を支持する軸受と、高粘性流体の軸
    受への侵入を防止するシールと、軸受及びシールの給脂
    個所へ給脂してこれらの軸受及びシールを潤滑する給脂
    ポンプと、上記給脂個所に高粘性流体が侵入したことを
    検知する検知器と、同検知器により検知した高粘性流体
    量の多少に応じて上記給脂ポンプの吐出量若しくは吐出
    圧力を制御する制御器とを具えていることを特徴とした
    軸受部の給脂量制御装置。
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