JPH0534028A - 冷凍機 - Google Patents
冷凍機Info
- Publication number
- JPH0534028A JPH0534028A JP18622191A JP18622191A JPH0534028A JP H0534028 A JPH0534028 A JP H0534028A JP 18622191 A JP18622191 A JP 18622191A JP 18622191 A JP18622191 A JP 18622191A JP H0534028 A JPH0534028 A JP H0534028A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- refrigerant
- condenser
- discharged
- separator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来、充分な分離が困難であった冷媒中の油
分を簡単に効率良く分離することができる冷凍機を提供
する。 【構成】 圧縮機１より吐出されたガス冷媒と油を凝縮
させて液冷媒と油の混合物とする第１の凝縮器３、第１
の凝縮器３から吐出される混合物を加熱して、冷媒を蒸
発させる油分離器９、分離器９から吐出される冷媒を凝
縮させて膨張機構６へ送り出す第２の凝縮器５を備えた
冷凍機。
分を簡単に効率良く分離することができる冷凍機を提供
する。 【構成】 圧縮機１より吐出されたガス冷媒と油を凝縮
させて液冷媒と油の混合物とする第１の凝縮器３、第１
の凝縮器３から吐出される混合物を加熱して、冷媒を蒸
発させる油分離器９、分離器９から吐出される冷媒を凝
縮させて膨張機構６へ送り出す第２の凝縮器５を備えた
冷凍機。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍機に関する。
【０００２】
【従来の技術】冷凍機においては、その運転中に、冷媒
圧縮機における潤滑油等の油分が冷媒中に混入する。こ
れに対する従来の油分離方法は、圧縮機から吐出された
ばかりのガス冷媒と油（油蒸気や微小な油滴）の混合物
から油を分離しようとするものであり、図２に示すよう
に、油分離器２２の設置位置は圧縮機２１と凝縮器２３
の間であった。なお、図２において、２４は膨張機構、
２５は蒸発器である。
圧縮機における潤滑油等の油分が冷媒中に混入する。こ
れに対する従来の油分離方法は、圧縮機から吐出された
ばかりのガス冷媒と油（油蒸気や微小な油滴）の混合物
から油を分離しようとするものであり、図２に示すよう
に、油分離器２２の設置位置は圧縮機２１と凝縮器２３
の間であった。なお、図２において、２４は膨張機構、
２５は蒸発器である。
【０００３】この従来の油分離器として、次の５つが具
体的に挙げられる。 （１）吐出ガス冷媒を比較的大きな容器に導き、ガス速
度を遅くして、比重の大きい油滴を分離する。 （２）容器内にガスを導き、邪魔板により方向転換さ
せ、その衝突のとき油滴が板に付着する作用（慣性力）
を利用して分離する。 （３）デミスタ（濾過）により分離する。 （４）円筒内に旋回板を設け、ガス冷媒に回転運動を与
えて遠心分離する。 （５）吸着材を充填した容器内にガス冷媒を導き、油の
みを吸着することにより分離する。
体的に挙げられる。 （１）吐出ガス冷媒を比較的大きな容器に導き、ガス速
度を遅くして、比重の大きい油滴を分離する。 （２）容器内にガスを導き、邪魔板により方向転換さ
せ、その衝突のとき油滴が板に付着する作用（慣性力）
を利用して分離する。 （３）デミスタ（濾過）により分離する。 （４）円筒内に旋回板を設け、ガス冷媒に回転運動を与
えて遠心分離する。 （５）吸着材を充填した容器内にガス冷媒を導き、油の
みを吸着することにより分離する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記（１）〜
（４）の方法では、油の蒸気や微小な油滴はガス冷媒の
流れに乗って運ばれるために充分に分離することができ
ず、分離効率が悪かった。また（５）の方法では吸着量
に限度があるため、吸着剤の交換が必要であった。
（４）の方法では、油の蒸気や微小な油滴はガス冷媒の
流れに乗って運ばれるために充分に分離することができ
ず、分離効率が悪かった。また（５）の方法では吸着量
に限度があるため、吸着剤の交換が必要であった。
【０００５】そこで本発明は、従来、充分な分離が困難
であった冷媒中の油分を簡単に効率良く分離することが
できる冷凍機を提供することを課題とする。
であった冷媒中の油分を簡単に効率良く分離することが
できる冷凍機を提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく研究の結果、冷媒とこれに混入する油とで
は、蒸気圧（沸点）に大きい差があることに着目し、圧
縮機より吐出されるガス冷媒及び油の混合物を一旦凝縮
させ、この凝縮混合物に熱量を与えることで冷媒を蒸発
させ、油分を残し、蒸発した冷媒を従来通り凝縮させて
膨張機構へ送り出せばよいことを見出し、本発明を完成
した。
解決すべく研究の結果、冷媒とこれに混入する油とで
は、蒸気圧（沸点）に大きい差があることに着目し、圧
縮機より吐出されるガス冷媒及び油の混合物を一旦凝縮
させ、この凝縮混合物に熱量を与えることで冷媒を蒸発
させ、油分を残し、蒸発した冷媒を従来通り凝縮させて
膨張機構へ送り出せばよいことを見出し、本発明を完成
した。
【０００７】すなわち本発明は、圧縮機より吐出された
ガス冷媒と油を凝縮させて液冷媒と油の混合物とする第
１の凝縮器、前記第１の凝縮器から吐出される混合物を
加熱して、冷媒を蒸発させる油分離器、前記分離器から
吐出される冷媒を凝縮させて膨張機構へ送り出す第２の
凝縮器を備えたことを特徴とする冷凍機を提供するもの
である。
ガス冷媒と油を凝縮させて液冷媒と油の混合物とする第
１の凝縮器、前記第１の凝縮器から吐出される混合物を
加熱して、冷媒を蒸発させる油分離器、前記分離器から
吐出される冷媒を凝縮させて膨張機構へ送り出す第２の
凝縮器を備えたことを特徴とする冷凍機を提供するもの
である。
【０００８】前記油分離器における加熱手段としては、
圧縮機から第１の凝縮器へ向かうパイプをこの分離器に
通過させ、該パイプ中を通過するガス冷媒と油の熱量を
利用するものが一例として考えられる。
圧縮機から第１の凝縮器へ向かうパイプをこの分離器に
通過させ、該パイプ中を通過するガス冷媒と油の熱量を
利用するものが一例として考えられる。
【０００９】
【作用】本発明冷凍機によると、圧縮機から吐出された
ガス冷媒と油は、第１の凝縮器において凝縮され、液冷
媒と油の混合物となる。この混合物は油分離器へ供給さ
れ、ここで加熱され、主として冷媒が蒸発し、油分のほ
とんどを分離器に残したまま、蒸発した冷媒は第２の凝
縮器へ送られ、ここで凝縮されて、膨張機構へ送り出さ
れ、冷却に供される。
ガス冷媒と油は、第１の凝縮器において凝縮され、液冷
媒と油の混合物となる。この混合物は油分離器へ供給さ
れ、ここで加熱され、主として冷媒が蒸発し、油分のほ
とんどを分離器に残したまま、蒸発した冷媒は第２の凝
縮器へ送られ、ここで凝縮されて、膨張機構へ送り出さ
れ、冷却に供される。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図１は一実施例の概略構成図である。この冷凍機
は、圧縮機１、油分離器９、第１の凝縮器３、第２の凝
縮器５、膨張機構６及び冷却器７を順次配管で接続する
ことにより主回路を構成し、副回路として絞り機構８を
持つ油戻し回路を有するものである。
する。図１は一実施例の概略構成図である。この冷凍機
は、圧縮機１、油分離器９、第１の凝縮器３、第２の凝
縮器５、膨張機構６及び冷却器７を順次配管で接続する
ことにより主回路を構成し、副回路として絞り機構８を
持つ油戻し回路を有するものである。
【００１１】油分離器９は、分離容器４とその中に配置
した加熱器２とを有する。加熱器２は、圧縮機１と凝縮
器３を接続する配管の途中部分で構成されている。この
冷凍機によると、圧縮機１より吐出された高温の〔ガス
冷媒＋油〕混合物は加熱器２を経て、凝縮器３で凝縮
し、〔液冷媒＋油〕混合物となり、分離容器４に入る。
ここで吐出ガスにより高温となっている加熱器２より熱
を受け取ることで、主に冷媒が蒸発し、以後の回路に流
れる。油は容器内に滞留するが、絞り機構８を持つ油戻
し回路により、圧縮機１の気体吸込口に再び吸い込まれ
ないように冷却器７と圧縮機１の間の低圧部に戻され
る。なお、このとき、圧縮機１に低圧部となる油戻し口
がある場合はそこへ戻しても良い。また、油分離器９の
油出口９０の口径を小さくする等して油出量を制御する
ことで、絞り機構８を省略してもよい。
した加熱器２とを有する。加熱器２は、圧縮機１と凝縮
器３を接続する配管の途中部分で構成されている。この
冷凍機によると、圧縮機１より吐出された高温の〔ガス
冷媒＋油〕混合物は加熱器２を経て、凝縮器３で凝縮
し、〔液冷媒＋油〕混合物となり、分離容器４に入る。
ここで吐出ガスにより高温となっている加熱器２より熱
を受け取ることで、主に冷媒が蒸発し、以後の回路に流
れる。油は容器内に滞留するが、絞り機構８を持つ油戻
し回路により、圧縮機１の気体吸込口に再び吸い込まれ
ないように冷却器７と圧縮機１の間の低圧部に戻され
る。なお、このとき、圧縮機１に低圧部となる油戻し口
がある場合はそこへ戻しても良い。また、油分離器９の
油出口９０の口径を小さくする等して油出量を制御する
ことで、絞り機構８を省略してもよい。
【００１２】かくして、油分が効率良く、冷媒から分離
される。分離容器４で蒸発したガス冷媒は凝縮器５に入
り再び凝縮液化し、続いて膨張機構６で減圧され、冷却
器７に導かれ、蒸発気化した後、圧縮機１に戻って冷凍
サイクルを形成する。この実施例では、液冷媒を蒸発気
化するための熱源として高温の吐出ガスを利用している
が、熱量が不足するときは補助的に使用する熱源として
あるいは代替の熱源として電気ヒータ、ブラインなど、
分離容器４に存在する液冷媒の温度よりも高い温度であ
るものを利用することもできる。
される。分離容器４で蒸発したガス冷媒は凝縮器５に入
り再び凝縮液化し、続いて膨張機構６で減圧され、冷却
器７に導かれ、蒸発気化した後、圧縮機１に戻って冷凍
サイクルを形成する。この実施例では、液冷媒を蒸発気
化するための熱源として高温の吐出ガスを利用している
が、熱量が不足するときは補助的に使用する熱源として
あるいは代替の熱源として電気ヒータ、ブラインなど、
分離容器４に存在する液冷媒の温度よりも高い温度であ
るものを利用することもできる。
【００１３】なお、前記実施例においては、液冷媒を蒸
発気化させる熱源として、同一冷媒回路の吐出ガスを利
用しているので、このことにより他の熱源が不要となる
か、または他の熱源への依存の程度を小さくすることが
できる利点がある。
発気化させる熱源として、同一冷媒回路の吐出ガスを利
用しているので、このことにより他の熱源が不要となる
か、または他の熱源への依存の程度を小さくすることが
できる利点がある。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、従
来、充分な分離が困難であった冷媒中の油分を簡単に効
率良く分離することができる冷凍機を提供することがで
きる。
来、充分な分離が困難であった冷媒中の油分を簡単に効
率良く分離することができる冷凍機を提供することがで
きる。
【図１】本発明の一実施例の概略構成を示す図である。
【図２】従来例の説明図である。
１ 圧縮機 ３ 第１の凝縮器 ５ 第２の凝縮器 ６ 膨張機構 ７ 冷却器 ８ 絞り機構 ９ 油分離器 ２ 加熱器 ４ 分離容器
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 圧縮機より吐出されたガス冷媒と油を凝
縮させて液冷媒と油の混合物とする第１の凝縮器、前記
第１の凝縮器から吐出される混合物を加熱して、冷媒を
蒸発させる油分離器、前記分離器から吐出される冷媒を
凝縮させて膨張機構へ送り出す第２の凝縮器を備えたこ
とを特徴とする冷凍機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18622191A JPH0534028A (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 冷凍機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18622191A JPH0534028A (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 冷凍機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0534028A true JPH0534028A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16184490
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18622191A Withdrawn JPH0534028A (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 冷凍機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0534028A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112325519A (zh) * | 2020-11-25 | 2021-02-05 | 珠海格力电器股份有限公司 | 储油装置及设有该储油装置的空调机组 |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP18622191A patent/JPH0534028A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112325519A (zh) * | 2020-11-25 | 2021-02-05 | 珠海格力电器股份有限公司 | 储油装置及设有该储油装置的空调机组 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981008 |