JPH0533995Y2 - - Google Patents

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JPH0533995Y2
JPH0533995Y2 JP9556285U JP9556285U JPH0533995Y2 JP H0533995 Y2 JPH0533995 Y2 JP H0533995Y2 JP 9556285 U JP9556285 U JP 9556285U JP 9556285 U JP9556285 U JP 9556285U JP H0533995 Y2 JPH0533995 Y2 JP H0533995Y2
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JP
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contaminated liquid
suction
discharge
electric fan
filter
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、例えば原子力発電所の雑廃水のよ
うな汚染液を対象とする汚染液回収装置に関する
ものである。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
原子力発電所の雑廃水は放射性物質を含んでい
る可能性があるので、作業員の健康を維持するた
め頻繁にこれを回収し常時環境を清浄かつ衛生的
に保つ必要がある。
ところが、従来これを行なうための適切な装置
がなく、対象とする雑廃水が放射性物質を含む関
係上これを除去するための配慮が必要である上、
汚染液の回収と排出にそれぞれ別の構成を採用す
ると構造が徒に複雑かつ大型化し制御もまた厄介
なものであつた。したがつて適切な回収装置のな
いことが原子力発電所等の設備において環境清浄
化を阻む大きな理由となつていた。
〔考案の目的〕
この考案は上記の事情に基づきなされたもの
で、可能な限り無駄のない合理的な簡略化された
構成で汚染液の回収並びに排出を容易かつ衛生的
に行なうことができしたがつて環境の清浄化に貢
献できる汚染液回収装置を提供しようとするもの
である。
〔考案の概要〕
この考案の汚染液回収装置は、汚浄液を収容す
るための回収用タンクと、このタンク中に配置さ
れ通過する空気流を清浄化するためのフイルター
を内蔵したフイルターケースと、制御用空気流を
生ずるための電動フアンと、前記回収用タンクの
汚染液貯溜部、前記フイルターケース、前記電動
フアンおよび外気の間を整理して連絡させる吸吐
切換バルブとを備え、前記電動フアンによる制御
用の空気流を吸入の場合と吐出の場合で前記タン
クの汚染液貯溜部に対しては逆向きに供給して吸
入のためのマイナス圧および吐出のためのプラス
圧を生じさせるとともに前記フイルターに対して
は同一の方向に通過させることを特徴としてい
る。
〔考案の効果〕
この考案によれば、合理的に配置された比較的
簡略化された構成を用いて汚染液の回収並びに吐
出の何れをも容易、かつ衛生的に行ない得るもの
である。
しかも吸吐切換バルブの制御により、汚染液回
収並びに吐出のための制御空気は何れの場合にも
フイルターに対して同一方向に通過させるように
しているので、一旦フイルターにより捕捉された
汚染物が切換時の逆流により再飛散されるような
ことがなく環境の清浄化を確実かつ効率的に行な
うことができる。
またこの考案の汚染液回収装置は一定方向に回
転される簡素な構成の電動フアンを用いることが
できるので、逆転のための構成が不要であり電動
フアン自体のみならず全体としての構成を簡略化
し得るとともに制御を容易なものとなし得る利点
がある。
〔考案の実施例〕
以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説
明する。第1図および第2図において、1は汚染
液を収容するための回収用タンクであり、下部に
車輪2a,2bを備え、ハンドル3を押すことに
より移動自在なものとして構成されている。
第2図に示すように、回収用タンク1内に一側
上部にフイルターケース4が設けられ、その内部
に放射性物質のような汚染物質を取り除くための
例えば筒状のフイルター5が内蔵されている。
フイルタケース4の上部には、このケース4の
内部と連通し、回収並びに排出用の制御空気流を
生ずるための電動フアン6が設置されている。こ
の電動フアン6は回収用タンク1に、その上部開
口部において着脱自在なものであり、一定方向に
回転され構造のものである。回収用タンク1内の
他側上部に吸入および吐出の切換えを行なうため
の吸吐切換バルブ7が設けられている。この吸吐
切換バルブ7の下方にはチヤンバー8が設けら
れ、また、このチヤンバー8の内部には空気流を
衝突させ流れを分散させて水分を切るためのデイ
フレクタが設置されている。
さらにチヤンバー8の下方にはバスケツト9が
配置されている。バスケツト9の内部にはフロー
トボール10とこれを受けるための管状をなした
フロートボール受11が設けられている。バスケ
ツト9の周囲には、100メツシユ程度の比較的目
の荒い一次フイルター12がこれを包囲して設け
られている。
フイルターケース4の下方には、一端が回収用
タンク1の側壁より突出して汚染液の吸入兼吐出
口となり、他端が前記タンク1の底板に接近して
配置された屈曲形パイプ13が設けられている。
前記吸入兼吐出口にはホースが装着される。
吸吐切換バルブ7は4個の開口を有する四方弁
として構成されている。
すなわち、吸吐切換バルブ7は第3図a,bに
示すように上下が閉塞された短円筒状をなし、内
部にはハンドル14によつて操作される弁体15
が設けられ、このバルブ7の内部を2個の空間に
仕切る構成がとられている。
この吸吐切換バルブ7の内部は上面に設けられ
た第1の開口7aによつて外気16に開放され、
また下面に設けられた第2の開口7bによつてチ
ヤンバー8およびバスケツト9を経て最終的に回
収用タンク1の汚染液貯溜部1aに連通されてい
る。
吸吐切換バルブ7の一側の第3の開口7cはパ
イプ17によつてフイルターケース4の内部と連
通され、他側の第4の開口7dはパイプ18によ
つて電動フアン6と連通されている。
この吸吐切換バルブ7は電動フアン6によつて
生ずる所定方向の空気流を利用し、吸入および吐
出のための制御用の空気流を自在に発生させるこ
とができる点に特徴がある。
第4図a,bは吸吐切換バルブ7を通じて汚染
液貯溜部1a、フイルターケース4、電動フアン
6、外気16の間が連絡される状態および空気流
の方向を整理して示したものであり、aは吸入
時、bは吐出時である。また第5図は吸吐切換バ
ルブに対する電動フアン6およびフイルターケー
ス4の配置関係を示す平面図である。
第1図ないし第5図を通じ、吸入用の空気流は
破線に矢印を付したものによつて、また吐出用の
空気流は実線に矢印を付したものによつて表示し
ている。
次にこの汚染液回収装置の作用を第2図を中心
として説明する。まず、吸吐切換バルブ7のハン
ドル14を第3図aに示すように吸入側の位置に
合せると、吸吐切換バルブ7の内部は弁体15に
よつて仕切られ第4図aに示すように開口7bお
よび開口7cを結ぶ流路と開口7dおよび開口7
aを結ぶ流路とがそれぞれ形成される。したがつ
て、この状態で電動フアン6を回転させると、汚
染液貯溜部1a内の空気は第2図に示す一次フイ
ルター12→バスケツト9→フロートボール受1
1→チヤンバー8を経て開口7bより吸吐切換バ
ルブ7内に入り開口7cよりパイプ17を経てフ
イルターケース4内に導かれ一定方向すなわちフ
イルター5の外周部から中心方向に通過し、電動
フアン6の吸気側に導かれる。また電動フアン6
の送気側はパイプ18を経て開口7dより吸吐切
換バルブ7に入り、さらに開口7aより外気16
中に放出される。
この循環する空気流によつて、回収用タンク1
の内部はマイナス圧となり、屈曲形パイプ13の
一端より回収用タンク1内に汚染液を吸入する。
したがつて、この装置を汚染液滞溜位置に移動さ
せ、屈曲形パイプ13の一端に取付けたホースの
先端を滞溜している行染液に浸漬することで容易
かつ衛生的にこれを回収することができる。
この汚染液は回収用タンク1内の汚染液貯溜部
1aに貯つて行くが、その液面が上昇しフロート
ボール受11の開口端がフロートボール10によ
つて閉塞されるまでは、前記電動フアン6の働き
により水分を含んだ空気が一次フイルター12を
通過し、この部分で水分を一時的に除去し、さら
にこの空気がチヤンバー8内のデイフレクターに
衝突して流れが分散されるこにより水分を切る。
この空気流は吸吐切換バルブ7を経てフイルタ
ーケース4に送られここでフイルター5を通過す
る間に水分は勿論放射性物質等を充分に取り去つ
て清浄化し、この清浄化された空気が電動フアン
6、切換バルブ7を経て大気中に放出される。
次に回収した汚染液の排出は、吸吐切換バルブ
7のハンドル14を第3図bに示す吐出状態に切
換える。このようにすると、吸吐切換バルブ7の
内部は弁体15によつて仕切られ第4図bに示す
ように開口7aと開口7cを結ぶ流路および開口
7dと開口7bを結ぶ流路がそれぞれ形成され
る。
かくして、外気16が開口7aを通じて吸吐切
換バルブ7の内部に入りパイプ18を経てフイル
ターケース4内に送られる。ここで空気流はフイ
ルター5を一定方向すなわちその外周部から中心
方向に通過する間に清浄化され、電動フアン6→
吸吐切換バルブ7→チヤンバー8→バスケツト9
を経て回収用タンク1内に送られ、汚染液貯溜部
1aの圧力をプラス圧にする。したがつて、この
圧力により回収用タンク1内の汚染液が屈曲形パ
イプ13を通じて汚染液の廃棄タンク中に排出さ
れる。したがつて外気が仮に汚染されていたとし
ても、吐出の際の空気流がフイルター5を通過す
る間に清浄化されて環境の清浄化に役立つことが
できる。
汚れたフイルター5は電動フアン6を取外すこ
とにより上方にできた開口から新しいものと適宜
交換すればよい。この考案の汚染液回収装置は、
合理的に配置された無駄のない簡略化された構成
によつて汚染液の回収並びに吐出の何れをも容易
かつ衛生的に行ない得るものである。
しかもフイルターを通過する空気流は回収並び
に吐出の何れの場合にも同一方向に通過させるよ
うにしているので一旦捕捉された汚染物が切換時
の逆流により再飛散されるようなことがなく環境
の清浄化を確実かつ効率的に行なうことができ
る。
さらに、この考案の汚染液回収装置は、一定方
向に回転される簡素な構成の電動フアンを用いる
ことができ逆転のための構成を不要にしているの
で、電動フアン自体のみならず全体の構成が簡略
化され制御もまた容易なものとなし得る利点があ
る。
なお、この考案は上記の実施例に限定されるも
のではなく要旨を変更しない範囲において種々変
形して実施することができる。
また以上の記載は主として原子力発電所の雑廃
水を対象とする場合について述べているが、この
考案はこれに限定されず、他の汚染液を対象とす
る場合を含むことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の側面図、第2図
は同実施例の回収用タンクの内部を示す縦断面
図、第3図a,bはそれぞれ吸吐切換バルブの構
成図でaは吸入の場合、bは吐出の場合を示し、
第4図a,bは吸吐切換バルブの概略的な作用説
明図でaは吸入の場合、bは吐出の場合を示し、
第5図は吸吐切換バルブに対する電動フアンおよ
びフイルターケースの配置関係を示す平面図であ
る。 1……回収用タンク、2a,2b……車輪、3
……ハンドル、4……フイルターケース、5……
フイルター、6……電動フアン、7……吸吐切換
バルブ、7a〜7d……開口、8……チヤンバ
ー、9……バスケツト、10……フロートボー
ル、11……フロートボール受、12……一次フ
イルター、13……屈曲形パイプ、14……ハン
ドル、15……弁体、16……外気、17,18
……パイプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 汚染液を収容するための回収用タンクと、こ
    のタンク中に配置され通過する空気流を清浄化
    するためのフイルターを内蔵したフイルターケ
    ースと、制御用空気流を生ずるための電動フア
    ンと、前記回収用タンクの汚染液貯溜部、前記
    フイルターケース、前記電動フアンおよび外気
    の間を整理して連絡させる吸吐切換バルブとを
    備え、前記電動フアンによる制御用の空気流を
    吸入の場合と吐出の場合で前記タンクの汚染液
    貯溜部に対しては逆向きに供給して吸入のため
    のマイナス圧および吐出のためのプラス圧を生
    じさせるとともに前記フイルターに対しては同
    一の方向に通過させることを特徴とする汚染液
    回収装置。 (2) 上記回収用タンクは移動自在に構成されてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の汚染液回収装置。 (3) 上記吸吐切換バルブは4方弁として構成され
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項または第2項記載の汚染液回収装置。
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