JPH0533995U - 成型機における成型品の排出装置 - Google Patents
成型機における成型品の排出装置Info
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- JPH0533995U JPH0533995U JP8750091U JP8750091U JPH0533995U JP H0533995 U JPH0533995 U JP H0533995U JP 8750091 U JP8750091 U JP 8750091U JP 8750091 U JP8750091 U JP 8750091U JP H0533995 U JPH0533995 U JP H0533995U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 加圧成型された成型品を一回の排出工程毎に
完全にダイから排出することにより、成型品をその方向
性を維持しながら排出する。 【構成】 ダイ3の上を往復動し、ダイ3の成形孔に成
形材料を充填し、同時に既に成形された成形品7をダイ
3の上から排出するためのフィーダーカップ1の前面に
押出しプレート14を設ける。そして、これをフィーダ
ーカップ1の前進に同期させてシリンダ12で推進さ
せ、成型品7を排出するためのストロークを長くする。
完全にダイから排出することにより、成型品をその方向
性を維持しながら排出する。 【構成】 ダイ3の上を往復動し、ダイ3の成形孔に成
形材料を充填し、同時に既に成形された成形品7をダイ
3の上から排出するためのフィーダーカップ1の前面に
押出しプレート14を設ける。そして、これをフィーダ
ーカップ1の前進に同期させてシリンダ12で推進さ
せ、成型品7を排出するためのストロークを長くする。
Description
【0001】
本考案は粉末原料を加圧成型する成型機において、成型済の製品を排出する装 置に関する。
【0002】
粉末原料を加圧成型し、成型された成型品を排出するまでの従来の成型装置に よる動作を図4を用いて説明する。ここで、図4の(A)〜(E)の図は原料の 注入、加圧、成型、排出までの工程を各々簡易的に示している。 図4(A)は粉末原料を金型へ注入する工程であって、このとき、ダイ3に設 けられた成形孔4内に下金型5が挿入されており、成形材料となる粉末2が収納 されているフィーダーカップ1から同成形孔4内に粉末2が充填される。なお、 図示の装置の場合、下金型5は固定であり、この下金型5の中心軸方向にダイ3 が上下するようになっている。図4(B)は加圧工程を示す図であって、成形孔 4内に充填された粉末は、上金型6の下降によって下金型5との間で加圧される 。続いて、ダイ3は矢印方向に下降し始め、成型品7の排出動作の準備が行われ る。同図(C)は加圧成型が完了した状態を示す図であって、ここで上金型6が 矢印の如く上昇し、フィーダーカップ1は矢印左方向へ移動を開始する。この時 、ダイ3も下降を開始し、同図(D)で示すように、下金型5の上面とダイ3の 上面とが一致する高さまで下降する。同図(E)は成型品7の排出工程と成形孔 4内への成形材料の供給工程を示す図である。ここではフィーダーカップ1が左 方向へ移動し、フィーダーカップ1の前部8によって成型品7を図において左方 向へ押し出し、同時にフィーダーカップ1内の成形材料2を成形孔4内に充填す る。
【0003】 従来、前述した成型機から成型品を排出し、他の工程へ移送する装置としては 、図5に示すような移送装置が用いられている。ダイ3は加圧成型工程中に上下 に移動するが、一端が上下動するダイ3の面と常に同一レベルに支承され、他端 が支点10によって回動されるプレート9が設けられており、排出された成型品 7はプレート9上の傾斜面に沿って滑り降り、次にコンベア11によって他の工 程へ移送される。 上記の装置において、フィーダーカップ1は粉末2をダイ3の成形孔4に充填 する関係から、成型品7を図示の左側に押し出すストロークに制限がある。した がって、成型品7はフィーダーカップ1の前部8によって押し出される時、前回 排出された成型品7’も併せて押し出す。このような排出工程をダイ3上で数回 繰り返して行われた成型品7は順次その先端からプレート9に押し出され、コン ベア11側へ滑り降りる。
【0004】
前述した加圧成型装置は、一般に異形品に対応が可能であり、上記装置は各寸 法、形状の異なる成型品を作成することができる。成形品は、フィーダーカップ の成型品排出のためのストロークが不足しているので、ダイ上に複数個の成型品 が不規則な配列で残留することになる。そして、各フィーダーカップの排出工程 毎に、成型品はダイ上で互いに押されながら移動し、プレート上の傾斜面に到達 する。このとき、底面幅に対して高さの高い成型品では、転倒し、回転すること がある。また、成形品が互いに押し合う過程で、その向きが不規則となり、成形 品を常に一定の方向に排出することが不可能となる。このため、成型品を次の工 程に供給する際、手作業、あるいは方向性を自動的に整える複雑な整列装置を用 いてその方向性を整えなおす必要があり、自動化を進める上で大きな障害をもた らしていた。
【0005】 本考案は前述した課題を解決するためになされたものであって、その目的とす るところは、成型品を一回の排出工程毎に方向性を維持しながら他の工程へ排出 することができる成型品の排出装置を提供することにある。
【0006】
すなわち、本考案は上記目的を達成するために、ダイの上を通過するよう往復 動し、ダイに成形材料を供給するフィーダーカップと、該フィーダーカップによ り供給された成形材料を上記ダイの成形孔内で加圧成型する上下金型とを有し、 上記フィーダーカップの前進移動により、その前面で成型品を排出する成型機に おける成型品の排出装置において、上記フィーダーカップ前面に設けられ上記成 型品を押すための押出しプレートと、該押出しプレートを上記フィーダーカップ の前進移動に同期して上記フィーダーカップ前面からさらに推進させる押出しプ レート移動機構とを備えたことを特徴とする成型機における成型品の排出装置を 提供する。
【0007】
本考案の構成の如く、上記フィーダーカップの前面に押出しプレートを設け、 フィーダーカップの前進移動に同期して上記押出しプレートをフィーダーカップ の前面から必要な距離だけ推進させれば、成型品はフィーダーカップだけでなく 、押出しプレートによってさらにその先に押し出され、フィーダーカップのスト ロークを越える充分なストロークを受けて次の工程へ移行させることができる。 そして、上記の如き動作が行われれば、成型工程の一サイクルの毎に成型品がダ イ上から完全に排出することができるため、ダイ上に残留される複数個の成型品 が互いに押し合うことによって起こる方向性の乱れが解消される。
【0008】
本考案の実施例を図1と図2に示してあり、以下図面にしたがって詳細に説明 する。 フィーダーカップ1の両側にシリンダ12を備え、該シリンダ12内に油圧ま たは空気圧などで往復作動するピストン(図示せず)、またピストンに連結され たアーム13を有し、該アーム13の先端に上記した成型品7に当接させて排出 させるための押出しプレート14が着脱自在に固定されている。図1で示す状態 は、図4の(D)に示す工程に対応している。即ち、成型が完了し、成型品7が ダイ3の上面と同一レベルにあり、フィーダーカップ1が図示矢印方向へ移動す る直前の位置関係を示している。この位置からフィーダーカップ1が移動を開始 し、ダイ3の成形孔4に粉末2を充填する位置に到達するまでの過程において、 上記したシリンダ12のピストンが作動し、アーム13を伸延しながら押出しプ レート14がフィーダーカプ1と同一方向へ押し出される。そしてフィーダーカ ップ1が充填位置に到達した時、押出しプレート14が成形品7をダイ3から完 全に押し出すのに要求される最大のストロークとなるようにタイミングが調整さ れている。
【0009】 図2は上記したシリンダ12の作動によって押出しプレート14が最大ストロ ーク位置に押し出された時の状態を示す図である。図1に示すフィーダーカップ 1の位置から移動を開始し、成型品7がダイ3と同一レベルに達した時、即ち、 成型品の抜き出しタイミングに合わせて上記押出しプレート14をシリンダ12 の作動によって前進させれば、成型品7はフィーダーカップ1が粉末充填位置に 達した時は既に押出しプレート14によってダイ3から排出されている。そして 排出された成型品7は、プレート9、コンベア11へと順次移送される。勿論、 押出しプレート14のストロークは、フィーダーカップ1が前進端へ到達した時 に成型品7がダイ3から排出される位置に調節されることは言うまでもない。
【0010】 このようにフィーダーカップ1の前進動作に同期して、言い換えれば成型品7 の抜き出しタイミングに合わせて、フィーダーカップ1の前面部に設けられた押 出しプレート14を上記フィーダーカップ1の移動方向と同一方向に所定距離だ け移動させる押出しプレートを設けたことにより、成型品7は成型完了毎にダイ 3の上から完全に排出される。従って、複数個の成型品7がダイ3の上から完全 に排出されずに残留し、且つ、残留された成型品7が互いに押し合うことによっ て、その配列が乱れ、方向性が不統一になると言う問題が解決される。 排出された成型品7の方向性の不統一は量産自動化のラインでは多大の支障を もたらす。たとえば上記成型品を自動組立ラインに移送するような場合、あるい は自動収納装置等へ接続して製品を整列収納を行う場合、さらにはコンベア上を 流れる成型品の異常を検知し、これを排除する装置等を使用する場合等は、製品 の方向性の統一が前提となる。本考案の装置では、成型品の排出に方向性を保つ ことが可能となるため、成型品の自動化ラインが簡単な構成で実現できる。
【0011】 図3(A)、(B)は上記したアーム13の先端に着脱自在に取り付けられる 押出しプレート14の例を示している。即ち、成型品の形状は多種多様であり、 成型品7をプレート14の前面で移送排出させる際、単に平板状のプレートで成 型品を排出するよりも、少なくとも成型品の外形寸法の一部に合った二つの支え 金具15、15’(図3(A)、(B))、さらには上記支え金具15、15’ の上側に上板16(図3(A))を備えるよう構成すれば、成型品7の排出時は 成型品7の両側を上記金具、板等で挟持されるため、成型品7をより確実に方向 性を保ちながら排出することができる。また上記した押出しプレート14はアー ム13の先端部と着脱自在に構成しておけば、成型品7の外形に合った押出しプ レート14の交換が容易に行うことができる。また、上記押出しプレート14そ のものを、成型品の外型に合うように屈曲成形してもよい。 なお、前述したシリンダ12は、油圧、空気圧の他に電動式であってもよいが 、通常、その動作は、プレス機械のシーケンス制御と共に、成形品の加圧成型す るサイクルの中に組み込まれる。
【0012】
以上説明したように、本考案からなる成型機における成型品の排出装置によれ ば加圧、成型、排出の一サイクルの中で、成型品はダイ上に残留することがなく 、これによって成型品の方向性を変化させずに排出することができる。従って、 成型品を次の工程へ移る時の成型品の取扱いが容易になり、簡単な手段で自動化 を容易にするという効果が実現できる。
【図1】本考案の実施例を説明するための成型機の斜視
図である。
図である。
【図2】本考案にの実施例による成型機の排出装置を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】本考案からなる排出装置の押出しプレート部の
各例を示す斜視図である。
各例を示す斜視図である。
【図4】従来の加圧成型装置における加圧、成型工程を
説明する図である。
説明する図である。
【図5】従来の加圧成型装置における成型品の排出動作
を説明する図である。
を説明する図である。
1 フィーダーカップ 2 粉末 3 ダイ 4 ダイの成形孔 5 下金型 6 上金型 7 成型品 9 プレート 10 支点 11 コンベア 12 シリンダ 13 アーム 14 押出しプレート 15 支え金具 16 上板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図5】
【図3】
【図4】
Claims (2)
- 【請求項1】 ダイの上を通過するよう往復動し、ダイ
に成形材料を供給するフィーダーカップと、該フィーダ
ーカップにより供給された成形材料を上記ダイの成形孔
内で加圧成型する上下金型とを有し、上記フィーダーカ
ップの前進移動により、その前面で成型品を排出する成
型機における成型品の排出装置において、上記フィーダ
ーカップ前面に設けられ上記成型品を押すための押出し
プレートと、該押出しプレートを上記フィーダーカップ
の前進移動に同期して上記フィーダーカップ前面からさ
らに推進させる押出しプレート移動機構とを備えたこと
を特徴とする成型機における成型品の排出装置。 - 【請求項2】 上記押出しプレートは、その前面に上記
成型品の外形の一部に適合した形状を有することを特徴
とする実用新案登録請求の範囲請求項1に記載の成型機
における成型品の排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8750091U JPH0533995U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 成型機における成型品の排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8750091U JPH0533995U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 成型機における成型品の排出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0533995U true JPH0533995U (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=13916702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8750091U Pending JPH0533995U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 成型機における成型品の排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0533995U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57175099A (en) * | 1981-04-21 | 1982-10-27 | Fujitsu Ltd | Taking out device for molding by compaction |
JPH0360898A (ja) * | 1989-07-31 | 1991-03-15 | Toshiba Corp | 成形体移送装置 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP8750091U patent/JPH0533995U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57175099A (en) * | 1981-04-21 | 1982-10-27 | Fujitsu Ltd | Taking out device for molding by compaction |
JPH0360898A (ja) * | 1989-07-31 | 1991-03-15 | Toshiba Corp | 成形体移送装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19961105 |