JPH05337913A - 舗装用ブロック材の成形法及びその加熱装置 - Google Patents

舗装用ブロック材の成形法及びその加熱装置

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JPH05337913A
JPH05337913A JP35645592A JP35645592A JPH05337913A JP H05337913 A JPH05337913 A JP H05337913A JP 35645592 A JP35645592 A JP 35645592A JP 35645592 A JP35645592 A JP 35645592A JP H05337913 A JPH05337913 A JP H05337913A
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JP
Japan
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mold
molding
block
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die
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JP35645592A
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Inventor
Yukio Chiba
征雄 千葉
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GOYO KOKI KK
Chichibu Cement Co Ltd
Original Assignee
GOYO KOKI KK
Chichibu Cement Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 舗装用ブロック材の成形法及び金型装置の改
良。 【構成】 ブロック材の成形材セメント、砂、砂利の総
量に対し5%〜20%の水を加え、加熱装置を手段とし
て成形する成形法及び押型を加熱に適する金型構成とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は舗装用ブロック材の成形
法及びその加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】舗装用敷石材として利用されている敷石
材は直方形、ジグザグ形、その他色彩化、デザイン化さ
れた形態コンクリートブロック材が成形されている。現
在舗装用ブロック材の成形は、押型と受型とよりなる金
型を上下に多数配設した大型自動成形装置により、自動
的にブロック成形材を受型内に充填して金型装置の基台
テーブルに高振動を加えながら押型で圧縮成形する冷間
加工手段によっている。従来その加工手段は、成形した
ブロック材の速乾性と、即成的な固結性を必要とするた
め、水はセメント、砂、砂利の混和ができる最低量の水
量(5%)を加えて成形している。そのため成形品が粗
面となり強度性を低下させる難点がある。そこでこれを
解決する手段としてブロック表層を滑らかにして外観を
美しく仕上げるため、基層の粗面表層に水分のある粘土
のやわらかいコンクリート材を使用して緻密性を高める
加工手段がとられている。しかし、これら加工成形手段
は金型による成形材圧着作用によって、表層のセメント
ペーストと砂、砂利粒子間の結着性が緻密なやわらかい
水分の多い粘土によって成形材離形の際に、金型内面に
粒子がくっつき、ブロック成形面に孔のあく巣が形成さ
れて外観を損ね、又成形角ばりがつぶれた形崩れ製品が
できる等仕上がり精度の点で加工上の難点がみられた。
【0003】
【本発明の解決すべき課題】上述の難点を解決すべき課
題としては、第1に成形材に加える水分の量をどの程度
にするかということの成分上の問題と、第2に従来の冷
間加工に代る熱間加工が可能であるかという技術上の問
題である。第2の熱間加工においては、従来一般の金型
成形は冷間加工を主とし、熱間加工としては先願として
目的を異にする他業種技術による実願昭59ー第292
57号(実開昭60ー142907号)によるモールド
成形用金型があるが、この金型は定位置による静止加工
に止まっている。従って当業界の高振動を加える舗装材
ブロックの加工手段において、電気的に熱間加工とする
ことは技術的に極めて困難であり、実施上の難点があ
る。すなわち金型装置に取りつける成形テーブルにセッ
トする受型に配線等による電気的加熱装置の設置は高振
動によるショートや、切断その他の損傷事故が考えられ
又作業員のショート漏電等による危険性を伴うため、ブ
ロック材の成形に熱間加工とすることは技術的に極めて
困難であり冷間加工によることが当業界の成形加工にお
ける一般的技術手段とされていた。そして第1の加工材
に加える水分の量の問題と、第2の熱間加工の問題とは
舗装ブロック材の品質精度の向上に重要な同一加工技術
上の問題として同時に検討され、解決すべき技術上の課
題であった。出願人はこの点に着目し従来高振動を加え
る金型装置にヒーターによる熱間加工と成形材の水分の
混和比率の問題を解消すれば従来にない成形効率の向上
と併せて高強度、高精度の舗装用ブロック材の成形が可
能であることに検討を加え多くのテストを繰り返して本
発明方法及び装置を提示するに至ったものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する手
段としては、セメント、砂、砂利の総量に対し約5%〜
20%の水を加えてペースト状に混和した成形材を押金
型に設けた加熱装置を手段として1サイクル数秒で結
着、速乾、離形するブロック材の成形法と、前記加熱装
置を、下面に型抜き部を設け、上面に凹状部及び取付孔
を設けた押型本体と、その押型本体の凹状部にリード線
に接続して嵌着した板ヒーターと、前記板ヒーター2を
断熱材を介して押型本体に締着固定する取付金具とその
取付金具に取着する支持部とで構成した加熱手段に係る
ものである。
【0005】
【作用】押金型の成形加熱温度を約50°C以上の高温
に設定した制御手段により金型に充填した成形材を高振
動を加えて圧着成形すれば結着、速乾、離形が1サイク
ル数秒で舗装用ブロック材が連続成形される。
【0006】
【本発明の効果】本発明は上述のブロック材の成形法と
その加熱装置の構造であるので、前述したようにブロッ
ク材の離形作用や、加工したブロックの成形精度にみら
れた難点を解消したもので、加熱圧着作用により、成形
加工時に金型内における成形物の速乾作用や離形及び結
着効果が向上したので、従来の成形法には考えられなか
った約20%の水量を混和して成形することが可能にな
った。すなわち、セメントペーストとコンクリート粒子
間の水密的結着による結着性がよりたかめられると同時
に離形が容易であるので、ブロックの成形面が光沢のあ
る仕上がり精度の高いブロックが加工される。従って従
来の形崩れや表面の粒子の剥離による巣のできる現象が
解消された。又、粒子間の結着効果が向上したので強度
性のあるブロック製品が加工され成形効率の向上と併せ
て品質精度を高める顕著な効果をもたらすこととなっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明押金型の実施例を示す正面図である。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】板ヒーターを取付けた押金型の断面図を示す。
【符号の説明】
1 押金型 2 ヒーター 3 嵌着凹部 4 取付孔 5 電極端子 6 リード線 8 取付金具 9 支持部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は舗装用ブロック材の成形
法及びその加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】舗装用敷石材として利用されている敷石
材は直方形、ジグザグ形、その他色彩化、デザイン化さ
れた形態コンクリートブロック材が成形されている。現
在舗装用ブロック材の成形は、押型と受型とよりなる金
型を上下に多数配設した大型自動成形装置により、自動
的にブロック成形材を受型内に充填して金型装置の基台
テーブルに高振動を加えながら押型で圧縮成形する冷間
加工手段によっている。従来その加工手段は、成形した
ブロック材の速乾性と、即成的な固結性を必要とするた
め、水はセメント、砂、砂利の混和ができる最低量の水
量(5%)を加えて成形している。そのため成形品が粗
面となり強度性を低下させる難点がある。そこでこれを
解決する手段としてブロック表層を滑らかにして外観を
美しく仕上げるため、基層の粗面表層に水分のある粘土
のやわらかいコンクリート材を使用して緻密性を高める
加工手段がとられている。しかし、これら加工成形手段
は金型による成形材圧着作用によって、表層のセメント
ペーストと砂、砂利粒子間の結着性が緻密なやわらかい
水分の多い粘土によって成形材離形の際に、金型内面に
粒子がくっつき、ブロック成形面に孔のあく巣が形成さ
れて外観を損ね、又成形角ばりがつぶれた形崩れ製品が
できる等仕上がり精度の点で加工上の難点がみられた。
【0003】
【本発明の解決すべき課題】上述の難点を解決すべき課
題としては、第1に成形材に加える水分の量をどの程度
にするかということの成分上の問題と、第2に従来の冷
間加工に代る熱間加工が可能であるかという技術上の問
題である。第2の熱間加工においては、従来一般の金型
成形は冷間加工を主とし、熱間加工としては先願として
目的を異にする他業種技術による実願昭59−第292
57号(実開昭60−142907号)によるモールド
成形用金型があるが、この金型は定位置による静止加工
に止まっている。従って当業界の高振動を加える舗装材
ブロックの加工手段において、電気的に熱間加工とする
ことは技術的に極めて困難であり、実施上の難点があ
る。すなわち金型装置に取りつける成形テーブルにセッ
トする受型に配線等による電気的加熱装置の設置は高振
動によるショートや、切断その他の損傷事故が考えられ
又作業員のショート漏電等による危険性を伴うため、ブ
ロック材の成形に熱間加工とすることは技術的に極めて
困難であり冷間加工によることが当業界の成形加工にお
ける一般的技術手段とされていた。そして第1の加工材
に加える水分の量の問題と、第2の熱間加工の問題とは
舗装ブロック材の品質精度の向上に重要な同一加工技術
上の問題として同時に検討され、解決すべき技術上の課
題であった。出願人はこの点に着目し従来高振動を加え
る金型装置にヒーターによる熱間加工と成形材の水分の
混和比率の問題を解消すれば従来にない成形効率の向上
と併せて高強度、高精度の舗装用ブロック材の成形が可
能であることに検討を加え多くのテストを繰り返して本
発明方法及び装置を提示するに至ったものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する手
段としては、セメント、砂、砂利の総量に対し約5%〜
20%の水を加えてペースト状に混和した成形材を押金
型に設けた加熱装置を手段として1サイクル数秒で結
着、速乾、離形するブロック材の成形法と、前記加熱装
置を、下面に型抜き部を設け、上面に凹状部及び取付孔
を設けた押型本体と、その押型本体の凹状部にリード線
に接続して嵌着した板ヒーターと、前記板ヒーター2を
断熱材を介して押型本体に締着固定する取付金具とその
取付金具に取着する支持部とで構成した加熱手段に係る
ものである。
【0005】
【作用】押金型の成形加熱温度を約50°C以上の高温
に設定した制御手段により金型に充填した成形材を高振
動を加えて圧着成形すれば結着、速乾、離形が1サイク
ル数秒で舗装用ブロック材が連続成形される。
【0006】
【実施例】押型に電熱ヒーターと取付けた図3において
表面温度を高温に変えた際、ブロック成形材の押型への
付着量(離形作用)は外気温概ね20°Cの場合におい
て成形材の付着量が著しく低下した。この場合単位水量
を多くしても加熱温度を高めることによって単位水量の
少ない場合と同等の効果が認められた。また図3の押型
の構造において300Wの電熱ヒーターを取付け実機運
転で確認した場合支持部以上の加熱はほとんどなく、1
000時間以上の運転でも断線は生じなかった。
【0007】
【本発明の効果】本発明は上述のブロック材の成形法と
その加熱装置の構造であるので、前述したようにブロッ
ク材の離形作用や、加工したブロックの成形精度にみら
れた難点を解消したもので、加熱圧着作用により、成形
加工時に金型内における成形物の速乾作用や離形及び結
着効果が向上したので、従来の成形法には考えられなか
った約20%迄の水量を混和して成形することが可能に
なった。すなわち、セメントペーストとコンクリート粒
子間の水密的結着による結着性がよりたかめられると同
時に離形が容易であるので、ブロックの成形面が光沢の
ある仕上がり精度の高いブロックが加工される。従って
従来の形崩れや表面の粒子の剥離による巣のできる現象
が解消された。又、粒子間の結着効果が向上したので強
度性のあるブロック製品が加工され成形効率の向上と併
せて品質精度を高める顕著な効果をもたらすこととなっ
た。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B28B 13/06 9152−4G

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受型と押型とよりなる多数の金型を配設
    して高振動を加えて連続的に圧着成形する舗装用ブロッ
    ク材の成形法において、セメント、砂、砂利の総量に対
    し約5%〜20%の水を加えてペースト状に混和した成
    形材を押金型に設けた加熱装置を手段として1サイクル
    数秒で結着、速乾、離形することを特徴とする舗装用ブ
    ロック材の成形法。
  2. 【請求項2】 下面に型抜き部を設け、上面に凹状部3
    及び取付孔4を設けた押型本体1と前記押型本体1の凹
    状部3に嵌着するリード線に接続した板ヒーター2と、
    前記板ヒーター2を断熱材7を介して押型本体1に締着
    固定する取付金具8と、その取付金具上面に取着する支
    持部9とよりなる請求項1記載の舗装用ブロック材の加
    熱装置。
JP35645592A 1992-12-22 1992-12-22 舗装用ブロック材の成形法及びその加熱装置 Pending JPH05337913A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013146904A (ja) * 2012-01-18 2013-08-01 Kmew Co Ltd プレス成型金型、プレス成型の温度制御方法、及び、窯業系成型物の製造方法
EP3235954A1 (en) * 2016-04-20 2017-10-25 H.H. Martens & Zoon B.V. Method and system for manufacturing concrete revetment elements

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0231705B2 (ja) * 1979-10-31 1990-07-16 Biiku Guruden Ronberugu Hieemitsushe Fuaburiiku Gmbh

Patent Citations (1)

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JP2013146904A (ja) * 2012-01-18 2013-08-01 Kmew Co Ltd プレス成型金型、プレス成型の温度制御方法、及び、窯業系成型物の製造方法
EP3235954A1 (en) * 2016-04-20 2017-10-25 H.H. Martens & Zoon B.V. Method and system for manufacturing concrete revetment elements

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