JPH05337217A - 糸巻ゴルフボール - Google Patents
糸巻ゴルフボールInfo
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- JPH05337217A JPH05337217A JP4149304A JP14930492A JPH05337217A JP H05337217 A JPH05337217 A JP H05337217A JP 4149304 A JP4149304 A JP 4149304A JP 14930492 A JP14930492 A JP 14930492A JP H05337217 A JPH05337217 A JP H05337217A
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- golf ball
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- center
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- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
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- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
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- A63B37/0053—Thread wound
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
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- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 飛行性能に優れ、しかも液体センターを使用
したゴルフボールのような安全面上の問題がない糸巻き
ゴルフボールを簡便に製造することを目的とする。 【構成】 固形センター、糸ゴム層および外皮から構成
される糸巻きゴルフボールであって、該固形センターが
油状物質を含有した架橋構造を有するゴム成分で形成さ
れかつ反撥弾性が90cm以上であることを特徴とする糸
巻きゴルフボール。
したゴルフボールのような安全面上の問題がない糸巻き
ゴルフボールを簡便に製造することを目的とする。 【構成】 固形センター、糸ゴム層および外皮から構成
される糸巻きゴルフボールであって、該固形センターが
油状物質を含有した架橋構造を有するゴム成分で形成さ
れかつ反撥弾性が90cm以上であることを特徴とする糸
巻きゴルフボール。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は糸巻ゴルフボール、さら
に詳しくは、飛行特性の改良された糸巻きゴルフボール
に関する。
に詳しくは、飛行特性の改良された糸巻きゴルフボール
に関する。
【0002】
【従来の技術】センター、糸ゴム層および外皮から構成
される糸巻きゴルフボールは優れたコントロール性、良
好な打球感を有し、特に上級者を中心にゴルファーに好
まれて使用されているが、2ピースボールに比べて飛距
離が劣っており、その向上が望まれている。
される糸巻きゴルフボールは優れたコントロール性、良
好な打球感を有し、特に上級者を中心にゴルファーに好
まれて使用されているが、2ピースボールに比べて飛距
離が劣っており、その向上が望まれている。
【0003】従来、糸巻きゴルフボールのセンターとし
ては、大別して2種類の材質および構造のものが用いら
れてきた。その1つはハイシスポリブタジエンの加硫ゴ
ムからなる固形センターであり、もう1つは水溶液また
は水ペーストを中空ゴムセンターに封入した液体であ
る。これらのセンターの特性によってボールの飛行性能
が大きく影響されることがわかっており、従来の固形セ
ンターを有するゴルフボールはスピンがかかりすぎて、
特にアイアンショット時の飛距離が劣っている。
ては、大別して2種類の材質および構造のものが用いら
れてきた。その1つはハイシスポリブタジエンの加硫ゴ
ムからなる固形センターであり、もう1つは水溶液また
は水ペーストを中空ゴムセンターに封入した液体であ
る。これらのセンターの特性によってボールの飛行性能
が大きく影響されることがわかっており、従来の固形セ
ンターを有するゴルフボールはスピンがかかりすぎて、
特にアイアンショット時の飛距離が劣っている。
【0004】一方、液体センターを有するゴルフボール
は、スピンの生成量が抑えられ、アイアンショット時の
飛距離に優れるものの、ウッドショットになるとドロッ
プぎみの球筋となり、キャリーが出にくい。従って、ど
ちらのセンターを有するゴルフボールも、飛行性能面で
一長一短があり、ゴルフボールに要求される飛行性能を
充分に満足するものではない。
は、スピンの生成量が抑えられ、アイアンショット時の
飛距離に優れるものの、ウッドショットになるとドロッ
プぎみの球筋となり、キャリーが出にくい。従って、ど
ちらのセンターを有するゴルフボールも、飛行性能面で
一長一短があり、ゴルフボールに要求される飛行性能を
充分に満足するものではない。
【0005】さらに、液体センターにおいては、製造工
程が複雑であり、ボールを切断した場合、液体が高速で
飛び出し、眼にあたると眼球が損傷を受けるなど、安全
面での問題も残されている。これらの欠点を解決するた
めに、従来から種々の試みがなされており、例えば、特
開昭60−168471号および同60−72573号
(アイオノマー糸巻きゴルフボールの固形センターの大
径化)、同62−181070号(液体センターに固形物
小片を封入してスピン生成量を減少させる)、同60−
165966号(液体センターに含水ポリマーを使用し
て安全性を高める)等が提案されたが、いずれも充分で
はなく、糸巻きゴルフボールのより一層の性能改良が要
求されている。
程が複雑であり、ボールを切断した場合、液体が高速で
飛び出し、眼にあたると眼球が損傷を受けるなど、安全
面での問題も残されている。これらの欠点を解決するた
めに、従来から種々の試みがなされており、例えば、特
開昭60−168471号および同60−72573号
(アイオノマー糸巻きゴルフボールの固形センターの大
径化)、同62−181070号(液体センターに固形物
小片を封入してスピン生成量を減少させる)、同60−
165966号(液体センターに含水ポリマーを使用し
て安全性を高める)等が提案されたが、いずれも充分で
はなく、糸巻きゴルフボールのより一層の性能改良が要
求されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、従来の
糸巻きゴルフボールの飛行性能上の問題点を解決すべく
鋭意研究を重ねた。その結果、糸巻ゴルフボールのセン
ターとして油状物質を含有した架橋構造を有する固形ゴ
ムを用いることにより、適性な初速のもとでスピン生成
量が抑制され、打出角が高められて、ウッドおよびアイ
アン打撃時の飛距離をバランス良く構造できることを見
い出だし、本発明を完成するに至った。
糸巻きゴルフボールの飛行性能上の問題点を解決すべく
鋭意研究を重ねた。その結果、糸巻ゴルフボールのセン
ターとして油状物質を含有した架橋構造を有する固形ゴ
ムを用いることにより、適性な初速のもとでスピン生成
量が抑制され、打出角が高められて、ウッドおよびアイ
アン打撃時の飛距離をバランス良く構造できることを見
い出だし、本発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、固形センタ
ー、糸ゴム層および外皮から構成される糸巻きゴルフボ
ールであって、該固形センターが油状物質を含有した架
橋構造を有するゴム成分で形成されかつ反撥弾性が90
cm以上であることを特徴とする糸巻きゴルフボールを提
供するものである。
ー、糸ゴム層および外皮から構成される糸巻きゴルフボ
ールであって、該固形センターが油状物質を含有した架
橋構造を有するゴム成分で形成されかつ反撥弾性が90
cm以上であることを特徴とする糸巻きゴルフボールを提
供するものである。
【0008】本発明の糸巻きゴルフボールでは、センタ
ーとして固形センターを用いるため、液体センターにお
いて見られる安全面上の問題も全くない。
ーとして固形センターを用いるため、液体センターにお
いて見られる安全面上の問題も全くない。
【0009】固形センターを得るためのゴムは、硫黄ま
たは過酸化物加硫が可能なゴムであればいずれでもよ
く、例えば、ポリブタジエンゴム(BR)、天然ゴム(N
R)、エチレン−プロピレン−ジエンモノマー三元共重
合体ゴム(EPDM)、ポルノルボルネンゴム等が好適に
使用し得る。さらに、スチレン系、エチレン系、ウレタ
ン系熱可塑性ゴムを用いることもできる。いずれの場合
でも、特定の油状物質との相溶性に優れ、油状物質をで
きるだけ高充填でき、かつ、油状物質がゴム中に均一に
分散された状態で架橋構造を形成した時に適度な反発弾
性を有するゴムであることが望ましい。
たは過酸化物加硫が可能なゴムであればいずれでもよ
く、例えば、ポリブタジエンゴム(BR)、天然ゴム(N
R)、エチレン−プロピレン−ジエンモノマー三元共重
合体ゴム(EPDM)、ポルノルボルネンゴム等が好適に
使用し得る。さらに、スチレン系、エチレン系、ウレタ
ン系熱可塑性ゴムを用いることもできる。いずれの場合
でも、特定の油状物質との相溶性に優れ、油状物質をで
きるだけ高充填でき、かつ、油状物質がゴム中に均一に
分散された状態で架橋構造を形成した時に適度な反発弾
性を有するゴムであることが望ましい。
【0010】本発明の油状物質も特に限定されず、室温
で流動性または半固形状を呈する物質で、できるだけ揮
発性のないものであればいずれでもよい。特に、上記ゴ
ムとの相溶性に優れ、ゴム中に均一に混合されてゴムの
有する反発性を著しく損なわないか、あるいは逆に、反
撥性の低いゴムに対しては、混合することによって適度
な反撥弾性を付与し得る油状物質であることが望まし
い。例えば、これらの油状物質として、つぎのものが挙
げられる。
で流動性または半固形状を呈する物質で、できるだけ揮
発性のないものであればいずれでもよい。特に、上記ゴ
ムとの相溶性に優れ、ゴム中に均一に混合されてゴムの
有する反発性を著しく損なわないか、あるいは逆に、反
撥性の低いゴムに対しては、混合することによって適度
な反撥弾性を付与し得る油状物質であることが望まし
い。例えば、これらの油状物質として、つぎのものが挙
げられる。
【0011】(1)石油系配合油:ゴムの伸展油としてよ
く使用されるもので、芳香族環、ナフテン環、パラフィ
ン鎖の含有量によって以下のように分類される。 (i)パラフィン系油:パラフィン鎖を50%以上含む。 (ii)ナフテン系油:ナフテン環炭素を30〜45%含
む。 (iii)芳香族(アロマティック)系油:芳香族炭素を35%
以上含む。
く使用されるもので、芳香族環、ナフテン環、パラフィ
ン鎖の含有量によって以下のように分類される。 (i)パラフィン系油:パラフィン鎖を50%以上含む。 (ii)ナフテン系油:ナフテン環炭素を30〜45%含
む。 (iii)芳香族(アロマティック)系油:芳香族炭素を35%
以上含む。
【0012】(2)可塑剤 DBP、DOP等のフタレート系、DOA等のアジペー
ト系、DOS等のセバケート系、TCP等のホスフェー
ト系、アジピン酸系ポリエステル等が挙げられる。
ト系、DOS等のセバケート系、TCP等のホスフェー
ト系、アジピン酸系ポリエステル等が挙げられる。
【0013】(3)サブ(ファクチス):植物油等を硫黄ま
たは塩化硫黄で加硫したもので、飴サブ、黒サブ、ブラ
ウンサブ等が挙げられる。
たは塩化硫黄で加硫したもので、飴サブ、黒サブ、ブラ
ウンサブ等が挙げられる。
【0014】(4)アルキルベンゼン:1−ドデシル−4
−ヘキシルベンゼン、1−ドデシル−3−ヘキシルベン
ゼン、1.3.5−メチレン、1.2.3ヘミメリテン等が
挙げられる。
−ヘキシルベンゼン、1−ドデシル−3−ヘキシルベン
ゼン、1.3.5−メチレン、1.2.3ヘミメリテン等が
挙げられる。
【0015】(5)液状ゴム〜液状ポリブタジエン、液状
ポリイソプレン等が挙げられる。これらの油状物質は単
独あるいは数種混合して用いることができる。
ポリイソプレン等が挙げられる。これらの油状物質は単
独あるいは数種混合して用いることができる。
【0016】油状物質と基材ゴムとの組合せは、油状物
質のゴムに対する相溶性を考慮して決定される。好適な
組合せの典型的な例としては、例えば、ポリブタジエン
ゴム、天然ゴムとナフテン油または芳香族油;EPDM
とパラフィン油;ポリノルボルネンゴムとナフテン系
油、芳香族系油、可塑剤、アルキルベンゼン、パラフィ
ン系油;ウレタンゴムと可塑剤、サブ等が挙げられる。
質のゴムに対する相溶性を考慮して決定される。好適な
組合せの典型的な例としては、例えば、ポリブタジエン
ゴム、天然ゴムとナフテン油または芳香族油;EPDM
とパラフィン油;ポリノルボルネンゴムとナフテン系
油、芳香族系油、可塑剤、アルキルベンゼン、パラフィ
ン系油;ウレタンゴムと可塑剤、サブ等が挙げられる。
【0017】油状物質の配合量は、ゴム100重量部に
対して、30〜500重量部程度が好ましく、また、5
0〜400重量部がより好ましい。配合量が30重量部
以下では、改良効果が得られず、500重量部以上で
は、組合せによってオイルをゴム中に混合できない場合
が生じる。
対して、30〜500重量部程度が好ましく、また、5
0〜400重量部がより好ましい。配合量が30重量部
以下では、改良効果が得られず、500重量部以上で
は、組合せによってオイルをゴム中に混合できない場合
が生じる。
【0018】本発明の固形センターは、基材ゴムおよび
油状物質に加えて、比重調節剤としての充填剤(例え
ば、硫酸バリウム等)、補強剤(例えば、含水ケイ酸、カ
ーボンブラック等)、粘着付与剤としての加工助剤、酸
化防止剤等を添加することができる。さらに、硫黄加硫
を行う場合は、硫黄、酸化亜鉛、ステアリン酸、加硫促
進剤、ステアリン酸亜鉛等を加硫系薬品として加え、ま
た、過酸化物加硫を行う場合は、有機過酸化物(例え
ば、ジクミルパーオキサイド、1,1−ジ−t−ブチルパ
ーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン等)、
活性剤(例えば、ステアリン酸亜鉛等)、酸化亜鉛、共架
橋剤(例えば、アクリル酸亜鉛、メタクリル酸亜鉛、N,
N'−m−フェニレンジマレイミド等)を適量加えて、加
硫可能なゴム組成物とすることができる。
油状物質に加えて、比重調節剤としての充填剤(例え
ば、硫酸バリウム等)、補強剤(例えば、含水ケイ酸、カ
ーボンブラック等)、粘着付与剤としての加工助剤、酸
化防止剤等を添加することができる。さらに、硫黄加硫
を行う場合は、硫黄、酸化亜鉛、ステアリン酸、加硫促
進剤、ステアリン酸亜鉛等を加硫系薬品として加え、ま
た、過酸化物加硫を行う場合は、有機過酸化物(例え
ば、ジクミルパーオキサイド、1,1−ジ−t−ブチルパ
ーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン等)、
活性剤(例えば、ステアリン酸亜鉛等)、酸化亜鉛、共架
橋剤(例えば、アクリル酸亜鉛、メタクリル酸亜鉛、N,
N'−m−フェニレンジマレイミド等)を適量加えて、加
硫可能なゴム組成物とすることができる。
【0019】本発明においては、このようにして得られ
たゴム組成物を金型内で圧縮成形、射出成形等により成
形(加硫)して、所定寸法のゴムセンターを得る。このよ
うにして得られるゴムセンターの外径は23〜34mm、
好ましくは26〜32mmである。外径が23mmより小さ
いとスピンが大きく、打出し角が小さくなって飛距離が
改良されず、逆に外径が34mmより大きいと、糸ゴム層
が薄くなりすぎてボールに所定の硬さを与えることがで
きない。一方、このようにして得られる本発明のゴムセ
ンターは、前述のように、主としてゴム/油状物質の組
合せにより適度の反撥弾性が付与される必要がある。こ
の反撥弾性は、23℃で254cm(100インチ)の高さ
から落下させ、コンクリートブロック等の剛性平面での
はね返り高さで表すと、90cm以上であることが望まし
い。90cm未満のセンターからは、低初速のゴルフボー
ルしか作製できず、良好な飛距離が得られない。つい
で、得られたゴムセンターに、ゴルフボール用の糸ゴム
を巻き付けて、センターと糸ゴム層からなる糸巻きセン
ターを形成し、これにアイオノマー樹脂またはバラタ
(トランスポリイソプレン)を主成分とする外皮材の半殻
を被せ、ディンプルを施した金型内で成形して、外皮を
被覆する。バラタを主成分とする場合、さらに加硫を施
した後、前処理、ペイントマークを施し、所望のゴルフ
ボールが得られる。
たゴム組成物を金型内で圧縮成形、射出成形等により成
形(加硫)して、所定寸法のゴムセンターを得る。このよ
うにして得られるゴムセンターの外径は23〜34mm、
好ましくは26〜32mmである。外径が23mmより小さ
いとスピンが大きく、打出し角が小さくなって飛距離が
改良されず、逆に外径が34mmより大きいと、糸ゴム層
が薄くなりすぎてボールに所定の硬さを与えることがで
きない。一方、このようにして得られる本発明のゴムセ
ンターは、前述のように、主としてゴム/油状物質の組
合せにより適度の反撥弾性が付与される必要がある。こ
の反撥弾性は、23℃で254cm(100インチ)の高さ
から落下させ、コンクリートブロック等の剛性平面での
はね返り高さで表すと、90cm以上であることが望まし
い。90cm未満のセンターからは、低初速のゴルフボー
ルしか作製できず、良好な飛距離が得られない。つい
で、得られたゴムセンターに、ゴルフボール用の糸ゴム
を巻き付けて、センターと糸ゴム層からなる糸巻きセン
ターを形成し、これにアイオノマー樹脂またはバラタ
(トランスポリイソプレン)を主成分とする外皮材の半殻
を被せ、ディンプルを施した金型内で成形して、外皮を
被覆する。バラタを主成分とする場合、さらに加硫を施
した後、前処理、ペイントマークを施し、所望のゴルフ
ボールが得られる。
【0020】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をさらに具体
的に説明するが、これらに限定するもではない。 実施例1〜6および比較例1〜3 表1に示す処方を用い、155℃で20分間、圧縮成形
加硫を行って直径約28.4mmのゴムセンターを作成し
た。得られたゴムセンターの重量は18.2〜18.4g
であった。ついで該ゴムセンターを用いて、常法によ
り、アイオノマーカバーの糸巻きゴルフボールを作成し
た。得られたゴルフボールの飛行特性を常法により評価
した。結果を表2に示す。
的に説明するが、これらに限定するもではない。 実施例1〜6および比較例1〜3 表1に示す処方を用い、155℃で20分間、圧縮成形
加硫を行って直径約28.4mmのゴムセンターを作成し
た。得られたゴムセンターの重量は18.2〜18.4g
であった。ついで該ゴムセンターを用いて、常法によ
り、アイオノマーカバーの糸巻きゴルフボールを作成し
た。得られたゴルフボールの飛行特性を常法により評価
した。結果を表2に示す。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】実施例7〜10および比較例4〜6 表3に示す処方を用い、155℃で20分間、圧縮成形
加硫を行って直径約28.4mmのゴムセンターを作成し
た。得られたゴムセンターの重量は約17gであった。
ついで該ゴムセンターを用いて、常法により、バラタカ
バーの糸巻きゴルフボールを作成した。得られたゴルフ
ボールの飛行特性を常法により評価した。結果を表4に
示す。
加硫を行って直径約28.4mmのゴムセンターを作成し
た。得られたゴムセンターの重量は約17gであった。
ついで該ゴムセンターを用いて、常法により、バラタカ
バーの糸巻きゴルフボールを作成した。得られたゴルフ
ボールの飛行特性を常法により評価した。結果を表4に
示す。
【0025】
【表4】
【0026】
【表5】
【0027】
【表6】 以上の結果から明らかなように、アイオノマーカー、バ
ラタカバーのいずれのカバー材を有するゴルフボールに
おいても、主に高打出し、低スピンによって飛距離が著
しく向上した。なお、プロゴルファーによる実打試験に
より、フィーリング、コントロール性等を確認したが、
実施例のゴルフボールは、いずれも優れた打球感および
コントロール性を有するという評価が得られた。
ラタカバーのいずれのカバー材を有するゴルフボールに
おいても、主に高打出し、低スピンによって飛距離が著
しく向上した。なお、プロゴルファーによる実打試験に
より、フィーリング、コントロール性等を確認したが、
実施例のゴルフボールは、いずれも優れた打球感および
コントロール性を有するという評価が得られた。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、油
状物質を固形ゴムセンターに配合することにより、飛行
性能が著しく改良された糸巻きゴルフボールが得られ
る。
状物質を固形ゴムセンターに配合することにより、飛行
性能が著しく改良された糸巻きゴルフボールが得られ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀内 邦康 兵庫県神戸市灘区城内通2丁目1番6− 114 (72)発明者 戎野 正洋 兵庫県西宮市仁川百合野町7番28号
Claims (2)
- 【請求項1】 固形センター、糸ゴム層および外皮から
構成される糸巻きゴルフボールであって、該固形センタ
ーが油状物質を含有した架橋構造を有するゴム成分で形
成されかつ反撥弾性が90cm以上であることを特徴とす
る糸巻きゴルフボール。 - 【請求項2】 油状物質の含有量が、ゴム100重量部
に対して、30〜500重量部の範囲にある請求項1記
載の糸巻きゴルフボール。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04149304A JP3131026B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 糸巻ゴルフボール |
US08/071,985 US5849392A (en) | 1992-06-09 | 1993-06-07 | Thread wound golf ball |
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