JPH05336866A - 液体散布装置 - Google Patents

液体散布装置

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Publication number
JPH05336866A
JPH05336866A JP36070491A JP36070491A JPH05336866A JP H05336866 A JPH05336866 A JP H05336866A JP 36070491 A JP36070491 A JP 36070491A JP 36070491 A JP36070491 A JP 36070491A JP H05336866 A JPH05336866 A JP H05336866A
Authority
JP
Japan
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traveling
liquid
rope
pulley
pulleys
Prior art date
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Pending
Application number
JP36070491A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Yamanaka
満夫 山中
Osamu Kurogoe
治 黒越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwatani International Corp
Original Assignee
Iwatani International Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Iwatani International Corp filed Critical Iwatani International Corp
Priority to JP36070491A priority Critical patent/JPH05336866A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量で小型の簡単な構造でハウス内に薬液を
散布することのできる液体散布器を提供する。 【構成】 植物栽培用ハウスの上部にハウスの長手方向
に沿って配置した走行ガイド部材(14)に前後一対の走行
体(4)(5)を走行自在に支持させる。走行体(4)(5)の
走行面に対応させて液体供給口(2)を固定し、この液体
供給口(2)と一方の走行体(4)に支持させた散布器(3)
とを可撓性の導液チューブ(1)で連通連結する。導液チ
ューブ(1)の途中部を他方の走行体(5)に枢支させた回
転プーリ(6)に巻き掛ける。走行体(4)(5)の走行面に
おける両端部にローププーリ(9)(10)をそれぞれ回転可
能に枢支し、散布器(3)を設置した走行体(4)と回転プ
ーリ(6)を設置している走行体(5)との相反する側に位
置する端部同士を牽引索(8)で連結し、牽引索(8)の中
間部をローププーリ(9)(10)に巻かけ、一方のローププ
ーリ(9)又は(10)に回転駆動源(13)を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、園芸用ハウスなどの植
物育成ハウス内を自動走行して薬液散布、散水などを行
う液体散布装置に関し、特に、ハウスの上部に配置した
走行ガイド部材に散布器を移動可能に位置させ、導液チ
ューブがハウス内に垂れ下がらないようにしたものに関
する。
【0002】
【従来技術】近年、植物育成ハウスによる栽培方法は著
しい進歩発展を見せているが、市場の要求により、より
形の整ったもの、傷や虫喰の跡のないものを得るため、
あるいは病害虫に備えて、頻度高く薬液散布、散水等を
行う必要がある。ところが高温度のハウス内での薬液散
布作業は環境が極めて悪く、また密閉されているため薬
液を作業者が吸い込んでしまう等、健康に直接的な害悪
を与える。また、人力にて行った薬液散布作業では、ど
うしても作業ムラが生じ、完全な作業を行うことができ
ない。
【0003】そこで、ハウス内を自動走行して各種液体
の散布作業を自動的に行える装置として、例えば実開昭
62ー59158号公報に示されたものがある。これ
は、植物育成ハウスの上部に、その長手方向に沿ってガ
イドレールを配置し、このガイドレール内にガイドレー
ルと略同長の可撓性の導液チューブを環状に接続して収
納し、このチューブの接続部に液体の供給口を設けてこ
れをレールの長手方向ほぼ中央部に固定するとともに、
供給口と対向してチューブの長手方向略中央部に液体散
布器を取り付け、環状のチューブを巻回してレール内を
走行する一対の走行体を設けた構成になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものでは、
無端状に形成した環状導液チューブを一対の走行体(台
車)に巻き掛けることにより、導液チューブに張力を与
えて一対の走行体の間隔を保持したままガイドレール上
を移動させるようにし、かつ、散布器を円滑に移動させ
るために、散布器を走行台車に保持させ、この走行台車
をガイドレール上に走行可能に載置している。この結果
ガイドレールは一対の走行体と散布器を保持している走
行体とを支持しなければならず、ガイドレールが大型化
するという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題点
を解消して、軽量で小型の液体散布器を提供するもの
で、そのために、植物栽培用ハウスの上部にハウスの長
手方向に沿って走行ガイド部材を配置し、この走行ガイ
ド部材に前後一対の走行体を走行自在に支持させるとと
もに、走行体の走行面に対応させて液体供給口を固定
し、この液体供給口と一方の走行体に支持させた散布器
とを可撓性の導液チューブで連通連結し、導液チューブ
の途中部を他方の走行体に枢支させた回転プーリに巻き
掛け、走行体の走行面における両端部にローププーリを
それぞれ回転可能に枢支し、散布器を設置した走行体と
ローププーリを設置した走行体との相反する側に位置す
る端部同士を牽引索で連結し、牽引索の中間部をロープ
プーリに巻かけ、一方のローププーリに回転駆動源を接
続したことを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明では、植物栽培用ハウスの上部にハウス
の長手方向に沿って走行ガイド部材を配置し、この走行
ガイド部材に前後一対の走行体を走行自在に支持させる
とともに、走行体の走行面に対応させて液体供給口を固
定し、この液体供給口と一方の走行体に支持させた散布
器とを可撓性の導液チューブで連通連結し、導液チュー
ブの途中部を他方の走行体に枢支させた回転プーリに巻
き掛け、走行体の走行面における両端部にローププーリ
をそれぞれ回転可能に枢支し、ローププーリを設置して
いない走行体とローププーリを設置した走行体との相反
する側に位置する端部同士を牽引索で連結し、牽引索の
中間部をローププーリに巻かけ、一方のローププーリに
回転駆動源を接続しているので、牽引索を作動させるこ
とにより一対の走行体が接離移動することになり、散布
器が固定されている走行体は走行ガイド部材の全長に亘
って移動し、ハウス内の全域に液体を散布することにな
る。
【0006】
【実施例】図面は本発明の実施例を示し、図1は本発明
の原理的構成を示す説明図である。図において、(1)は
可撓性材料で形成した導液チューブ、(2)は導液チュー
ブ(1)の一端部に固定した液体供給口、(3)は導液チュ
ーブ(1)の他端部に固定した散布器、(4)は散布器(3)
を固定している作業用の走行台車、(5)は導液チューブ
(1)の弛みを吸収するための回転プーリ(6)を枢支した
調整用の走行台車、(7)は両走行台車(4)(5)を移動さ
せるための駆動装置で、この駆動装置(7)は一端を作業
用走行台車(4)に固定した牽引索(8)と、牽引索(8)を
巻き掛ける一対のローププーリ(9)(10)と、調整用の走
行台車(5)に枢支した方向変換プーリ(11)、牽引索(8)
の他端部に固定した錘からなる張力付与具(12)、及び一
方のローププーリ(9)に接続した駆動モータ(13)で構成
されている。
【0007】上記の構成部分は張力付与具(12)を除い
て、ハウスの天井部に設置したガイドレール(14)に支持
されている。ガイドレール(14)は図2及び図3に示すよ
うに、側壁(15)が約90度の開き角度を持つ状態に上開
きに形成された型鋼で構成されており、側壁(15)の上端
部はカール状に折り曲げ形成されている。そして、液体
供給口(2)と作業用走行台車(4)との間に配置されてい
る導液チューブ(1)は、ガイドレール(14)の長さの半分
よりも僅かに長く形成してある。
【0008】作業用の走行台車(4)は図2に示すように
ガイドレール(14)を外から抱き込むように形成してあ
り、その左右側壁(16)の上端部にガイドレール(14)の上
端部に上から嵌まり込む二対の車輪(17)が枢支してあ
る。また、一方の側壁(16)に中継管継手(18)が固定され
ており、左右側壁(16)の下端部間に散布器(3)が保持さ
れている。
【0009】調整用の走行台車(5)は、図3及び図4に
示すように ガイドレール(14)を外から抱き込むように
形成してあり、その左右側壁(19)の上端部にガイドレー
ル(14)の上端部に上から嵌まり込む二対の車輪(20)が枢
支してある。また、一方の側壁(19)に導液チューブ(1)
を巻回する一対の回転プーリ(6)と方向変換プーリ(11)
が回転自在に枢支してある。なお、図1中符号(21)は流
路開閉弁、(22)は液供給ポンプである。
【0010】上述の構成からなる液体散布装置では、作
業用走行台車(4)と調整用走行台車(5)とは、牽引索
(8)及び導液チューブ(1)で相対移動可能に連結されて
いることから、駆動モータ(13)を作動させると、両走行
台車(4)(5)は液体供給口(2)を固定点としてガイドレ
ール(14)に沿って移動するが、作業用走行台車(4)が左
行する際には両台車(4)(5)は離間し、作業用走行台車
(4)が右行する際には両台車(4)(5)は接近するように
作動する。これにより導液チューブ(1)の長さがガイド
レール(14)の半分のものであっても作業用台車(4)は全
域に亘って移動できることになる。
【0011】上記実施例では張力付与具(12)として錘を
使用しているが、引張りバネを利用して牽引索(8)に張
力を与えるようにしてもよい。
【0012】図5は本発明の別実施例を示し、これはハ
ウスの天井部に1本のガイドワイヤ(23)を張設し、この
ガイドワイヤ(23)に作業用走行台車(4)と調整用走行台
車(5)とをそれぞれ走行可能に吊持させ、導液チューブ
(1)の一端部に固定した液体供給口(2)を両台車(4)
(5)の走行面における作業用走行台車(4)側の端部に配
置したものであり、導液チューブ(1)は前例と同様に調
整用走行台車(5)に回転可能に枢支されている回転プー
リ(6)に巻き掛けられた後、作業用走行台車(4)に固定
されている散布器(3)に接続されている。また、一端を
作業用走行台車(4)に固定した牽引索(8)は台車走行面
の一端部に支持されている駆動プーリ(9)、台車走行面
における他端部に支持されているアイドルプーリ(10)、
調整用走行台車(5)に枢支されている方向変換プーリ(1
1)に順に巻き掛けられ、牽引索(8)の他端部は台車走行
面における他端部で張力付与具(12)に連結されている。
なお、図5中符号(24)はガイドワイヤ(23)に一定の張力
を付与するための張力付与具である。
【0013】
【発明の効果】本発明では、走行ガイド部材に沿って走
行する一対の走行体における一方の走行体に液体の散布
器を固定し、この散布器と走行体の走行面に対応させて
配置した液体供給口とを可撓性導液チューブで連通連結
し、この導液チユーブの途中部を他の走行体に枢支した
回転プーリに巻き掛け、走行体の走行面における両端部
にローププーリをそれぞれ回転可能に枢支し、散布器を
設置した走行体とローププーリを設置した走行体との相
反する側の端部同士を牽引索で連結し、牽引索の中間部
をローププーリに巻かけ、一方のローププーリに回転駆
動源を接続しているので、牽引索を作動させることによ
り一対の走行体が接離移動することになり、散布器が固
定されている走行体はハウスの全長に亘って移動するこ
とができ、ハウス内の全域に液体を均一散布することが
できる。
【0014】しかも、可撓性導液チューブは、散布器を
固定している走行体に対して相対的に接離移動する走行
体に枢支されている回転プーリにその途中部が巻き掛け
てあるので、この回転プーリがテンションプーリとして
作用し、導液チューブがハウス内に垂れ下がることはな
い。
【0015】また、従来のものに比べて走行ガイド部材
に沿って走行する走行体の数を減少させることができる
から、走行ガイド部材が負担する重量を少なくすること
ができ、走行ガイド部材を軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成を示す説明図
【図2】作業用走行体の縦断面図
【図3】調整用台車の斜視図
【図4】調整用走行体の縦断面図、
【図5】別実施例の機構を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…導液チューブ、 2…液体供給
口、3…散布器、 4・5…走行
体、6…回転プーリ、 8…牽引
索、9・10…ローププーリ、 13…回
転駆動源、14…走行ガイド部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物栽培用ハウスの上部にハウスの長手
    方向に沿って走行ガイド部材(14)を配置し、この走行ガ
    イド部材(14)に前後一対の走行体(4)(5)を走行自在に
    支持させるとともに、走行体(4)(5)の走行面に対応さ
    せて液体供給口(2)を固定し、この液体供給口(2)と一
    方の走行体(4)に支持させた散布器(3)とを可撓性の導
    液チューブ(1)で連通連結し、導液チューブ(1)の途中
    部を他方の走行体(5)に枢支させた回転プーリ(6)に巻
    き掛け、走行体(4)(5)の走行面における両端部にロー
    ププーリ(9)(10)をそれぞれ回転可能に枢支し、散布器
    (3)を設置した走行体(4)と回転プーリ(6)を設置して
    いる走行体(5)との相反する側に位置する端部同士を牽
    引索(8)で連結し、牽引索(8)の中間部をローププーリ
    (9)(10)に巻かけ、一方のローププーリ(9)に回転駆動
    源(13)を接続したことを特徴とする液体散布装置。
JP36070491A 1991-12-27 1991-12-27 液体散布装置 Pending JPH05336866A (ja)

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JP36070491A JPH05336866A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 液体散布装置

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