JPH0533627A - スクーターなどに用いるエンジンのマフラ - Google Patents
スクーターなどに用いるエンジンのマフラInfo
- Publication number
- JPH0533627A JPH0533627A JP20610991A JP20610991A JPH0533627A JP H0533627 A JPH0533627 A JP H0533627A JP 20610991 A JP20610991 A JP 20610991A JP 20610991 A JP20610991 A JP 20610991A JP H0533627 A JPH0533627 A JP H0533627A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- silencing
- muffler
- engine
- noise eliminating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 マフラ筒内に縦列に第一消音室と第二消音室
を設けたマフラで、第一消音室と第二消音室の減衰量の
波形の差を大きくできて、有効に消音できるスクーター
などに用いるエンジンのマフラを得ること。 【構成】 エンジンの排気管1の後端にマフラ筒2の前
端を連結し、マフラ筒2内に縦列に第一消音室3と第二
消音室4を設けて、バッフルパイプ5で連通するもので
あって、第一消音室3の長さと第二消音室4の長さの比
率を1.6〜1.7:1に設定したこと。
を設けたマフラで、第一消音室と第二消音室の減衰量の
波形の差を大きくできて、有効に消音できるスクーター
などに用いるエンジンのマフラを得ること。 【構成】 エンジンの排気管1の後端にマフラ筒2の前
端を連結し、マフラ筒2内に縦列に第一消音室3と第二
消音室4を設けて、バッフルパイプ5で連通するもので
あって、第一消音室3の長さと第二消音室4の長さの比
率を1.6〜1.7:1に設定したこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スクーターなどに用
いるエンジンのマフラに関する。
いるエンジンのマフラに関する。
【0002】
【従来の技術】スクーターなどに用いるエンジンは、エ
ンジンと後輪との間に無段ベルト変速機が取付けてあっ
て、自動変速によって簡単に操縦できるようにしてあ
る。このため、加速時には、エンジンが高回転で、減速
比を大きくして、高い加速力が得られるようにしてい
る。又、エンジン自体も高出力化、高回転化されて、性
能アップが図られている。
ンジンと後輪との間に無段ベルト変速機が取付けてあっ
て、自動変速によって簡単に操縦できるようにしてあ
る。このため、加速時には、エンジンが高回転で、減速
比を大きくして、高い加速力が得られるようにしてい
る。又、エンジン自体も高出力化、高回転化されて、性
能アップが図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エンジンの性能が向上
し、自動変速機を用いている関係で、特に加速時のエン
ジンの排気音が問題になり、高周波成分の音の消音が必
要になっている。
し、自動変速機を用いている関係で、特に加速時のエン
ジンの排気音が問題になり、高周波成分の音の消音が必
要になっている。
【0004】かかる点に鑑み、この発明は、マフラ筒内
に縦列に第一消音室と第二消音室を設けたマフラで、第
一消音室と第二消音室の減衰量の波形の差を大きくでき
て、有効に消音できるスクーターなどに用いるエンジン
のマフラを得ることを目的とする。
に縦列に第一消音室と第二消音室を設けたマフラで、第
一消音室と第二消音室の減衰量の波形の差を大きくでき
て、有効に消音できるスクーターなどに用いるエンジン
のマフラを得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のスクーターなどに用いるエンジンのマフ
ラは、エンジンの排気管の後端にマフラ筒の前端を連結
し、このマフラ筒内に縦列に第一消音室と第二消音室を
設けてバッフルパイプで連通するものであって、第一消
音室の長さと第二消音室の長さの比率を1.6〜1.
7:1に設定したことにある。
に、この発明のスクーターなどに用いるエンジンのマフ
ラは、エンジンの排気管の後端にマフラ筒の前端を連結
し、このマフラ筒内に縦列に第一消音室と第二消音室を
設けてバッフルパイプで連通するものであって、第一消
音室の長さと第二消音室の長さの比率を1.6〜1.
7:1に設定したことにある。
【0006】
【作用】第一消音室と第二消音室の減衰量が、マフラ筒
全体の総合減衰量になる。そして、第一消音室と第二消
音室の長さの比率を1.6〜1.7:1に設定すること
によって、第一消音室と第二消音室が消音しない周波数
が一致するのを回避することができ、消音されない周波
数の音を無くすることができて、消音効果を高めること
ができる。
全体の総合減衰量になる。そして、第一消音室と第二消
音室の長さの比率を1.6〜1.7:1に設定すること
によって、第一消音室と第二消音室が消音しない周波数
が一致するのを回避することができ、消音されない周波
数の音を無くすることができて、消音効果を高めること
ができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図4によっ
て説明する。図1には具体的な実施例を示し、図2には
基本形を示してある。前端をエンジンの排気管1の後端
に連結するマフラ筒2には、第一消音室3と第二消音室
4を縦列に設け、バッフルパイプ5で連通させてあり、
第二消音室4には、排気ガスを放出する尾管6が取付け
てある。そして、第一消音室の長さL1と第二消音室の
長さL2の比率を1.6〜1.7:1に設定する。
て説明する。図1には具体的な実施例を示し、図2には
基本形を示してある。前端をエンジンの排気管1の後端
に連結するマフラ筒2には、第一消音室3と第二消音室
4を縦列に設け、バッフルパイプ5で連通させてあり、
第二消音室4には、排気ガスを放出する尾管6が取付け
てある。そして、第一消音室の長さL1と第二消音室の
長さL2の比率を1.6〜1.7:1に設定する。
【0008】消音室の減衰量を示すsinfの絶対値
は、C/4Lで表され、長さを異にした第一消音室3と
第二消音室4の減衰量は、図3で表されるような曲線を
構成し、0点の周波数の騒音は減衰されない。この0点
の場所を第一消音室3の長さL1と第二消音室の長さL
2で見ると、比率によって、図4に丸印で示すようにな
る。尚、黒い丸印の箇所は、第一消音室3と第二消音室
4の消音しない周波数が近くく不適当である。そして、
500Hz以下の排気音が大きい部分の消音寄与率は、
L1:L2の比率が1:1よりも1:2に近い方が有利
になる。これを図4に当てはめると、L1:L2を1.
6〜1.7:1に設定すると、減衰しない周波数の重な
りが少く、第一消音室3と第二消音室4の両方の総合減
衰量を大きく有効な消音ができることになる。
は、C/4Lで表され、長さを異にした第一消音室3と
第二消音室4の減衰量は、図3で表されるような曲線を
構成し、0点の周波数の騒音は減衰されない。この0点
の場所を第一消音室3の長さL1と第二消音室の長さL
2で見ると、比率によって、図4に丸印で示すようにな
る。尚、黒い丸印の箇所は、第一消音室3と第二消音室
4の消音しない周波数が近くく不適当である。そして、
500Hz以下の排気音が大きい部分の消音寄与率は、
L1:L2の比率が1:1よりも1:2に近い方が有利
になる。これを図4に当てはめると、L1:L2を1.
6〜1.7:1に設定すると、減衰しない周波数の重な
りが少く、第一消音室3と第二消音室4の両方の総合減
衰量を大きく有効な消音ができることになる。
【0009】図1に示す具体例では、第一消音室3の長
さL1と第二消音室4の長さL2の比率を、1.6〜
1.7:1に設定すると共に、マフラ筒2の内面に、パ
ンチングプレートで内側と通気させてグラスマットを詰
めた吸音室7を設けて、吸音室で排気音を吸音させると
共に、マフラ筒2の表面から放射する放射音を押えるよ
うにしてある。又、尾管6は、第二消音室4内で湾曲さ
せてある。
さL1と第二消音室4の長さL2の比率を、1.6〜
1.7:1に設定すると共に、マフラ筒2の内面に、パ
ンチングプレートで内側と通気させてグラスマットを詰
めた吸音室7を設けて、吸音室で排気音を吸音させると
共に、マフラ筒2の表面から放射する放射音を押えるよ
うにしてある。又、尾管6は、第二消音室4内で湾曲さ
せてある。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、上述
のように構成したので、マフラ筒内に縦列に設ける第一
消音室と第二消音室の長さの比率を1.6〜1.7:1
に設定することによって、第一消音室で消音できない周
波数と第二消音室で消音できない周波数を離すことがで
き、第一消音室で消音しない周波数を第二消音室で消音
できて、マフラ筒全体の総合減衰量を増し、効果的な消
音ができるようになる。
のように構成したので、マフラ筒内に縦列に設ける第一
消音室と第二消音室の長さの比率を1.6〜1.7:1
に設定することによって、第一消音室で消音できない周
波数と第二消音室で消音できない周波数を離すことがで
き、第一消音室で消音しない周波数を第二消音室で消音
できて、マフラ筒全体の総合減衰量を増し、効果的な消
音ができるようになる。
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】本発明の基本形を示すマフラ筒の簡略縦断面図
である。
である。
【図3】長さの異なる二つの消音室の減衰量を示すグラ
フである。
フである。
【図4】長さの異なる二つの消音室で長さの比率によっ
て、消音できない周波数が生ずる箇所を示すグラフであ
る。
て、消音できない周波数が生ずる箇所を示すグラフであ
る。
1 排気管 2 マフラ筒 3 第一消音室 4 第二消音室 5バッフルパイプ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 エンジンの排気管の後端にマフラ筒の前
端を連結し、このマフラ筒内に縦列に第一消音室と第二
消音室を設けてバッフルパイプで連通するものであっ
て、第一消音室の長さと第二消音室の長さの比率を1.
6〜1.7:1に設定したことを特徴とするスクーター
などに用いるエンジンのマフラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20610991A JPH0533627A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | スクーターなどに用いるエンジンのマフラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20610991A JPH0533627A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | スクーターなどに用いるエンジンのマフラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0533627A true JPH0533627A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16517954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20610991A Pending JPH0533627A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | スクーターなどに用いるエンジンのマフラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0533627A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6915877B2 (en) | 2003-01-13 | 2005-07-12 | Garabed Khayalian | Muffler device |
-
1991
- 1991-07-24 JP JP20610991A patent/JPH0533627A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6915877B2 (en) | 2003-01-13 | 2005-07-12 | Garabed Khayalian | Muffler device |
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