JPH05335944A - Pllシンセサイザ回路 - Google Patents

Pllシンセサイザ回路

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JPH05335944A
JPH05335944A JP4139446A JP13944692A JPH05335944A JP H05335944 A JPH05335944 A JP H05335944A JP 4139446 A JP4139446 A JP 4139446A JP 13944692 A JP13944692 A JP 13944692A JP H05335944 A JPH05335944 A JP H05335944A
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JP
Japan
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frequency
voltage
pll synthesizer
tuning voltage
circuit
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Application number
JP4139446A
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English (en)
Inventor
Takeshi Egami
剛 江上
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実装面積を小さくでき、しかも干渉を防止で
きるPLLシンセサイザ回路を提供する。 【構成】 位相比較器3は、PLLシンセサイザ回路の
周波数切換幅の基準となる基準周波数信号と比較分周器
4からの分周出力との位相差を検出して、それに応じた
電圧をチューニング電圧として出力する。低域通過フィ
ルタ61 〜6n は、位相比較器3からのチューニング電
圧が供給されることにより高域ノイズを除去すると共に
PLLシンセサイザ回路のループゲインを設定し、回路
から切り離されたときにチューニング電圧を保持する。
第1の切換スイッチ5は、第1の切換信号に応じて、位
相比較器3からのチューニング電圧を低域通過フィルタ
1〜6n のいずれかに選択的に供給する。第2の切換
スイッチ7は、第2の切換信号に応じて、低域通過フィ
ルタ61 〜6n のいずれかを選択し、その低域通過フィ
ルタを通過したチューニング電圧を電圧制御発振器1に
供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車電話や携帯電話
やコードレス電話などのように、時分割された複数の通
信スロットを使用して通信を行うディジタル方式の移動
体通信装置などに搭載されるPLLシンセサイザ回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のアナログ方式の携帯電話の送受信
部は、一般に、図4のように、アンテナ31に接続され
たデュプレクサ32と、受信アンプ33と、受信ミキサ
34と、受信IF回路35と、送信アンプ36と、送信
ミキサ37と、送信IF回路38と、基準発振器39
と、PLLシンセサイザ40とを備えており、PLLシ
ンセサイザ40は、電圧制御発振器41と、低域通過フ
ィルタ42と、位相比較器43と、比較分周器44とを
備えていた。
【0003】アナログ方式の携帯電話の場合、送信用通
信キャリアの周波数と受信用通信キャリアの周波数とが
異なり、また1キャリア当たり1通信のFDMA/FD
D方式であるため、PLLシンセサイザ40を1回路に
するために、最適な送信IFおよび受信IFを設定して
いる。例えば、米国のAMPS方式の場合、移動局の送
信周波数が824〜849MHz、受信周波数が869
〜894MHzであるため、送信IF回路38の出力周
波数を90MHz、受信IF回路35の入力周波数を1
35MHzに設定することにより、PLLシンセサイザ
40の出力周波数を734〜759MHzに共通化し、
送受信同時動作を可能にしていた。
【0004】ここで、図4の電圧制御発振器41の動作
について、2スロット通信の場合を例にとって、図5を
参照しながら説明する。図5の(A)はアンテナ31の
入出力、(B)は電圧制御発振器41の出力、(C)は
分周比データである。先ず時刻aにおいて、最初のPL
Lデータセットを行う。これにより比較分周器44に分
周比データが供給され、過渡期間t1 を経て、時刻bに
おいてスロット1に必要なチューニング電圧V1 が電圧
制御発振器41の出力として得られる。期間t 2 におい
てはPLLシンセサイザ40は安定であり、スロット1
の処理に問題はない。時刻cにおいてスロット1の処理
が終了すると、スロット2に必要なPLLデータセット
を行う。これにより比較分周器44に供給される分周比
データが切り換わり、過渡期間t3 を経て、時刻dにお
いてスロット2に必要なチューニング電圧V2 が電圧制
御発振器41の出力として得られる。期間t4 において
はPLLシンセサイザ40は安定であり、スロット2の
処理に問題はない。しかしながら、時刻dにおいて既に
スロット2の通信は始まっており、時刻d以前において
はPLLシンセサイザ40が過渡状態であるため、処理
が行えないことになる。時刻e〜時刻gにおいても同じ
ことが言える。すなわち、PLLシンセサイザ40の応
答時間が、スロット1とスロット2との間の空き期間以
内でないと、正常な通信が行えない。
【0005】一方、現在規格化が進められている日本の
ディジタルコードレス電話の送受信部は、例えば図6の
ように、アンテナ51に接続された受信アンプ52と、
受信ミキサ53と、受信IF回路54と、アンテナ51
に接続された送信アンプ55と、送信ミキサ56と、送
信IF回路57と、基準発振器58と、PLLシンセサ
イザ59とを備えたものや、例えば図7のように、アン
テナ61に接続された受信アンプ62と、受信ミキサ6
3と、受信IF回路64と、アンテナ61に接続された
送信アンプ65と、直交変調器66と、基準発振器67
と、PLLシンセサイザ681 ,682 とを備えたもの
や、例えば図8のように、アンテナ71に接続された受
信アンプ72と、受信ミキサ73と、受信IF回路74
と、アンテナ71に接続された送信アンプ75と、送信
ミキサ76と、送信IF回路77と、基準発振器78
と、PLLシンセサイザ791 〜79n と、切換スイッ
チ80とを備えたものなどがあった。
【0006】ディジタルコードレス電話の場合は、送受
信通信キャリア周波数が共通であり、また1キャリアを
複数スロットに時分割して同一キャリアで複数の通信が
可能なTDMA/TDD方式を採用している。このため
図6のように、送信アンプ55と送信ミキサ56と送信
IF回路57とにより構成される送信ブロックと、受信
アンプ52と受信ミキサ53と受信IF回路54とによ
り構成される受信ブロックとが同様な周波数構成であれ
ば、受信IFの周波数と送信IFの周波数とを同一にす
ることにより、1回路のPLLシンセサイザ59を設け
るだけでよい。
【0007】これに対して図7のように、送信系を送信
アンプ65と直交変調器66とにより構成される直交変
調回路とし、受信系を受信アンプ62と受信ミキサ63
と受信IF回路64とにより構成される周波数コンバー
ト回路とした場合、PLLシンセサイザ681 の出力周
波数f1 と、PLLシンセサイザ682 の出力周波数f
2 とは下記数1のようになり、互いに異なるため、通常
は2回路のPLLシンセサイザ681 ,682 が必要に
なる。なお、fRFはアンテナ61の入出力周波数、fIF
は受信IF回路64の入力周波数である。
【0008】
【数1】
【0009】またディジタルコードレス電話において
は、時分割で送受それぞれ4スロットまで同時通信が可
能なため、各スロット毎に異なる通信キャリアを使用す
ることを考えて、Nスロット同時通信を行う場合、図8
に示すように、N個のPLLシンセサイザ791 〜79
n と、切換スイッチ80とが必要になる。切換スイッチ
80は、図外の制御部からスロット毎に供給される切換
信号により、PLLシンセサイザ791 〜79n のいず
れかの出力を選択する。
【0010】なお、図6のPLLシンセサイザ59と図
7のPLLシンセサイザ681 ,682 と図8のPLL
シンセサイザ791 〜79n とは、図4のPLLシンセ
サイザ40と同一の構成である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のPLLシン
セサイザでは、TDMAおよびTDD方式の通信装置に
搭載した場合、通信スロット毎に使用するシンセサイザ
出力周波数が異なるときには、PLLシンセサイザの周
波数切換時間が、スロット毎の周波数切換に要求される
時間以内でないと、複数個のPLLシンセサイザが必要
となり、このため実装面積が大きくなると共に、PLL
シンセサイザ間で干渉が生じるという問題があった。
【0012】本発明はかかる事情に鑑みて成されたもの
であり、時分割された複数の通信スロットを使用して通
信を行うディジタル方式の移動体通信装置などに搭載し
たときに、実装面積を小さくでき、しかも干渉を防止で
きるPLLシンセサイザ回路を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、供給されるチ
ューニング電圧に応じた周波数信号を出力する電圧制御
発振器と、外部から供給される分周比データに応じて前
記電圧制御発振器からの周波数信号を分周する比較分周
器と、外部から供給されかつPLLシンセサイザ回路の
周波数切換幅の基準となる基準周波数信号と前記比較分
周器からの分周出力との位相差を検出して、それに応じ
た電圧をチューニング電圧として出力する位相比較器
と、この位相比較器からのチューニング電圧が供給され
ることにより高域ノイズを除去すると共にPLLシンセ
サイザ回路のループゲインを設定し、回路から切り離さ
れたときにチューニング電圧を保持する、複数の低域通
過フィルタと、外部から供給される切換信号に応じて、
前記位相比較器からのチューニング電圧を前記複数の低
域通過フィルタのいずれかに選択的に供給する第1の切
換スイッチと、外部から供給される切換信号に応じて、
前記複数の低域通過フィルタのいずれかを選択し、その
低域通過フィルタを通過したチューニング電圧を前記電
圧制御発振器に供給する第2の切換スイッチとを備えた
ことを特徴としている。
【0014】
【作用】電圧制御発振器は、供給されるチューニング電
圧に応じた周波数信号を出力する。比較分周器は、外部
から供給される分周比データに応じて電圧制御発振器か
らの周波数信号を分周する。位相比較器は、外部から供
給されかつPLLシンセサイザ回路の周波数切換幅の基
準となる基準周波数信号と比較分周器からの分周出力と
の位相差を検出して、それに応じた電圧をチューニング
電圧として出力する。複数の低域通過フィルタは、位相
比較器からのチューニング電圧が供給されることにより
高域ノイズを除去すると共にPLLシンセサイザ回路の
ループゲインを設定し、回路から切り離されたときにチ
ューニング電圧を保持する。第1の切換スイッチは、外
部から供給される切換信号に応じて、位相比較器からの
チューニング電圧を複数の低域通過フィルタのいずれか
に選択的に供給する。第2の切換スイッチは、外部から
供給される切換信号に応じて、複数の低域通過フィルタ
のいずれかを選択し、その低域通過フィルタを通過した
チューニング電圧を電圧制御発振器に供給する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例におけるPLLシン
セサイザ回路の回路ブロック図で、このPLLシンセサ
イザ回路は、電圧制御発振器1と、基準発振器2と、位
相比較器3と、比較分周器4と、第1の切換スイッチ5
と、N個の低域通過フィルタ61 〜6n と、第2の切換
スイッチ7とを備えている。なお、基準発振器2はPL
Lシンセサイザ回路の外部に設けてもよい。電圧制御発
振器1は、第2の切換スイッチ7を介して入力されるチ
ューニング電圧に応じた周波数信号を出力する。基準発
振器2は、PLLシンセサイザ回路の周波数切換幅の基
準となる周波数信号を位相比較器3に供給する。位相比
較器3は、基準発振器2の出力と比較分周器4の出力と
の位相差を検出し、その位相差に応じた電圧を第1の切
換スイッチ5に供給する。比較分周器4は、電圧制御発
振器1の出力を、図外の制御部からの分周比データに応
じて分周し、位相比較器3に供給する。第1の切換スイ
ッチ5は、図外の制御部からの第1の切換信号に応じ
て、位相比較器3からの出力を低域通過フィルタ61
n のいずれかに選択的に供給する。N個の低域通過フ
ィルタ61 〜6n は、各々PLLシンセサイザ回路のル
ープゲインを設定し、かつ広域ノイズを除去する。第2
の切換スイッチ7は、図外の制御部からの第2の切換信
号に応じて、低域通過フィルタ61 〜6n のうちのいず
れかを選択し、その出力をチューニング電圧として電圧
制御発振器1に供給する。図外の制御部から第1および
第2の切換スイッチ5,7に供給される第1および第2
の切換信号は、第1および第2の切換スイッチ5,7を
切り換えるためのものであり、通信スロットに同期した
タイミングで供給される。図外の制御部から比較分周器
4に供給される分周比データは、PLLシンセサイザ回
路の周波数切換を行うためのもので、第1および第2の
切換スイッチ5,7により選択された低域通過フィルタ
を使用して出力すべき周波数に対応している。
【0016】次に上記PLLシンセサイザ回路の動作に
ついて、2スロット通信時の場合を例にとって、図2を
参照しながら説明する。図2の(A)は図外のアンテナ
の入出力、(B)は低域通過フィルタ61 の出力、
(C)は低域通過フィルタ62 の出力、(D)は第2の
切換スイッチ7の出力、(E)は図外の制御部から第1
の切換スイッチ5に供給される第1の切換信号、(F)
は図外の制御部から第2の切換スイッチ7に供給される
第2の切換信号、(G)は図外の制御部から比較分周器
4に供給される分周比データである。先ず時刻aにおい
て、図外の制御部が、スロット1に必要な分周比データ
を比較分周器4に供給すると共に、第1の切換スイッチ
5および第2の切換スイッチ7に供給している第1の切
換信号および第2の切換信号をハイレベルにする。これ
により低域通過フィルタ61 が選択され、低域通過フィ
ルタ61 の出力および第2の切換スイッチ7の出力は、
過渡期間t1 を経て、時刻bにおいてスロット1に必要
なチューニング電圧V1 になる。次に時刻bにおいて、
図外の制御部が、スロット2に必要な分周比データを比
較分周器4に供給すると共に、第1の切換スイッチ5お
よび第2の切換スイッチ7に供給している第1の切換信
号および第2の切換信号をローレベルにする。これによ
り低域通過フィルタ61 が回路から切り離され、低域通
過フィルタ61 は、入力がフローティング状態になっ
て、出力電圧V1 を保持する。一方、第1の切換信号お
よび第2の切換信号がローレベルになることにより、低
域通過フィルタ62 が選択され、過渡期間t2 を経て、
時刻cにおいて、低域通過フィルタ6 2 の出力および第
2の切換スイッチ7の出力はスロット2に必要なチュー
ニング電圧V2 になる。次に時刻cにおいて、図外の制
御部が、スロット1に必要な分周比データを比較分周器
4に供給すると共に、第1の切換スイッチ5および第2
の切換スイッチ7に供給している第1の切換信号および
第2の切換信号をハイレベルにする。これにより低域通
過フィルタ61 が選択され、低域通過フィルタ6 1 の出
力および第2の切換スイッチ7の出力は、すみやかに低
域通過フィルタ6 1 に保持されていたチューニング電圧
1 になる。これにより電圧制御発振器1の出力周波数
は目標の周波数に瞬時に立ち上がり、基準発振器2の出
力と比較分周器4の出力との位相差を吸収する時間だけ
がPLLシンセサイザ回路の応答時間となる。このた
め、期間t3 のほぼ全期間にわたってPLLシンセサイ
ザ回路が安定化し、スロット1の処理を行える。一方、
時刻cにおいて低域通過フィルタ62 が回路から切り離
され、低域通過フィルタ62 は、入力がフローティング
状態になって、出力電圧V2 を保持する。したがって、
時刻d〜時刻fにおいても上記と同様の動作になり、P
LLシンセサイザ回路の応答時間を、スロット1とスロ
ット2との間の空き期間より充分短くでき、常に正常な
通信が行える。
【0017】なお本実施例においては、第1の切換信号
と第2の切換信号とを用いて、低域通過フィルタ61
n の切換時に、先ず第1の切換信号により第1の切換
スイッチ5を全ての低域通過フィルタ61 〜6n から切
離し、次に第2の切換信号により、選択すべき低域通過
フィルタと電圧制御発振器1とを接続して、低域通過フ
ィルタに保持されているチューニング電圧により電圧制
御発振器1の出力周波数を目標値近傍にプリセットして
から、第1の切換信号により、選択すべき低域通過フィ
ルタと位相比較器3とを第1の切換スイッチ5を介して
接続するように構成している。
【0018】また本実施例においては、基準発振器2の
出力と比較分周器4の出力との位相差を吸収する時間を
短くするために、図3のような位相一致方式を採用して
いる。図3の(A)は図外の制御部から比較分周器4に
供給される分周比データ、(B)は図外の制御部から第
2の切換スイッチ7に供給される第2の切換信号、
(C)は図外の制御部から第1の切換スイッチ5に供給
される第1の切換信号、(D)は基準発振器2のリセッ
ト信号、(E)は比較分周器4の出力、(F)は基準発
振器2の出力である。すなわち、例えば図2の時刻cに
おいて、第1の切換スイッチ5を低域通過フィルタ61
に接続せずにフローティング状態とし、基準発振器2の
出力を比較分周器4の出力でリセットして、位相合わせ
を行ってから、第1の切換スイッチ5を低域通過フィル
タ61 に接続する。このようにすれば、より高速な応答
を達成できる。なおこの位相一致方式は、富士通製の
PLLIC MB1513 に使用されているものと同
じ原理である。
【0019】このように、各通信スロットに対応した低
域通過フィルタ61 〜6n を設け、各低域通過フィルタ
1 〜6n に必要なチューニング電圧を保持させるよう
に構成したので、従来のPLLシンセサイザと同じPL
Lループゲイン特性を得られるものでありながら、周波
数切換の速度を良好に高速化できる。したがって、時分
割された複数の通信スロットを使用して通信を行うディ
ジタル方式の移動体通信装置などに搭載したときに、P
LLシンセサイザ回路が1個で足りることから、電圧制
御発振器1や位相比較器3や比較分周器4を1個に削減
でき、実装面積を小さくできると共に、PLLシンセサ
イザ間の干渉を防止できる。
【0020】なお、上記実施例では第1の切換信号と第
2の切換信号とを別個に用いたが、図外の制御部から第
1の切換スイッチ5および第2の切換スイッチ7に共通
の切換信号を供給するように構成してもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、供
給されるチューニング電圧に応じた周波数信号を出力す
る電圧制御発振器と、外部から供給される分周比データ
に応じて前記電圧制御発振器からの周波数信号を分周す
る比較分周器と、外部から供給されかつPLLシンセサ
イザ回路の周波数切換幅の基準となる基準周波数信号と
前記比較分周器からの分周出力との位相差を検出して、
それに応じた電圧をチューニング電圧として出力する位
相比較器と、位相比較器からのチューニング電圧が供給
されることにより高域ノイズを除去すると共にPLLシ
ンセサイザ回路のループゲインを設定し、回路から切り
離されたときにチューニング電圧を保持する、複数の低
域通過フィルタと、外部から供給される切換信号に応じ
て、前記位相比較器からのチューニング電圧を前記複数
の低域通過フィルタのいずれかに選択的に供給する第1
の切換スイッチと、外部から供給される切換信号に応じ
て、前記複数の低域通過フィルタのいずれかを選択し、
その低域通過フィルタを通過したチューニング電圧を前
記電圧制御発振器に供給する第2の切換スイッチとを備
えたので、各通信スロットに対応した低域通過フィルタ
を設け、各低域通過フィルタに必要なチューニング電圧
を保持させるように構成したことから、従来のPLLシ
ンセサイザと同じPLLループゲイン特性を得られるも
のでありながら、周波数切換の速度を良好に高速化でき
る。したがって、時分割された複数の通信スロットを使
用して通信を行うディジタル方式の移動体通信装置など
に搭載したときに、PLLシンセサイザ回路が1個で足
りることから、電圧制御発振器や位相比較器や比較分周
器を1個に削減でき、実装面積を良好に小さくできると
共に、PLLシンセサイザ間の干渉を確実に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるPLLシンセサイザ
回路の回路ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例におけるPLLシンセサイザ
回路の各部信号波形図である。
【図3】本発明の一実施例におけるPLLシンセサイザ
回路に採用した位相一致方式を説明するタイミングチャ
ートである。
【図4】従来のPLLシンセサイザ回路を搭載した通信
装置の要部の回路ブロック図である。
【図5】従来のPLLシンセサイザ回路を搭載した通信
装置の各部信号波形図図である。
【図6】従来のPLLシンセサイザ回路を搭載した別の
通信装置の要部の回路ブロック図である。
【図7】従来のPLLシンセサイザ回路を搭載したさら
に別の通信装置の要部の回路ブロック図である。
【図8】従来のPLLシンセサイザ回路を搭載したさら
に別の通信装置の要部の回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 電圧制御発振器 3 位相比較器 4 比較分周器 5 第1の切換スイッチ 61 〜6n 低域通過フィルタ 7 第2の切換スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給されるチューニング電圧に応じた周
    波数信号を出力する電圧制御発振器と、 外部から供給される分周比データに応じて前記電圧制御
    発振器からの周波数信号を分周する比較分周器と、 外部から供給されかつPLLシンセサイザ回路の周波数
    切換幅の基準となる基準周波数信号と前記比較分周器か
    らの分周出力との位相差を検出して、それに応じた電圧
    をチューニング電圧として出力する位相比較器と、 前記位相比較器からのチューニング電圧が供給されるこ
    とにより高域ノイズを除去すると共にPLLシンセサイ
    ザ回路のループゲインを設定し、回路から切り離された
    ときにチューニング電圧を保持する、複数の低域通過フ
    ィルタと、 外部から供給される切換信号に応じて、前記位相比較器
    からのチューニング電圧を前記複数の低域通過フィルタ
    のいずれかに選択的に供給する第1の切換スイッチと、 外部から供給される切換信号に応じて、前記複数の低域
    通過フィルタのいずれかを選択し、その低域通過フィル
    タを通過したチューニング電圧を前記電圧制御発振器に
    供給する第2の切換スイッチとを備えたことを特徴とす
    るPLLシンセサイザ回路。
JP4139446A 1992-05-29 1992-05-29 Pllシンセサイザ回路 Pending JPH05335944A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5892407A (en) * 1996-03-14 1999-04-06 Nec Corporation Phase-locked loop synthesizer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5892407A (en) * 1996-03-14 1999-04-06 Nec Corporation Phase-locked loop synthesizer

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