JPH05335811A - レクテナ装置 - Google Patents

レクテナ装置

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JPH05335811A
JPH05335811A JP5000171A JP17193A JPH05335811A JP H05335811 A JPH05335811 A JP H05335811A JP 5000171 A JP5000171 A JP 5000171A JP 17193 A JP17193 A JP 17193A JP H05335811 A JPH05335811 A JP H05335811A
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Kazuaki Kawabata
一彰 川端
Hisashi Sawada
寿 沢田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、容易に交流/直流変換の効率を向
上することの出来るレクテナ装置を提供することを目的
とする。 【構成】 電波を受信する受信手段と、この受信手段で
受信した前記電波を整流する整流手段と、この整流手段
で発生する高調波を遮断する高調波遮断手段と、前記整
流手段で整流された電波を直流に変換する出力手段とを
備えたレクテナ素子を1、〜、n個配列したレクテナ装
置において、前記整流手段から前記高調波遮断手段まで
の距離を当該遮断する周波数における約1/4波長の奇
数倍としたことを要旨とし、さらに出力手段は基本波と
複数の異なる周波数の高調波を遮断するための高調波遮
断部を有し、かつ前記整流手段から各高調波遮断部まで
の距離をそれぞれの高調波遮断部で遮断したい基本波お
よび高調波における約1/4波長の奇数倍にしたことを
要旨とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マイクロ波を受信し
該電波を直流電力に変換するレクテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、衛星に搭載した太陽電池で受光し
た太陽光エネルギをマイクロ波に変換して地上に送電
し、地上でマイクロ波を受電しDC電力に変換する太陽
発電衛星システムが検討されている。太陽発電衛星シス
テムではマイクロ波を受電しDC電力に変換するレクテ
ナ装置が必要となる。このレクテナ装置はマイクロ波が
照射される領域にレクテナ素子を多数配列し、個々のD
C出力を合成することにより大電力を取り出すことが可
能となる。一般に、伝送されるマイクロ波の周波数は、
2.45GHz帯である。
【0003】レクテナ素子は図13に示すように周波数
fのマイクロ波を受信するアンテナ部Ant.と、マイク
ロ波を整流するためのダイオード1と、このダイオード
1から発生する高調波を遮断するための入力フィルタF
INと、ダイオード1で整流された信号を直流(DC)電
力に変換する出力フィルタFOUT と、DC電力を取り出
すための負荷抵抗5から構成される。出力フィルタFOU
T は、周波数fの1/4波長の路線7とコンデンサ3で
構成される(参考文献 R.J.Gutmann他、“Power Combin
ing in an Array of Microwave Power Rectifiers ”、
IEEE Trans. Microwave Theory and Technique, Vol. M
TT-27, No12, December 1979, pp958-968 )。
【0004】また、上記入力フィルタFINは基本的には
ローパスフィルタであり、集中定数や分布定数などで構
成できる。このとき入力フィルタFINは、ダイオード1
で発生する高調波がアンテナAnt.から再放射されて他
の通信・放送などに影響を与えないよう遮断し、また基
本波の2.45GHzは低損失で通過させ得るように構
成される。図1に示すアンテナAnt.を省略したレクテ
ナの等価回路を参照して以下説明する。入力フィルタ
は、長さが高調波での約λ g/4のオープンスタブ11
を線路9に並列に接続することにより、オープンスタブ
11と線路9の接続点が高調波にとっては短絡に見える
ため遮断される。なお、線路9は、長さと特性インピー
ダンスを最適化して基本波の通過損失を小さくする為に
設けてある。
【0005】また、この図1における出力フィルタは、
一般の電源の平滑フィルタと同様に動作すると同時に、
交流(RF)/DC変換効率を高める機能を有してい
る。
【0006】このように、入力フィルタは、基本波を無
損失で通過させつつ高調波を遮断する機能を、出力フィ
ルタは本来の機能である平滑フィルタであると同時に、
RF/DC変換効率を向上させる機能を有している。
【0007】しかしながら、一般にダイオードの非線形
性により発生する高調波は、入力電力が高い程発生量が
多く、高入力電力時の整流回路のRF/DC変換効率を
低下させる要因となっており、これまでの入力フィルタ
と出力フィルタは上記の機能だけあり、高入力電力時の
高調波によるRF/DC変換効率の低下に対して、改善
する機能を有しているものではなかった。
【0008】一方、出力フィルタの動作原理をダイオー
ドが接続されている端子からコンデンサ側を見た入力イ
ンピーダンスZinで表現してみると以下のようにな
る。但し、コンデンサのインピーダンスが周波数f以上
で十分に小さく、ほぼ短絡として考えられると仮定す
る。
【0009】 Zin=0 ……偶数次高調波(2f,4f,…) Zin=∞ ……奇数次高調波( f,3f,…) 上式より、出力フィルタは、偶数次高調波の電流をコン
デンサに流し、一方、基本周波数f及び奇数次高調波の
電流をコンデンサに流さないように動作していることが
分かる。
【0010】ところで、このような出力フィルタをマイ
クロ波コンポーネントを用いて実現する際に、以下の様
な問題が生ずる。まず第1の問題点としては、コンデン
サが、高調波領域に至るまで十分に小さなインピーダン
スを有するキャパシタンスとして見えないことにある。
一般に、マイクロ波帯では、積層セラミックコンデンサ
ーが使われるが、この様なコンデンサは、リード線等に
よるコンデンサ自体の構造によりリアクンス成分が必ず
発生し、直列型の自己共振特性を有する。即ち、コンデ
ンサは、ある周波数までは、キャパシタンスとみえる
が、それ以上高い周波数では、リアクタンスとなってし
まい、周波数の増加に伴ってインピーダンスが大きくな
る。その結果、上述した短絡条件が崩れ、RF信号を直
流に変化する際の変換効率が大きく劣化してしまう。
【0011】第2の問題点としては、線路にコンデンサ
を半田づけて接続する必要があることから、多数のレク
テナ素子を製造する際に、製作工程が複雑となると同時
に製造コストが増大すること、また、高効率の変換効率
を得るために、コンデンサの半田づけ位置精度を厳しく
設定する必要がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上述べてきたよう
に、従来のレクテナ装置の入力フィルタおよび出力フィ
ルタは、高入力電力時の高調波によるRF/DC変換効
率の低下に対しては、改善する機能を有していなかっ
た。
【0013】本発明は、上記従来例の欠点を改善するた
めになされたもので、容易に高入力電力時のRF/DC
変換効率を向上させるレクテナ装置を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願第1の発明は、電波を受信する受信手段と、この受
信手段で受信した前記電波を整流する整流手段と、この
整流手段で発生する高調波を遮断する高調波遮断手段
と、前記整流手段で整流された電波を直流に変換する出
力手段とを備えたレクテナ素子を1、〜、n個配列した
レクテナ装置において、前記整流手段から前記高調波遮
断手段までの距離を当該遮断する周波数における約1/
4波長の奇数倍としたことを要旨とする。
【0015】また、本願第2の発明は、電波を受信する
受信手段と、この受信手段で受信した前記電波を整流す
る整流手段と、この整流手段で発生する高調波を遮断す
る高調波遮断手段と、前記整流手段で整流された電波を
直流に変換する出力手段とを備えたレクテナ素子を1、
〜、n個配列したレクテナ装置において、前記高調波遮
断手段は、複数の異なる周波数の高調波を遮断するため
の高調波遮断部を複数個設け、かつ前記整流手段から各
高調波遮断部までの距離をそれぞれの高調波遮断部で遮
断する周波数における約1/4波長の奇数倍にしたこと
を要旨とする。
【0016】また、このとき望ましくは、電波を受信す
る受信手段と、この受信手段で受信した前記電波を整流
する整流手段と、この整流手段で発生する高調波を遮断
する高調波遮断手段と、前記整流手段で整流された電波
を直流に変換する出力手段とを備えたレクテナ素子を
1、〜、n個配列したレクテナ装置において、前記出力
手段は基本波と複数の異なる周波数の高調波を遮断する
ための高調波遮断部を有し、かつ前記整流手段から各高
調波遮断部までの距離をそれぞれの高調波遮断部で遮断
したい基本波および高調波における約1/4波長の奇数
倍にするようにする。
【0017】また、本願第3の発明は、周波数fのマイ
クロ波を受信するアンテナ素子と、このアンテナ素子で
受信した前記マイクロ波信号を整流するためのダイオー
ドと、このダイオードで整流された信号を直流に変換す
る出力フィルタとを備えたレクテナ装置であって、前記
出力フィルタは前記ダイオードの入力端及び出力端に夫
々一端が接続された前記周波数fの1/4波長の線路
と、この線路の夫々の他端に並列接続された前記周波数
fの1/4波長、1/8波長及び1/16波長のオープ
ンスタブとから成ることを要旨とする。
【0018】さらに、本願第4の発明は、前記第4の発
明の路線及びオープンスタブが、マイクロストリップ線
路又はコープラーナ線路で誘電体基板上に形成されたも
のであることを要旨とする。
【0019】
【作用】本願第1の発明によれば、高調波遮断手段にお
いて、整流手段から高調波を遮断するための高調波遮断
手段までの距離を高調波での約1/4波長の奇数倍とし
てあるので、整流手段から発生した高調波は高調波遮断
手段で反射されて整流手段に再度入射するまでに位相が
180度遅れ、高調波遮断手段を介して入射してくる基
本波と出力手段で反射されて逆相で戻ってきた基本波と
同相で合成されて整流手段に入射することになるため、
交流/直流変換効率が向上する。
【0020】また本願第2の発明では、高調波遮断手段
で複数の異なる高調波を遮断したい場合には、異なる高
調波を遮断するための高調波遮断部を複数個設け、かつ
整流手段から各高調波遮断部までの距離をそれぞれの高
調波遮断部で遮断したい高調波における約1/4波長の
奇数倍とすることにより、整流手段で発生した各高調波
は高調波遮断部で反射されて整流手段に再度入射するま
でに位相が180度遅れ、高調波遮断手段を介して入射
してくる基本波と出力手段で反射されて逆相で戻ってき
た基本波と同相で合成されて整流手段に入射することに
なるため、交流/直流変換効率が向上する。
【0021】また、出力手段において基本波と複数の異
なる高調波を遮断するための高調波遮断部を2〜n個設
け、かつ整流手段から各高調波遮断部までの距離をそれ
ぞれの高調波遮断部で遮断したい基本波と高調波におけ
る約1/4波長の奇数倍にしてあるので、整流手段を通
過した基本波と該整流手段で発生した高調波は高調波遮
断部で反射されて整流手段に再度入射するまでに位相が
180度遅れ、高調波遮断部を介して入射してくる基本
波と同相で合成されて整流手段に入射することになるた
め、交流/直流変換効率が向上する。
【0022】本願第3の発明によれば、基本周波数fの
1/4波長線路とオープンスタブの接続点から、前記3
種のオープンスタブのインピーダンスを見ると、基本周
波数fとダイオードから発生する奇数倍高調波及び偶数
倍高調波に対して、どれか一つのオープンスタブがこれ
らの周波数で必ず零インピーダンスとなる。従って、こ
の様な3種のオープンスタブを並列接続すると、基本周
波数及びダイオードから発生するすべての高調波に対し
てインピーダンスが零となる。一方、DCに対しては、
無限大のインピーダンスを有しているから、コンデンサ
と同様の働きをする。
【0023】更に、上記1/4波長線路及びオープンス
タブを、誘電体基板上に形成したマイクロストリップ線
路、または、コープラーナ線路で実現することにより、
エッチング技術を用いることができ、その結果、製造精
度良く大量生産でき低価格化を図ることができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例を図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の一実施例であり、発生す
る各高調波のうちの一波だけを入力フィルタで遮断した
い場合のレクテナ装置の構成を示す等価回路である。こ
こでは各高調波の中でも最も発生量の多い二次高調波を
遮断する場合について説明する。図1において、ダイオ
ード1に、コンデンサ3及び直流電力を取り出すための
負荷抵抗5がそれぞれ並列に接続される。また、線路7
は長さが基本波で約λ g/4の線路である。
【0025】入力フィルタは、2次高調波を遮断するた
めに長さが2次高調波で約λ g/4のオープンスタブ1
1と、この2次高調波用オープンスタブ11とダイオー
ド1を結ぶ線路9とでフィルタが構成されている。なお
受信手段を構成するアンテナは省略してある。図1にお
いて、コンデンサ3のインピーダンスは、基本波の周波
数f以上で十分に小さく、RF信号に対しては、ほぼ短
絡と仮定する。また、ダイオード1は、正電位のときO
FF、負電位のときONになると仮定する。
【0026】そこで、基本波のRF信号がアンテナで受
信され、入力フィルタを介して、正電圧の半サイクルの
RF信号がダイオード1に印加された場合を考える。
【0027】このとき、ダイオード1はOFF状態であ
るため、RF信号は出力フィルタの線路7へ進む。この
RF信号が、コンデンサ3に到達すると、コンデンサ3
が短絡に見えるので、逆相で反射し再度線路7を通って
ダイオード1側へもどる。ところで、線路7は、長さが
基本波で約λ g/4であるから、反射してダイオード1
に戻ってきたRF信号は、半サイクルの時間遅れを生じ
ることになる。次に、入力フィルタを介して、負電圧の
半サイクルのRF信号がダイオード1に印加される状態
を考える。このとき前の半サイクルの正電圧はコンデン
サ3により逆相になると同時に線路7により半サイクル
の時間遅れを生じるため、印加された負電圧と同相で加
算されてダイオード1がONすることになるため、半波
整流時よりも波高値が高い状態で整流される倍電圧整流
となる。
【0028】このように、図1に示す整流回路の等価回
路は、一見するとダイオードが一つしかない半波整流回
路に見えるが、長さが基本波の周波数fでの約λ g/4
の線路7とコンデンサ3で出力フィルタを構成すること
により倍電圧動作が可能となり、全波整流と同等のRF
/DC変換効率を達成することができる。なお、整流さ
れた後はコンデンサ3で平滑されてDCとなる。
【0029】次にダイオード1から発生する二次高調波
の影響を考える。この二次高調波の内、入力側に流れる
二次高調波は、線路9を通過していくが二次高調波を遮
断するオープンスタブ11によって、線路9と二次高調
波を遮断するオープンスタブ11の接続点が短絡に見え
るために逆相で反射されて再度、線路9を通過してダイ
オード1に入射する。この線路9の長さは、二次各高調
波の約λ g/4の奇数倍にしてあるため、反射してダイ
オードに戻ってきた二次高調波は、約λ g/2、即ち、
半サイクルの時間遅れを生じることになる。つまり二次
高調波は、入力フィルタを介して印加される次のサイク
ルの負電圧の半サイクルのRF信号とコンデンサ3で反
射してきたRF信号と同相で加算されてダイオード1に
入射する。よって、さらに波高値が高い状態でダイオー
ド1がONとなるため、さらにRF/DC変換効率が高
まることになる。
【0030】次に、複数の高調波を遮断するようにした
第2の実施例について説明する。図2に入力フィルタで
5次高調波までを遮断する場合のレクテナ装置の等価回
路を示す。
【0031】この図2に示す入力フィルタは、2次高調
波を遮断するために長さが2次高調波で約λ g/4のオ
ープンスタブ111、3次高調波を遮断するために長さ
が3次高調波で約λ g/4のオープンスタブ113、4
次高調波を遮断するために長さが4次高調波で約λ g
4のオープンスタブ115、5次高調波を遮断するため
に長さが5次高調波で約λ g/4のオープンスタブ11
7、2次高調波用オープンスタブ111と3次高調波用
オープンスタブ113を結ぶ線路91、3次高調波用オ
ープンスタブ113と4次高調波用オープンスタブ11
5を結ぶ線路93、4次高調波用オープンスタブ115
と5次高調波用オープンスタブ117を結ぶ線路95、
5次高調波用オープンスタブ117とダイオード1を結
ぶ線路97から構成される。なおアンテナは省略してあ
る。
【0032】またダイオード1は、逆耐圧の向上と大電
力での動作を可能にするため、2個直列に接続したダイ
オードを4つ並列接続してある計8個のダイオード(図
7乃至図9を参照)を、ダイオード1個に省略して図示
してある。なお、この入力フィルタは、バターワース・
フィルタを構成している。
【0033】まず、オープンスタブにより各高調波の遮
断と、オープンスタブ間を接続する線路の長さを最適化
して基本波の通過損の低損失化を狙って設計した入力フ
ィルタの通過特性の解析結果を図3に示す。基本波とし
た2.4125GHzでの損失は、−0.212dB、各
高調波の遮断量は−30dB以下であり、充分各高調波を
遮断している。
【0034】図4にこのレクテナ装置の高入力電力時の
RF/DC変換効率の解析結果を示す。入力電力32dB
m の時、最高71.1%を得ている。
【0035】次に、本発明に係る第3の実施例として、
高調波を基本波と同相で取り込むために、ダイオードか
ら各高調波を遮断するためのオープンスタブまでの距離
が各高調波で約λ g/4となるようにオープンスタブ間
を接続する線路91,93,95,97を設定した入力
フィルタの通過特性の解析結果を図5に示す。基本波で
ある2.4125GHzでの損失は−0.261dB、各
高調波の遮断量は−35dB以下である。各高調波の遮断
量は充分であるが、基本波での通過損は図3に示してあ
る従来の入力フィルタより多少悪化している。図6にこ
のレクテナ装置の高入力電力時のRF/DC変換効率の
解析結果を示す。入力電力32dBm の時、最高77.5
%を得ている。このように高入力電力時において最高約
6%の向上をさせることができた。向上した約6%とい
う値自体は小さいが、ダイオード損と入力端の反射損が
変換効率の10〜20%を占めると言われていることと
変換効率が70%を越えている段階から約6%向上させ
たことから、本実施例により限界近くまで変換効率を向
上させていると考えられる。なお解析には、EEsof
社の回路シュミレータ「J・OMEGA」を用いた。
【0036】本発明に係るレクテナ装置の具体的な構成
を図7乃至図9に示す。
【0037】図7には基本構成を示す。この図7におい
て、入力端子TIN、入力フィルタ部FIN、整流手段1、
出力フィルタ部FOUT 、出力端子TOUT である。2次高
調波を遮断するためのオープンスタブ111、3次高調
波を遮断するためのオープンスタブ113、4次高調波
を遮断するためのオープンスタブ115、5次高調波を
遮断するためのオープンスタブ117がそれぞれ示され
る。
【0038】ここで2次高調波を遮断するためには、2
次高調波の実効波長λ gの1/4波長のスタブ長で構成
すればよい。同様にn次高調波を遮断するためには、n
次高調波の実効波長λ gの1/4波長のスタブ長で構成
すればよい。そして2次高調波を遮断するためのオープ
ンスタブと整流手段との距離(線路長)を、2次高調波
λ gの1/4波長、またはλ gの奇数倍とする。同様に
n次高調波を遮断するためのオープンスタブと整流手段
との距離(線路長)をn次高調波λ gの1/4波長、ま
たはλ gの奇数倍とする。
【0039】このように構成することにより、整流手段
から発生した高調波成分電力を効率よく加算できるの
で、装置全体として電力の変換効率を改善することがで
きる。また出力フィルタ部において、基本周波数のf0
に対応した基本波の実効波長λ gの1/4波長のオープ
ンスタブ131、基本波の実効波長λ gの1/8波長の
オープンスタブ133、基本波の実効波長λ gの1/1
6波長のオープンスタブ135である。
【0040】基本波の1/4波長のオープンスタブ13
1は、基本周波数f0の基本波に対して短絡状態とな
り、直流成分に対しては開放状態となる。同様に基本波
の1/8波長のオープンスタブ133は基本周波数f0
の2倍高調波に対して短絡状態となり、1/16波長の
オープンスタブ135は基本周波数f0の4倍高調波に
対して短絡状態となる。従って、これらのオープンスタ
ブを設けることにより、基本波成分のみならず、その高
調波成分をも電力変換することができるので、装置全体
として電力変換効率を改善することができる。
【0041】また、図8はフィルタ部分を別の構成にし
た例である。インピーダンスを2倍にして並列に設ける
ことにより、線路の両側にオープンスタブを設けること
も可能である。インピーダンスを2倍にすると、線路幅
がほぼ1/2とすることができ、隣合うスタブとの間隙
を大とし得るので、隣合うスタブとの相互結合を抑制す
ることができる。またオープンスタブの物理的配置は整
流手段からの距離が変化しない位置であれば、適宜変更
可能である。
【0042】図9は図7の構成の変形例である。図7と
の相違点は2次高調波を遮断するためのオープンスタブ
111a,111bを設けた点である。111a,11
1bとの間隔は2次高調波の実効波長λ gの1/4波長
程度とする。このようにオープンスタブを2段構成とす
ることにより、2次高調波の遮断効果が大きくなり、電
力変換効率をさらに改善することができる。
【0043】図10は、本発明の第4の実施例であり、
出力フィルタに本発明を適用したレクテナ装置の等価回
路である。なお、アンテナと入力フィルタは省略してあ
る。図10において、ダイオード1、長さが基本波の約
λ g/4の線路7、基本波を遮断するために長さが基本
波の約λ g/4のオープンスタブ131、2次高調波を
遮断するために長さが2次高調波で約λ g/4のオープ
ンスタブ133、4次高調波を遮断するために長さが4
次高調波で約λ g/4のオープンスタブ135、基本波
用オープンスタブ131と2次高調波用オープンスタブ
133を結ぶ線路151、2次高調波用オープンスタブ
15と4次高調波用オープンスタブ17を結ぶ線路15
3、直流電力を取り出すための負荷抵抗5である。
【0044】また、ダイオード1から2次高調波用オー
プンスタブ133までの距離は線路7と151により2
次高調波の約λ g/4の奇数倍に、ダイオード1から4
次高調波用オープンスタブ135までの距離は線路7と
151と153により4次高調波の約λ g/4の奇数倍
になるように設定してある。
【0045】以下、図10を用いて実施例の動作原理を
説明する。今、同図において、三つのオープンスタブ1
31、133、135は、それぞれの遮断周波数におい
て線路との接続点がほぼ短絡に見え、かつ直流電流では
充分容量の大きいキャパシタンスに見えると仮定する。
また、ダイオード1は、正電位のときOFF、負電位の
ときONになると仮定する。
【0046】そこで、基本波のRF信号がアンテナで受
信され、入力フィルタを介して、正電圧の半サイクルの
RF信号がダイオード1に印加された場合を考える。こ
の時、ダイオード1はOFF状態であり、RF信号は、
出力フィルタの線路7側に流れこむ。このRF信号が、
線路7と基本波用オープンスタブ131との接続点に到
達すると、基本波用オープンスタブ131により接続点
が短絡に見えるので、逆相で反射しダイオード1側へも
どる。ところで、線路7は、基本波で約λ g/4である
から、反射してダイオード1に戻ってきたRF信号は、
丁度約λ g/2、即ち、180度だけ、位相が遅れてい
ることになる。
【0047】次に、入力フィルタを介して、負電圧の半
サイクルのRF信号がダイオード1に印加される状態で
は、基本波用オープンスタブ131で反射してきたRF
信号と同相で加算されるため、ダイオード1はONとな
り、倍電圧整流となる。このとき、ダイオード1から発
生した各高調波のうち出力側に流れる各高調波は、各高
調波を遮断するオープンスタブ131、133、135
によって反射されて再度、ダイオード1に入射する。な
お3次および5次の高調波は基本波の奇数倍であるの
で、基本波用オープンスタブ131で反射される。この
各高調波が通過した経路は各線路7、151、153に
よって、それぞれの経路長が各高調波の約λ g/4の奇
数倍になっているため、反射してダイオードに戻ってき
た各高調波は、丁度約λ g/2、即ち、180度だけ、
位相が遅れていることになる。よって各高調波は、負電
圧の半サイクルのRF信号と基本波用オープンスタブ1
31で反射してきたRF信号と同相で加算されてダイオ
ード1に入射することになり、RF/DC変換効率が高
まることになる。
【0048】図11は、本発明の一実施例であるレクテ
ナ装置の出力フィルタの構成を示す図である。図11に
おいて、ダイオード1、基本周波数fの1/4波長の長
さの線路7、基本周波数の1/4波長の長さで終端が開
放されたオープンスタブ233、1/8波長の長さで終
端が開放されたオープンスタブ235、1/16波長の
長さで終端が開放されたオープンスタブ231が各々示
される。また、3種類のオープンスタブ231,23
3,235は、1/4波長線路7と並列接続されてい
る。図11において、直流電力を取り出すための負荷は
省略している。
【0049】以下、図11を用いて本実施例の動作原理
を詳細に説明する。今、図11において、1/4波長線
路とオープンスタブが接続されている点から、オープン
スタブ側を見たインピーダンスを検討する。まず、周波
数fの1/4波長の長さを有する第1のオープンスタブ
333は、f及びダイオード1から発生する奇数倍高調
波(3f,5f……)に対して、そのインピーダンスが
零となる。次に1/8波長の長さを有するオープンスタ
ブ235は、2×f×〔2n+1〕(nは0,1,2,
……)の偶数倍高調波に対して、そのインピーダンスか
零となる。
【0050】さらに、1/16波長の長さを有するオー
プンスタブ231は、4×f×〔n+1〕(nは0,
1,2,……)の高調波に対して、同様にそのインピー
ダンスが零となる。即ち、基本周波数及びダイオード1
から発生するすべての高調波に対して、必ず3種のオー
プンスタブ231,233,235のうち一つが、零入
力インピーダンスとなっている。その結果、これらを並
列接続した1/4波長線路の線路端でも、零入力インピ
ーダンスとなる。
【0051】さらに、これらオープンスタブは、直流で
無限大のインピーダンスを有している。即ち、本発明の
構成が、直流に対しては、開放状態、一方基本周波数及
びダイオード1から発生する高調波に対しては、短絡状
態となり、コンデンサと同様の働きをする。
【0052】また、本発明の3種類のオープンスタブ3
31,333,335を基本周波数fの1/4波長の線
路に接続することにより、従来例で述べた出力フィルタ
として要求される高調波に対するインピーダンス条件を
実現することができる。
【0053】さらに、上記線路及びオープンスタブを誘
電体基板上に形成したマイクロストリップ線路、または
コープラーナ線路で実現すれば、エッチング技術を用い
ることができ、従来例に比して良好の製造精度を達成で
きる。また、大量生産が容易となり低価格化を図ること
ができる。ここで、本発明の出力フィルタをマイクロス
トリップ線路、またはコープラーナ線路で構成する場合
には、線路及び各スタブの物理長を、線路の波長短縮率
及び開放端でのフリンジング効果を考慮し、電気長が上
述した所定の値になるように設定する必要がある。
【0054】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はない。例えば、直流電力を具体的に取り出す方法とし
ては、図12に示すように1/4波長線路7と3種のオ
ープンスタブ331,333,335の接続点に、特性
インピーダンスの高い1/4波長線路337の一端を接
続し、この線路337の他端には特性インピーダンスの
低い1/4波長オープンスタブ339を接続し、この接
続点から直流電圧を取れば良い。この様な方式は、FE
T等の直流バイアス回路で良く使われているもので、D
Cのみを通し、RF信号を遮断する特性を有している。
【0055】また、他の変形例としては、図11の実施
例では、ダイオード1を1個として記載したが、逆耐圧
の向上と大電力動作を可能にするために、複数個のダイ
オードを直列・並列接続して構成しても良い。
【0056】なお本発明は、上記実施例に限定されるも
のではない。例えば入力フィルタに関しては、バターワ
ース・フィルタを用いたが、チェビチェフ・フィルタな
どのその他のフィルタを用いても、本発明の効果は何等
損なわれない。また、一つの高調波を遮断するのに一段
もしくは二段のフィルタを用いたが、高調波を遮断する
遮断量に応じてn段のフィルタにしても、本発明の効果
は何等損なわれない。また、5次高調波までを遮断する
場合のレクテナ装置について説明したが、基本的には何
次まで遮断しても本特許の効果は何等損なわれない。こ
の様に、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変
形して用いることができる。
【0057】
【発明の効果】本発明のレクテナ装置によれば、交流電
力から直流電力への変換効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の等価回路図である。
【図2】レクテナの解析に用いた回路を示す回路図であ
る。
【図3】図2に示すレクテナの入力フィルタの通過特性
を示す特性図である。
【図4】図2に示すレクテナのRF/DC変換特性を示
す特性図である。
【図5】本発明に係る他の実施例の入力フィルタの通過
特性を示す特性図である。
【図6】本発明に係る他の実施例のRF/DC変換特性
を示す特性図である。
【図7】本発明に係る具体的な構成を示す構成図であ
る。
【図8】本発明に係る具体的な構成を示す構成図であ
る。
【図9】本発明に係る具体的な構成を示す構成図であ
る。
【図10】本発明に係る他の実施例の回路図である。
【図11】本発明に係る他の実施例の等価回路を示す回
路図である。
【図12】本発明に係る他の実施例の等価回路を示す回
路図である。
【図13】レクテナの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 ダイオード 3 コンデンサ 5 負荷抵抗 7 長さが基本波で約λ g/4の線路 9 線路 11 2次高調波用オープンスタブ 93 線路 95 線路 97 線路 113 3次高調波用オープンスタブ 115 4次高調波用オープンスタブ 117 4次高調波用オープンスタブ 131 基本波用オープンスタブ 133 2次高調波用オープンスタブ 135 4次高調波用オープンスタブ 151 線路 153 線路 231 1/16波長オープンスタブ 233 1/4波長オープンスタブ 235 1/8波長オープンスタブ 331 1/16波長オープンスタブ 333 1/4波長オープンスタブ 335 1/8波長オープンスタブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 7/06 E 9180−5H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波を受信する受信手段と、この受信手
    段で受信した前記電波を整流する整流手段と、この整流
    手段で発生する高調波を遮断する高調波遮断手段と、前
    記整流手段で整流された電波を直流に変換する出力手段
    とを備えたレクテナ素子を1、〜、n個配列したレクテ
    ナ装置において、 前記整流手段から前記高調波遮断手段までの距離を当該
    遮断する周波数における約1/4波長の奇数倍としたこ
    とを特徴とするレクテナ装置。
  2. 【請求項2】 電波を受信する受信手段と、この受信手
    段で受信した前記電波を整流する整流手段と、この整流
    手段で発生する高調波を遮断する高調波遮断手段と、前
    記整流手段で整流された電波を直流に変換する出力手段
    とを備えたレクテナ素子を1、〜、n個配列したレクテ
    ナ装置において、 前記高調波遮断手段は、複数の異なる周波数の高調波を
    遮断するための高調波遮断部を複数個設け、かつ前記整
    流手段から各高調波遮断部までの距離をそれぞれの高調
    波遮断部で遮断する周波数における約1/4波長の奇数
    倍にしたことを特徴とするレクテナ装置。
  3. 【請求項3】 周波数fのマイクロ波を受信するアンテ
    ナ素子と、このアンテナ素子で受信した前記マイクロ波
    信号を整流するためのダイオードと、このダイオードで
    整流された信号を直流に変換する出力フィルタとを備え
    たレクテナ装置であって、前記出力フィルタは前記ダイ
    オードの入力端及び出力端に夫々一端が接続された前記
    周波数fの1/4波長の線路と、この線路の夫々の他端
    に並列接続された前記周波数fの1/4波長、1/8波
    長及び1/16波長のオープンスタブとから成ることを
    特徴とするレクテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記路線及びオープンスタブは、マイク
    ロストリップ線路又はコープラーナ線路で誘電体基板上
    に形成されたものであることを特徴とする請求項3記載
    のレクテナ装置。
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