JPH0533483U - ピンプラグ - Google Patents
ピンプラグInfo
- Publication number
- JPH0533483U JPH0533483U JP8897891U JP8897891U JPH0533483U JP H0533483 U JPH0533483 U JP H0533483U JP 8897891 U JP8897891 U JP 8897891U JP 8897891 U JP8897891 U JP 8897891U JP H0533483 U JPH0533483 U JP H0533483U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core wire
- cord
- pin plug
- pin
- insulator
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
[目的] ピンプラグとコードとの間に力が加わって
も、シールド線より先に芯線が断線しないようにしたピ
ンプラグを提供することを目的とする。 [構成] ピンプラグのセンタピン11と環状コンタク
ト12とを互いに絶縁する絶縁体18のフランジ21に
幅が広い切込み33とともに、この切込み33に連続し
てその奥に幅が狭い切込み34を設けるようにし、コー
ドに力が加わった場合には幅が狭い切込み34内に芯線
14が侵入するようにしたものである。
も、シールド線より先に芯線が断線しないようにしたピ
ンプラグを提供することを目的とする。 [構成] ピンプラグのセンタピン11と環状コンタク
ト12とを互いに絶縁する絶縁体18のフランジ21に
幅が広い切込み33とともに、この切込み33に連続し
てその奥に幅が狭い切込み34を設けるようにし、コー
ドに力が加わった場合には幅が狭い切込み34内に芯線
14が侵入するようにしたものである。
Description
【0001】
本考案はピンプラグに係り、とくにコードの芯線と接続されるセンタピンと、 コードのシールド線と接続される環状コンタクトとを具備し、センタピンと環状 コンタクトとを合成樹脂製の絶縁体によって絶縁し、外側にカバーを装着して成 るピンプラグに関する。
【0002】
各種のオーディオ機器等の電子機器を互いに接続するために、例えば実公昭5 9−28626号公報に開示されているように、コードの先端部にピンプラグを 接続するようにし、このピンプラグを電子機器のジャックに挿入して接続を行な うようにしている。
【0003】 このようなピンプラグは、コードの芯線をセンタピンに接続するとともに、コ ードのシールド線を環状コンタクトに接続するようにしている。そしてセンタピ ンと環状コンタクトとが互いに絶縁されるように、両者の間に合成樹脂成形体か ら成る絶縁体を配するようにし、しかもその全体を外側からカバーによって覆う ようにしている。
【0004】
オーディオ機器やビデオ機器に用いられる同軸タイプのピンプラグにおいては 、コードの芯線はその導体の量が少なく、これに対してシールド側の導体はその 量が多い。従って外力が加わってピンプラグとコードとの間に引張り力が作用し た場合には、芯線が必ず先に切断し、電気的な断線状態を招来する。しかもこの ときに、シールド線の導体が丈夫なために機械的な切断は起らない。
【0005】 このような断線事故を防止するために、芯線にたるみを持たせ、シールド線が 切れてから芯線に力が加わって切れるように加工の際に色々な対策を施している 。しかし安定的に加工することができないために、引張り強度が3〜10kgf にばらつき、弱い場合には3kgfの力で断線し、強いコードにおいては10k gfまで断線しなくなる。すなわち従来の芯線にたるみを持たせる構造によると 、引張り強度にばらつきを生じ、必ずしも品質的に安定していなかった。
【0006】 本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、芯線に必ずたるみ を作ることができ、引張り強度が高強度で一定になり、品質的にも安定した接続 が行なわれるようにしたピンプラグを提供することを目的とするものである。
【0007】
本考案は、コードの芯線と接続されるセンタピンと、コードのシールド線と接 続される環状コンタクトとを具備し、前記センタピンと前記環状コンタクトとを 合成樹脂製の絶縁体によって絶縁し、外側にカバーを装着して成るピンプラグに おいて、前記絶縁体にフランジを設け、しかも前記フランジには前記芯線をセン タピンに接続するときに位置決めを行なう幅が広い切込みと、前記芯線が引張ら れたときに芯線にたるみを与える幅が狭い切込みとを2段階に設けるようにした ものである。
【0008】
従って本考案によれば、芯線をセンタピンに接続する際にフランジの幅の広い 切込みによって芯線が位置機めされる。このピンプラグとコードとの間に引張り 力が加わると、芯線は幅の狭い切込みに侵入し、これによって芯線にたるみが与 えられてその断線が阻止される。
【0009】
図3および図5は本考案の一実施例に係るピンプラグを示している。このピン プラグは中空であって導電性の金属から成るセンタピン11と、同じく導電性の 金属から成る環状コンタクト12とを備えている。これらのセンタピン11およ び環状コンタクト12はそれぞれコード13の芯線14およびシールド線15と 接続されるようになっている。
【0010】 センタピン11と環状コンタクト12とを互いに絶縁するために、両者の間に は合成樹脂成形体から成る絶縁体18が介装されるようになっている。そしてこ の合成樹脂成形体18の先端部には円形孔19が穿設され、この円形孔19にセ ンタピン11が挿入されるようになっている。またこの絶縁体18にはその上部 に開口するように凹部20が形成されている。さらに絶縁体18にはその後端側 にフランジ21が形成されている。そしてフランジ21の前端面には前方に突出 するように柱状突起22が突設されており、凹部20内に臨んでいる。またフラ ンジ21の後側には一対の挟着片23が後方に延びるように連設されている。
【0011】 これに対して環状コンタクト12は導電性の金属板を下方から上方へ巻込むよ うになされており、上端側にはスリット26が形成されている。またこの環状コ ンタクト12にはその下端側の後部から後方へ延出された延出部27が設けられ ている。延出部27の先端部の近傍には挿通孔28が設けられるとともに、さら に先端側の両側には押圧片29が設けられている。そしてこのような環状コンタ クト12を外側から覆うように合成樹脂またはゴム製のカバー30が装着される ようになっている。
【0012】 つぎにこのようなピンプラグの組立てについて説明する。センタピン11と環 状コンタクト12とを互いに絶縁するように、絶縁体18を環状コンタクト12 の内部へ前方から挿入する。すると絶縁体18に設けられている挟着片23は延 出部27の上方に位置するとともに、押圧片29間に配されるようになる。そし てこのような絶縁体18に前方の円形孔19からセンタピン11を挿入する。そ してこのセンタピン11を絶縁体18の柱状突起22に圧入して固定する。
【0013】 この後にコード13の芯線14を絶縁体18のフランジ21の幅が広い切込み 33を通してフランジ21の前方に導き、センタピン11の外周面にスポット溶 接して接続する。またコード13のシールド線15を延出部27の挿通孔28を 挿通させ、延出部27の下面にスポット溶接して固着する。この後に押圧片29 を塑性変形させ、挟着片23がコード13の先端部を絶縁被覆の外側から挟着す るように押える。そしてこの後にカバー30を前方へ移動させ、環状コンタクト 12の外周面のほぼ全体を覆うようにする。
【0014】 このようにして組立てられるピンプラグの絶縁体18のフランジ21に形成さ れている切込み33の幅方向の寸法は、図1に示すように、芯線14の発泡ポリ エチレンから成る絶縁被覆の外径よりも幾分小さくなっており、手で容易に芯線 14をこの切込み33に押込むことができるような値になっている。従って芯線 14をセンタピン11に溶接する際には、図2に示すように幅が広い切込み33 によって芯線14を位置決めした状態で溶接作業を行なう。
【0015】 この切込み33の奥の部分に形成されている幅が狭い切込み34は、芯線14 の導体の外径よりも大きな寸法になっており、この芯線14に力が加わると、図 1に示す状態から図2および図4に示す状態に変化するようになっている。すな わち幅が狭い切込み34によって芯線14の絶縁被覆が変形し、これによって幅 が狭い切込み34の位置まで芯線14が入込むことになる。このようにして芯線 14に力が加わった場合には、たるみが生ずることになり、外力による芯線14 の断線を防止できるようになる。
【0016】 このように本実施例に係るピンプラグによれば、絶縁体18のフランジ21に 幅が広い切込み33と幅が狭い切込み34とを2段階に設けるようにし、ピンプ ラグとコード13との間に引張り力が加わった場合には、芯線14が幅の狭い切 込み34内に落込むことによって引張り力を緩和するようにしたものである。従 って芯線14に対して実質的にたるみを与えることが可能になり、シールド線1 5よりも前に芯線14が断線することが防止される。従って引張り強度が高強度 で一定になり、品質が安定したコードを提供できるようになる。
【0017】
【考案の効果】 以上のように本考案は、絶縁体にフランジを設け、しかもこのフランジには芯 線をセンタピンに接続するときに位置決めを行なう幅が広い切込みと、芯線が引 張られたときに芯線にたるみを与える幅が狭い切込みとを2段階に設けるように したものである。従ってコードとピンプラグとの間に力が加わった場合には、芯 線が幅の狭い切込みに入込み、これによって芯線の断線を防止できるようになり 、シールド線よりも先に芯線が切断することが防止されるようになる。これによ って引張り強度が高くしかも一定の高品質の接続を行ない得るピンプラグが提供 されるようになる。
【図1】ピンプラグの絶縁体のフランジの正面図であ
る。
る。
【図2】芯線が引張られたときのフランジの正面図であ
る。
る。
【図3】ピンプラグの組立て構造を示す縦断面図であ
る。
る。
【図4】芯線が引張られたときの状態を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図5】ピンプラグの分解斜視図である。
11 センタピン 12 環状コンタクト 13 コート 14 芯線 15 シールド線 18 絶縁体(合成樹脂成形体) 19 円形孔 20 凹部 21 フランジ 22 柱状突起 23 挟着片 26 スリット 27 延出部 28 挿通孔 29 押圧片 30 カバー 33 幅が広い切込み 34 幅が狭い切込み
Claims (1)
- 【請求項1】コードの芯線と接続されるセンタピンと、
コードのシールド線と接続される環状コンタクトとを具
備し、前記センタピンと前記環状コンタクトとを合成樹
脂製の絶縁体によって絶縁し、外側にカバーを装着して
成るピンプラグにおいて、 前記絶縁体にフランジを設け、しかも前記フランジには
前記芯線をセンタピンに接続するときに位置決めを行な
う幅が広い切込みと、前記芯線が引張られたときに芯線
にたるみを与える幅が狭い切込みとを2段階に設けるよ
うにしたことを特徴とするピンプラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8897891U JPH0533483U (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | ピンプラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8897891U JPH0533483U (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | ピンプラグ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0533483U true JPH0533483U (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=13957893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8897891U Pending JPH0533483U (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | ピンプラグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0533483U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0867039A (ja) * | 1994-08-30 | 1996-03-12 | Nec Data Terminal Ltd | 印字装置のトラクタ機構 |
JP2011249061A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | コネクタ |
-
1991
- 1991-10-04 JP JP8897891U patent/JPH0533483U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0867039A (ja) * | 1994-08-30 | 1996-03-12 | Nec Data Terminal Ltd | 印字装置のトラクタ機構 |
JP2011249061A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | コネクタ |
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