JPH05333947A - 温度制御方法 - Google Patents

温度制御方法

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JPH05333947A
JPH05333947A JP14137592A JP14137592A JPH05333947A JP H05333947 A JPH05333947 A JP H05333947A JP 14137592 A JP14137592 A JP 14137592A JP 14137592 A JP14137592 A JP 14137592A JP H05333947 A JPH05333947 A JP H05333947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
switch
time
high resolution
heater
Prior art date
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Pending
Application number
JP14137592A
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English (en)
Inventor
Kentaro Hazama
健太郎 間
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高分解能の精度は維持しながら比例時間の短
縮(応答性の改善)をはかった温度制御方法を提供す
る。 【構成】 恒温槽中に配置されたヒータおよび温度セン
サを含む測定センサと,前記ヒータにスイッチを介して
接続された商用電源と,前記温度センサからの出力信号
をA/D変換するA/D変換器と,該A/D変換器の出
力に基づいて前記商用電源のゼロクロス期間中に前記ス
イッチをオンオフし前記恒温槽の温度を制御する演算制
御手段を有する温度制御装置において,前記演算制御手
段は制御すべき所定の温度に対してその温度の上下の所
定の範囲を高分解能のデューティ比でオンオフする様に
前記スイッチに信号を送出するとともに,その精度を近
似的に保ちながら制御すべき温度との差異信号補正のた
めの前記スイッチのオンオフ時間を前記高分解能を維持
する時間よりも短縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,恒温槽中に温度センサ
を含む測定センサと電源として商用電源を用いたヒータ
が配置された恒温槽の温度制御方法に関し,高分解能の
オンオフデューティを高分解能を維持しながら制御周期
を短縮した高精度温度制御方法に関すものである。
【0002】
【従来の技術】例えば磁気式酸素計では恒温槽内の温度
を60℃±0.01程度の精度に維持する必要がある。
図4はこのような磁気式酸素計の一般的な構成説明図で
ある。図において1は磁気式酸素計2,温度センサ3,
ヒータ4等を収納する恒温槽であり,5は増幅器6,A
/D変換器7,マイクロプロセッサ(演算手段)8から
なる変換器,10は商用電源,12は切換えスイッチで
ある。
【0003】上記の構成において,温度センサにより検
出された電気信号は増幅器6で増幅されてA/D変換器
によりディジタル信号に変換され,マイクロプロセッサ
8に取り込まれる。マイクロプロセッサ8は取り込まれ
た信号に基づいてヒータのオンオフ比を演算してヒータ
の放熱を制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ヒータ電源に商用電源
を用いて精密な温度制御を行う場合,設定温度の上下限
の所定の範囲では時間比例制御のゼロクロス方式が用い
られるが,ヒータパワーの分解能を上げようとすると比
例時間が長くなるという問題がある。即ち,商用電源と
して50Hzを用いる場合1ビットの最小分解能は10
m秒である。そして,例えば12ビット(4096分
割)の分解能を実現しようとした場合,10m秒×40
96=40.96秒の比例時間(約41秒毎にオンオフ
のデューティを決める)を要し応答性が悪いという問題
がある。
【0005】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので,高分解能の精度は維持しながら比
例時間の短縮(応答性の改善)をはかった温度制御方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に
本発明は,恒温槽中に配置されたヒータおよび温度セン
サを含む測定センサと,前記ヒータにスイッチを介して
接続された商用電源と,前記温度センサからの出力信号
をA/D変換するA/D変換器と,該A/D変換器の出
力に基づいて前記商用電源のゼロクロス期間中に前記ス
イッチをオンオフし前記恒温槽の温度を制御する演算制
御手段を有する温度制御装置において,前記演算制御手
段は制御すべき所定の温度に対してその温度の上下の所
定の範囲を高分解能のデューティ比でオンオフする様に
前記スイッチに信号を送出するとともに,その精度を近
似的に保ちながら制御すべき温度との差異信号補正のた
めの前記スイッチのオンオフ時間を前記高分解能を維持
する時間よりも短縮したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】制御回路は恒温槽の温度が設定温度の下限に達
するまではスイッチに連続してオン信号を送出する。下
限から上限設定値までの間は高分解能で制御を行うが制
御周期は高分解能で制御する場合に比較して短くなる。
【0008】
【実施例】図1,図2は本発明による温度制御方法を説
明するための説明図である。図1は縦軸を比例帯,横軸
をデューティ比とし,設定温度を60℃として上下限の
温度が±5℃で比例制御しているものとする。ここで
は,一つの動作例として8ビットの分解能(1/25
6)の比例時間で12ビット相当の分解能に近似させる
例を説明する。
【0009】始めに図2において12ビットで制御した
場合を考える。その場合,検出温度が60℃で設定温度
に等しい場合はn0点は4096/2の2048であ
り,オンオフのデューティ比は等しく20.49秒であ
る。そして例えぱ温度が56.7℃の場合は(56.7
−50):(65−50)=n1:4096なので,n1
点は68.4となり,オンの時間は4027.6/40
96×40.96=40.28秒,オフの時間は68.
4/4096×40.96=0.68秒となる。同様に
2点の59℃の場合は2457/4096×40.9
6=24.57秒がオン,1638.4/4096×4
0.96=16.38秒がオフとなる。更にn4点の5
8.3℃の場合は696.3/4096×40.96=
6.96秒がオン,3399.7/4096×40.9
6=40秒がオフとなる。なお,k点は検出温度が上限
の65℃を検出した場合であり,ここではヒータのオン
オフのデューティはすべてオフとなる。
【0010】しかし,この場合先にも述べたように制御
時間の間隔が40.9秒を要することになり応答性が悪
い。従って例えば応答時間を2.56秒(256×10
m秒)とするために8ビットの分解能(1/256)と
した場合を考えると,nを16で除してその商をS,余
りをaとする。その結果,nは n=S(16−a)+(S+1)a …(1) で表わすことができる。
【0011】例えばnが2457の場合はこれを16で
徐すると,Sは153となり余りaは9となるので, 2457=153(16−9)+(153+1)・9と
なる。また,温度t℃の時のヒータのデューティ比n/
4096は16に分割し, {(S/256)(16−a)}+{(S+1)/25
6}・a と置き換える。
【0012】つまり4096周期を16分割し,8ビッ
ト化したデューティを16回繰り返すことにより12ビ
ットの分解能を実現することができる。図1は本発明の
温度制御方法の一実施例を示すもので,16回の256
カウント周期のどこでデータ更新が発生しても極力12
ビットに近づけて誤差を少なくした分散の一例を示すも
のである。図において\をひいた部分は(S+1)/2
56になる周期を示している。
【0013】例えば余りが3の場合,第1周期と第5,
第9周期が(S+1)/256のデューティ比となり他
の周期はS/256となる。
【0014】次にデューティ比が変わった場合,例えば
t℃の時のデューティ比が2052/4096の時20
52を16で徐すると128余り4なので,第1周期と
第5,第9,第13周期が129/256となり,他の
周期は128/256となる。また,第2周期の途中で
温度が変化し,デューティ比が2053/4096に変
化した場合,第3周期のデューティ比は128/256
から129/256に更新され,全体で1/4096増
えることになる。
【0015】なお,余り値が発生する項は予め演算装置
に記憶させたアルゴリズムにより所定の周期に割りふる
ものとする。
【0016】図3は制御周期の途中で外乱(例えば電源
電圧上昇等)が生じた場合に単位時間当りの温度上昇を
監視してスイッチのオンオフを早めた例を示す説明図で
ある。まず,(a)図では正常に温度制御が行われてい
る状態であり,制御周期T1,T2,3…秒毎に50%の
デューティでヒータがオンオフを繰り返し,h(℃)の
範囲で温度制御が行われている。
【0017】(b)図は制御周期(T1)内のt1の時点
で電源電圧が上昇するという外乱が発生した時の温度変
動の状態を示すもので,始めに設定されたヒータオフの
時間までに温度は2h迄上昇する。そして次の制御周期
(T2)では恒温槽の温度は設定温度より高くなってい
るのでヒータのオン時間(t’)はオフ時間(t’’)
よりも短くなる。その場合温度は設定温度に達するが次
の制御周期(T3)でも電源電圧が下がっていなかった
場合は温度は2hを超えて更に上昇するという欠点があ
る。
【0018】次に(c)図では外乱に対して補正動作を
加えた例を説明する(なお,この図は図(a),(b)
に対して倍尺となっている)。この例では制御周期内の
一定時間(Δt1,Δt2,Δt3)毎に温度検出器の出
力を取り入れてその時の温度上昇率を演算制御手段で監
視しているものとする。図において,制御周期(T1
内のΔt1,Δt2では温度の上昇率はh1,h1で変わら
ない,そしてt1の時点で電源電圧が上昇してΔt3の時
間でh2の温度上昇があったとする。その結果,温度は
線m→nの様に本来オフとなる時間まで上昇し,点線O
の様に下降する(一点鎖線lは電源変動がない場合の上
昇特性を示している)。
【0019】しかし,ここではその上昇率を監視してい
てt2の時点で電源をオフとする。その結果,温度は実
線Pの様に下降する。そして次の制御周期(T2)では
Δt3でh2の温度上昇を検出してt5の時間オンとなり
次の時間ではオフとなる。上記の制御方法ではより精密
な温度制御が可能である。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明では,
制御すべき所定の温度に対してその温度の上下の所定の
範囲を高分解能のデューティ比でオンオフする様に前記
スイッチに信号を送出するとともに,その精度を近似的
に保ちながら制御すべき温度との差異信号補正のための
前記スイッチのオンオフ時間を前記高分解能を維持する
時間よりも短縮することができ,応答速度の速い温度制
御方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温度制御方法の一実施例を示す説明図
である。
【図2】比例帯におけるデューテイ比のを説明するため
の説明図である。
【図3】(a)〜(c)は温度上昇率を監視して温度制
御を行う場合の説明図である。
【図4】本発明が適用される一例の磁気式酸素計の一般
的な構成説明図である。
【符号の説明】
1 恒温槽 2 磁気式酸素計 3 温度センサ 4 ヒータ 5 変換器 6 増幅器 7 A/D変換器 8 マイクロプロセッサ 10 交流電源 12 切換えスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】恒温槽中に配置されたヒータおよび温度セ
    ンサを含む測定センサと,前記ヒータにスイッチを介し
    て接続された商用電源と,前記温度センサからの出力信
    号をA/D変換するA/D変換器と,該A/D変換器の
    出力に基づいて前記商用電源のゼロクロス期間中に前記
    スイッチをオンオフし前記恒温槽の温度を制御する演算
    制御手段を有する温度制御装置において,前記演算制御
    手段は制御すべき所定の温度に対してその温度の上下の
    所定の範囲を高分解能のデューティ比でオンオフする様
    に前記スイッチに信号を送出するとともに,その精度を
    近似的に保ちながら制御すべき温度との差異信号補正の
    ための前記スイッチのオンオフ時間を前記高分解能を維
    持する時間よりも短縮したことを特徴とする温度制御方
    法。
JP14137592A 1992-06-02 1992-06-02 温度制御方法 Pending JPH05333947A (ja)

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JP14137592A JPH05333947A (ja) 1992-06-02 1992-06-02 温度制御方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010510629A (ja) * 2006-11-17 2010-04-02 ラム リサーチ コーポレーション 電気ヒータを制御するための方法及びシステム
JP2010117154A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Yamatake Corp 圧力センサ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010510629A (ja) * 2006-11-17 2010-04-02 ラム リサーチ コーポレーション 電気ヒータを制御するための方法及びシステム
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