JPH05332946A - 表面検査装置 - Google Patents

表面検査装置

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JPH05332946A
JPH05332946A JP4139004A JP13900492A JPH05332946A JP H05332946 A JPH05332946 A JP H05332946A JP 4139004 A JP4139004 A JP 4139004A JP 13900492 A JP13900492 A JP 13900492A JP H05332946 A JPH05332946 A JP H05332946A
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JP
Japan
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scattered light
electric signal
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conversion means
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JP4139004A
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English (en)
Inventor
Masakazu Hayashi
正和 林
Junzo Uchida
順三 内田
Akira Tsumura
明 津村
Arinari Tei
有成 鄭
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、被検査体に付着した微粒子の判別を
行うとともに被検査体表面の状態も判別する。 【構成】被検査体(1) に対し照射光学系から所定方向に
レーザ光を照射すると、被検査体(1) に付着した微粒子
(2,3) により散乱光が生じ、その光強度の高い方向に配
置された第1光電変換手段(12,13) により散乱光が集光
されてその強度に応じた第1電気信号が変換出力され
る。又、この集光された散乱光以外の散乱光、つまり被
検査体(1) 又は微粒子(2,3) のいずれか一方又は両方に
より生じる散乱光が被検査体(1) の上方に配置された第
2光電変換手段(18)により集光されてその強度に応じた
第2電気信号に変換される。そして、これら第1及び第
2電気信号に基づいて表面判別手段(25)により被検査体
の表面状態が判別される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウエハ等の被検
査体にレーザ光を照射したときに生じる散乱光を利用し
てサブμm以下の微小な塵埃等の微粒子や表面状態を判
別する表面検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる表面付着粒子の光学的計測では、
0.1μm以下の微粒子に対する検出が要求されてい
る。ところが、微粒子の粒径が小さくなると、微粒子に
より生じる散乱光に対する背景光、いわゆる雑音の影響
が問題となる。この雑音の要因としては、(1) 被検査体
の表面粗さ、(2) 洗浄残渣付着粒子(汚染)、(3) 空気
分子によるレーリー散乱、(4) ビーム走査雑音等が挙げ
られる。
【0003】これら雑音の要因を解決する技術例として
は、特開昭63−296348号公報、特開昭63−3
09841号公報及び特開平1−263539号公報等
がある。これら技術は、被検査体に対して複数方向から
レーザ光を照射する、又は被検査体に照射するレーザ光
の偏光を変えて、そのときの被検査体の表面状態に応じ
た散乱光分布の差を利用して被検査体の表面に付着した
微粒子のみを検出するものとなっている。
【0004】ところで、被検査体の表面状態には例えば
図8(a) 〜(d) に示す4状態がある。すなわち、同図
(a) は正常な表面を有する被検査体1上に0.1μm以
下の微粒子2が1つ付着している場合、同図(b) は正常
な表面を有する被検査体1上に0.01μm程度の微粒
子(汚染)3が何等かの原因により落下したり、又は大
気中の汚染物質が化学吸着したり、洗浄等の処理により
逆に化学物質が化学物理的に吸着反応する場合である。
又、同図(c) は被検査体1に傷等の欠陥4がある場合、
同図(d) は被検査体1が欠陥ではないが、その表面が通
常の場合よりも粗れている場合である。
【0005】これら状態にレーザ光5を斜め方向から照
射すると、その反射レーザ光6が生じると共に散乱光が
生じる。このうち散乱光分布7〜10は図9(a) 〜(d)
に示す通りであって、上記被検査体表面の4状態に対応
してそれぞれ異なっている。
【0006】ところが、これら散乱光分布7〜10は、
レーザ光5の入射角度や方向、又は偏向の変化によって
僅かな変化しか発生しない。このように僅かにしか変化
しなければ、上記各技術では被検査体表面の4状態を判
別することは困難である。
【0007】又、複数のレーザ光をスポット状に形成
し、しかも同一箇所に照射することは、装置の構成上極
めて難しいことである。又、偏光を行う場合、一般には
波長制御を受ける、すなわち使用する波長で常に直線偏
光レーザが入手できるとは限らず、そのうえ偏光子等を
用いて偏光レーザを発生させた場合には入射パワーは2
分の1程度に低下してしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように被検査体
表面の4状態を判別することは困難であり、そのうえ装
置の構成が極めて難しい。そこで本発明は、被検査体に
付着した微粒子の判別ができるとともに被検査体表面の
状態も判別できる表面検査装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、被検査体に対
し所定方向からレーザ光を照射する照射光学系と、被検
査体に対して所定角度方向に配置され被検査体に付着し
た微粒子により生じる散乱光を集光し、かつこの散乱光
強度に応じた第1電気信号に変換する第1光電変換手段
と、被検査体の上方に配置され被検査体又は微粒子のい
ずれか一方又は両方により生じる散乱光を集光し、かつ
この散乱光強度に応じた第2電気信号に変換する第2光
電変換手段と、これら第1及び第2光電変換手段からの
第1及び第2電気信号に基づいて被検査体の表面状態を
判別する表面判別手段とを備えて上記目的を達成しよう
とする表面検査装置である。
【0010】この場合、第1光電変換手段は光ファイバ
ー束を被検査体に付着した微粒子により生じる散乱光分
布における光強度の高い方向(αの角度をほぼ25°、
ファイバーの集光角を±9°)に配置し、これら光ファ
イバー束に光電変換器を接続したものであり、第2光電
変換手段は複数の光ファイバーを束ねてその光入射端面
を少なくとも4分の1半球状に形成(通常は第1の光フ
ァイバー束を除いた全球面)し、これら光ファイバーに
光電変換器を接続したものである。
【0011】又、表面判別手段は、第2電気信号レベル
とスレシホールドレベルとを比較し、第2電気信号レベ
ルが高ければ第1電気信号に基づいて微粒子の大きさ等
のデータを収集するものである。
【0012】
【作用】このような手段を備えたことにより、被検査体
に対し照射光学系から所定方向にレーザ光が照射される
と、被検査体の付着微粒子により生じる散乱光強度の高
い方向に配置された第1光電変換手段により、その散乱
光が集光されてその強度に応じた第1電気信号に変換さ
れる。又、この集光された散乱光以外の散乱光、つまり
被検査体又は微粒子のいずれか一方又は両方により生じ
る散乱光が被検査体の上方に配置された第2光電変換手
段により集光されてその強度に応じた第2電気信号に変
換される。そして、これら第1及び第2電気信号に基づ
いて表面判別手段により被検査体の表面状態が判別され
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について図面を参
照して説明する。
【0014】図1は表面検査装置の構成図である。半導
体ウエハ等の被検査体1は、図示しないテーブルに載置
されており、このテーブルはDC方式、AC方式、又は
ステップ方式等のモータの駆動によりθ方向に回転し、
かつメカニカルガイド及びねじ方式によりx又はy方向
に直線移動するものとなっている。
【0015】又、図示しない照射光学系が設けられ、こ
の照射光学系からレーザ光の入射光束10が点Sに照射
され、被検査体1の表面で正反射している。この照射光
学系は、レンズ、プリズム、ポリゴンミラー等により構
成され、波長λが488nmのレーザを点Sに約30μ
mのスポット径の入射光束10に集光して照射してい
る。なお、11は正反射した反射光束である。
【0016】各第1光電変換手段12、13は、被検査
体1に対して所定角度、ここでは被検査体1に付着した
径0.1μmよりも小さい微粒子により生じる散乱光分
布のうち光強度の高い方向、つまり図9(a) に示す被検
査体1に対してかたより角αの方向(A)に配置され、
この方向(A)の散乱光を集光し、かつこの散乱光強度
に応じた各第1電気信号p1 、p2 を変換出力する機能
を有している。
【0017】具体的に第1光電変換手段12は光ファイ
バー束14に光電変換器16を接続して構成し、又第1
副の光電変換手段13は光ファイバー束15に光電変換
器17を接続した構成となっている。各光ファイバー束
14、15はガラスやプラスチックファイバーを束ねた
もので、ファイバーに光が入射しないための生じる損失
が極めて少なく、かつNAが大きいものである。又、各
光電変換器16、17はフォトマルチプライヤ等により
構成され、高感度の光電変換が2MHz以上の高速で行
えるものもである。
【0018】一方、第2光電変換手段18は、被検査体
1の上方に配置され被検査体1又は微粒子のいずれか一
方又は両方により生じる散乱光を集光し、かつこの散乱
光強度に応じた各第2電気信号v1 〜vn を変換出力す
る機能を有している。
【0019】具体的には集光器19が被検査体1の上方
に配置されている。この集光器19は、入射光束10が
照射される点Sを中心とする半球状に形成されており、
その肉厚は1〜20mmに形成されている。この集光器
19は、各ライトガイド20をx軸回りにN本(例えば
10本)、y軸回りにM本(例えば10本)で総数N・
M本(およそ100本)だけ組み合わせたものであり、
これらライトガイド20の各端面は点Sの方向に向いて
配列されている。なお、同図では図示の関係上からその
4分の1半球のみ示してある。又、入射光束10及び反
射光束11の通過する部分はファイバーを除いて中空に
形成されている。
【0020】又、各ライトガイド20は、プラスチック
又はガラス製のファイバーを束ねたもので、その他端面
には各カプラ21−1〜21−nが接続されている。
又、これらライトガイド20の両端面は多層膜により形
成された波長λに対する無反射コーティングが施されて
いる。
【0021】各カプラ21−1〜21−nは、それぞれ
任意の本数L、例えば10本の各ライトガイド20を固
定するとともに、これらライトガイド20の端面から出
射した光を検出器の方向に出射するようにしたものであ
る。
【0022】これらカプラ21−1〜21−nには各光
電変換器22−1〜22−nが接続されており、これら
光電変換器22−1〜22−nは各カプラ21−1〜2
1−nからの光を高速に光電変換して上記各第2電気信
号v1 〜vn を出力するもので、フォトマルチプライヤ
ーにより構成されている。
【0023】ところで、この実施例においてカプラ21
−1及び光電変換器22−1に光学的に接続される各ラ
イトガイド20は、図9(a) に示すC方向に配置されて
いる。又、カプラ21−2及び光電変換器22−2に光
学的に接続される各ライトガイド20は同図(b) に示す
B方向に配置されている。
【0024】従って、光電変換器22−1から出力され
る第2電気信号v1 はC方向の散乱光強度に応じたレベ
ルとなり、光電変換器22−2から出力される第2電気
信号v2 はB方向の散乱光強度に応じたレベルとなる。
図2は電気制御系の構成図である。
【0025】各光電変換器16、17の出力端子は各A
/D変換器23、24を介して表面判別処理装置25に
接続され、かつ各光電変換器22−1〜22−nの各出
力端子は各A/D変換器26−1〜26−nを介して表
面判別処理装置25に接続されている。なお、各A/D
変換器23、24、26−1〜26−nは、例えば12
ビットのディジタル信号に変換するものとなっている。
【0026】表面判別処理装置25は、DSP(Digit
al Signal Processor)又はハードロジックで構成さ
れた処理回路で構成されるもので次の各機能を有してい
る。第1に、ディジタル第1電気信号P1 、P2 を取り
込み、予め設定されたアルゴリズムによりディジタル第
1電気信号P1 又はP2 の最大値、例えばMP1 を検出
するとともにその発生時刻Tを求める機能、
【0027】第2に、最大値MP1 を検出したときに、
各ディジタル第2電気信号v1 、v2 のレベルと予め設
定された各スレシホールドレベルTh1 、Th2 とを比
較し、この比較の結果、次の条件 v1 <Th1 、かつv2 <Th2
【0028】を満たせば図9(a) に示す状態、つまり正
常な表面を有する被検査体1上に0.1μm以下の微粒
子2が1つ付着している状態と判別し、ディジタル第1
電気信号P1 の最大値信号MP1 を外部機器27に対し
て送出する機能、第3に、上記条件を満たさなければ、
外部機器27に対する最大値信号MP1の送出を禁止す
る機能を有している。
【0029】外部機器27は、最大値信号MP1 を受け
て微粒子の大きさ及びその位置のデータを管理し、これ
らデータに基づいて微粒子のマップや個数をカウントし
てCRTディスプレイに表示したりプリントアウトする
機能を有している。次に上記の如く構成された装置の作
用について説明する。
【0030】照射光学系から入射光束10が被検査体1
に照射されると、被検査体1では正反射光束11が生じ
るとともに散乱光が生じる。この散乱光は例えば上記図
9(a) 〜(d) に示す各状態のように生じる。
【0031】各光ファイバー束14、15は図9(a) に
示すA方向の散乱光を集光して光電変換器16、17に
伝達し、これら光電変換器16、17は受光した散乱光
の強度に応じた各第1電気信号p1 、p2 を出力する。
【0032】又、集光器19は、A方向以外の方向の散
乱光を集光して各カプラ21−1〜21−nに伝達し、
これらカプラ21−1〜21−nを通して各光電変換器
22−1〜22−nに送る。これら光電変換器22−1
〜22−nは受光した散乱光の強度に応じた各第2電気
信号v1 〜vn を出力する。
【0033】この場合、各光電変換器22−1、22−
2に接続される各ライトガイド20は、図9(a) に示す
B、C方向にセットされているので、例えば光電変換器
22−1はC方向の散乱光の強度に応じた第2電気信号
v1 を出力し、光電変換器22−2はB方向の散乱光の
強度に応じた第2電気信号v2 を出力する。
【0034】さらに、被検査体1はテーブルにより走査
され、入射光束10は被検査体1上を渦巻き状に走査さ
れる。この走査時に、入射光束10のビームスポット中
に図8(a) 〜(d) に示す微粒子2、3や欠陥4が存在す
ると、各第1電気信号p1 、p2 及び各第2電気信号v
1 〜vn は図3に示すような電気パルス[a][b]
[c][d]となる。
【0035】これら電気パルス[a][b][c]
[d]は、図9(a) 〜(d) に示す各状態に対応し、散乱
光の強度の高い方向にはレベルの高い電気パルスが発生
する。すなわち、電気パルス[a]は同図(a) の状態で
あって、第1電気信号p1 、p2にパルスが発生し、電
気パルス[b]は同図(b) の状態であって、第1電気信
号p1 、p2 及び第2電気信号v1 のみにパルスが発生
する。又、電気パルス[c]は同図(c) の状態であっ
て、第1電気信号p1 、p2 及び各第2電気信号v1〜
vn に各パルスが発生する。電気パルス[d]は同図
(d) の状態であって、第1電気信号p1 、p2 及び第2
電気信号vn のみにパルスが発生する。
【0036】又、例えば、同図(a)(b)を比較すると、同
図(a) ではA方向の散乱強度が高いので各第1電気信号
p1 、p2 に電気パルス[a]が生じ、同図(b) ではA
及びC方向の散乱強度が高いので第1及び第2電気信号
p1 、vn に電気パルスが生じる。
【0037】次に各第1電気信号p1 、p2 は各A/D
変換器23、24により12ビットのディジタル第1電
気信号P1 、P2 に変換されて表面判別処理装置25に
送られ、これとともに各第2電気信号v1 〜vn は各A
/D変換器26−1〜26−nにより12ビットのディ
ジタル第1電気信号V1 〜Vn に変換されて表面判別処
理装置25に送られる。この場合、図4に示す第1電気
信号p1 のパルス幅Δtは数msec 〜数 100nsec 程度
であり、各A/D変換器23、24、26−1〜26−
nの変換時間はパルス幅Δtよりも十分に小さいΔt/
5〜Δt/1000程度となっている。この表面判別処理装
置25は、ディジタル第1電気信号P1 、P2 を取り込
んで、例えば最大値MP1 を検出するとともにその発生
時刻Tを求める。
【0038】次に表面判別処理装置25は、最大値MP
1 を検出したときに、図4に示すように各第2電気信号
v1 、v2 のレベルと各スレシホールドレベルTh1 、
Th2 とを比較し、 v1 <Th1 、かつv2 <Th2 の条件を満たしていれば、図9(a) に示す状態と判別
し、第1電気信号P1 の最大値信号MP1 を外部機器2
7に対して送出する。
【0039】この外部機器27は、最大値信号MP1 を
受けて微粒子の大きさ及びその位置のデータを管理し、
これらデータに基づいて微粒子のマップや個数をカウン
トしてCRTディスプレイに表示したりプリントアウト
する。
【0040】又、表面判別処理装置25は、上記条件を
満たさないと判断すれば、外部機器27に対する最大値
信号MP1 又はMP2 の送出を禁止する。そして、この
表面判別処理装置25は図3に示す各電気パルスの発生
を判断して図8(b) 〜(d) に示す各被検査体1の表面状
態を判別する。
【0041】このように上記第1実施例によれば、A方
向の各光ファイバー束14、15による散乱光の集光に
より雑音の影響を受けずに図8(b) 〜(d) に示す各表面
状態、すなわち(a) 正常な表面を有する被検査体1上に
付着した0.1μm以下の微粒子2、(b) 正常な表面を
有する被検査体1上に付着した0.01μm程度の微粒
子、(c) 被検査体1の傷等の欠陥4、(d) 表面が粗れて
いる被検査体1を判別できる。又、集光器19は、その
中心を点Sに対して数mm〜数 100μmの精度でアライ
メントすればよく、装置の調整が容易でコスト低減が図
れる。さらに検出部サイズは数10mm〜300mm程
度に小型にでき、小型化が要求される例えばクリーンル
ームに適用できる。次にライトガイド20について説明
する。
【0042】上記実施例では図9(a) 〜(d) に示す各状
態について説明したが、実際の半導体ウエハ等ではこれ
ら状態ばかりとは言えない。又、半導体等の製造工程で
は、その工程特有の多発する現象、例えば半導体ウエハ
の搬送工程では図9(c) の状態が発生しやすく、半導体
ウエハの成膜工程では同図(b) の状態が発生しやすい。
【0043】従って、それぞれ発生しやすい非付着粒子
状態に対して最も検出しやすい位置のライトガイド20
をMN本の各ライトガイド20から選択し、これらライ
トガイド20を組合わせてn個のグループを作り、これ
らグループの各ライトガイドを各カプラに接続し、n個
の第2電気信号を出力するようにしてもよい。
【0044】このように構成することにより、MN本の
各ライトガイド20のうち使用されないライトガイドが
存在することになるが、かかる装置は上記各状態の検出
専用に作るものでなく、その取り付け方法の変更やソフ
トウエア上のパラメータの設定のみで製造工程特有に発
生する現象に対応して検査ができる。例えば、製造プロ
セスの評価場所が変化したり、製造プロセスが変更した
ために多発する状態が変化した場合に容易に対応でき
る。次に本発明の第2実施例について図5を参照して説
明する。なお、図1と同一部分には同一符号を付してそ
の詳しい説明は省略する。
【0045】光電変換器30にはマトリックス状にMN
個の光電変換素子、例えばフォトダイオードが配列され
ている。これら光電変換素子には各ライトガイド20が
それぞれ1本づつ対応して接続されている。これによ
り、光電変換器30はMN個の第2電気信号vijを同時
に出力するものとなる。
【0046】一方、電気制御系は図6に示すように光電
変換器30にはアナログマルチプレクサ31が接続され
ている。このアナログマルチプレクサ31には、各第2
電気信号vijを同時に選択するためのディジタル信号S
が表面判別処理装置25から入力されるよう構成されて
いる。このアナログマルチプレクサ31は、各第2電気
信号vijを選択してn個の信号として各A/D変換器2
6−1〜26−nに送るものとなっている。かかる構成
であっても上記第1実施例と同様の効果を奏することは
言うまでもない。なお、本発明は上記一実施例に限定さ
れるものでなくその要旨を変更しない範囲で変形しても
よい。例えば、 (1) 入射光束10のスポット径は数μm〜数 100μmの
円形又は楕円形、さらには他の形状でもよく、又波長λ
は紫外線から赤外線までどの様な波長でもよい。
【0047】(2) 集光器19は、ライトガイド20を挿
入するのでなく、ピンフォトダイオードなどの固体型光
電変換素子を直接球状内面に張り付けるように構成して
もよい。
【0048】又、散乱光が入射及び反射光束10、11
の光路を中心として対称であれば、この光路の一方の側
に2分の1半球の集光器19を配置し、かつ他方の側に
光ファイバー束14及び光電変換器17を配置し、集光
器19と光ファイバー束14が干渉しないよう構成して
もよい。さらに、入射及び反射光束10、11の後方散
乱が無視できる場合は、集光器19を四分の1半球に形
成してもよい。
【0049】(3) 各光電変換器16、17などはフォト
マルに限らず、フォトダイオードなどの固体素子でもよ
く、フォトマル又はフォトダイオードの選択は光電変換
に要求される光検出感度とその周波数帯域によって行
う。
【0050】(4) 入射光束10の走査はテーブルを移動
させるのでなく、入射光束10を被検査体1上に走査さ
せてもよい。例えば、入射光束10をガルバノミラーや
ポリゴンミラーにより長さΔLでx又はy方向に振動さ
せればよく、この場合、被検査体1の移動はθとx、x
とy方向の移動が可能である。
【0051】(5) 表面判別処理装置25はソフトウエア
処理に限らず図7に示すハードウエア構成としてもよ
い。すなわち、各A/D変換器40、41を設け、これ
らA/D変換器40、41に第1電気信号p1 、p2 を
入力する。このうち、A/D変換器40にはゲート42
を介してレジスタ43を接続し、このレジスタ43にゲ
ート44を接続する。又、比較器45を設け、この比較
器45はレジスタ43の出力とディジタル第1電気信号
P1 とを比較するものとなっている。この比較の結果、
ディジタル第1電気信号P1 がレジスタ43の出力より
も大きければ、比較器45はゲート42に対してゲート
信号を発する。これにより、ディジタル第1電気信号P
1 のうち最大値MPがレジスタ43に書かれる。
【0052】一方、A/D変換器41には比較器46が
接続され、この比較器46においてディジタル第2電気
信号vn とスレシホールドレベルThn とが比較され
る。この比較結果は条件判定論理回路47に送られ、こ
の条件判定論理回路47において上記条件v1 <Th1
、かつv2 <Th2 が判定され、この条件を満たす場
合にゲート44に対してゲート信号を発するものとなっ
ている。 (6) 又、上記一実施例では電気信号P1 のうち最大値M
Pの発生時に第2電気信号をサンプリングするようにし
たが、例えば時刻区間T〜T+Δtの積分
【0053】
【数1】 や差の自乗の積分
【0054】
【数2】 など、一般的な算術演算は全て表面判別処理装置25に
おいて処理したり、又はハードロジック回路により実現
してもよい。
【0055】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、被
検査体に付着した微粒子の判別ができるとともに被検査
体表面の状態も判別できる表面検査装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる表面検査装置の第1実施例を示
す構成図。
【図2】同装置における電気制御系の構成図。
【図3】同装置により検出される各表面状態の電気信号
の波形図。
【図4】同装置により検出される各表面状態の電気信号
の拡大波形図。
【図5】本発明に係わる表面検査装置の第2実施例を示
す構成図。
【図6】同装置における電気制御系の構成図。
【図7】同装置における電気制御系の変形例の構成図。
【図8】各表面状態を示す図。
【図9】各表面状態の散乱光分布を示す図。
【符号の説明】
1…被検査体、12,13…第1光電変換手段、14,
15…光ファイバー束、16,17…光電変換器、18
…第2光電変換手段、19…集光器、20…ライトガイ
ド、21−1〜21−n…カプラ、22−1〜22−n
…光電変換器、25…表面判別処理装置、30…光電変
換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/66 J 7352−4M (72)発明者 鄭 有成 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査体に対し所定方向からレーザ光を
    照射する照射光学系と、前記被検査体に対して所定角度
    方向に配置され前記被検査体に付着した微粒子により生
    じる散乱光を集光し、かつこの散乱光強度に応じた第1
    電気信号に変換する第1光電変換手段と、前記被検査体
    の上方に配置され前記被検査体又は前記微粒子のいずれ
    か一方又は両方により生じた散乱光を集光し、かつこの
    散乱光強度に応じた第2電気信号に変換する第2光電変
    換手段と、これら第1及び第2光電変換手段からの第1
    及び第2電気信号に基づいて前記被検査体の表面状態を
    判別する表面判別手段とを具備したことを特徴とする表
    面検査装置。
  2. 【請求項2】 第1光電変換手段は、光ファイバー束を
    被検査体に付着した微粒子により生じる散乱光分布にお
    ける光強度の高い方向に配置し、この光ファイバー束に
    光電変換器を接続した請求項1記載の表面検査装置。
  3. 【請求項3】 第2光電変換手段は、複数の光ファイバ
    ーを束ねてその光入射端面を少なくとも4分の1半球状
    に形成し、これら光ファイバーに光電変換器を接続した
    請求項1記載の表面検査装置。
  4. 【請求項4】 表面判別手段は、第2電気信号レベルと
    スレシホールドレベルとを比較し、前記第2電気信号レ
    ベルが高ければ第1電気信号に基づいて微粒子の大きさ
    等のデータを収集する請求項1記載の表面検査装置。
JP4139004A 1992-05-29 1992-05-29 表面検査装置 Pending JPH05332946A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6888627B2 (en) 1996-06-04 2005-05-03 Kla-Tencor Corporation Optical scanning system for surface inspection
JP2008096430A (ja) * 2006-09-13 2008-04-24 Hitachi High-Technologies Corp 欠陥検査方法およびその装置
JP2008101982A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Kurita Water Ind Ltd 水質評価方法及び装置
US7477371B2 (en) 1994-03-24 2009-01-13 Kla-Tencor Corporation Process and assembly for non-destructive surface inspections

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