JPH05332358A - 直線運動案内装置 - Google Patents
直線運動案内装置Info
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- JPH05332358A JPH05332358A JP4163695A JP16369592A JPH05332358A JP H05332358 A JPH05332358 A JP H05332358A JP 4163695 A JP4163695 A JP 4163695A JP 16369592 A JP16369592 A JP 16369592A JP H05332358 A JPH05332358 A JP H05332358A
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- Japan
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- lubricant
- track rail
- receiving groove
- linear motion
- guide device
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/005—Guide rails or tracks for a linear bearing, i.e. adapted for movement of a carriage or bearing body there along
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/04—Ball or roller bearings
- F16C29/06—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
- F16C29/0633—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides
- F16C29/0635—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end
- F16C29/0638—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls
- F16C29/0642—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls with four rows of balls
- F16C29/0647—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls with four rows of balls with load directions in X-arrangement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/66—Special parts or details in view of lubrication
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軌道レールに潤滑剤を受ける潤滑剤受け溝を
設けることにより、軌道レール周辺の汚染、特に固定ベ
ッド上での潤滑剤とクーラントとの混入を防止する。 【構成】 長尺の軌道レール1と、軌道レール1の長手
方向に多数の転動体2を介して移動自在に設けられる移
動台3と、を備え、転動体2に潤滑剤16を供給して潤
滑を図る直線運動案内装置において、前記軌道レール1
に、軌道レール1側面を伝って流れ落ちる潤滑剤16を
受けるための潤滑剤受け溝15を設けたことを特徴とす
る。また、軌道レールに、潤滑剤受け溝15により受け
られた潤滑剤を回収するための回収部材を設けたことを
特徴とする。
設けることにより、軌道レール周辺の汚染、特に固定ベ
ッド上での潤滑剤とクーラントとの混入を防止する。 【構成】 長尺の軌道レール1と、軌道レール1の長手
方向に多数の転動体2を介して移動自在に設けられる移
動台3と、を備え、転動体2に潤滑剤16を供給して潤
滑を図る直線運動案内装置において、前記軌道レール1
に、軌道レール1側面を伝って流れ落ちる潤滑剤16を
受けるための潤滑剤受け溝15を設けたことを特徴とす
る。また、軌道レールに、潤滑剤受け溝15により受け
られた潤滑剤を回収するための回収部材を設けたことを
特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種工作機械,半導体製
造装置あるいは各種検査装置等の直線案内部に適用され
る直線運動案内装置に関し、特に軌道レールの構造に関
する。
造装置あるいは各種検査装置等の直線案内部に適用され
る直線運動案内装置に関し、特に軌道レールの構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の直線運動案内装置は、た
とえば図4(a) ,(b) に示すような構成となっている。
すなわち、長尺の軌道レール100と、この軌道レール
100の長手方向に多数の転動体101を介して移動自
在に設けられる移動台102と、を備えている。この軌
道レール100と移動台102間の転動体101の潤滑
を図るために、給油孔103を通じて油等の潤滑剤が供
給される。すなわち、移動台102に設けられた給油孔
103から転動体101に潤滑剤を供給している。
とえば図4(a) ,(b) に示すような構成となっている。
すなわち、長尺の軌道レール100と、この軌道レール
100の長手方向に多数の転動体101を介して移動自
在に設けられる移動台102と、を備えている。この軌
道レール100と移動台102間の転動体101の潤滑
を図るために、給油孔103を通じて油等の潤滑剤が供
給される。すなわち、移動台102に設けられた給油孔
103から転動体101に潤滑剤を供給している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来技術の場合には、図4(c) に示すように、供給され
た潤滑剤104が軌道レール100の側面を伝って軌道
レール100が固定されるベッド105平面部に流れ落
ちて周囲を汚染するという問題があった。
従来技術の場合には、図4(c) に示すように、供給され
た潤滑剤104が軌道レール100の側面を伝って軌道
レール100が固定されるベッド105平面部に流れ落
ちて周囲を汚染するという問題があった。
【0004】特に、切削機械等の場合にはワークや工具
を冷却するためにクーラントが用いられ、このクーラン
ト106もベッド105平面部に流れ落として回収し循
環させている。そのため、ベッド105に流れ落ちる潤
滑剤104がベッド105上でクーラント106に混合
され、回収されたときに加工部における切削性が悪くな
り問題となる。
を冷却するためにクーラントが用いられ、このクーラン
ト106もベッド105平面部に流れ落として回収し循
環させている。そのため、ベッド105に流れ落ちる潤
滑剤104がベッド105上でクーラント106に混合
され、回収されたときに加工部における切削性が悪くな
り問題となる。
【0005】本発明は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
長尺の軌道レールに潤滑剤を受ける溝を設けることによ
り、潤滑剤の流れ落ちを防止し得る直線運動案内装置を
提供することにある。
するためになされたもので、その目的とするところは、
長尺の軌道レールに潤滑剤を受ける溝を設けることによ
り、潤滑剤の流れ落ちを防止し得る直線運動案内装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、長尺の軌道レールと、該軌道レ
ールの長手方向に多数の転動体を介して移動自在に設け
られる移動台と、を備え、前記転動体の転動面に潤滑剤
を供給して潤滑を図る直線運動案内装置において、前記
軌道レールに、軌道レール側面を伝って流れ落ちる潤滑
剤を受けるための潤滑剤受け溝を設けたことを特徴とす
る。
に、本発明にあっては、長尺の軌道レールと、該軌道レ
ールの長手方向に多数の転動体を介して移動自在に設け
られる移動台と、を備え、前記転動体の転動面に潤滑剤
を供給して潤滑を図る直線運動案内装置において、前記
軌道レールに、軌道レール側面を伝って流れ落ちる潤滑
剤を受けるための潤滑剤受け溝を設けたことを特徴とす
る。
【0007】また、軌道レールに、潤滑剤受け溝に受け
られた潤滑剤を回収するための回収部材を取付けてなる
ことを特徴とする。
られた潤滑剤を回収するための回収部材を取付けてなる
ことを特徴とする。
【0008】潤滑剤受け溝は水平に構成してもよく、軌
道レールの一方向にのみ傾斜させ、潤滑剤が軌道レール
の一端側に向かって流れるように構成してもよい。
道レールの一方向にのみ傾斜させ、潤滑剤が軌道レール
の一端側に向かって流れるように構成してもよい。
【0009】また、潤滑剤受け溝を、中央が高く軌道レ
ールの長手方向両端側に向かって低くなるように傾斜さ
せ、潤滑剤が軌道レールの両端側に流れるように構成し
てもよい。
ールの長手方向両端側に向かって低くなるように傾斜さ
せ、潤滑剤が軌道レールの両端側に流れるように構成し
てもよい。
【0010】逆に、潤滑剤受け溝を、中央が低く軌道レ
ールの長手方向両端側から中央に向かって低くなるよう
に傾斜させ、潤滑剤が中央部に集まるような構成として
もよい。
ールの長手方向両端側から中央に向かって低くなるよう
に傾斜させ、潤滑剤が中央部に集まるような構成として
もよい。
【0011】
【作用】上記構成の直線運動案内装置あっては、軌道レ
ールを伝って流れ落ちる潤滑剤は軌道レールに設けられ
た潤滑剤受け溝によって受けられ、潤滑剤の流れ落ちが
防止される。
ールを伝って流れ落ちる潤滑剤は軌道レールに設けられ
た潤滑剤受け溝によって受けられ、潤滑剤の流れ落ちが
防止される。
【0012】そして、軌道レールに回収部材を取り付け
ておくことにより、潤滑剤受け溝に受けられた潤滑剤を
回収できる。
ておくことにより、潤滑剤受け溝に受けられた潤滑剤を
回収できる。
【0013】潤滑剤受け溝に傾斜を設けておけば、潤滑
剤が傾斜に沿って流れ、回収が容易にできる。
剤が傾斜に沿って流れ、回収が容易にできる。
【0014】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
する。
【0015】図1(c) は本発明の一実施例に係る直線運
動案内装置を示すもので、概略、長尺の軌道レール1
と、この軌道レール1の長手方向に沿って多数のボール
やコロ等の転動体2を介して移動自在に組み付けられる
移動台3と、から構成されている。転動体2は、軌道レ
ール1と移動台3に形成された互いに対向する転動体転
走溝4,5間に転動自在に介装されている。
動案内装置を示すもので、概略、長尺の軌道レール1
と、この軌道レール1の長手方向に沿って多数のボール
やコロ等の転動体2を介して移動自在に組み付けられる
移動台3と、から構成されている。転動体2は、軌道レ
ール1と移動台3に形成された互いに対向する転動体転
走溝4,5間に転動自在に介装されている。
【0016】この移動台3には、図2(a) ,(b) に示す
ように、転動体転走溝4,5間を転走する転動体2を無
限循環させるために、移動台3の転動体転走溝5の一端
側から他端側へ転動体2を移行させるための転動体戻し
通路6が設けられている。移動台3は、転動体転走溝5
が形成された移動台本体7と、この移動台本体7の両端
に取付けられる側蓋8と、から構成され、転動体戻し通
路6は、移動台本体7に設けられた戻し孔9と、側蓋8
に設けられた方向転換路10と、から構成されている。
そして、側蓋8には転動体2に潤滑剤を供給するための
給油孔11が設けられている。
ように、転動体転走溝4,5間を転走する転動体2を無
限循環させるために、移動台3の転動体転走溝5の一端
側から他端側へ転動体2を移行させるための転動体戻し
通路6が設けられている。移動台3は、転動体転走溝5
が形成された移動台本体7と、この移動台本体7の両端
に取付けられる側蓋8と、から構成され、転動体戻し通
路6は、移動台本体7に設けられた戻し孔9と、側蓋8
に設けられた方向転換路10と、から構成されている。
そして、側蓋8には転動体2に潤滑剤を供給するための
給油孔11が設けられている。
【0017】一方、軌道レール1は断面略I字形状で、
上下に伸びるリブ部12と、このリブ部12の上下両端
部に張り出す上,下フランジ部13,14と、から構成
されており、上フランジ部13の上下両側面には、左右
の転動体2が転動自在に接触する転動体転走溝4が形成
されている。したがって、図1(b) に示すように、潤滑
剤16は上フランジ部13の転動体転走溝4からリブ部
12側面を伝わって下方に流れ落ちることになり、この
実施例では、潤滑剤受け溝15を下フランジ部上面17
の付けね位置に形成している。図示例では、潤滑剤受け
溝が形成される下フランジ部上面17は左右両端に向か
って下方に傾斜している。
上下に伸びるリブ部12と、このリブ部12の上下両端
部に張り出す上,下フランジ部13,14と、から構成
されており、上フランジ部13の上下両側面には、左右
の転動体2が転動自在に接触する転動体転走溝4が形成
されている。したがって、図1(b) に示すように、潤滑
剤16は上フランジ部13の転動体転走溝4からリブ部
12側面を伝わって下方に流れ落ちることになり、この
実施例では、潤滑剤受け溝15を下フランジ部上面17
の付けね位置に形成している。図示例では、潤滑剤受け
溝が形成される下フランジ部上面17は左右両端に向か
って下方に傾斜している。
【0018】この潤滑剤受け溝15は軌道レール1の全
長にわたって形成されており、軌道レール1の全長に亙
って潤滑剤を受けることができる。もっとも、潤滑剤受
け溝15は軌道レール1の必要箇所にのみ部分的に設け
ておいてもよい。
長にわたって形成されており、軌道レール1の全長に亙
って潤滑剤を受けることができる。もっとも、潤滑剤受
け溝15は軌道レール1の必要箇所にのみ部分的に設け
ておいてもよい。
【0019】この潤滑剤受け溝15は水平に構成しても
よく、また長手方向に傾斜をつけておいてもよい。傾斜
は軌道レール1の一方向にのみ傾斜させて、潤滑剤16
が軌道レール1の一端側に向かって流れるようにしても
よいし、中央を高くして長手方向両端側に向かって傾斜
させ、潤滑剤16が軌道レール1の両端側に流れるよう
にしてもよい。また、中央が低くなるように傾斜させて
潤滑剤を中央側に集めてもよく、さらに潤滑剤が集まっ
た溝底部に穴を形成して潤滑剤を穴を通じて回収するよ
うにしてもよい。
よく、また長手方向に傾斜をつけておいてもよい。傾斜
は軌道レール1の一方向にのみ傾斜させて、潤滑剤16
が軌道レール1の一端側に向かって流れるようにしても
よいし、中央を高くして長手方向両端側に向かって傾斜
させ、潤滑剤16が軌道レール1の両端側に流れるよう
にしてもよい。また、中央が低くなるように傾斜させて
潤滑剤を中央側に集めてもよく、さらに潤滑剤が集まっ
た溝底部に穴を形成して潤滑剤を穴を通じて回収するよ
うにしてもよい。
【0020】このように潤滑剤受け溝15を設ければ、
軌道レール1の側面を伝わる潤滑剤16の流れ落ちを防
止することができ、潤滑剤16による周辺の汚染を防止
することができる。特に、工作機械等のテーブル案内部
のように、固定ベッド上をクーラントが循環するような
場所では、クーラントへの潤滑剤の混入を防止すること
ができる。
軌道レール1の側面を伝わる潤滑剤16の流れ落ちを防
止することができ、潤滑剤16による周辺の汚染を防止
することができる。特に、工作機械等のテーブル案内部
のように、固定ベッド上をクーラントが循環するような
場所では、クーラントへの潤滑剤の混入を防止すること
ができる。
【0021】また、クーラントが潤滑剤16に混入して
も、潤滑剤16と一緒に回収され、別ルートで捨てるこ
とができるので、循環するクーラントへの混入を確実に
防止することができる。
も、潤滑剤16と一緒に回収され、別ルートで捨てるこ
とができるので、循環するクーラントへの混入を確実に
防止することができる。
【0022】この潤滑剤受け溝15の配置および形状は
軌道レール1の形式や断面形状に合わせて潤滑剤16が
固定ベッド上に流れ落ちないように構成すればよい。
軌道レール1の形式や断面形状に合わせて潤滑剤16が
固定ベッド上に流れ落ちないように構成すればよい。
【0023】図1(d) ,(e) は潤滑剤受け溝15に溜る
潤滑剤の回収例を示すもので、軌道レール1の一端部に
回収部材30を当付けるように取付け、その回収部材3
0の当て面に両側の潤滑剤受け溝15に連通する回収通
路31を形成すると共に底部にその回収通路31に連通
する回収孔32を設け、その回収孔32に潤滑剤を回収
する回収ホース33を連結してある。軌道レール1の端
面には回収部材取付用のねじ34を螺合するタップ孔3
5を設けておくと便利である。軌道レール1の他方の端
部には塞ぎ部材が当付けられ(図示せず)、潤滑剤受け
溝15が落ちないように塞がれている。
潤滑剤の回収例を示すもので、軌道レール1の一端部に
回収部材30を当付けるように取付け、その回収部材3
0の当て面に両側の潤滑剤受け溝15に連通する回収通
路31を形成すると共に底部にその回収通路31に連通
する回収孔32を設け、その回収孔32に潤滑剤を回収
する回収ホース33を連結してある。軌道レール1の端
面には回収部材取付用のねじ34を螺合するタップ孔3
5を設けておくと便利である。軌道レール1の他方の端
部には塞ぎ部材が当付けられ(図示せず)、潤滑剤受け
溝15が落ちないように塞がれている。
【0024】図3(a) 〜(d) には、潤滑剤受け溝の各種
変形例が示されている。
変形例が示されている。
【0025】図3(a) に示す例は、下フランジ部14の
上面17が平面の場合で、この上面17に潤滑剤受け溝
16を設けた例である。
上面17が平面の場合で、この上面17に潤滑剤受け溝
16を設けた例である。
【0026】図3(b) に示す例は、固定ベッド18と軌
道レール1側面で潤滑剤受け溝15を構成した例であ
り、固定ベッド18に取り付けた位置決めブロック19
と、軌道レール1の下フランジ部上面17との間に潤滑
剤受け溝15を形成したものである。
道レール1側面で潤滑剤受け溝15を構成した例であ
り、固定ベッド18に取り付けた位置決めブロック19
と、軌道レール1の下フランジ部上面17との間に潤滑
剤受け溝15を形成したものである。
【0027】すなわち、軌道レール1の下フランジ部1
4の側面は位置決めブロック19の側面に密接してお
り、下フランジ部14の上面17を先端に向かって下方
に傾斜させ、一方、位置決めブロック19上側面にも軌
道レール1側に向かって傾斜する傾斜面19aを形成
し、下フランジ部14と位置決めブロック19の間に断
面V字形状の潤滑剤受け溝15を形成したものである。
4の側面は位置決めブロック19の側面に密接してお
り、下フランジ部14の上面17を先端に向かって下方
に傾斜させ、一方、位置決めブロック19上側面にも軌
道レール1側に向かって傾斜する傾斜面19aを形成
し、下フランジ部14と位置決めブロック19の間に断
面V字形状の潤滑剤受け溝15を形成したものである。
【0028】この位置決めブロック19の上端は固定ベ
ッド18平面よりも高く、固定ベッド18上面を流れる
クーラントが潤滑剤受け溝15に入り込まないようにな
っている。
ッド18平面よりも高く、固定ベッド18上面を流れる
クーラントが潤滑剤受け溝15に入り込まないようにな
っている。
【0029】また、軌道レール1の下フランジ部14の
下面に切欠き20を設け、この切欠き20と、固定ベッ
ド18と、位置決めブロック19側面との間に潤滑剤受
け溝15を形成するようにしてもよい。
下面に切欠き20を設け、この切欠き20と、固定ベッ
ド18と、位置決めブロック19側面との間に潤滑剤受
け溝15を形成するようにしてもよい。
【0030】図3(c) に示す例は、潤滑剤受け溝15を
軌道レ−ル1の側面21途中に設けたものである。
軌道レ−ル1の側面21途中に設けたものである。
【0031】図3(d) に示す例は、潤滑剤受け溝15を
軌道レール1の側面21に取りつけた鈎形のカバー22
によって構成したものである。
軌道レール1の側面21に取りつけた鈎形のカバー22
によって構成したものである。
【0032】尚、本発明は、図示例のような無限摺動タ
イプだけでなく、有限摺動タイプの直線運動案内装置の
軌道レールにも適用できることはもちろんである。
イプだけでなく、有限摺動タイプの直線運動案内装置の
軌道レールにも適用できることはもちろんである。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上の構成および作用を有する
もので、軌道レールに潤滑剤を受ける潤滑剤受け溝を設
けることにより、潤滑剤による軌道レール周辺の汚染を
防止することができる。
もので、軌道レールに潤滑剤を受ける潤滑剤受け溝を設
けることにより、潤滑剤による軌道レール周辺の汚染を
防止することができる。
【0034】特に、クーラントが固定ベッド上を流れる
ような場合に、潤滑剤のクーラントへの混入を防止する
ことができ、クーラントの汚染を防止することができ
る。
ような場合に、潤滑剤のクーラントへの混入を防止する
ことができ、クーラントの汚染を防止することができ
る。
【0035】そして、軌道レールに回収部材を取り付け
ておくことにより、潤滑剤受け溝に受けられた潤滑剤を
回収でき、クーラント等の汚染防止がより確実になる。
ておくことにより、潤滑剤受け溝に受けられた潤滑剤を
回収でき、クーラント等の汚染防止がより確実になる。
【0036】さらに、潤滑剤受け溝に傾斜を設けておけ
ば、潤滑剤が傾斜に沿って流れ、回収が容易にできる。
ば、潤滑剤が傾斜に沿って流れ、回収が容易にできる。
【図1】図1は本発明の一実施例にかかる直線運動案内
装置を示すもので、同図(a) は軌道レールの部分斜視
図、同図(b) は潤滑剤の流れ状態を示す軌道レールの断
面図、同図(c) は直線運動案内装置の概略斜視図、同図
(d) は回収部材を取付けた軌道レールの要部側面図、同
図(e) は同図(d) のAーA線断面図である。
装置を示すもので、同図(a) は軌道レールの部分斜視
図、同図(b) は潤滑剤の流れ状態を示す軌道レールの断
面図、同図(c) は直線運動案内装置の概略斜視図、同図
(d) は回収部材を取付けた軌道レールの要部側面図、同
図(e) は同図(d) のAーA線断面図である。
【図2】図2(a) は本発明の直線運動案内装置の断面
図、同図(b) は転動体の無限循環路の概略構成を示す部
分断面図である。
図、同図(b) は転動体の無限循環路の概略構成を示す部
分断面図である。
【図3】図3(a) 乃至(d) は潤滑剤受け溝の各種変形例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図4】図4(a) は従来の直線運動案内装置の概略斜視
図、同図(b) は同図(a) の断面図、同図(c) は軌道レー
ルの潤滑剤の流れ状態を示す断面図である。
図、同図(b) は同図(a) の断面図、同図(c) は軌道レー
ルの潤滑剤の流れ状態を示す断面図である。
1 軌道レ−ル 2 転動体 3 移動台 4,5 転動体転走溝 6 転動体戻し通路 7 移動体本体 8 側蓋 9 戻し孔 10 方向転換路 11 給油孔 12 リブ部 13,14 上,下フランジ部 15 潤滑剤受け溝 16 潤滑剤 17 上面 18 固定ベッド 19 位置決めブロック 20 切欠き 21 側面 22 カバー 30 回収部材 31 回収通路 32 回収孔 33 回収ホース
Claims (6)
- 【請求項1】 長尺の軌道レールと、該軌道レールの長
手方向に多数の転動体を介して移動自在に設けられる移
動台と、を備え、前記転動体の転動面に潤滑剤を供給し
て潤滑を図る直線運動案内装置において、 前記軌道レールに、該軌道レール側面を伝って流れ落ち
る潤滑剤を受けるための潤滑剤受け溝を設けたことを特
徴とする直線運動案内装置。 - 【請求項2】 軌道レールに、潤滑剤受け溝に受けられ
た潤滑剤を回収するための回収部材を取付けてなる請求
項1に記載の直線運動案内装置。 - 【請求項3】 潤滑剤受け溝は水平に構成されている請
求項1または2に記載の直線運動案内装置。 - 【請求項4】 潤滑剤受け溝を軌道レールの一方向にの
み傾斜させ、潤滑剤が軌道レールの一端側に向かって流
れるように構成した請求項1または2に記載の直線運動
案内装置。 - 【請求項5】 潤滑剤受け溝を、中央が高く軌道レール
の長手方向両端側に向かって低くなるように傾斜させ、
潤滑剤が軌道レールの両端側に流れるように構成した請
求項1または2に記載の直線運動案内装置。 - 【請求項6】 潤滑剤受け溝を、中央が低く軌道レール
の長手方向両端側から中央に向かって低くなるように傾
斜させ、潤滑剤が中央部に集まるように構成した請求項
1または2に記載の直線運動案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4163695A JPH05332358A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 直線運動案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4163695A JPH05332358A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 直線運動案内装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05332358A true JPH05332358A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15778856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4163695A Pending JPH05332358A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 直線運動案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05332358A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5831962A (en) * | 1996-09-03 | 1998-11-03 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Optical pickup carrying system |
WO2001016564A1 (de) * | 1999-09-01 | 2001-03-08 | INA Wälzlager Schaeffler oHG | Linearlager mit einer einrichtung zum messen |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP4163695A patent/JPH05332358A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5831962A (en) * | 1996-09-03 | 1998-11-03 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Optical pickup carrying system |
WO2001016564A1 (de) * | 1999-09-01 | 2001-03-08 | INA Wälzlager Schaeffler oHG | Linearlager mit einer einrichtung zum messen |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020730 |