JPH0533160A - 装飾体およびその製造方法 - Google Patents

装飾体およびその製造方法

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Publication number
JPH0533160A
JPH0533160A JP19193391A JP19193391A JPH0533160A JP H0533160 A JPH0533160 A JP H0533160A JP 19193391 A JP19193391 A JP 19193391A JP 19193391 A JP19193391 A JP 19193391A JP H0533160 A JPH0533160 A JP H0533160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
base coat
metal thin
colored base
color
Prior art date
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Pending
Application number
JP19193391A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyasu Ito
勝康 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakae Riken Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sakae Riken Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sakae Riken Kogyo Co Ltd filed Critical Sakae Riken Kogyo Co Ltd
Priority to JP19193391A priority Critical patent/JPH0533160A/ja
Publication of JPH0533160A publication Critical patent/JPH0533160A/ja
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  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造時に微妙な色調制御が可能で、かつ損傷
などを受けても色調が変化しにくい装飾体を提供する。 【構成】 装飾体1は、合成樹脂からなる基板2と、こ
の基板2の表面に形成される着色ベースコート3と、こ
の着色ベースコート3の表面に透過性をもつ程度に薄膜
に形成される金属薄膜4と、この金属薄膜4の表面に形
成される透明のトップコート5とから構成される。この
装飾体1によると、金属薄膜4には透過性が残り、金属
薄膜4の上に保護膜としての透明のトップコート5が形
成される。このため、トップコート5、金属薄膜4およ
び着色ベースコート3を通して、一般の金属色とは異な
る色調、光沢が得られるとともに、色調が変化しにく
く、また摩耗が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、電気機器等の
ボディ、ケーシング等に施す装飾体の光輝処理に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両のボディに取付ける外装
品や、冷蔵庫、電子レンジ、掃除機等の電気機器の外観
を高級感のある色調にするためにカラー表面に着色半透
明の塗料を塗布する手法が知られている。また、例えば
めっき、スパッタリング等により施した金属薄膜の表面
に着色半透明の塗料を上塗りする方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の装飾体によると、金属薄膜の表面に形成され
る着色半透明体の膜厚に応じて色相、明度、彩度等の色
調が不均一になったり、摩耗等により着色半透明体が損
傷すると、着色半透明体を通して感受される色が薄れた
り、外観面からの色彩上の美観が損なわれやすいという
欠点がある。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、製造時に微妙な色調制御が可能で
かつ損傷などを受けても色調が変化しにくい装飾体を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による装飾体は、
合成樹脂からなる基板と、この基板の表面に形成される
着色ベースコートと、この着色ベースコートの表面に光
透過性をもつ程度に薄膜に形成される金属薄膜と、この
金属薄膜の表面に形成される透明または半透明のトップ
コートとから構成されることを特徴とする。
【0006】本発明による装飾体の製造方法は、合成樹
脂からなる基板の表面に着色ベースコートを塗布する工
程と、着色ベースコートの上にスパッタリングによって
光透過性をもつ程度の膜厚の金属薄膜を形成する工程
と、金属薄膜の表面に透明または半透明のトップコート
を形成する工程とを有することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の装飾体によると、合成樹脂からなる基
板の上に着色ベースコートを施し、この着色ベースコー
トの上に光透過性をもつ程度に薄膜の金属薄膜が形成さ
れ、この金属薄膜の上に保護膜としての透明または半透
明のトップコートが形成される。このため、トップコー
ト、金属薄膜および着色ベースコートを通して、一般の
金属色とは異なる色調、光沢が得られるとともに、色調
が変化しにくく、また摩耗が低減される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。自動車部品であるエンブレムに本発明を適用し
た第1実施例を図1および図2に示す。図2に示すよう
に、装飾体1の表面には所望の凹凸形状が形成されてい
る。図1に示すように、この凹凸形状に対応した凹凸形
状をもつ合成樹脂からなる基板2の表面に着色ベースコ
ート3が塗布される。この着色ベースコート3の表面に
スパッタリングによって厚さ20〜250Åの金属薄膜
4が形成される。この金属薄膜4は光透過性を有する程
度の薄い膜厚に形成される。これにより、後述する透明
のトップコート5を通しての色調が制御されている。
【0009】金属薄膜4の表面に透明のトップコート5
が形成される。このため、透明のトップコート5から金
属薄膜4を通して着色ベースコート3の色彩が微妙な色
調を変化させて外部から認識される。前記実施例による
と、半透明の着色体を用いることなく、色調を微妙に変
化させられる。しかも、このトップコート5の形成後、
金属薄膜4を通して得られる色彩は、通常の金属色とは
異なった高級感のある色調が得られる。
【0010】次に前記実施例の製造方法について説明す
る。まず、基板2の上に着色ベースコート3をスプレー
ガン等により均一な膜厚に塗布する。次にスパッタリン
グにより金属薄膜4を極めて薄く均一に形成する。金属
薄膜4の厚さは、例えば50〜200Åに形成する。こ
のとき、金属薄膜4には光透過性が残り、着色ベースコ
ート3の色彩が金属薄膜4の金属色に影響を与え、色調
の異なる金属色が発揮される。ここで、スパッタリング
により形成する金属薄膜4を同一の金属による場合であ
っても、着色ベースコート3の色彩を変化させると、多
色の金属色調を発揮させることが可能である。次いで、
金属薄膜4の表面に透明のトップコート5をスプレーガ
ン等により形成する。
【0011】次に、本発明の第2実施例を図3に示す。
第2実施例は、第1実施例の透明のトップコート5に代
えて、半透明の着色トップコート7を用いた例である。
半透明の着色トップコート7および金属薄膜4を通して
得られる色彩は、第1実施例と同様に一般の金属色とは
異なった高級感のある微妙な色調変化をもつ色彩とな
る。製造方法については、前記第1実施例と同様であ
る。
【0012】本発明の第3実施例を図4に示す。第3実
施例は、透明の合成樹脂を使用した基板10の裏面側に
各層を順に形成した例である。すなわち、前記第1実施
例および第2実施例が表面側に順に各層を形成する工法
を採ったが、第3実施例では裏面側に順に各層を形成す
る工法を採る。すなわち、第3実施例によると、透明の
合成樹脂の基板10の裏面に透明ベースコート11を形
成し、その裏面側にスパッタリングにより光透過性をも
つ程度に薄膜の金属薄膜12を形成し、さらに裏面側に
不透明の着色トップコート13を形成する。
【0013】第3実施例では、透明の合成樹脂の基板1
0、透明ベースコート11、金属薄膜12を通して着色
トップコート13の色彩が発揮される。以上3つの実施
例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限ら
れるものではなく、これらの実施例を修正、変更するこ
とができ、本発明の範囲は当業者によって定められるこ
とは明らかである。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の装飾体に
よると、着色ベースコートの色彩を制御することで、色
相、明度、彩度等の色調の変化を豊富に創出する装飾体
が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による装飾体を示す断面図
である。
【図2】本発明の第1実施例による装飾体を示す斜視図
である。
【図3】本発明の第2実施例による装飾体を示す断面図
である。
【図4】本発明の第3実施例による装飾体を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 装飾体 2 基板 3 着色ベースコート 4 金属薄膜 5 透明のトップコート 7 半透明の着色トップコート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C23C 14/58 8414−4K

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂からなる基板と、 この基板の表面に形成される着色ベースコートと、 この着色ベースコートの表面に光透過性をもつ程度に薄
    膜に形成される金属薄膜と、 この金属薄膜の表面に形成される透明または半透明のト
    ップコートとから構成されることを特徴とする装飾体。
  2. 【請求項2】合成樹脂からなる基板の表面に着色ベース
    コートを塗布する工程と、着色ベースコートの上にスパ
    ッタリングによって光透過性をもつ程度の膜厚の金属薄
    膜を形成する工程と、金属薄膜の表面に透明または半透
    明のトップコートを形成する工程とを有することを特徴
    とする装飾体の製造方法。
JP19193391A 1991-07-31 1991-07-31 装飾体およびその製造方法 Pending JPH0533160A (ja)

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JPH0533160A true JPH0533160A (ja) 1993-02-09

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