JPH0533126U - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH0533126U
JPH0533126U JP1895591U JP1895591U JPH0533126U JP H0533126 U JPH0533126 U JP H0533126U JP 1895591 U JP1895591 U JP 1895591U JP 1895591 U JP1895591 U JP 1895591U JP H0533126 U JPH0533126 U JP H0533126U
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JP
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liquid crystal
crystal display
display device
conductive layer
transparent
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JP1895591U
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兼愛 黒江
重人 松元
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Kyocera Corp
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不要輻射の放出を防止することができると共
に、部品点数が削減されかつ表示品質を向上することが
できる液晶表示装置を提供することである。 【構成】 液晶表示装置21は、内周面に導電層49が
形成されたケーシング47内に収納される。開口48に
臨む表示領域26には、透明導電層40が被着され表示
領域26の周縁部では、その上にアルミニウム層41が
形成される。アルミニウム層41を前記導電層49と電
気的に接続すれば、液晶表示装置21からの前方側への
電磁的輻射は遮蔽される。前方側以外の方向への電磁的
輻射は導電層49で遮蔽される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、卓上型あるいは可搬型のワードプロセッサやパーソナルコンピュー タなどの表示装置として用いられる液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
卓上型あるいは可搬型のワードプロセッサやパーソナルコンピュータには、小 型軽量の表示装置として液晶表示装置が用いられている。このような液晶表示装 置を駆動する信号として、表示データに基づく駆動電圧を液晶表示装置の表示電 極に出力するタイミングを定めるロード信号LOAD、1画面毎の表示タイミン グを定める垂直同期信号であるフレーム信号FRM、液晶表示装置に備えられる 駆動回路素子に内蔵され、供給されるシリアルデータ信号を表示電極にパラレル データ信号として出力するためのシフトレジスタに供給されるシフトクロックC P、および液晶の交流化信号DFがある。このうち最も周波数の高い信号が前記 シフトクロックCPであり、表示データと同期して入力される。
【0003】 このような液晶表示装置を組み込んだ、たとえば卓上型のパーソナルコンピュ ータでは不要輻射規格(FCC,VCCI)の仕様を満足するため、液晶表示装 置が収納される合成樹脂から成るケーシングの内周面に導電性カーボンやアルミ ニウムから成る導電層を形成している。図6は、このような従来例のパーソナル コンピュータ1の表示部2付近の断面図である。表示部2は、合成樹脂材料から 成るケーシング4内に一対のガラス基板5,6を備えて成る液晶表示装置7を収 納する。すなわち液晶表示装置7から発生する不要輻射、とりわけ制御装置14 から供給されるロード信号LOAD、フレーム信号FRM、シフトクロックCP および交流化信号DFのうち、前記シフトクロックCPに基づく不要輻射に関し て、液晶表示装置7の前面側以外の方向への輻射はケーシング4内周面の導電層 3によって遮蔽される。
【0004】 一方、液晶表示装置7の前面側は、外方に対して表示を行うため、表示領域8 を前述したような導電性カーボンやアルミニウムで被覆することはできない。し たがって従来例では、一例として前記シフトクロックCPのパルス波形を鈍らせ る回路手段を用いているが、シフトクロックCPなどの方形波は比較的周波数の 高い正弦波の集合であるため、波形を鈍らせるということは信号中の高周波成分 を除去することになり、信号の精度を低下させることになる。
【0005】 このような不具合を防止する他の従来例としては、図6に示されるように液晶 表示装置7の前面側に、一対のアクリル板9,10と、その間に介在される金属 製の細線から成る網状体11とから成るシールド部材12を用いている。前記網 状体11は接地され、液晶表示装置7からの前面側への不要輻射を前記網状体1 1で吸収するようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来例では、液晶表示装置7における表示を目視するときシールド 部材12の網状体11が見え、表示品質が低下してしてしまうという課題を有し ている。またアクリル板9,10で網状体11を挟持するシールド部材12を別 途製造する必要があり、かつシールド部材12を液晶表示装置7に固定する工程 が必要となり、部品点数が増大しかつ製造工程が複雑になるという課題を有して いる。
【0007】 本考案の目的は、上述の技術的課題を解消し、不要輻射の放出を防止すること ができると共に、部品点数が削減されかつ表示品質を向上することができる液晶 表示装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、一対のガラス基板の各表面に表示電極を形成して対向させるととも に、両ガラス基板間に液晶層を封入して成る液晶表示装置において、 一対のガラス基板の少なくとも前面側のガラス基板の外方表面における表示領 域に、接地された透明導電層を形成させるとともに、一対の透明基板の前記表示 領域以外を導電部材で外囲せしめることを特徴とする液晶表示装置である。
【0009】
【作用】
本考案に従えば、液晶表示装置を構成する一対のガラス基板の少なくとも前面 側のガラス基板の外方表面における表示領域を含む領域に、接地された透明導電 層を形成する。これにより、前記表示電極に駆動用の各種信号が供給されたとき に発生する種々の周波数を有する電磁的輻射に関して、液晶表示装置の表示が行 われる前記前面側への電磁的輻射は、透明導電層により遮蔽される。液晶表示装 置の前記前面側以外の方向は、導電部材で外囲されており、この導電部材で遮蔽 される。
【0010】 したがって液晶表示装置から電磁的輻射が外部に放出されて、周辺の電子機器 に対して誤動作を生ぜしめるなどの不具合を防止できる。またこのとき前面側へ の電磁的輻射の防止は、透明導電層によって行われるので、電磁的輻射を遮蔽す るに際して、表示品質が低下する事態が防がれる。また本考案では、透明基板上 に透明導電膜を被着させるだけでよく、特段の別部品を必要としないので、構成 の簡略化と製造工程の簡略化とを併せて図ることができる。
【0011】
【実施例】
図1は本考案の一実施例の液晶表示装置21の断面図であり、図2は液晶表示 装置21の平面図である。液晶表示装置21は一対の矩形板状のガラス基板22 ,23を備え、各ガラス基板22,23上には、たとえばITO(インジウム錫 酸化物)などから形成される帯状の透明電極24,25がそれぞれ複数列ずつ相 互に直交する方向に延びて形成され、液晶表示装置21において実質的な表示を 行う表示領域26が設定される。各透明電極24,25上にはそれぞれ配向膜2 7,28が形成され、これらの間に液晶層29が介在され、表示領域26の周縁 部はシール材30で封止される。
【0012】 ガラス基板22上には、前記透明電極24が表示領域26外の残余の領域に延 びて形成される接続配線31が形成され、これらの接続配線31は予め定められ る数毎にガラス基板22の接続配線31側の縁部32に沿って複数配設されてい る駆動回路素子33にそれぞれ接続される。一方、ガラス基板23上に形成され ている透明電極25は、表示領域26の前記駆動回路素子33に臨む方向と直交 する方向の表示領域26外に設定される接続領域34において、透明基板22上 に透明電極25と個別に対応して形成される接続配線35に個別的に接続される 。この接続は、たとえば銀ペーストや異方性導電材料などを用いて行われる。
【0013】 これらの接続配線35は、ガラス基板22における前記縁部32に沿って配設 された複数の駆動回路素子37に予め定められる数ずつ接続される。また駆動回 路素子33,37に外部から各種制御信号あるいは表示用データを供給するため に、ガラス基板22の縁部32の端部付近に各駆動回路素子33,37からの回 路配線(図示せず)が集束されて接続端子が構成され、外部接続領域38で可撓 性配線基板39が接続される。
【0014】 前記ガラス基板22,23のうち表示内容が観察される前方側(図1右方側) のガラス基板22の外方、すなわち前記前方側表面22a上には、その全面に亘 って前記ITOから成る透明導電層40が形成され、前記前方側表面22a上の 表示領域26以外の残余の部分にはアルミニウム層41が形成される。
【0015】 図3は、前記液晶表示装置21が用いられる一例である卓上型パーソナルコン ピュータ42の断面図であり、図4はその拡大断面図である。パーソナルコンピ ュータ42は、キーボード43を含む本体44と、本体44に支柱45で支持さ れている表示部46とを備える。表示部46は合成樹脂製のケーシング47を備 え、ケーシング47は液晶表示装置21が外方に臨む開口48を有し、内周面に は導電性カーボンやアルミニウム層などが蒸着されて成る導電部材としての導電 層49が形成され接地される。前記開口48は、液晶表示装置21の表示領域2 6程度の大きさに形成され、しがたって開口48の周縁部は、液晶表示装置21 に表示領域26の外周縁部で当接する。このケーシング47には、内方に突出し たボス50がたとえば複数個形成される。
【0016】 液晶表示装置21をケーシング47に装着するには、ガラス基板22の前方側 表面22aを開口48から外方に臨ませ、開口48の周縁部ではガラス基板22 上のアルミニウム層41との間に弾性導電部材51を介在して位置決めする。液 晶表示装置21とケーシング47との固定は、一端が前記ボス50にたとえばね じ止めなどにより固定され、他端はガラス基板23に係合してこれを押圧する金 属製の取付治具52が用いられる。弾性導電部材51は、たとえば合成樹脂材料 から成るスポンジ状部材の表面を金属性繊維などで被覆した構成を有する部材で あり、金属性の板ばねなどで置き換える例も含まれる。
【0017】 図5は、このような液晶表示装置21の整合工程を示す工程図である。工程a 1では、ガラス基板22の両表面にITO層をスパッタリングで形成する。工程 a2ではガラス基板22の両面のITO層上にアルミニウム層をスパッタリング でそれぞれ形成する。工程a3では、ガラス基板22の内方表面側でITO層と アルミニウム層とを、前記帯状の透明電極となるようにパターニングする。工程 a4では、ガラス基板22の外方表面22aにおいて、表示領域26に相当する アルミニウム層のみをエッチングで除去する。このようにして図1に示す液晶表 示装置21が構成される。工程a5では、このような液晶表示装置21を図3お よび図4に示すように表示部46へ前述したように組み付け、表示部46を組み 立てる。
【0018】 以上のように構成される表示部46において、液晶表示装置21にパーソナル コンピュータ42の制御部53から、従来技術の項で説明したように、ロード信 号LOAD、フレーム信号FRM、シフトクロックCPおよび交流化信号DFの 4種類の信号が供給されるが、このとき液晶表示装置21から発生される電磁的 輻射は図3および図4の右方側へは、透明導電層40で遮蔽され、それ以外の方 向に対してはケーシング47の内周面に形成されている導電層49で遮蔽される 。
【0019】 このようにして表示部46から不所望な輻射が放射される事態が防がれ、パー ソナルコンピュータ42の周辺の電子機器に対して誤動作を発生させるなどの不 具合を防止できる。また表示領域26における遮蔽作用は透明導電層40によっ て達成されるので、従来技術と比較し、液晶表示装置21の表示品質が低下する 事態が防がれる。またガラス基板22上に前述したような処理工程で、ITOか ら成る透明導電層40を被着させるだけでよく、従来技術におけるような特段の 別部品を準備する必要がなく、構成の簡略化と製造工程の簡略化とを併せて図る ことができる。
【0020】 前記実施例において液晶表示装置21の前方側表面22aに形成されるのは、 ITO層に限らず、透明であって導電性を有する材料ならその種類は限定される ものではない。またその適用分野は、前述のようなパーソナルコンピュータに限 定されるものではなく、表示装置を有する多様な種類の電子機器に対して適用さ れるものである。
【0021】
【考案の効果】
以上のように本考案に従えば、液晶表示装置を構成する一対のガラス基板の少 なくとも前面側のガラス基板の外方表面における表示領域を含む領域に、接地さ れた透明導電層を形成する。これにより、表示電極に駆動用の各種信号が供給さ れたときに発生する種々の周波数を有する電磁的輻射のうち、液晶表示装置の表 示が行われる前記前面側への電磁的輻射は透明導電層により遮蔽される。液晶表 示装置の前記前面側以外の方向は、導電部材で外囲されており、この導電部材で 遮蔽される。したがって液晶表示装置から電磁的輻射が外部に放出されて周辺の 電子機器に対して誤動作を及ぼすなどの不具合を防止できる。またこのとき前面 側への電磁的輻射の防止は、透明導電層によって行われるので、電磁的輻射を遮 蔽するに際して、表示品質が低下する事態が防がれる。また本考案では、透明基 板上に透明導電膜を被着させるだけでよく、特段の別部品を必要としないので構 成の簡略化と製造工程の簡略化とを併せて図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の液晶表示装置21の断面図
である。
【図2】液晶表示装置21の平面図である。
【図3】パーソナルコンピュータ42の断面図である。
【図4】表示部46の拡大断面図である。
【図5】液晶表示装置21の製造工程を説明する工程図
である。
【図6】典型的な従来例の液晶表示装置1の断面図であ
る。
【符号の説明】
21 液晶表示装置 22,23 ガラス基板 22a 前方側表面 24,25 透明電極 26 表示領域 40 透明導電層 41 アルミニウム層 42 パーソナルコンピュータ 47 ケーシング 49 導電層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のガラス基板の各表面に表示電極を
    形成して対向させるとともに、両ガラス基板間に液晶層
    を封入して成る液晶表示装置において、 一対のガラス基板の少なくとも前面側のガラス基板の外
    方表面における表示領域に、接地された透明導電層を形
    成させるとともに、一対の透明基板の前記表示領域以外
    を導電部材で外囲せしめることを特徴とする液晶表示装
    置。
JP1895591U 1991-03-27 1991-03-27 液晶表示装置 Pending JPH0533126U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003295162A (ja) * 2002-04-05 2003-10-15 Alps Electric Co Ltd 液晶表示装置
JP2006058836A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Samsung Electronics Co Ltd 平板表示装置

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