JPH0533083B2 - - Google Patents

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JPH0533083B2
JPH0533083B2 JP60038593A JP3859385A JPH0533083B2 JP H0533083 B2 JPH0533083 B2 JP H0533083B2 JP 60038593 A JP60038593 A JP 60038593A JP 3859385 A JP3859385 A JP 3859385A JP H0533083 B2 JPH0533083 B2 JP H0533083B2
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acrylamide
copolymer
amps
wastewater
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Mitsubishi Kasei Corp
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    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/52Treatment of water, waste water, or sewage by flocculation or precipitation of suspended impurities
    • C02F1/54Treatment of water, waste water, or sewage by flocculation or precipitation of suspended impurities using organic material
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、微細鉱物粒子を含む廃水の処理に好
適なアニオン性凝集剤に関するものであり、さら
に詳しくは、その構成ユニツトとして、2−アク
リルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸又は
その塩(以下、AMPSと略称する)のユニツト、
N−メチロールアクリルアミドユニツトおよびア
クリルアミドユニツトを特定割合にて含有するア
ニオン性高分子より成る凝集剤に関するものであ
る。 〔従来の技術〕 廃水中の懸濁固体微粒子を除去するための凝集
剤としては、ポリアクリルアミドの部分加水分解
物又はアクリルアミドとアクリル酸との共重合体
から成るアニオン性凝集剤が各分野において広く
用いられている。また広いPH領域において良好な
成績を示すスルホン酸基を含むアニオン性凝集剤
などのように従来のアクリルアミド/アクリル酸
系とは異なるものも次第に特定用途において用い
られつつある。 微細鉱物粒子を含む廃水、とくにリン鉱石の処
理時に発生する泥漿は沈降濃縮処理が極めて困難
な廃水であり、通常のポリアクリルアミドの部分
加水分解物又はアクリルアミドとアクリル酸との
共重合体では十分な効果が得られないことから、
これまでに種々の特殊な凝集剤が提案されてい
る。 例えば、アメリカ特許第4342653号では、アク
リルアミド40〜99モル%、AMPS1〜35モル%及
びアクリル酸0〜25モル%から成る共重合体が提
案され、ヨーロツパ特許第74660〜74662号ではア
クリルアミド等の親水性モノマーと疎水性モノマ
ーとの共重合体が好適と述べられている。また特
開昭59−17013号および196309号は、スルホン酸
基含有モノマー、N−置換または非置換(メタ)
アクリルアミド、疎水性モノマー、不飽和カルボ
ン酸モノマーからなる共重合物を提案している。
また、このような高分子凝集剤の他、特開昭59−
156499ではリン鉱石廃水の固化の為に、硫酸カル
シウムを使用することも提案されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、例えばアメリカ特許第4342653
号に記載されている凝集剤は前記廃水の処理に有
効ではあるが、そのために高価なAMPSを15モ
ル%程度以上含有させる必要があるというよう
に、上記いずれの方法においても、その効果を発
現する為に、特殊なモノマーを多量に使用するこ
と、また、その共重合体の高分子量化が困難であ
ること、などにより共重合体の製造コストが大と
なつて廃水の処理経費が嵩むなどの不利益があ
る。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は前記従来技術の問題点を回避し、工業
的に有利に、微細鉱物粒子を含有する廃水、とく
に、リン鉱石の処理時に発生するような中性廃水
の処理に好適なアニオン性凝集剤を提供するもの
である。 そして、本発明の前記目的は、2−アクリルア
ミド−2−メチルプロパンスルホン酸又はその塩
0.5〜10モル%、N−メチロールアクリルアミド
40〜99.5モル%およびアクリルアミド0〜59.5モ
ル%の共重合体より成ることを特徴とする微細鉱
物粒子を含む中性廃水処理用アニオン性凝集剤に
よつて達成される。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明で対象とする微細鉱物粒子含有中性廃
水、とくに、リン鉱石の処理時に発生する廃水と
は、採掘した粗リン鉱石を破砕、篩分、分級、浮
遊選鉱などの工程を経て排出される廃水であり、
通常そのPHは7前後の中性であり、スメクタイ
ト、ポリゴルスカイト、イライト、カオリナイト
などの粘土質鉱物、フルオロアパタイト、リン酸
アルミニウムなどのリン鉱石残留物および石英な
どの固形物質を1〜10%程度含有する。この廃水
は、極めて沈降しにくいものであり、これをシツ
クナーを用いて急速に沈降させ排出汚泥量を削減
するとともに、上澄水を前工程に循環再利用する
ことは環境保全や、生産の経済性向上の為に極め
て重要である。 本発明の目標とする性能を発揮する適当な共重
合体の組成は、AMPS0.5〜10モル%、N−メチ
ロールアクリルアミド40〜99.5モル%、アクリル
アミド0〜59.5モル%であり、好ましい組成は
AMPS0.5〜10モル%、N−メチロールアクリル
アミド45〜99.5モル%、アクリルアミド0〜54.5
モル%である。AMPSを10モル%より多く含有
させても凝集沈降速度の向上は見られず、経済性
を損う点でマイナスの硬化しかない。なお、
AMPS、N−メチロールアクリルアミド、アク
リルアミドの三成分の外に不活性な共重合成分を
加えて、多元系の共重合体とすることも可能であ
る。 本発明のアニオン性凝集剤はAMPS、N−メ
チロールアクリルアミド及びアクリルアミドを、
ラジカル開始剤を用いた公知の水溶液重合、ある
いは、油中水型の懸濁重合法を採用することによ
り製造出来る。この共重合体は、乾燥によつて架
橋・不溶化しやすい為、重合物は液状あるいは懸
濁状のまま溶解あるいは稀釈して廃水処理に供す
るのが適当である。 また、さらに経済的有利には、AMPSとアク
リルアミドとの共重合体を安価なホルマリンやパ
ラホルムアルデヒドでN−メチロール化すること
によつても製造でき、この場合には、AMPSと
アクリルアミドとの共重合体の1乃至3重量%程
度の低濃度水溶液に触媒として塩基性物質を加え
て水溶液のPHを10以上とし、ここにホルマリンま
たはパラホルムアルデヒドを添加する。N−メチ
ロール化反応は極めて迅速であり、場合によつて
は廃水処理現場において、AMPSとアクリルア
ミドとの共重合体の水溶液にN−メチロール化剤
を混合し、数時間放置するのみで十分である。 AMPS2〜40モル%、N−メチロールアクリル
アミドおよびアクリルアミド60〜98モル%より成
る共重合体は、既にアメリカ特許第3975496号に
おいて、ボーキサイトからアルミナを生産する場
合に発生する極めて塩基性の強い赤泥の処理に適
しているとして、知られている。 しかしながら、AMPSユニツトの含有量が10
モル%と低い特定の共重合体より成る本発明の凝
集剤が中性域の廃水に対しても極めて顕著な硬化
を発揮することは意外な事実である。 N−メチロール化反応の触媒としては、PH10以
上に到達出来るものであれば特に制限はないが、
構成アクリルアミドユニツトに対し、5〜10モル
%でPH10以上が実現しうる水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、トリエチル
アミンなどが特に好適である。 この反応に必要なホルマリンまたはパラホルム
アルデヒドは、通常AMPSとアクリルアミド共
重合物中のアクリルアミドに対し、ホルムアルデ
ヒドとして75乃至100モル%の範囲から選択され
る。ホルムアルデヒドをさらに過剰に用いればN
−メチロール化反応の反応率は高いが、未反応の
ホルムアルデヒドが製品中に多量に残留する点で
好ましくない。 ホルマリンまたはパラホルムアルデヒドと
AMPS−アクリルアミド共重合体水溶液は、撹
拌槽内での混合、ゲル状態での含浸あるいは管中
混合といつた通常公知の手段で混合される。 このメチロール化反応は極めてはやく、25乃至
30℃の室温で3乃至5時間の条件でほぼ平衡反後
率の90%に達する。さらに長時間放置すれば徐々
に平衡反応率に到達する。メチロール化反応はさ
らに温度を高めることによつて促進されるが同時
にアルカリによるアクリルアミドの加水分解反応
も促進される。この場合生成するアクリル酸塩ユ
ニツトの含有量が反応前のアクリルアミドユニツ
トに対し10モル%程度以上となると、得られた製
品の圧縮性能が低下するため、10モル%以下、好
ましくは5モル%以下になるようにとどめる必要
がある。この為、メチロール化反応の塩基性触媒
を反応前のアクリルアミドユニツトに対し10モル
%以下とした上、70乃至80℃以下の温度で実施す
ることが好ましい。 〔実施例〕 以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明
するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下
の実施例には制約されない。 実施例 1 撹拌機を備えた50mlの三ツ口フラスコに脱塩水
41.5gにNa3PO4・12H2O0.27gを溶解した溶液
を入れた。ついでこれに撹拌下原料重合体の粉末
(AMPS:1.0モル%、アクリルアミド:99.0モル
%よりなる共重合体)1.0gを添加し、均一に溶
解したのち共重合体のアクリルアミドユニツトに
対して等モルのホルマリンを5重量%と水溶液状
で混合した。撹拌下、50℃に加温して3時間、メ
チロール化反応を行なつた。得られた共重合体
を、食塩水に溶解し、重合体が1規定食塩水中、
0.1g/dlの濃度(C)の溶液となる様調整した。オ
ストワルドの粘度計(1規定食塩水によるt0
60.2秒)を用いて25℃で測定した値(t秒)より
下記計算式に従つて重合体の還元粘度(7sp/c)
を求めた。 還元粘度7sp/c=(t−t0/t0)/c 次に、フロリダリン鉱石廃水(PH=6.8、25℃
で測定)を脱塩水で6倍に希釈し、これを100ml
の目盛付比色管にとり、共重合体の0.01%水溶液
を添加する。5回転倒混合後垂直に立て、凝集固
体界面の沈降速度、及び1時間放置後の沈降容積
を求めることにより、沈降性、圧縮性に関する性
能評価試験を行なつた。結果を表−1に示す。 実施例2〜8および比較例1〜20 実施例1と同様の方法で、表−1ないし表−2
に示される組成の共重合体を得た。それぞれの還
元粘度、性能評価試験の結果を同表に示す。
【表】 なお、表−1中のデータを用いて沈降速度、沈
降容積のグラフを求め第1図および第2図に示し
た。
【表】 なお、表−2中のデータを用いて沈降速度、沈
降容積のグラフを求め第3図および第4図に示し
た。 実施例 9 50mlの試験管にアクリルアミド3.78g、メチロ
ールアクリルアミド6.40g、25重量%の2−アク
リルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナト
リウム水溶液9.28g、および脱塩水26.79gを入
れ均一に溶解した。0.2重量%の2,2′−アゾビ
ス−2−アミジノプロパン2塩酸塩3.75gを混合
したのち試験管に3方コツクを備えた栓をした。
三方コツクに真空系と窒素導入管を付し容器内を
窒素置換した。50℃にて4時間保持し、重合し
た。得られた重合体の還元粘度を測定し、性能評
価試験を行なつた。結果を表−3に示す。 実施例10および比較例21〜24 実施例9と同様の方法で、表−3に示される組
成の共重合体を得た。それぞれの還元粘度、性能
評価試験の結果を同表に示す。 比較例 25 AMPSの代りにビニルスルホン酸ソーダを使
う意外は実施例9と同様の方法で重合し、アクリ
ルアミド/ビニルスルホン酸ソーダ/N−メチロ
ールアクリルアミド系共重合体を得た。 ビニルスルホン酸ソーダ系は重合性が悪く、還
元粘度10以下のものしか得られなかつた。性能評
価試験を行なつた結果を表−3に示した。 比較例 26 撹拌機を備えた100mlの三ツ口フラスコにアク
リルアミド0.58g、N−メチロールアクリルアミ
ド1.92gおよび脱塩水46.6gを加えて溶解した。 50℃のバスにセツトし、0.2重量%の2,2′−
アゾビス−2−アミジノプロパン−2−塩酸塩
0.2gを添加して3時間重合した。かくしてアク
リルアミドとN−メチロールアクリルアミドの比
が30:70モル比の集合体が得られる。 次に0.1規定の苛性ソーダ水溶液でPHを9とし
て亜硫酸ソーダ0.19gを添加して、更に50℃で2
時間反応した。かくしてアクリルアミドとN−メ
チロールアクリルアミド、およびスルホメチルア
クリルアミドのモル比が30:62:8の重合体を得
た。実施例9と同様に還元粘度の測定と性能評価
試験を行ない、結果を表−3に示した。
【表】
〔発明の効果〕
本発明によれば、微細鉱物粒子含有廃水を工業
的有利に処理可能な凝集剤が提供され、特に、本
発明凝集剤は、従来その処理が困難であつたリン
鉱石の処理時に発生する廃水に好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図はフロリダリン鉱石廃水にアクリルアミ
ド−AMPS共重合体(−●−)の水溶液および
アクリルアミド−AMPS共重合体のメチロール
化変性物(−○・−)の水溶液を添加したときの重
合体中のAMPSユニツト含有量と沈降速度の関
係を示すグラフである。第2図は同上条件下の重
合体中のAMPSユニツト含有量と沈降容積の関
係を示すグラフである。第3図はフロリダリン鉱
石廃水にAMPSユニツトを4モル%含有するポ
リアクリルアミドのメチロール化変性物の水溶液
を添加したときの重合体中のメチロールアクリル
アミドユニツト含有量と沈降速度の関係を示すグ
ラフである。第4図は同上条件下の重合体中のメ
チロールアクリルアミドユニツト含有量と沈降容
積の関係を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンス
    ルホン酸又はその塩0.5〜10モル%、N−メチロ
    ールアクリルアミド40〜99.5モル%およびアクリ
    ルアミド0〜59.5%の共重合体より成ることを特
    徴とする微細鉱物粒子を含む中性廃水処理用アニ
    オン性凝集剤。 2 N−メチロールアクリルアミドが45〜99.5モ
    ル%、アクリルアミドが0〜54.5モル%であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のアニ
    オン性凝集剤。
JP60038593A 1985-02-27 1985-02-27 微細鉱物粒子を含む廃水処理用アニオン性凝集剤 Granted JPS61197008A (ja)

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