JPH05330351A - 車両用燃料タンク - Google Patents
車両用燃料タンクInfo
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- JPH05330351A JPH05330351A JP14454692A JP14454692A JPH05330351A JP H05330351 A JPH05330351 A JP H05330351A JP 14454692 A JP14454692 A JP 14454692A JP 14454692 A JP14454692 A JP 14454692A JP H05330351 A JPH05330351 A JP H05330351A
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- Japan
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- fuel
- nozzle
- passage
- refueling
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 負圧作動式のオートストップ機構を有する給
油ガンで燃料タンクに給油する際に、給油口から燃料が
溢れることを防止する。 【構成】 タンク本体21から上方に延出する給油管2
の給油口21 に給油ガンGのノズル3が気密に挿入され
るノズルシール22を張設し、このノズルシール22の
上側にブリーザ通路23の上端を開口させるとともに、
その下側に連通路27の上端を開口させる。燃料液面が
低い間は、タンク本体21の上部空間の空気が連通路2
7からノズルシール22を貫通するノズル3のセンサ孔
31 に供給されるため、給油ガンGのオートストップ機
構は作動しない。燃料タンクTが満杯になって連通路2
7の下端が燃料液面下に没すると、空気が連通路27を
介して前記センサ孔31 に供給されなくなるため、給油
ガンGのオートストップ機構が作動して給油が停止され
る。
油ガンで燃料タンクに給油する際に、給油口から燃料が
溢れることを防止する。 【構成】 タンク本体21から上方に延出する給油管2
の給油口21 に給油ガンGのノズル3が気密に挿入され
るノズルシール22を張設し、このノズルシール22の
上側にブリーザ通路23の上端を開口させるとともに、
その下側に連通路27の上端を開口させる。燃料液面が
低い間は、タンク本体21の上部空間の空気が連通路2
7からノズルシール22を貫通するノズル3のセンサ孔
31 に供給されるため、給油ガンGのオートストップ機
構は作動しない。燃料タンクTが満杯になって連通路2
7の下端が燃料液面下に没すると、空気が連通路27を
介して前記センサ孔31 に供給されなくなるため、給油
ガンGのオートストップ機構が作動して給油が停止され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上方に延出する給油管
を備えたタンク本体の内部をブリーザ通路を介して大気
に連通させてなる車両用燃料タンクに関する。
を備えたタンク本体の内部をブリーザ通路を介して大気
に連通させてなる車両用燃料タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の燃料タンクに負圧作動式のオー
トストップ機構を備えた給油ガンで燃料を供給する際、
タンク本体を満たした燃料の液面が給油管の給油口近傍
まで上昇して、給油管に挿入した給油ガンのノズルに形
成されたセンサ孔を塞ぐと、オートストップ機構が作動
して燃料の供給が自動的に停止される。
トストップ機構を備えた給油ガンで燃料を供給する際、
タンク本体を満たした燃料の液面が給油管の給油口近傍
まで上昇して、給油管に挿入した給油ガンのノズルに形
成されたセンサ孔を塞ぐと、オートストップ機構が作動
して燃料の供給が自動的に停止される。
【0003】図4は上記オートストップ機構を備えた給
油ガンの構造を示すものである。
油ガンの構造を示すものである。
【0004】給油ガンGは、給油作業者が握るガン本体
1と、燃料タンクTの給油管2の上端に設けられた給油
口21 に挿入されるノズル3とを備える。燃料供給パイ
プ4とノズル3とを接続するようにガン本体1に形成さ
れた燃料通路5には、流路断面積を絞った弁座51 が形
成されており、この弁座51 に着座可能な弁体6がピン
7回りに回動可能に支持されたL字状のリンク8に連結
される。ガン本体1にピン9で枢支されたレバー10と
前記リンク8の間に、ロック部材11が上下摺動及び揺
動可能に配設されるともに、ガン本体1に設けた負圧室
12に収納されたダイヤフラム13から延びるロッド1
4が、前記ロック部材11に形成した長孔111 に連結
される。ノズル3の先端部に開口するセンサ孔31 はエ
ア通路15を介して前記負圧室12に連通し、この負圧
室12は更に負圧通路16を介して前記弁座51 の近傍
に連通する。
1と、燃料タンクTの給油管2の上端に設けられた給油
口21 に挿入されるノズル3とを備える。燃料供給パイ
プ4とノズル3とを接続するようにガン本体1に形成さ
れた燃料通路5には、流路断面積を絞った弁座51 が形
成されており、この弁座51 に着座可能な弁体6がピン
7回りに回動可能に支持されたL字状のリンク8に連結
される。ガン本体1にピン9で枢支されたレバー10と
前記リンク8の間に、ロック部材11が上下摺動及び揺
動可能に配設されるともに、ガン本体1に設けた負圧室
12に収納されたダイヤフラム13から延びるロッド1
4が、前記ロック部材11に形成した長孔111 に連結
される。ノズル3の先端部に開口するセンサ孔31 はエ
ア通路15を介して前記負圧室12に連通し、この負圧
室12は更に負圧通路16を介して前記弁座51 の近傍
に連通する。
【0005】上記構成を備えた給油ガンGのノズル3を
給油管2の給油口21 に挿入してレバー10を上向きに
引くと、図4に示すようにロック部材11が上方に移動
してリンク8を時計方向に回動させ、弁体6を弁座51
から離間させる。これにより燃料供給パイプ4からの燃
料が燃料通路5及びノズル3を通って燃料タンクTに供
給される。この時、流路断面積が絞られた弁座51 の近
傍に負圧が発生するが、この弁座51 近傍にはノズル3
の先端部に開口するセンサ孔31 、エア通路15、負圧
室12及び負圧通路16を通って空気が流入するため、
負圧室12は大気圧に保持されてダイヤフラム13は作
動しない。
給油管2の給油口21 に挿入してレバー10を上向きに
引くと、図4に示すようにロック部材11が上方に移動
してリンク8を時計方向に回動させ、弁体6を弁座51
から離間させる。これにより燃料供給パイプ4からの燃
料が燃料通路5及びノズル3を通って燃料タンクTに供
給される。この時、流路断面積が絞られた弁座51 の近
傍に負圧が発生するが、この弁座51 近傍にはノズル3
の先端部に開口するセンサ孔31 、エア通路15、負圧
室12及び負圧通路16を通って空気が流入するため、
負圧室12は大気圧に保持されてダイヤフラム13は作
動しない。
【0006】燃料タンクTが満杯になり、図5に示すよ
うに燃料液面が給油管2の内部を上昇してノズル3のセ
ンサ孔31 を塞ぐと、エア通路15を介して空気が供給
されなくなった負圧室12に弁座51 近傍の負圧が負圧
通路16を介して作用し、ダイヤフラム13は図中左側
に変形する。その結果、ロッド14に長孔111 を引か
れたロック部材11が時計方向に揺動してレバー10の
荷重がリンク8に伝達されなくなり、燃料通路5を流れ
る燃料の圧力で弁体6が弁座51 に着座してオートスト
ップ機構が作動する。
うに燃料液面が給油管2の内部を上昇してノズル3のセ
ンサ孔31 を塞ぐと、エア通路15を介して空気が供給
されなくなった負圧室12に弁座51 近傍の負圧が負圧
通路16を介して作用し、ダイヤフラム13は図中左側
に変形する。その結果、ロッド14に長孔111 を引か
れたロック部材11が時計方向に揺動してレバー10の
荷重がリンク8に伝達されなくなり、燃料通路5を流れ
る燃料の圧力で弁体6が弁座51 に着座してオートスト
ップ機構が作動する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の燃料
タンクTでは、燃料が給油管2の給油口21 の近傍まで
上昇した時に初めてオートストップ機構が作動するた
め、その作動が僅かに遅れただけで燃料が給油口21 か
ら溢れる場合があった。
タンクTでは、燃料が給油管2の給油口21 の近傍まで
上昇した時に初めてオートストップ機構が作動するた
め、その作動が僅かに遅れただけで燃料が給油口21 か
ら溢れる場合があった。
【0008】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、負圧作動式のオートストップ機構を備えた給油ガン
用いて給油を行う際に、給油管の給油口から燃料が溢れ
ることを防止し得る車両用燃料タンクを提供することを
目的とする。
で、負圧作動式のオートストップ機構を備えた給油ガン
用いて給油を行う際に、給油管の給油口から燃料が溢れ
ることを防止し得る車両用燃料タンクを提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、上方に延出する給油管を備えたタンク本
体の内部をブリーザ通路を介して大気に連通させてなる
車両用燃料タンクにおいて、前記給油管内の燃料液面の
高さを検知して燃料の供給を自動的に停止し得るオート
ストップ機構を備えた給油ガンによる給油時に、前記タ
ンク本体内の燃料液面の高さを検知して前記オートスト
ップ機構を作動させる補助オートストップ機構を設けた
ことを第1の特徴とする。
に、本発明は、上方に延出する給油管を備えたタンク本
体の内部をブリーザ通路を介して大気に連通させてなる
車両用燃料タンクにおいて、前記給油管内の燃料液面の
高さを検知して燃料の供給を自動的に停止し得るオート
ストップ機構を備えた給油ガンによる給油時に、前記タ
ンク本体内の燃料液面の高さを検知して前記オートスト
ップ機構を作動させる補助オートストップ機構を設けた
ことを第1の特徴とする。
【0010】また本発明は前述の第1の特徴に加えて、
前記補助オートストップ機構が、給油管の給油口近傍に
設けられて給油ガンのノズルが気密に嵌合可能なノズル
シールと、このノズルシールの下流側の給油管と前記タ
ンク本体の内部とを連通させる連通路とを備えたことを
第2の特徴とする。
前記補助オートストップ機構が、給油管の給油口近傍に
設けられて給油ガンのノズルが気密に嵌合可能なノズル
シールと、このノズルシールの下流側の給油管と前記タ
ンク本体の内部とを連通させる連通路とを備えたことを
第2の特徴とする。
【0011】また本発明は前述の第1の特徴に加えて、
前記補助オートストップ機構が、給油管の給油口近傍に
設けられて給油ガンのノズルが気密に嵌合可能なノズル
シールと、このノズルシールの下流側の給油管と前記ブ
リーザ通路とを連通させる連通路とを備えたことを第3
の特徴とする。
前記補助オートストップ機構が、給油管の給油口近傍に
設けられて給油ガンのノズルが気密に嵌合可能なノズル
シールと、このノズルシールの下流側の給油管と前記ブ
リーザ通路とを連通させる連通路とを備えたことを第3
の特徴とする。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【0013】図1及び図2は本発明の第1実施例を示す
もので、図1は燃料タンクの部分断面図、図2は作用の
説明図である。
もので、図1は燃料タンクの部分断面図、図2は作用の
説明図である。
【0014】図1に示すように、燃料タンクTは中空容
器よりなるタンク本体21を備えており、このタンク本
体21から上向きに立設された給油管2の上端には、そ
の直径が拡大した給油口21 が設けられる。給油口21
は中央に給油ガンGのノズル3を挿入し得る開口を有す
る可撓性のノズルシール22が張設される。ノズル3は
ノズルシール22に気密に嵌合し、その状態ではノズル
シール22を介しての空気の流通が遮断される。
器よりなるタンク本体21を備えており、このタンク本
体21から上向きに立設された給油管2の上端には、そ
の直径が拡大した給油口21 が設けられる。給油口21
は中央に給油ガンGのノズル3を挿入し得る開口を有す
る可撓性のノズルシール22が張設される。ノズル3は
ノズルシール22に気密に嵌合し、その状態ではノズル
シール22を介しての空気の流通が遮断される。
【0015】給油口21 におけるノズルシール22の上
側位置とタンク本体21の上部空間とはブリーザ通路2
3によって接続され、そのブリーザ通路23の下端には
フロート室24とフロート25とよりなるフロートバル
ブ26が設けられる。このフロートバルブ26は、オー
トストップ機構の作動後に継続して給油を行った場合
に、ブリーザ通路23を閉塞して燃料タンクTの上部に
一定容積の空間を確保し、図示せぬキャニスタへの燃料
の流入を防止する。
側位置とタンク本体21の上部空間とはブリーザ通路2
3によって接続され、そのブリーザ通路23の下端には
フロート室24とフロート25とよりなるフロートバル
ブ26が設けられる。このフロートバルブ26は、オー
トストップ機構の作動後に継続して給油を行った場合
に、ブリーザ通路23を閉塞して燃料タンクTの上部に
一定容積の空間を確保し、図示せぬキャニスタへの燃料
の流入を防止する。
【0016】そして、給油口21 におけるノズルシール
22の下側位置とタンク本体21の上部空間とは連通路
27によって接続される。
22の下側位置とタンク本体21の上部空間とは連通路
27によって接続される。
【0017】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
の作用について説明する。
【0018】図1に示すように、給油ガンGのノズル3
を給油管2の給油口21 に設けたノズルシール22に挿
入し、ノズル3のセンサ孔31 をノズルシール22の下
側に位置させた状態で燃料を燃料タンクTに供給する。
燃料液面が次第に上昇すると、タンク本体21上部の空
気は開弁状態にあるフロートバルブ26及びブリーザ通
路23を介して大気に放出される。その間、給油ガンG
のノズル3に設けたセンサ孔31 には、タンク本体21
の上部空間の空気が連通路27を介して供給され、これ
によりオートストップ機構が作動することが防止され
る。
を給油管2の給油口21 に設けたノズルシール22に挿
入し、ノズル3のセンサ孔31 をノズルシール22の下
側に位置させた状態で燃料を燃料タンクTに供給する。
燃料液面が次第に上昇すると、タンク本体21上部の空
気は開弁状態にあるフロートバルブ26及びブリーザ通
路23を介して大気に放出される。その間、給油ガンG
のノズル3に設けたセンサ孔31 には、タンク本体21
の上部空間の空気が連通路27を介して供給され、これ
によりオートストップ機構が作動することが防止され
る。
【0019】燃料液面が更に上昇して満杯に近づくと、
図2に示すように連通路27の下端開口が燃料によって
閉塞される。この状態では連通路27の下端及び給油管
2の下部が共に燃料により閉塞され、且つ給油管2の上
部がノズルシール22により閉塞されるため、給油ガン
Gのセンサ孔31 にはそれ以上充分な空気が供給されな
くなって負圧が発生する。即ち、前記センサ孔31 が燃
料液面下に没した状態と同じになり、図4及び図5で説
明した前述の作用によって給油ガンGのオートストップ
機構が作動し、燃料の供給が停止される。
図2に示すように連通路27の下端開口が燃料によって
閉塞される。この状態では連通路27の下端及び給油管
2の下部が共に燃料により閉塞され、且つ給油管2の上
部がノズルシール22により閉塞されるため、給油ガン
Gのセンサ孔31 にはそれ以上充分な空気が供給されな
くなって負圧が発生する。即ち、前記センサ孔31 が燃
料液面下に没した状態と同じになり、図4及び図5で説
明した前述の作用によって給油ガンGのオートストップ
機構が作動し、燃料の供給が停止される。
【0020】而して、燃料液面は給油管2の給油口21
よりも遙かに低い位置で上昇を停止するため、オートス
トップ機構の作動に若干の遅れがあっても燃料が給油口
21から溢れる虞がない。
よりも遙かに低い位置で上昇を停止するため、オートス
トップ機構の作動に若干の遅れがあっても燃料が給油口
21から溢れる虞がない。
【0021】図3は本発明の第2実施例を示すもので、
この実施例はブリーザ通路23がフロートバルブ26を
備えておらず、そのブリーザ通路23の上端近傍から分
岐した連通路27′が給油口21 におけるノズルシール
22の下側位置に接続される。連通路27′の断面積は
ブリーザ通路23の断面積に比べて充分に小さく設定さ
れ、そこを流れる空気に所定の流通抵抗が与えられる。
この実施例はブリーザ通路23がフロートバルブ26を
備えておらず、そのブリーザ通路23の上端近傍から分
岐した連通路27′が給油口21 におけるノズルシール
22の下側位置に接続される。連通路27′の断面積は
ブリーザ通路23の断面積に比べて充分に小さく設定さ
れ、そこを流れる空気に所定の流通抵抗が与えられる。
【0022】而して、この実施例ではタンク本体21内
部の燃料液面がブリーザ通路23の下端開口を閉塞する
までは、給油ガンGからの燃料供給量に相当する大量の
空気がブリーザ通路23を上昇して大気に放出されるた
め、そのブリーザ通路23から分岐する連通路27を介
してノズル3のセンサ孔31 に給油ガンGのオートスト
ップ機構の作動を規制するのに充分な量の空気が供給さ
れる。しかしながら、燃料タンクTが満杯に近づいてブ
リーザ通路23の下端開口が上昇した燃料液面によって
閉塞されると、タンク本体21内部の空気はブリーザ通
路23の内部を流れなくなるため、流通抵抗が大きい小
径の連通路27を介してノスル3のセンサ孔31 に充分
な空気が供給されなくなって負圧が発生し、その結果オ
ートストップ機構が作動して給油ガンGからの燃料供給
が停止される。
部の燃料液面がブリーザ通路23の下端開口を閉塞する
までは、給油ガンGからの燃料供給量に相当する大量の
空気がブリーザ通路23を上昇して大気に放出されるた
め、そのブリーザ通路23から分岐する連通路27を介
してノズル3のセンサ孔31 に給油ガンGのオートスト
ップ機構の作動を規制するのに充分な量の空気が供給さ
れる。しかしながら、燃料タンクTが満杯に近づいてブ
リーザ通路23の下端開口が上昇した燃料液面によって
閉塞されると、タンク本体21内部の空気はブリーザ通
路23の内部を流れなくなるため、流通抵抗が大きい小
径の連通路27を介してノスル3のセンサ孔31 に充分
な空気が供給されなくなって負圧が発生し、その結果オ
ートストップ機構が作動して給油ガンGからの燃料供給
が停止される。
【0023】而して、この第2実施例によっても、燃料
液面は給油管2の給油口21 よりも遙かに低い位置で上
昇を停止するため、給油口21 からの燃料の溢れを防止
することができる。
液面は給油管2の給油口21 よりも遙かに低い位置で上
昇を停止するため、給油口21 からの燃料の溢れを防止
することができる。
【0024】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の小設計
変更を行うことが可能である。
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の小設計
変更を行うことが可能である。
【0025】例えば、実施例では連通路27,27′と
給油管2との接続部がノズルシール22のすぐ下流に設
けられているが、前記接続部の位置はタンク本体21の
満杯時の燃料液面の高さとノズルシール22との間にあ
れば良い。
給油管2との接続部がノズルシール22のすぐ下流に設
けられているが、前記接続部の位置はタンク本体21の
満杯時の燃料液面の高さとノズルシール22との間にあ
れば良い。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、タンク本体内の燃料液面の高さを検知して給油ガン
のオートストップ機構を作動させる補助オートストップ
機構を設けたので、給油時に燃料液面が給油管の内部を
上昇する前にオートストップ機構を作動させ、燃料が給
油口から溢れる不都合を未然に回避することができる。
ば、タンク本体内の燃料液面の高さを検知して給油ガン
のオートストップ機構を作動させる補助オートストップ
機構を設けたので、給油時に燃料液面が給油管の内部を
上昇する前にオートストップ機構を作動させ、燃料が給
油口から溢れる不都合を未然に回避することができる。
【0027】また本発明の第2の特徴によれば、給油管
の給油口近傍に給油ガンのノズルが気密に嵌合可能なノ
ズルシールを設け、このノズルシールの下流側の給油管
とタンク本体の内部とを連通路で接続したので、タンク
本体に供給された燃料液面によって連通路の下端が閉塞
されると、それまで連通路を介して給油ガンのノズルに
供給されていた空気が遮断され、これにより給油ガンの
オートストップ機構を作動させることができる。
の給油口近傍に給油ガンのノズルが気密に嵌合可能なノ
ズルシールを設け、このノズルシールの下流側の給油管
とタンク本体の内部とを連通路で接続したので、タンク
本体に供給された燃料液面によって連通路の下端が閉塞
されると、それまで連通路を介して給油ガンのノズルに
供給されていた空気が遮断され、これにより給油ガンの
オートストップ機構を作動させることができる。
【0028】また本発明の第3の特徴によれば、給油管
の給油口近傍に給油ガンのノズルが気密に嵌合可能なノ
ズルシールを設け、このノズルシールの下流側の給油管
とブリーザ通路とを連通路で接続したので、タンク本体
に供給された燃料液面によってブリーザ通路の下端が閉
塞されると、それまでタンク本体に供給される燃料に押
し出されてブリーザ通路から連通路を介して給油ガンの
ノズルに供給されていた空気が遮断され、これにより給
油ガンのオートストップ機構を作動させることができ
る。しかも連通路をタンク本体に直接接続する必要が無
くなるため、構造の簡略化が可能となる。
の給油口近傍に給油ガンのノズルが気密に嵌合可能なノ
ズルシールを設け、このノズルシールの下流側の給油管
とブリーザ通路とを連通路で接続したので、タンク本体
に供給された燃料液面によってブリーザ通路の下端が閉
塞されると、それまでタンク本体に供給される燃料に押
し出されてブリーザ通路から連通路を介して給油ガンの
ノズルに供給されていた空気が遮断され、これにより給
油ガンのオートストップ機構を作動させることができ
る。しかも連通路をタンク本体に直接接続する必要が無
くなるため、構造の簡略化が可能となる。
【図1】第1実施例による燃料タンクの部分断面図
【図2】作用の説明図
【図3】第2実施例による燃料タンクの部分断面図
【図4】負圧作動式のオートストップ機構を備えた給油
ガンの断面図
ガンの断面図
【図5】作用の説明図
2 給油管 21 給油口 3 ノズル 21 タンク本体 22 ノズルシール 23 ブリーザ通路 27 連通路 27′ 連通路 G 給油ガン
Claims (3)
- 【請求項1】 上方に延出する給油管(2)を備えたタ
ンク本体(21)の内部をブリーザ通路(23)を介し
て大気に連通させてなる車両用燃料タンクにおいて、 前記給油管(2)内の燃料液面の高さを検知して燃料の
供給を自動的に停止し得るオートストップ機構を備えた
給油ガン(G)による給油時に、前記タンク本体(2
1)内の燃料液面の高さを検知して前記オートストップ
機構を作動させる補助オートストップ機構を設けたこと
を特徴とする、車両用燃料タンク。 - 【請求項2】 前記補助オートストップ機構が、給油管
(2)の給油口(2 1 )近傍に設けられて給油ガン
(G)のノズル(3)が気密に嵌合可能なノズルシール
(22)と、このノズルシール(22)の下流側の給油
管(2)と前記タンク本体(21)の内部とを連通させ
る連通路(27)とを備えたことを特徴とする、請求項
1記載の車両用燃料タンク。 - 【請求項3】 前記補助オートストップ機構が、給油管
(2)の給油口(2 1 )近傍に設けられて給油ガン
(G)のノズル(3)が気密に嵌合可能なノズルシール
(22)と、このノズルシール(22)の下流側の給油
管(2)と前記ブリーザ通路(23)とを連通させる連
通路(27′)とを備えたことを特徴とする、請求項1
記載の車両用燃料タンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14454692A JPH05330351A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 車両用燃料タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14454692A JPH05330351A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 車両用燃料タンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05330351A true JPH05330351A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15364815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14454692A Pending JPH05330351A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 車両用燃料タンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05330351A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008201415A (ja) * | 2001-03-07 | 2008-09-04 | Inergy Automotive Systems Research | 液体燃料タンクのための安全システム |
US10508576B2 (en) | 2017-02-15 | 2019-12-17 | Hyundai Motor Company | Urea-filling device for diesel vehicles |
-
1992
- 1992-06-04 JP JP14454692A patent/JPH05330351A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008201415A (ja) * | 2001-03-07 | 2008-09-04 | Inergy Automotive Systems Research | 液体燃料タンクのための安全システム |
US10508576B2 (en) | 2017-02-15 | 2019-12-17 | Hyundai Motor Company | Urea-filling device for diesel vehicles |
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