JPH0533027Y2 - - Google Patents

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JPH0533027Y2
JPH0533027Y2 JP1986029940U JP2994086U JPH0533027Y2 JP H0533027 Y2 JPH0533027 Y2 JP H0533027Y2 JP 1986029940 U JP1986029940 U JP 1986029940U JP 2994086 U JP2994086 U JP 2994086U JP H0533027 Y2 JPH0533027 Y2 JP H0533027Y2
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cord
cabinet
cords
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wiring
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本案はキヤビネツトの配線装置に関し、更に詳
しくはOA機器等に接続するコード類をキヤビネ
ツトの下部けこみ板に配線できるようになし、既
製のキヤビネツトにあつても後日容易に設置可能
な配線装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、比較的大型、中型の電算機本体を設置す
る場合には、あらかじめ床面下位に配線設置空間
を設けておき、該配線設置空間に電算機に接続す
る電源コード及び信号コード等のコード類等を配
設しているが、比較的小型の電算機、端末機、ワ
ードプロセツサー等のOA機器は、使用の便宜の
ためその設置位置を変更することが多く、そのた
め床面下位に特別な配線設置空間を設けていない
通常の事務所の床面に設置され、そのコード類を
床面に縦横に配設したモールで保護して使用され
ているのがきわめて一般的である。
また、制御盤、配電盤等の盤内に取付けられ、
多数のコード類を整列させる配線手段として、実
開昭55−74214号公報の従来例として、断面略コ
字形の配線ダクトの両側板端縁に形成した係合溝
に、ダクトカバーの両側折返し縁を外嵌し、配線
ダクトの側板には配線ダクト内に配線されたコー
ド類を引き出すための多数の配線穴が形成され、
そしてこの配線ダクトはその底面に形成された取
付穴を利用して取付けられる構造のものが開示さ
れている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この比較的小型の電算機、端末機、ワードプロ
セツサー等のOA機器に接続するコード類は、床
面に設置したモール内に内設していたが、OA機
器の設置密度が高まつている現状では、床面に縦
横に設置されたモールが美観を損ね歩行の障害と
なるばかりか、つまづくことにより転倒またはコ
ード類の破損のおそれがあつた。
このような状況から、事務所に設置する書類保
管用や記憶手段保管用のキヤビネツトの収容空間
の下部であつて、前面に設けた開閉扉の下部に着
目し、この利用されていない下部に該コード類を
配設することが考えだされたが、下部けこみ板を
取外してのコード類の配設が必要であつたり、側
板下部もしくは該けこみ板にコード類引込み口並
びに引出し口を別途穿孔する作業が必要である等
面倒であつた。
また、前記公報記載の配線手段は、制御盤、配
電盤等の盤内に取付けられたことを前提としてい
るため、ダクトカバーは単に配線ダクトの開口部
を閉塞するためだけに利用され、配線ダクトの配
線穴を設けた両側板等は露出しているので、この
配線手段をそのままキヤビネツトの前面に取付け
ることは外観性を損なうばかりでなく、ダクトカ
バーが不用意に外れるおそれがある。
このような従来の問題点に鑑みて考案されたも
のが本案のキヤビネツトの配線装置であつて、
OA機器に接続するコード類をキヤビネツトに特
別な加工を施さず、その開閉扉の下方の下部けこ
み板前面に外観性を損なうことなく容易に配設可
能とするとともに、その取付状態が安定であり、
更に既製のキヤビネツトにあつても後日容易に設
置可能とすることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる目的を達成するために、本案ではキヤビ
ネツトの開閉扉下方の下部けこみ板前面であつて
開閉扉に近接した位置に沿つて、該前面と上下部
との間に係止片受入用間隙を形成して、前方に開
放したコード類受入溝を長さ方向に沿つて設けた
コード類受けを固定するとともに、該コード類受
け上下の間隙に係装しうるL型の係止片を正面板
の上下後方へ形成したカバー部材を、該係止片の
背面を下部けこみ板前面に密接させた状態で前記
間隙に係装してコード類受けを外被してなるキヤ
ビネツトの配線装置を提供せんとするにある。
〔作用〕
以上の如き内容からなる本案のキヤビネツトの
配線装置は、キヤビネツトの開閉扉下方の下部け
こみ部前面であつて開閉扉に近接した位置に沿つ
てコード類受けを固定すると、下部けこみ板前面
とコード類受けの上下部との間に、カバー部材の
上下係止片を係装する係止片受入用間隙が形成さ
れ、コード類受入溝内にコード類を配設した後、
このコード類受けの上下間隙にカバーの係止片を
その背面が下部けこみ板前面に密接するように弾
性係装して取付け、該カバーでコード類受けを外
被するするのである。このコード類受けへのカバ
ーの取付けは、開閉扉を全開した状態、即ち開閉
扉を略180°開放状態となして、コード類受けの上
方を露出した状態で行うのであり、通常の開閉扉
の閉扉状態若しくは略90°開扉状態の場合には、
カバーの上面は該開閉扉の下端によつて、係止片
が係止片受入用間隙から不意に外れることを規制
している。
また、このような配線装置を設置したキヤビネ
ツトを、例えば事務所の床面に壁面を背にした状
態で多数並設し、隣接したキヤビネツト間並びに
この配線装置に順次コード類を挿通すれば、OA
機器等に接続するコード類を事務所内の床面上に
縦横に配設することなく、コンパクトに配線でき
るものである。
〔実施例〕
以下本案のキヤビネツトの配線装置を、添付の
図面に基づき更に説明する。
図中Aは書類保管用や記憶手段保管用のキヤビ
ネツトであつて、このキヤビネツトAの本体から
突出させた観音開き式の2枚の扉B,Bを有し、
この2枚の扉B,Bは共に、第1図中一点鎖線で
示したように略180°開放可能に設置されている。
このキヤビネツトAの収容空間下位であつて、前
記扉B,Bの下方に下部けこみ板1を有し、該下
部けこみ板1の前面であつて該扉B,Bに近接し
た位置に沿つて、本案のキヤビネツトの配線装置
Cが設置される。
2は巾寸法をキヤビネツトAの巾寸法より狭く
設定され、前方巾方向全体にわたつて、即ち長さ
方向に沿つて前面開放した三条のコード類受入溝
3を形成したコード類受けである。該コード類受
け2を下部けこみ板1へ固定するには、中央のコ
ード類受入溝3に形成した取付孔2aに挿通した
ビス2bを下部けこみ板1に螺合することによつ
て簡単に行われる。前記下部けこみ板1に予めビ
ス2bを螺合する螺孔を形成することもできる
が、後日下部けこみ板1にビス2bの直径よりも
僅かに小さい孔を穿孔するだけで、螺孔の代用と
することができ、その作業は極めて簡単である。
そして、コード類受け2の固定時に、コード類受
け2の上下部と、キヤビネツトAの下部けこみ板
1前面との間に後述する係止片受入用間隙4a,
4bを形成すべく、高さ寸法をコード類受け2の
高さ寸法より小さく設定した介在板5を少なくと
も両側部において介在させ、該介在板5に開口し
た通孔5′に前記ビス2bを挿通して下部けこみ
板1にビス止め固定するのである。
こうしてキヤビネツトAの下部けこみ板1前面
に固定されたコード類受け2を外被すべく、正面
板6の上下後方には前記間隙4a,4bに係装可
能なL型の係止片7a,7b、両側には側壁8,
8を形成し、巾寸法をキヤビネツト巾寸法と略一
致させたカバー部材9を該上下係止片7a,7b
を上下の間隙4a,4bに弾性係装して取付けて
いる。
ここでカバー部材9の下部係止片7bの両側に
その水平片7b′に至る一端が開放したスリツト1
0,10を設け、該スリツト10,10の一方を
コード類引込み口、他方を引出し口としている。
尚図中11はカバー部材9前面に設置したコン
セントである。図示した実施例のようにキヤビネ
ツトAの扉B,Bが180°開放可能であれば、コー
ド類受け2の上方を開放することが可能で、その
場合にはコード類のコード類受け2への配設作業
が容易となるとともに、カバー部材9の係装も容
易となる。
このような配線装置Cを設置したキヤビネツト
A…を、例えば事務所の床面に壁面を背にした状
態で多数並設し、隣接するキヤビネツトA,A間
並びにスリツト10,10間に順次コード類を挿
通して事務所内の配線を行うとともに、キヤビネ
ツトAに設置されたコンセント11にOA機器の
プラグをさし込んでOA機器の使用を可能とする
ものである。
本案のキヤビネツトの配線装置Cについては何
ら図示した実施例の態様に限定されるものではな
く、第4図イに示したようにコード類受け2と介
在板5を一体にしてもよく、また前述のようにコ
ード類受け2を下部けこみ板1前面に固定したと
きに該下部けこみ板1前面とコード類受け2の上
下部との間に係止片受入用間隙4a,4bを形成
するため第4図ロに示したようにコード類受け2
の上下面2′,2″に連続的若しくは間欠的に突条
12,12を形成してもよい。
またコード類受け2の両側にカバー部材9の側
壁8,8が近接するようにカバー部材9の巾寸法
を設定してもよく、このときにはコード類受け2
のコード類受入溝3…の各水平板3′に前記カバ
ー部材9のスリツト10,10に連通するスリツ
トを形成すればよい。
更にカバー部材9のコード類引込み口並びに引
出し口となるスリツト10,10を他の適所例え
は側壁8,8に形成してもよく、また側壁8,8
を省略してもよい。
このように、コード類受け2には前面へ開放し
た三条のコード類受入溝3,…を設け、中央のコ
ード類受入溝3に設けた取付孔2aを利用してキ
ヤビネツトAの下部けこみ板1にビス止め固定し
たものであるから、上下のコード類受入溝3,3
を利用してコード類を配線すれば、キヤビネツト
がスチール製であつてもそれに導通しているビス
2bにコード類が接することがなく配線できるの
で、漏電やキヤビネツトとビスを介した電磁障害
の恐れが全くなく、更に上下のコード類受入溝
3,3に弱電、強電関係のコード類を振り分けて
配線することができるので、強電関係のコード類
から弱電関係のコード類に電磁ノイズが侵入する
ことを防止できるのである。
また、コード類受け2のコード類受入溝3にコ
ード類を配線した後、その両端部をカバー部材9
のスリツト10から外部に導出した状態で、カバ
ー部材9をコード類受け2の間隙4a,4bに係
装するので、その装着が極めて容易である。更
に、カバー部材9の両端の側壁8,8を省略した
ものにあつては、同種の複数のキヤビネツトA,
…を側方へ設置する場合に、隣接するキヤビネツ
トA,Aに設けたコード類受け2,2にわたつて
コード類を配設した後、それらにカバー部材9を
取付けるだけで、該カバー部材9の側端開放部を
通しての配線が可能となり、コード類の配線作業
が極めて容易になる。
また、キヤビネツトAの下部けこみ板1前面に
ビス止め固定してなる構成であるから、既製のキ
ヤビネツトにあつても後日容易に設置可能であ
り、キヤビネツトの生産工程を変更することもな
いから安価に提供することが可能である。
〔考案の効果〕 以上のようになる本案のキヤビネツトの配線装
置によれば、従来デツドスペースになつていたキ
ヤビネツトの開閉扉下方の下部けこみ板の前面で
あつて開閉扉に近接した位置に沿つて、コード類
受けを固定し、該コード類受けにカバー部材を弾
性係装して外被するものであるから、従来のよう
に床面に縦横にモールを配設する必要がなくな
り、それによりコード類をコード類受けに配設後
はカバー部材により外被されてなるから事務所の
美観を損ねることがなく、またつまづくことによ
る転倒またはコード類の破線のおそれも防止で
き、しかも開閉扉とカバー部材とでキヤビネツト
の前面の美観を統一でき、特に同種のキヤビネツ
トを複数側設する場合には顕著である。
また、コード類受けにカバー部材を装着した状
態では、コード類受けの上下部と下部けこみ板前
面との間に形成された係止片受入用間隙に、カバ
ー部材の上下係止片が係装されるとともに、該係
止片の背面が下部けこみ板前面に密接しているの
で、コード類受けが完全に外被されるとともに、
カバー部材がガタつくことはなく安定に装着でき
るのである。
更に、コード類受けへのカバー部材の取付け
は、開扉時にのみ行えることから、通常の使用状
態では不用意にカバー部材が外れたり、ズレたり
することがなく安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案のキヤビネツトの配線装置をキヤ
ビネツトに設置した状態を示す斜視図、第2図は
本案の配線装置の実施例の一部を示す部分斜視
図、第3図は同じく拡大縦断面図、第4図イ,ロ
はコード類受けの他実施例を示す説明図である。 A……キヤビネツト、B……扉、C……キヤビ
ネツトの配線装置、1……下部けこみ板、2……
コード類受け、3……コード類受入溝、5……介
在板、6……正面板、8……側壁、9……カバー
部材、10……スリツト、11……コンセント、
12……突条。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 キヤビネツトの開閉扉下方の下部けこみ板前面
    であつて開閉扉に近接した位置に沿つて、該前面
    と上下部との間に係止片受入用間隙を形成して、
    前方に開放したコード類受入溝を長さ方向に沿つ
    て設けたコード類受けを固定するとともに、 該コード類受け上下の間隙に係装しうるL型の
    係止片を正面板の上下後方へ形成したカバー部材
    を、該係止片の背面を下部けこみ板前面に密接さ
    せた状態で前記間隙に係装してコード類受けを外
    被してなるキヤビネツトの配線装置。
JP1986029940U 1986-02-28 1986-02-28 Expired - Lifetime JPH0533027Y2 (ja)

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JP1986029940U JPH0533027Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

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JPS62142886U JPS62142886U (ja) 1987-09-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5574214U (ja) * 1978-11-09 1980-05-22

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JPS62142886U (ja) 1987-09-09

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