JPH0532913Y2 - - Google Patents

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JPH0532913Y2
JPH0532913Y2 JP3748387U JP3748387U JPH0532913Y2 JP H0532913 Y2 JPH0532913 Y2 JP H0532913Y2 JP 3748387 U JP3748387 U JP 3748387U JP 3748387 U JP3748387 U JP 3748387U JP H0532913 Y2 JPH0532913 Y2 JP H0532913Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、空気調和装置におけるサーモスイツ
チなどのスライド調節器に関し、特に、磁気シー
ルド構造に係るものである。
(従来の技術) 一般に、例えば、空気調和装置において、本体
より分離してリモコン用のスイツチボツクスが設
けられているものがある。このスイツチボツクス
には、パワースイツチを始め風量調節スイツチや
冷暖切換スイツチ等が設けられると共に、サーモ
スイツチが設けられており、このサーモスイツチ
にスライド調節器が用いられているものがある。
このスライド式のサーモスイツチは、ボツクス
内に収納されたプリント基板に抵抗体を有するス
イツチ本体(調節器本体)が実装され、該スイツ
チ本体に接触子がスライド自在に設けられると共
に、該接触子にトツプカバーが嵌合されて成り、
化粧パネルより突出したトツプカバーの摘子を操
作して上記接触子をスライドさせ、抵抗値を変化
させて温度設定を行うようにしている。
(考案が解決しようとする課題) 上述したスライド式のサーモスイツチにおい
て、トツプカバーとスイツチ本体との間には、従
来、何ら磁気シールド手段が施されていないた
め、温度を設定すべくトツプカバーを操作した
際、人体に帯電した静電気がスイツチ本体に放電
する場合があつた。そして、この放電によつてス
イツチ本体内の半導体が誤作動したり、破壊され
る場合があり、温度設定を行えなくなるという問
題があつた。
特に、スライド調節器においては、トグルスイ
ツチやプツシユスイツチのように可動接片が単に
上下動等するのと異なり、接触子の水平移動が大
きいため、単にシールド板をトツプカバーとスイ
ツチ本体間に介設したのではシールド板の移動ス
ペースを要するなどの問題があり、未だ適宜なシ
ールド手段が施されていないのが現状である。
本考案は、斯かる点に鑑み、非帯電性材料より
成る可撓性フイルムで調整器本体を被覆すると共
に、該フイルムが接触子の移動で変形自在にする
ことにより、小スペースでもつて調節器本体を常
時磁気シールドして放電を確実に防止することを
目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案が講じた手
段は、第1図に示すように、先ず、プリント基板
3に実装された調節器本体4に接触子5がスライ
ド自在に設けられると共に、該接触子5のスライ
ド方向に長い矩形板状に形成されトツプカバー6
が該接触子5の突起51に嵌合され、該トツプカ
バー6で接触子5をスライドさせるようにしたス
ライド調節器を前提としている。
そして、上記突起51が貫通する長孔73を有
し且つ非帯電性材料よりなる可撓性フイルム7が
上記調節器本体4とトツプカバー6との間に介設
されている。該フイルム7は、上記接触子5のス
ライド方向に上記調節器本体4を覆うと共に、両
端部が上記プリント基板3に固着されている。更
に、上記長孔73は、上記接触子5のスライド方
向に長く形成されると共に、該接触子5のスライ
ド量より短く且つ上記トツプカバー6によつて常
時被覆された状態で突起51が移動するように該
トツプカバー6の長手方向長さの半分以下の長さ
に形成されている。加えて、上記フイルム7は、
上記調節器本体4上において突起51が長孔73
の各端部に当接した状態で接触子5がスライド方
向端部に移動可能な長さに形成され、上記フイル
ム7によつて調節器本体4を磁気シールドする構
成としている。
(作用) 上記構成により、本考案では、トツプカバー6
によつて接触子5をスライドさせて調節本体4を
操作している。その際、接触子5の突起51はフ
イルム7の長孔73内を移動すると共に、該長孔
73の端部に当接すると、フイルム7が移動して
スライドすることになる。
従つて、調節器本体4はフイルム7で常時覆わ
れ、しかも、長孔73はトツプカバー6で常時被
覆されているので、確実に磁気シールドされるこ
とになり、人体に帯電した静電気が放電されるこ
とがなく、調節器本体4に内蔵された半導体等の
誤動作や破壊を確実に防止することができる。
また、フイルム7の移動が少なく、張出し部分
を少なくすることができるので、デツドスペース
が生じることなく確実な磁気シールドを行うこと
ができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図〜第4図に示すように、1は空気調和装
置におけるサーモスイツチであつて、スイツチボ
ツクス2に設けられている。該スイツチボツクス
2はリモコン用のスイツチボツクスで、図示しな
い空気調和装置の本体にケーブル21を介して接
続されており、上記サーモスイツチ1の他に、パ
ワースイツチ22、風量を自動的に切換える風量
自動切換スイツチ23、冷暖房を切換える冷暖切
換スイツチ24及び風量を調節する風量調節スイ
ツチ25が設けられている。
上記サーモスイツチ1は、温度が設定するもの
で、スライドボリユームなどのスライド調節器で
構成されており、プリント基板3上に調節器本体
であるスイツチ本体4が実装されて上記スイツチ
ボツクス2内に収納されている。該プリント基板
3は、支持脚31を介してスイツチボツクス2に
固定され、各種の回路パターンがプリントされて
いる。
また、上記スイツチ本体4は、横長の矩形体に
形成されて抵抗体等が内蔵される一方、上面に横
長のスライド溝41が穿設されると共に、接触子
5がスライド自在に設けられている。そして、上
記プリント基板3には、上記スイツチ本体4にお
ける長手方向の両側端に近接して上下に貫通する
貫通孔32がスイツチ本体3の幅方向に穿設され
ている。
上記接触子5には、上記スライド溝41よりス
イツチ本体4の上方に突出する突起51が設けら
れており、該接触子5をスライドさせて抵抗値を
変化させ、温度を設定するようにしている。更
に、上記突起51には、トツプカバー6が嵌合さ
れ、該トツプカバー6は、カバー体61の上面に
摘子62が突設されて成り、該カバー体61は、
スイツチ本体4に対応して上記接触子5のスライ
ド方向に長い横長の矩形板に形成され、スイツチ
本体41の上面に近接して並設されている。ま
た、上記摘子62は、スイツチボツクス2の前面
化粧パネル26より突出し、該摘子62でトツプ
カバー6を操作して上記接触子5をスライドさせ
るようにしている。
一方、上記スイツチ本体4とトツプカバー6と
の間には、本考案の特徴である磁気シールド用の
フイルム7が介設され、該フイルム7は、非帯電
性材料、例えば、ラミネートフイルム、ポリエス
テルフイルムなどより成り、変形自在な可撓性に
構成されている。更に、該フイルム7は、帯状片
71と、該帯状片71の長手方向の両端部に連接
された舌状片72とより構成され、該帯状片71
は、上記スイツチ本体4の長手方向に長く形成さ
れると共に、幅がスイツチ本体4の幅より大きく
形成されている。上記舌状片72は、プリント基
板3の貫通孔32に挿入され、該プリント基板3
の背面に固着されてフイルム7が固定されると共
に、帯状片71が、上記スイツチ本体4を接触子
5のスライド方向に被覆している。
更に、上記帯状片71の中央部には、上記接触
子5のスライド方向に長い長孔73が長手方向に
穿設され、該長孔73は、突起51が貫通してお
り、該長孔73の長さW1は、上記接触子5のス
ライド量(接触子5の移動距離)より短く、しか
も、上記突起51の長手方向長さW2より大き
く、且つ上記カバー体61の長手方向長さW3の
約1/2より小さく形成され(W2<W1<〜W3/
2)、長孔73が上記カバー体61により常時被
覆された状態のもとで突起51が移動するように
形成されている。
また、上記帯状片71は、突起51が長孔73
の各端部に当接した状態で接触子5がスライド方
向端部に移動可能な長さに形成されており、つま
り、上記突起51が長孔73の端部に当接した状
態で更に移動するに伴つて帯状片71がスイツチ
本体4上を移動して一側部に余り部71aが形成
されるように構成されている。
このサーモスイツチ1において、上記突起51
が貫通する長孔73の長さW1を該突起51の長
さW2より長くしたのは、突起51と同じ長さ
(W1=W2)とすると、帯状片71を突起51
のスライド量に対応して長くする必要があり、余
り部71aが大きくなつて大きくなるデツドスペ
ースを要することになるからである。
また、上記長孔73を突起51のスライド量に
対応させると、該長孔73がカバー体61で被覆
されずに露出する場合が生じ、シールドを行うこ
とができなくなるからであり、更に、この長孔7
3を常時被覆すべくカバー体61を長くすると、
該カバー体61がスイツチ本体4より側方に突出
することになり、無駄なスペースを要し、スイツ
チボツクス2が大型になるからである。
次に、上記サーモスイツチ1の動作について説
明する。
先ず、空気調和装置の温度を設定する場合、ト
ツプカバー6の摘子61を操作して接触子5をス
ライドさせることになり、この接触子5のスライ
ドで抵抗値が変化し、設定温度が変わることにな
る。その際、スイツチ本体4は非帯電性材料のフ
イルム7で覆われているので、人体に帯電した静
電気がスイツチ本体4に放電することがない。
従つて、該スイツチ本体4内の半導体などが誤
動作したり、破壊されたりすることがなく、確実
な温度設定を行うことができる。
特に、上記突起51が長孔73内を移動する場
合、フイルム7はスイツチ本体7に対して移動し
ないが、該長孔73は、常時カバー体61で覆わ
れているので、該長孔73より放電することはな
い。また、突起51を長孔73の長さW1以上に
移動させると、該突起51が長孔73の端部に当
接し、該突起51の移動に伴つて長孔73がカバ
ー体61で被覆されたままフイルム7の帯状片7
1がスイツチ本体4上を移動し、片側に余り部7
1aが形成されることになる。
従つて、上記スイツチ本体4は常時磁気シール
ドされ、静電気の放電が確実に防止される。しか
も、上記フイルム7は可撓性で、僅かな余り部7
1aが形成されるのみであるから、スイツチボツ
クス2の大型化を防止することができる。
尚、本実施例は、空気調和装置のサーモスイツ
チ1について説明したが、本考案のスライド調節
器は、これに限られるものではなく、風量調節ス
イツチの他、空気調和装置以外の各種回路の調節
器に適用できることは勿論である。
(考案の効果) 以上のように、本考案のスライド調節器によれ
ば、非帯電材料より成る可撓性フイルムを調節器
本体とトツプカバー間に介設すると共に、該フイ
ルムの両端部をプリント基板に固着する一方、接
触子の突起が貫通する長孔をトツプカバーで常時
被覆し、且つフイルムが調節器本体上を移動可能
としたために、調節器本体をフイルムによつて確
実に磁気シールドすることができるので、トツプ
カバーを操作する際、人体に帯電した静電気の放
電を確実に防止することができる。従つて、調節
器本体内の半導体等の誤動作や破壊を防止するこ
とができ、温度設定等を正確に行うことができ
る。
また、上記フイルムの長孔を、接触子のスライ
ド長さより短く且つトツプカバーの長手方向長さ
の半分以下の長さに形成したので、該長孔をトツ
プカバーで確実に被覆することができると同時、
上記フイルムの移動量を最小限にすることがで
き、しかも、可撓性で変形自在であるから、デツ
ドスペースが生じることがなく、全体形状が大き
くなることなく確実な磁気シールドを行うことが
できる。
更に、上記突起の貫通孔を長孔に形成し且つフ
イルムの最小限移動を可能にしているので、トツ
プカバーの長さを抑制することができ、該トツプ
カバーが調節器本体より側方に突出することを防
止することができることから、無駄なスペースが
生じることがなく、機器全体の大型化を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はサーモ
スイツチの分解側面図、第2図は同分解平面図、
第3図は同中央縦断面図である。第4図はスイツ
チボツクスの斜視図である。 1……サーモスイツチ、2……スイツチボツク
ス、3……プリント基板、4……スイツチ本体、
5……接触子、51……突起、6……トツプカバ
ー、7……フイルム、71……帯状片、72……
舌状片、73……長孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 プリント基板3と、 該プリント基板3に実装された調節器本体4
    と、 該調節器本体4にスライド自在に設けられると
    共に調節器本体4の上部に突出した突起51を有
    する接触子5と、 該接触子5のスライド方向に長い矩形板状に形
    成され且つ該接触子5の突起51に嵌合して上記
    調節器本体4の上方に設けられたトツプカバー6
    とを備え、 該トツプカバー6で接触子5をスライドさせる
    ようにしたスライド調節器において、 上記突起51が貫通する長孔73を有し且つ非
    帯電性材料よりなる可撓性フイルム7が上記調節
    器本体4とトツプカバー6との間に介設され、 該フイルム7は、上記接触子5のスライド方向
    に上記調節器本体4を覆うと共に、両端部が上記
    プリント基板3に固着され、 上記長孔73は、上記接触子5のスライド方向
    に長く形成されると共に、該接触子5のスライド
    量より短く且つ上記トツプカバー6によつて常時
    被覆された状態で突起51が移動するように該ト
    ツプカバー6の長手方向長さの半分以下の長さに
    形成される一方、 上記フイルム7は、上記調節器本体4上におい
    て突起51が長孔73の各端部に当接した状態で
    接触子5がスライド方向端部に移動可能な長さに
    形成され、 上記フイルム7によつて調節器本体4を磁気シ
    ールドするように構成されていることを特徴とす
    るスライド調節器。
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