JPH05328484A - ビデオカメラにおけるステレオ音響効果増幅システム - Google Patents

ビデオカメラにおけるステレオ音響効果増幅システム

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JPH05328484A
JPH05328484A JP14802192A JP14802192A JPH05328484A JP H05328484 A JPH05328484 A JP H05328484A JP 14802192 A JP14802192 A JP 14802192A JP 14802192 A JP14802192 A JP 14802192A JP H05328484 A JPH05328484 A JP H05328484A
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JP
Japan
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video camera
microphone
angular velocity
detection sensor
gain
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Application number
JP14802192A
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English (en)
Inventor
Toshitake Terada
年武 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステレオマイクを装備したビデオカメラにお
いて、正面からモノラルに入力される音声を、移動する
被写体の移動に対応させてステレオに出力させるように
したものである。 【構成】 角速度検出センサーを利用し、例えば撮影し
ようとする位置で正面を向いてリセットスイッチを押し
て基準の方向を設定し、その基準の方向から右方向を向
いたか左方向を向いたかの回転角度を前記角速度検出セ
ンサーで検出し、その回転方向と回転角度量に基づい
て、左右のマイクアンプのゲインをコントロールするよ
うにしたので、移動する被写体を撮影する際に基準位置
から右方向を向いた時には右チャンネルのマイクアンプ
をゲインさせ、左方向を向いた時には左チャンネルのマ
イクアンプをゲインさせて、移動する被写体又は音像が
画面の中央部に位置していても、その移動状態に対応し
たステレオ音響効果を醸し出すことができるシステムで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステレオマイクを装備
したビデオカメラで、特に所定の速度で移動している被
写体を撮影する際のステレオ音響効果を倍増するシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にステレオマイクを装備したビデオ
カメラは周知であり、そのビデオカメラを用いて移動す
る被写体、特にオートバイレース、F1グランプリーレ
ース、競馬場又はスポーツの競技場等で速い動きをする
レースを撮影すると、被写体の移動に伴なってビデオカ
メラを左右に振って追いかけるようになり、ステレオマ
イクの正面側から音源を拾い、そのまま左右の独立アン
プで増幅し、テープに記録するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような方式で従来
のビデオカメラを用いて撮影すると、被写体が例えば右
から左に通過して行ったにも拘らず、撮影した被写体又
は音像は常に画面の中央に位置するようになり、且つ左
右から均等に音が聞こえてくるので、折角ステレオマイ
クで集音してもモノラル的に聞こえてしまい、動的又は
速度的な音響効果に迫力がなくなって臨場感に欠けてし
まう。特に、このような現象はレース場で撮影した場合
に顕著に現れる。そして、このような事態を避けるため
に、例えば外部マイクを使用することが考えられるが、
外部マイクを用意するのは携帯等を考慮したときにその
取り扱いが極めて厄介である。
【0004】従って、従来例のステレオマイクを装備し
たビデオカメラにおいては、移動する被写体を撮影する
際に、画面だけでなく音響的にもステレオ感を醸し出す
点に解決しなければならない課題を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記従来例の課題を解決
する具体的手段として本発明は、ステレオマイクを装備
したビデオカメラであって、角速度検出センサーを備
え、所定の位置から右方向及び左方向に所定の角度回転
させたときに、前記角速度検出センサーによりその角度
回転を検出し、その検出によって回転方向に対応するマ
イクアンプのゲインを制御することを特徴とするビデオ
カメラにおけるステレオ音響効果増幅システムを提供す
るものであり、前記所定の位置はプリセットスイッチに
より基準位置として設定し、又積分回路を設けて前記角
速度検出センサーにより検出した角度回転に対応して、
回転方向とその回転角度量とをカウントして出力し、左
右のマイクアンプのゲインを制御するものである。
【0006】
【作用】角速度検出センサーを利用し、例えば撮影しよ
うとする正面を向いてリセットスイッチを押して基準の
方向を設定し、その基準の方向から右方向を向いたか左
方向を向いたかの回転角度を前記角速度検出センサーで
検出し、その回転方向と回転角度量に基づいて、左右の
マイクアンプのゲインをコントロールするようにしたの
で、基準位置から右方向を向いた時には右チャンネルの
マイクアンプをゲインさせ、左方向を向いた時には左チ
ャンネルのマイクアンプをゲインさせて、移動する音像
が画面の中央部に位置していても、移動状態に対応した
ステレオ音響効果を醸し出すことができる。
【0007】
【実施例】次に、本発明を図示の実施例により更に詳し
く説明すると、1は角速度検出センサーであり、例えば
市販の圧電振動ジャイロが使用される。そして、角速度
検出センサーからの出力が積分回路2によって積分さ
れ、右方向の回転か左方向の回転かの信号を出力する。
【0008】この場合に、積分回路2においては基準値
又は基準位置をセットするリセットスイッチ3が設けら
れており、撮影したい範囲の略中心位置においてセット
するようになっている。従って、積分回路2から出力さ
れる信号はセットされた基準値に対してプラスかマイナ
スかのカウントをして出力する。
【0009】この出力は回転角出力回路4に入力され、
該回転角出力回路によって左方向の回転か右方向の回転
かの出力と、その回転方向における角度量とを出力す
る。
【0010】この回転方向と角度量との出力信号は、補
正電圧発生回路5に入力され、該補正電圧発生回路によ
って、左右のマイクアンプのゲインをコントロールす
る。即ち、入力された信号が左方向の回転で有れば、左
チャンネルのアンプゲインコントロール7に対して所定
のゲイン電圧を与え、入力された信号が右方向の回転で
有れば、右チャンネルのアンプゲインコントロール8に
対して所定のゲイン電圧を与えるようにして、左右のマ
イクアンプのゲイン量を制御するのである。
【0011】この状況を図2を参照して更に詳しく説明
すると、本発明に係る前記ステレオ効果倍増方式を採用
したビデオカメラ10を用いて、例えばカーレースを撮
影する際に、撮影場所から見て被写体即ちレーシングカ
ー11が右側から左側に走行するとすれば、その撮影場
所において撮影者が正面を向いたときにリセットスイッ
チ3を押して積分回路2における基準値を決定する。
尚、ビデオカメラ10は右マイクロホン12と左マイク
ロホン13とを装備したステレオマイク方式である。
【0012】前記設定された基準値又は基準位置Y−Y
から右方向をプラス側とし、左方向をマイナス側として
設定すると、ビデオカメラ10を右方向に所定角度振っ
た位置10aにセットすると、その回転の角速度を検出
センサー1が検出してプラス側に所定の角度振られたこ
との信号を例えばパルス信号として出力する。
【0013】この出力信号を積分回路2によって、先に
設定された基準値からプラス側にどの程度振られたかの
パルス信号をカウントし、そのカウント量に基づいて例
えば強弱又はレベル信号をもってプラス側の回転角度信
号として出力する。
【0014】この強弱又はレベル信号は回転角出力回路
4において、プラス側の信号であるかどうかの判断と、
その強弱又はレベルとによって回転角度に対応したレベ
ルの信号を出力し、補正電圧発生回路5によって右チャ
ンネルのアンプゲインコントロール7を駆動し、マイク
アンプのゲインを行のであり、ビデオカメラ10が基準
位置から右の方に向いているときには、右マイクロホン
12のアンプゲインが高くなる。
【0015】前記とは逆に、ビデオカメラ10を基準位
置Y−Yから左方向の所定位置10bまで振ると、角速
度検出センサー1がそれを検出してマイナス側のパルス
信号を送出し、前記同様に積分回路2でカウントし、回
転角出力回路4でマイナス側の回転角度信号として出力
し、補正電圧発生回路5によって左チャンネルのアンプ
ゲインコントロール7を駆動してマイクアンプのゲイン
を行い、ビデオカメラ10が基準位置より左側を向いた
ときに、左マイクロホン13のアンプゲインが高くなる
のである。
【0016】要するに、角速度検出センサー1を利用
し、例えば撮影しようとする正面を向いてリセットスイ
ッチ3を押して基準の方向を決め、その基準の方向から
右方向を向いたか左方向を向いたかの回転角を角速度検
出センサー1で検出し、その回転角に基づいて、例えば
オーディオミキサーのパンボット機能と同様に左右のマ
イクアンプのゲインをコントロールするようにすれば良
いのである。
【0017】そして、カーレースを撮影する際に、図2
に示したように、ビデオカメラ10を右側に振ると、ス
テレオマイクにおける右マイクロホン12のアンプゲイ
ンが高くなり、被写体即ちレーシングカー11が徐々に
基準位置Y−Yに近づくのを追従して右方向から左方向
に振ると、右マイクロホン12のアンプゲインが徐々に
低下し、基準位置においては左右のマイクロホン12,
13におけるアンプレベルが同位になり、更に基準位置
を越えて左側に振ると、左マイクロホン13のアンプゲ
インが高くなってくる。
【0018】このように、移動する被写体をビデオカメ
ラで撮影する場合に、予め基準位置を設定し、その基準
位置から右側にカメラを振ったときには右チャンネルの
マイクアンプをゲインさせ、左側にカメラを振ったとき
に左チャンネルのマイクアンプをゲインさせることによ
り、被写体又は音像が画面の中央に位置していても、右
側を向いて撮影しているときには右側の音が大きく、左
側を撮影しているときには左側の音が大きくなることか
ら、これを一連に撮影し再生すると、レーシングカーが
右側から左側に通過するに従って、右側から聞こえてく
る音が左側に移動してステレオ効果が高められ、臨場感
が醸し出されるのである。
【0019】前記した角速度検出センサー1は、例えば
同一出願人に係る特願平4−16968号明細書に記載
した「手振れ補正装置」における角速度センサーをその
まま利用することができる。即ち、予めビデオカメラに
手振れ補正装置が装備されていれば、それに付加して積
分回路以下を組み込むだけで、手振れ補正とステレオ効
果倍増方式とが同時に装備できることになる。
【0020】この場合には、手振れによる多少の振動が
生じても積分回路2の出力がそれ程大きくならないこと
と、移動する被写体を撮るための基準位置の設定がなさ
れなければ、マイクアンプのゲインが作用しないことと
によって、手振れによってはステレオ効果にほとんど影
響を及ぼさないし、また手振れがあってもほとんど無視
できる程度である。
【0021】更に、角速度検出センサーとしては、例え
ば地磁気を利用することもできる。この場合でも、積分
回路2を用いて基準位置の設定を行う点では同じであ
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るビデ
オカメラにおけるステレオ音響効果倍増システムは、ス
テレオマイクを装備したビデオカメラであって、角速度
検出センサーを備え、所定の位置から右方向及び左方向
に所定の角度回転させたときに、前記角速度検出センサ
ーによりその角度回転を検出し、その検出によって回転
方向に対応するマイクアンプのゲインを制御する構成と
したことにより、ビデオカメラを左右に振って撮影した
移動する被写体又は音像が画面の中央部に位置していて
も、その撮影位置において被写体が右側にあるときには
右側の音声がゲインされ、左側に来たときには左側の音
声がゲインされるようになり、移動状態に対応したステ
レオ音響効果を醸し出すことができ、臨場感を充分満喫
させることが出来ると言う優れた効果を奏する。
【0023】又、移動する被写体を撮影する時点で所定
の位置、即ち正面の位置をプリセットスイッチにより基
準位置として設定し、その基準位置からビデオカメラを
左右に振って撮影するものであるので、正面位置の音声
ががモノラルになり、左右が順次拡大されるのでステレ
オ音響効果を更に増長させることが出来る。
【0024】更に、積分回路を設けて前記角速度検出セ
ンサーにより検出した角度回転に対応して、回転方向と
その回転角度量とをカウントして出力し、左右のマイク
アンプのゲインを制御するので、ミスジャッジがなく確
実にゲインのコントロールが出来ると言う優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビデオカメラにおけるステレオ音
響効果倍増システムを示したブロック図である。
【図2】本発明の倍増システムを搭載したビデオカメラ
で移動する被写体を撮影する状況を示す説明図である。
【符号の説明】
1 角速度検出センサー 2 積分回路 3 プリセットスイッチ 4 回転角出力回路 5 補正電圧発生回路 6 右チャンネルのアンプゲインコントロール 7 左チャンネルのアンプゲインコントロール 10 ビデオカメラ 10a ビデオカメラの右側回転位置 10b ビデオカメラの左側回転位置 11 レーシングカー 12 右側のマイクロホン 13 左側のマイクロホン Y−Y 設定する基準位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステレオマイクを装備したビデオカメラ
    であって、角速度検出センサーを備え、所定の位置から
    右方向及び左方向に所定の角度回転させたときに、前記
    角速度検出センサーによりその角度回転を検出し、その
    検出によって回転方向に対応するマイクアンプのゲイン
    を制御することを特徴とするビデオカメラにおけるステ
    レオ音響効果増幅システム。
  2. 【請求項2】 所定の位置はプリセットスイッチにより
    基準位置として設定する請求項1に記載のビデオカメラ
    におけるステレオ音響効果増幅システム。
  3. 【請求項3】 積分回路を設けて前記角速度検出センサ
    ーにより検出した角度回転に対応して、回転方向とその
    回転角度量とをカウントして出力し、左右のマイクアン
    プのゲインを制御する請求項1又は2に記載のビデオカ
    メラにおけるステレオ音響効果増幅システム。
JP14802192A 1992-05-15 1992-05-15 ビデオカメラにおけるステレオ音響効果増幅システム Pending JPH05328484A (ja)

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JP14802192A JPH05328484A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 ビデオカメラにおけるステレオ音響効果増幅システム

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JP14802192A JPH05328484A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 ビデオカメラにおけるステレオ音響効果増幅システム

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JPH05328484A true JPH05328484A (ja) 1993-12-10

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ID=15443337

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JP14802192A Pending JPH05328484A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 ビデオカメラにおけるステレオ音響効果増幅システム

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JP (1) JPH05328484A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018511070A (ja) * 2015-02-03 2018-04-19 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 動き安定化を用いた高次アンビソニックオーディオデータのコード化
CN109218869A (zh) * 2017-06-30 2019-01-15 北京君林科技股份有限公司 一种麦克风

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