JPH0532817U - ネ ジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 誤って通電中の基板上に落としてもショート
する虞のないネジを提供する。 【構成】 ネジ１の頭部に頭部絶縁体２を設けると共に
先端に先端絶縁体３を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、頭部と先端部に絶縁体を設けたネジに関する。

【０００２】

【従来の技術】

ネジはタップ穴を形成した締結物体にバカ穴を形成した被締結物体を締結する ものであり、頭部およびネジ部の全体が金属の単独材料によって形成されるのが 一般である。

【０００３】 しかし、ネジの外観を向上させることを目的として頭部のみをプラスチックに よって被覆したものも提供されている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

事務機械や工作機械の制御装置あるいはその他の電子装置では、シャーシある いはフレームに部品を取り付けるために多数のネジが使用されており、誤って通 電中の基板上に金属製のネジを落とした場合ショートすることがあった。

【０００５】 本考案の目的は、通電中の基板上に落とした場合であってもショートすること を防止することができるネジを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案の電子機器筺体は、頭部および先端部に夫々絶縁体を設けている。

【０００７】

【実施例】

次に本考案について図面を参照して説明する。

【０００８】 図１は本考案の一実施例のネジの斜視図、図２はネジの平面図、図３はネジの 側面図である。

【０００９】 図において、ネジ１の頭部には頭部絶縁体２が設けられており、またネジ１の 先端には先端部絶縁体３が設けられている。

【００１０】 ネジ１は、一般に市販されている丸小ネジ等のネジと同様の規格をもって形成 されており、先端には先端絶縁体３を固定するための図示しない嵌合部が形成さ れている。

【００１１】 頭部絶縁体２は、中心にネジ１のネジ部を貫通する通孔を有し、かつネジ１の 頭部の高さよりも深い凹部が形成されている。このため、頭部絶縁体２をネジ１ の先端側から挿通することによって、凹部にネジ１の頭部を露出させることなく 嵌合することが可能である。

【００１２】 先端絶縁体３は、ネジ１のネジ下径と等しいかあるいは僅かに小さい直径を持 った有底筒状に形成されている。従って、ネジ１の先端に形成した嵌合部に先端 絶縁体３を嵌合することで、この先端絶縁体３をネジ１の先端に取り付けること が可能である。

【００１３】 頭部に頭部絶縁体２を設け、先端に先端絶縁体３を設けたネジ１は、ネジ部の みが金属として露出している。このため、ネジ１をシャーシ等の上に置いても、 導体部分がシャーシと接触することがない。

【００１４】

【考案の効果】

以上説明したように本考案は、頭部および先端に絶縁体を設けたので、通電中 の基板上に誤って落とした場合であっても、基板には頭部および先端の絶縁体部 分が接触するのでショートすることがない。またネジ部は通常のネジと同様であ るため、部品間の導通を損なうことがなく、電磁シールドを考慮する上で通常の ネジと同様の効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例のネジの斜視図である。

【図２】ネジの平面図である。

【図３】ネジの側面図である。

【符号の説明】

１ ネジ ２ 頭部絶縁体 ３ 先端絶縁体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】頭部および先端部に夫々絶縁体を設けたこ
   とを特徴とするネジ。