JPH0532737U - ガスタービンのセラミツク構造 - Google Patents

ガスタービンのセラミツク構造

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JPH0532737U
JPH0532737U JP8275591U JP8275591U JPH0532737U JP H0532737 U JPH0532737 U JP H0532737U JP 8275591 U JP8275591 U JP 8275591U JP 8275591 U JP8275591 U JP 8275591U JP H0532737 U JPH0532737 U JP H0532737U
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JP
Japan
Prior art keywords
ceramic
fitted
cylindrical
combustor
ring
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Pending
Application number
JP8275591U
Other languages
English (en)
Inventor
正史 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPH0532737U publication Critical patent/JPH0532737U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ガスタービンのセラミック構造において、筒
形のセラミック部材に生じる周方向の熱応力を低減す
る。 【構成】 筒形のセラミック製プレナム1を周方向に分
割して弓形断面を有する複数のセラミック筒片1A等を
形成し、各セラミック筒片の外周に嵌合するリング7,
8を備えるとともに、各セラミック筒片の開口端に円錐
形に尖ったテーパ面22,23を形成し、このテーパ面
を燃焼器3等に嵌合させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ガスタービンのセラミック構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばガスタービン等の高温となる部位に耐熱性に優れたセラミックが用いら れる(特開昭57−84930号公報、参照)。
【0003】 従来のガスタービンに用いられるセラミック部材として例えば図6,図7に示 す筒形のセラミック製プレナム1があり、このプレナム1は燃焼器3から排出さ れるガス流をタービンノズルダクト2を介してタービンロータ4に導くもので、 燃焼器3に接続する入口側筒部13と、タービンノズルダクト2に接続する出口 側筒部12と、出口側筒部12の反対側からタービンシュラウド5を嵌合させる シュラウド側筒部15とを有している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このように筒形をしたプレナム1はセラミックにより一体形成 されているため、燃焼器3または高温ガス流からの伝熱によりその温度分布が不 均一になると、周方向の熱応力が大きくなるという問題点があった。
【0005】 本考案は上記の問題点に着目し、筒形のセラミック部材に生じる周方向の熱応 力を低減することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、筒形のセラミック製部材を周方向に分割して弓形断面を有する複数 のセラミック筒片を形成し、各セラミック筒片の外周に嵌合するリングを備える とともに、各セラミック筒片の開口端に円錐形に尖ったテーパ面を形成し、この テーパ面を他の部材に嵌合させる。
【0007】
【作用】
弓形断面を持つ複数のセラミック筒片はその外周に嵌合するリングによって締 結されるとともに、各セラミック筒片のテーパ面を他の部材に嵌合させることに より互いに結合される。
【0008】 筒形のセラミック製部材は、弓形断面を持つ複数のセラミック筒片を組み合わ せて形成されるため、各セラミック筒片に生じる周方向の熱応力を低減できる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0010】 図1に示すように、ガスタービンのセラミック製プレナム1は、燃焼器3から 排出されるガス流をタービンノズルダクト2を介してタービンロータ4に導くも ので、燃焼器3に接続する入口側筒部13と、タービンノズルダクト2に接続す る出口側筒部12と、出口側筒部12の反対側からタービンシュラウド5を嵌合 させるシュラウド側筒部15とを有し、入口側筒部13と出口側筒部12は互い に直交し、出口側筒部12とシュラウド側筒部15はタービンロータ4と同軸上 に形成される。
【0011】 筒形のプレナム1はタービンロータ4の回転軸および燃焼器3の中心線を含む 平面に沿って2つのセラミック筒片1A,1Bに分割形成される。各セラミック 筒片1A,1Bは、入口側半円筒部13A,13Bと出口側半円筒部12A,1 2Bおよびシュラウド側半円筒部15A,15Bを有している。
【0012】 各入口側半円筒部13A,13Bの外周に形成された段部33には環状のリン グ7が嵌められ、各シュラウド側半円筒部15A,15Bの外周に形成された段 部35には環状のリング8が嵌められる。
【0013】 リング7は燃焼器3の端面37に当接し、リング8はタービンシュラウド5の つば部38に当接することにより、それぞれの抜け止めが行われる。
【0014】 入口側半円筒部13A,13Bと出口側半円筒部12A,12Bにはそれぞれ 円錐状に尖ったテーパ面23,22が形成される一方、燃焼器3とタービンノズ ルダクト2には円錐状に拡がるテーパ面24,25がそれぞれ形成される。ター ビンシュラウド5の一端はケーシング10側に支持され、タービンノズルダクト 2の一端には図1において右方向の付勢力F2が作用し、この付勢力F2によりシ ュラウド側筒部12のテーパ面22がタービンノズルダクト2のテーパ面25の 内側に嵌合する。燃焼器3の一端には図において下方向の付勢力F3が作用し、 この付勢力F3により入口側筒部13のテーパ面23が燃焼器3のテーパ面24 の内側に嵌合する。
【0015】 次に、作用について説明する。
【0016】 各セラミック筒片1A,1Bは各リング7,8がその外周に嵌合することによ り互いに結合される。各セラミック筒片1A,1Bは各テーパ面23,24また は各テーパ面22,25の嵌合によっても互いに押し付けられ、両者の間に隙間 が空くことがない。
【0017】 プレナム1は燃焼器3からの伝熱と燃焼器3から排出される高温ガス流からの 伝熱により、その温度分布が周方向について不均一になるが、プレナム1が弓形 断面を持つ2つのセラミック筒片1A,1Bに分割されているため、各セラミッ ク筒片1A,1Bに生じる周方向の熱応力を小さくできる。
【0018】 また、セラミック部材としては比較的大型なプレナム1が円弧形断面を持つ各 セラミック筒片1A,1Bに分割されて小型化されることにより、セラミック部 材を焼成する焼成炉の大型化が避けられる。
【0019】 次に、図3に示した他の実施例は、各セラミック筒片1A,1Bを締結するス ナップリング41,42をC字状に形成するものである。一方のスナップリング 41は入口側半円筒部13A,13Bの外周に形成された溝45に嵌められ、他 方のスナップリング42は各シュラウド側半円筒部15A,15Bの外周に形成 された溝46に嵌められる。各スナップリング41,42は合口43,44を有 し、それぞれの弾性復元力により各溝45,46に嵌合し、それぞれの抜け止め が不要となる。
【0020】 次に、図4,図5に示したさらに他の実施例について説明する。
【0021】 筒形のプレナム1はタービンロータ4の回転軸および燃焼器3の中心線を含む 平面に沿って3つのセラミック筒片1C,1D,1Eに分割形成される。各セラ ミック筒片1C,1Dは、入口側半円筒部13C,13Dを有し、各セラミック 筒片1C,1D,1Eは出口側半円筒部12C,12D,12Eを有している。
【0022】 各入口側半円筒部13C,13Dの外周には環状のリング7が嵌められ、各シ ュラウド側半円筒部15A,15Bの外周に形成された段部35には環状のリン グ8が嵌められて、各セラミック筒片1C,1D,1Eが締結される。
【0023】 各セラミック筒片1C,1Eに互いに接合するボス部51C,51Eが、各セ ラミック筒片1D,1Eに互いに接合するボス部52D,52Eがそれぞれ突出 形成され、各ボス部51C,51E、各ボス部52D,52Eにリング53,5 4が嵌められ、それぞれスナップリング55を介して抜け止めが行われる。この ように、各セラミック筒片1C,1D,1Eは各リング53,54を介しても締 結され、組立性を改善するとともに、外力に対する強度向上がはかれる。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、筒形のセラミック製部材を周方向に分割して弓 形断面を有する複数のセラミック筒片を形成し、各セラミック筒片の外周に嵌合 するリングを備えるとともに、各セラミック筒片の開口端に円錐形に尖ったテー パ面を形成し、このテーパ面を他の部材に嵌合させる構造としたため、筒形のセ ラミック製部材に生じる周方向の熱応力を低減して、強度向上がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す正面図である。
【図2】同じく図1のX−X線に沿う断面図である。
【図3】他の実施例を示す断面図である。
【図4】さらに他の実施例を示す正面図である。
【図5】同じく要部斜視図である。
【図6】従来例を示す正面図である。
【図7】同じく図6のX−X線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 プレナム 1A セラミック筒片 1B セラミック筒片 2 タービンノズルダクト 3 燃焼器 7 リング 8 リング 22 テーパ面 23 テーパ面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒形のセラミック製部材を周方向に分割
    して弓形断面を有する複数のセラミック筒片を形成し、
    各セラミック筒片の外周に嵌合するリングを備えるとと
    もに、各セラミック筒片の開口端に円錐形に尖ったテー
    パ面を形成し、このテーパ面を他の部材に嵌合させたこ
    とを特徴とするガスタービンのセラミック構造。
JP8275591U 1991-10-11 1991-10-11 ガスタービンのセラミツク構造 Pending JPH0532737U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8275591U JPH0532737U (ja) 1991-10-11 1991-10-11 ガスタービンのセラミツク構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8275591U JPH0532737U (ja) 1991-10-11 1991-10-11 ガスタービンのセラミツク構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0532737U true JPH0532737U (ja) 1993-04-30

Family

ID=13783258

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8275591U Pending JPH0532737U (ja) 1991-10-11 1991-10-11 ガスタービンのセラミツク構造

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5233728A (en) * 1975-09-10 1977-03-15 Minolta Camera Co Ltd Zoom device for a single shaft operation type zoom lens
JPS5246571A (en) * 1975-10-11 1977-04-13 Ishikawa Takashi Mixing device
JPH0246031B2 (ja) * 1982-11-22 1990-10-12 Sandoz Ag

Patent Citations (3)

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JPS5246571A (en) * 1975-10-11 1977-04-13 Ishikawa Takashi Mixing device
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