JPH0532733B2 - - Google Patents
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- JPH0532733B2 JPH0532733B2 JP1776283A JP1776283A JPH0532733B2 JP H0532733 B2 JPH0532733 B2 JP H0532733B2 JP 1776283 A JP1776283 A JP 1776283A JP 1776283 A JP1776283 A JP 1776283A JP H0532733 B2 JPH0532733 B2 JP H0532733B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B7/00—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
- G02B7/28—Systems for automatic generation of focusing signals
- G02B7/34—Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
- Focusing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、例えば一眼レフレツクスカメラに用
いられ、対物レンズの透過光を利用する所謂
TTL方式の焦点検出装置に関するものである。
いられ、対物レンズの透過光を利用する所謂
TTL方式の焦点検出装置に関するものである。
従来のこの種の装置として、撮影レンズの異な
る2つの領域を通過した結像光束を分離し、それ
ぞれの結像光束によつて形成された像の光量分布
を光電変換し、その出力信号を用いる方式が知ら
れている。第1図はこの従来例を示したものであ
り、撮影レンズ1の予定結像面に視野開口2を有
する遮光部材3を設けると共に、順次にその後方
の近傍に設けた正のパワーを有するフイールドレ
ンズ4、2個の並列した開口部5a,5bを有す
る絞り6を配置し、視野開口2の光量分布を開口
部5a,5bに対応して設けた2個の二次結像レ
ンズ7a,7bによつて光電素子アレイ8a,8
b上に再結像するようにしている。フイールドレ
ンズ4は撮影レンズ1の射出瞳と、絞り6の面を
ほぼ結像関係に置くパワーを持つているために、
撮影レンズ1の射出瞳の2つの領域9aと9bを
通つた光は、それぞれ絞り6の開口部5a,5b
に入射し、それぞれ光電素子アレイ8a,8bに
結像されることになる。
る2つの領域を通過した結像光束を分離し、それ
ぞれの結像光束によつて形成された像の光量分布
を光電変換し、その出力信号を用いる方式が知ら
れている。第1図はこの従来例を示したものであ
り、撮影レンズ1の予定結像面に視野開口2を有
する遮光部材3を設けると共に、順次にその後方
の近傍に設けた正のパワーを有するフイールドレ
ンズ4、2個の並列した開口部5a,5bを有す
る絞り6を配置し、視野開口2の光量分布を開口
部5a,5bに対応して設けた2個の二次結像レ
ンズ7a,7bによつて光電素子アレイ8a,8
b上に再結像するようにしている。フイールドレ
ンズ4は撮影レンズ1の射出瞳と、絞り6の面を
ほぼ結像関係に置くパワーを持つているために、
撮影レンズ1の射出瞳の2つの領域9aと9bを
通つた光は、それぞれ絞り6の開口部5a,5b
に入射し、それぞれ光電素子アレイ8a,8bに
結像されることになる。
この装置では撮影レンズ1が合焦状態にある
と、2個の光電素子アレイ8aと8b上に再結像
された光量分布は相等しくなる。しかし、撮影レ
ンズ1が非合焦状態にあれば、そのデフオーカス
量に応じて2つの光量分布は相対的に変位する。
従つて、2個の光電素子アレイ8aと8bの出力
を取り出し、両者の光量分布の相関度を演算する
ことにより撮影レンズ1の合焦状態を判別するこ
とが可能となる。
と、2個の光電素子アレイ8aと8b上に再結像
された光量分布は相等しくなる。しかし、撮影レ
ンズ1が非合焦状態にあれば、そのデフオーカス
量に応じて2つの光量分布は相対的に変位する。
従つて、2個の光電素子アレイ8aと8bの出力
を取り出し、両者の光量分布の相関度を演算する
ことにより撮影レンズ1の合焦状態を判別するこ
とが可能となる。
しかしながらこの方式には、被写体の光量分布
に周期性がある場合には判別能力を欠くという大
きな欠点があり、この点について第2図と第3図
を用いて説明する。第2図は撮影レンズのデフオ
ーカス量の増加に伴い、光電素子アレイ8a,8
b上に再結像された2つの光量分布が変化してい
く様子を示したものである。第2図aは撮影レン
ズ1が合焦状態にあるときの光量分布であり、2
個の光電素子アレイ8a,8bで得られる光量分
布は等しく重なり合つている。撮影レンズ1が非
合焦状態にある場合には、b,cに示すように2
つの光量分布は互いに反対方向に変位した状態に
なり、デフオーカス量が大きいほど変位量も大き
く、第2図ではcの方がbよりもデフオーカス量
が大きい状態を表している。
に周期性がある場合には判別能力を欠くという大
きな欠点があり、この点について第2図と第3図
を用いて説明する。第2図は撮影レンズのデフオ
ーカス量の増加に伴い、光電素子アレイ8a,8
b上に再結像された2つの光量分布が変化してい
く様子を示したものである。第2図aは撮影レン
ズ1が合焦状態にあるときの光量分布であり、2
個の光電素子アレイ8a,8bで得られる光量分
布は等しく重なり合つている。撮影レンズ1が非
合焦状態にある場合には、b,cに示すように2
つの光量分布は互いに反対方向に変位した状態に
なり、デフオーカス量が大きいほど変位量も大き
く、第2図ではcの方がbよりもデフオーカス量
が大きい状態を表している。
この第2図は被写体パターンが周期性を持たな
い場合であり、このような場合には装置は正しい
判別を行うことができる。しかし、被写体パター
ンが周期性を持つていると、光電素子アレイ8
a,8b上の光量分布は第3図に示すようにな
る。即ち、第3図aは撮影レンズ1が合焦状態の
光量分布を示し、b,cは非合焦状態の光量分布
をそれぞれ表しており、cの方がbよりもデフオ
ーカス量が大きい場合を示している。
い場合であり、このような場合には装置は正しい
判別を行うことができる。しかし、被写体パター
ンが周期性を持つていると、光電素子アレイ8
a,8b上の光量分布は第3図に示すようにな
る。即ち、第3図aは撮影レンズ1が合焦状態の
光量分布を示し、b,cは非合焦状態の光量分布
をそれぞれ表しており、cの方がbよりもデフオ
ーカス量が大きい場合を示している。
非合焦の程度が大きくなるにつれ、2つの光量
分布の変位は反対方向に大きくなるので、その変
位量が被写体パターンのピツチの半分に達する
と、2つの光量分布は撮影レンズ1が非合焦であ
るにも拘らず第3図cに示すように再び重なるこ
とになる。このために、周期性を有する被写体に
対しては誤信号を発生し、判別機能が正常に機能
しなくなる。第3図では完全に周期的なパターン
について示したが、実際に光電素子アレイのノイ
ズや2個の再結像光学系の不平衡等もあつて、完
全に周期的な被写体でなくとも誤信号を発生する
虞れが多分にあり、この方式による焦点検出装置
の重大な欠陥となつている。
分布の変位は反対方向に大きくなるので、その変
位量が被写体パターンのピツチの半分に達する
と、2つの光量分布は撮影レンズ1が非合焦であ
るにも拘らず第3図cに示すように再び重なるこ
とになる。このために、周期性を有する被写体に
対しては誤信号を発生し、判別機能が正常に機能
しなくなる。第3図では完全に周期的なパターン
について示したが、実際に光電素子アレイのノイ
ズや2個の再結像光学系の不平衡等もあつて、完
全に周期的な被写体でなくとも誤信号を発生する
虞れが多分にあり、この方式による焦点検出装置
の重大な欠陥となつている。
本発明の目的は、上述の問題を解消し、複数個
の被写体像光量分布の相関を用いて周期性を持つ
た被写体に対しても正常に機能する焦点検出装置
を提供することにある。
の被写体像光量分布の相関を用いて周期性を持つ
た被写体に対しても正常に機能する焦点検出装置
を提供することにある。
上述の目的を達成するための本発明の要旨は、
撮影レンズの異なる3つの領域を通過した光束を
分離するための開口部の重心距離が不等間隔であ
るか又は少なくとも1個の形状が他と異なる並列
した3個の絞り開口部から成る分離手段と、この
分離された3個の光束が形成する像面光量分布を
それぞれ光電変換するアレー状の変換手段と、光
電変換された電気信号に相関演算を施し、その結
果に基づいて撮影レンズの合焦状態を判別する手
段とを有することを特徴とする焦点検出装置であ
る。
撮影レンズの異なる3つの領域を通過した光束を
分離するための開口部の重心距離が不等間隔であ
るか又は少なくとも1個の形状が他と異なる並列
した3個の絞り開口部から成る分離手段と、この
分離された3個の光束が形成する像面光量分布を
それぞれ光電変換するアレー状の変換手段と、光
電変換された電気信号に相関演算を施し、その結
果に基づいて撮影レンズの合焦状態を判別する手
段とを有することを特徴とする焦点検出装置であ
る。
本発明を第4図以下に図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第4図において、撮影レンズ41の予定焦点面
に視野開口42を有する遮光部材43が配置さ
れ、その後方に遮光部材43に近接して正のパワ
ーを有するフイールドレンズ44が設置されてい
る。更に、その後方には不等間隔に並べられた3
つの開口部45a,45b,45cを有する絞り
46が設けられ、遮光部材43の視野開口42の
光量分布を二次結像レンズ47a,47b,47
cにより、それぞれ光電素子アレイ48a,48
b,48c上に再結像するようにされている。ま
た、撮影レンズ41の射出瞳と絞り46とはフイ
ールドレンズ44により結像関係とされている。
に視野開口42を有する遮光部材43が配置さ
れ、その後方に遮光部材43に近接して正のパワ
ーを有するフイールドレンズ44が設置されてい
る。更に、その後方には不等間隔に並べられた3
つの開口部45a,45b,45cを有する絞り
46が設けられ、遮光部材43の視野開口42の
光量分布を二次結像レンズ47a,47b,47
cにより、それぞれ光電素子アレイ48a,48
b,48c上に再結像するようにされている。ま
た、撮影レンズ41の射出瞳と絞り46とはフイ
ールドレンズ44により結像関係とされている。
本実施例においては、再結像光学系が3系列設
けられ、しかもこれら3個の再結像光学系の開口
部45a,45b,45cは、第5図に示すよう
に等しくない間隔で並列されていることが第1図
に示す従来例と大きく異なるところである。そし
て、第5図は第4図の絞り46を正面から見た拡
大図であり、Oは撮影レンズ41及びフイールド
レンズ44の光軸を示している。
けられ、しかもこれら3個の再結像光学系の開口
部45a,45b,45cは、第5図に示すよう
に等しくない間隔で並列されていることが第1図
に示す従来例と大きく異なるところである。そし
て、第5図は第4図の絞り46を正面から見た拡
大図であり、Oは撮影レンズ41及びフイールド
レンズ44の光軸を示している。
上述のような構成をとることにより、たとえ被
写体パターンが周期的であつても合焦判別機能を
損なうことは少ない。その理由は光量分布が変位
する結果として2つの光量分布が一致することは
起り得ても、3つが同時に一致することは確率的
にも極めて少ないからである。
写体パターンが周期的であつても合焦判別機能を
損なうことは少ない。その理由は光量分布が変位
する結果として2つの光量分布が一致することは
起り得ても、3つが同時に一致することは確率的
にも極めて少ないからである。
第6図は第3図の場合と同様の周期性パターン
から得られる3個の光電素子アレイ48a,48
b,48c上の光量分布を表している。第6図a
は撮影レンズ41が合焦状態、b,cは非合焦状
態であり、cの方がbよりもデフオーカス量が大
きい。cでは2つの光量分布は一致しているが、
もう1つの光量分布が異なるため非合焦であるこ
とが判る。即ち、撮影レンズ41が合焦のとき以
外で3つの光量分布が同時に一致することは、確
率的にも先に述べた従来例よりもはるかに少な
く、正常な合焦判別機能が十分に期待できる。
から得られる3個の光電素子アレイ48a,48
b,48c上の光量分布を表している。第6図a
は撮影レンズ41が合焦状態、b,cは非合焦状
態であり、cの方がbよりもデフオーカス量が大
きい。cでは2つの光量分布は一致しているが、
もう1つの光量分布が異なるため非合焦であるこ
とが判る。即ち、撮影レンズ41が合焦のとき以
外で3つの光量分布が同時に一致することは、確
率的にも先に述べた従来例よりもはるかに少な
く、正常な合焦判別機能が十分に期待できる。
また、更に確実に正常な機能を持たせるために
は、単に3系列の再結像光学系を設けるだけでは
十分でなく、例えば先に述べたように3個の開口
部45a,45b,45cが不均一な間隔で並列
されていることが必要である。第5図において
Sa,Sb,Scはそれぞれ開口部45a,45b,
45cの重心を示しており、2つの重間距離
(Sa・Sb),(Sb・Sc)が異なつている。光量分
布の相対変位量はこの重心間距離に比例するの
で、2つの重心間距離が等しくないことが好まし
い条件となる。もし、重心間距離が(Sa・Sb)=
(Sb・Sc)であれば、撮影レンズ41が非合焦の
ときでも3つの光量分布が同時に一致してしまう
ことがあり得る。厳密には重心間距離の比
(Sa・Sb):(Sb・Sc)が簡単な整数比で表され
ないような比率を持つていることが望ましい。例
えば、(Sa,Sb):(Sb,Sc)=2:3の構成の光
電素子アレイ48a,48b,48cにより、周
期的パターンを有する被写体を測距する場合を考
えると、光電素子アレイ48b上の光量分布に対
して光電素子アレイ48a上の光量分布が2周期
変位したとき、光電素子アレイ48c上の光量分
布は丁度3周期変位することになるから、3つの
光量分布は同時に一致する。従つて、このときは
合焦という誤信号を発生し、またその整数倍のデ
フオーカス量に対しても誤信号を生ずることにな
る。
は、単に3系列の再結像光学系を設けるだけでは
十分でなく、例えば先に述べたように3個の開口
部45a,45b,45cが不均一な間隔で並列
されていることが必要である。第5図において
Sa,Sb,Scはそれぞれ開口部45a,45b,
45cの重心を示しており、2つの重間距離
(Sa・Sb),(Sb・Sc)が異なつている。光量分
布の相対変位量はこの重心間距離に比例するの
で、2つの重心間距離が等しくないことが好まし
い条件となる。もし、重心間距離が(Sa・Sb)=
(Sb・Sc)であれば、撮影レンズ41が非合焦の
ときでも3つの光量分布が同時に一致してしまう
ことがあり得る。厳密には重心間距離の比
(Sa・Sb):(Sb・Sc)が簡単な整数比で表され
ないような比率を持つていることが望ましい。例
えば、(Sa,Sb):(Sb,Sc)=2:3の構成の光
電素子アレイ48a,48b,48cにより、周
期的パターンを有する被写体を測距する場合を考
えると、光電素子アレイ48b上の光量分布に対
して光電素子アレイ48a上の光量分布が2周期
変位したとき、光電素子アレイ48c上の光量分
布は丁度3周期変位することになるから、3つの
光量分布は同時に一致する。従つて、このときは
合焦という誤信号を発生し、またその整数倍のデ
フオーカス量に対しても誤信号を生ずることにな
る。
換言すれば、実施例では第4図に示すように3
個の異なる領域を通過して分離された3個の光束
の重心光線をそれぞれL1,L2,L3とし、そ
の中の撮影レンズ41の光軸Oとなす角度が最も
小さい重心光線をL2とすれば、光線L1とL2
のなす角度と光線L2とL3のなす角度とが互い
に異なることが好ましく、その角度比も簡単な整
数比ではないことが望ましいのである。
個の異なる領域を通過して分離された3個の光束
の重心光線をそれぞれL1,L2,L3とし、そ
の中の撮影レンズ41の光軸Oとなす角度が最も
小さい重心光線をL2とすれば、光線L1とL2
のなす角度と光線L2とL3のなす角度とが互い
に異なることが好ましく、その角度比も簡単な整
数比ではないことが望ましいのである。
また、本実施例の信号処理系は例えば次の数式
に基づいて演算を行うことができる。
に基づいて演算を行うことができる。
〓i
|a(i)−b(i)|+
〓i|b(i)−c(i)|+
〓i
|c
(i)−a(i)| ……(1) ここで、a(i)、b(i)、c(i)は各光電素子アレイ
48a,48b,48cの第i番目の画素の出力
信号を表している。(1)式は3つの光量分布が全て
一致した場合にのみ0となり、これによつて撮影
レンズ41の合焦・非合焦を判定できる。(1)式を
実現するためのハードウエアはアナログ的にもデ
ジタル的にも構成でき、アナログ的に行うために
は例えば第7図のような構成の演算処理回路を用
いればよい。
(i)−a(i)| ……(1) ここで、a(i)、b(i)、c(i)は各光電素子アレイ
48a,48b,48cの第i番目の画素の出力
信号を表している。(1)式は3つの光量分布が全て
一致した場合にのみ0となり、これによつて撮影
レンズ41の合焦・非合焦を判定できる。(1)式を
実現するためのハードウエアはアナログ的にもデ
ジタル的にも構成でき、アナログ的に行うために
は例えば第7図のような構成の演算処理回路を用
いればよい。
第7図において、3個の光電素子アレイ48
a,48b,48cは、それぞれ時系列に信号a
(i)、b(i)、c(i)を発生している。差動増幅器71
aは信号a(i)、b(i)を受け入れ、その差信号a(i)
−b(i)を出力し、絶対値回路72aへ送出する。
積分器73aは絶対値回路72aの出力|a(i)−
b(i)|を積分〓|a(i)−b(i)|を出力する。同様
にして、積分器73b,73cは〓|b(i)−c(i)
|、〓|c(i)−a(i)|を出力し、これらの出力は
加算器74で加算され、この加算器74から(1)式
のVを表す電圧出力が得られる。
a,48b,48cは、それぞれ時系列に信号a
(i)、b(i)、c(i)を発生している。差動増幅器71
aは信号a(i)、b(i)を受け入れ、その差信号a(i)
−b(i)を出力し、絶対値回路72aへ送出する。
積分器73aは絶対値回路72aの出力|a(i)−
b(i)|を積分〓|a(i)−b(i)|を出力する。同様
にして、積分器73b,73cは〓|b(i)−c(i)
|、〓|c(i)−a(i)|を出力し、これらの出力は
加算器74で加算され、この加算器74から(1)式
のVを表す電圧出力が得られる。
また、デジタル的に演算する場合には、例えば
各光電素子アレイ48a,48b,48cの時系
列出力は順次アナログ・デジタル変換器によりデ
ジタルデータに変換され、メモリに書き込まれた
後、マイクロプロセツサ内でソフトウエアの制御
に基づき演算が行われる。
各光電素子アレイ48a,48b,48cの時系
列出力は順次アナログ・デジタル変換器によりデ
ジタルデータに変換され、メモリに書き込まれた
後、マイクロプロセツサ内でソフトウエアの制御
に基づき演算が行われる。
また、本発明では3個設けられた二次結像系の
開口部が、全て同一の形状であることを必要とせ
ず、むしろ異なるほうが好ましいのである。即
ち、第4図、第5図に示す絞り46の開口部45
a,45b,45cの形状が異なれば、撮影レン
ズ41の非合焦時に得られる光量分布は異なるの
で、周期性パターンの誤信号を防止することがで
きる。この場合には、各開口部45a,45b,
45cの重心間距離に関する先に述べた制約は不
要となる。
開口部が、全て同一の形状であることを必要とせ
ず、むしろ異なるほうが好ましいのである。即
ち、第4図、第5図に示す絞り46の開口部45
a,45b,45cの形状が異なれば、撮影レン
ズ41の非合焦時に得られる光量分布は異なるの
で、周期性パターンの誤信号を防止することがで
きる。この場合には、各開口部45a,45b,
45cの重心間距離に関する先に述べた制約は不
要となる。
第8図は絞り46の開口部形状を変えた他の実
施例を示している。開口部81a,81bは同一
形状であるが、開口部81cは異なつた形状にな
つている。撮影レンズ41の合焦時には、絞り開
口部の形状に拘らず再結像された3つの光量分布
は等しいが、非合焦時には開口部の形状によつて
ぼけ像が異なるので、これを拠りどころとして周
期性パターンを持つ被写体でも誤信号の発生を防
止することができる。この場合に開口部面積は全
て等しい方が装置の構成を単純化する上で望まし
いが、必ずしもこれに拘泥される必要はない。面
積の相違は単に明るさの相違であり、これは増幅
器の利得調整により平衡をとることが可能であ
る。
施例を示している。開口部81a,81bは同一
形状であるが、開口部81cは異なつた形状にな
つている。撮影レンズ41の合焦時には、絞り開
口部の形状に拘らず再結像された3つの光量分布
は等しいが、非合焦時には開口部の形状によつて
ぼけ像が異なるので、これを拠りどころとして周
期性パターンを持つ被写体でも誤信号の発生を防
止することができる。この場合に開口部面積は全
て等しい方が装置の構成を単純化する上で望まし
いが、必ずしもこれに拘泥される必要はない。面
積の相違は単に明るさの相違であり、これは増幅
器の利得調整により平衡をとることが可能であ
る。
以上説明したように本発明に係る焦点検出装置
によれば、撮影レンズの3つの異なる領域を通つ
た光を分離し、それらの分離された光が形成する
像を光電素子で検出して信号処理することにより
誤測距のない合焦状態を判別することができる。
その性能を更に向上させるためには、3個の結像
光束を絞る3個の開口部のうち少なくとも1個の
形状が他と異なるか、或いは開口部の重心間距離
が不等間隔であることが望ましく、これにより周
期性パターンを有する被写体に対しても合焦判別
機能をより正確に作動させることが可能となり、
焦点検出の信頼性を高めることができる。
によれば、撮影レンズの3つの異なる領域を通つ
た光を分離し、それらの分離された光が形成する
像を光電素子で検出して信号処理することにより
誤測距のない合焦状態を判別することができる。
その性能を更に向上させるためには、3個の結像
光束を絞る3個の開口部のうち少なくとも1個の
形状が他と異なるか、或いは開口部の重心間距離
が不等間隔であることが望ましく、これにより周
期性パターンを有する被写体に対しても合焦判別
機能をより正確に作動させることが可能となり、
焦点検出の信頼性を高めることができる。
第1図は従来の焦点検出装置を示す光学的構成
図、第2図、第3図は撮影レンズの合焦状態変化
に伴う光量分布の変化を示すグラフ図、第4図以
下は本発明に係る焦点検出装置の実施例を示し、
第4図はその光学的構成図、第5図は絞りの正面
図、第6図は撮影レンズの合焦状態変化に伴う光
量分布の変化を示すグラフ図、第7図は演算処理
回路のブロツク回路図、第8図は他の実施例によ
る絞りの正面図である。 符号41は撮影レンズ、42は視野開口、43
は遮光部材、44はフイールドレンズ、45a,
45b,45c,81a,81b,81cは開口
部、46は絞り、47a,47b,47cは二次
結像レンズ、48a,48b,48cは光電素子
アレイである。
図、第2図、第3図は撮影レンズの合焦状態変化
に伴う光量分布の変化を示すグラフ図、第4図以
下は本発明に係る焦点検出装置の実施例を示し、
第4図はその光学的構成図、第5図は絞りの正面
図、第6図は撮影レンズの合焦状態変化に伴う光
量分布の変化を示すグラフ図、第7図は演算処理
回路のブロツク回路図、第8図は他の実施例によ
る絞りの正面図である。 符号41は撮影レンズ、42は視野開口、43
は遮光部材、44はフイールドレンズ、45a,
45b,45c,81a,81b,81cは開口
部、46は絞り、47a,47b,47cは二次
結像レンズ、48a,48b,48cは光電素子
アレイである。
Claims (1)
- 1 撮影レンズの異なる3つの領域を通過した光
束を分離するための開口部の重心間距離が不等間
隔であるか又は少なくとも1個の形状が他と異な
る並列した3個の絞り開口部から成る分離手段
と、この分離された3個の光束が形成する像面光
量分布をそれぞれ光電交換するアレー状の交換手
段と、光電変換された電気信号に相関演算を施
し、その結果に基づいて撮影レンズの合焦状態を
判別する手段とを有することを特徴とする焦点検
出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1776283A JPS59143112A (ja) | 1983-02-05 | 1983-02-05 | 焦点検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1776283A JPS59143112A (ja) | 1983-02-05 | 1983-02-05 | 焦点検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59143112A JPS59143112A (ja) | 1984-08-16 |
JPH0532733B2 true JPH0532733B2 (ja) | 1993-05-17 |
Family
ID=11952721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1776283A Granted JPS59143112A (ja) | 1983-02-05 | 1983-02-05 | 焦点検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59143112A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0820589B2 (ja) * | 1986-07-02 | 1996-03-04 | ミノルタ株式会社 | 焦点検出装置 |
JP2013097154A (ja) * | 2011-10-31 | 2013-05-20 | Olympus Corp | 距離測定装置、撮像装置、距離測定方法 |
CN107091729B (zh) * | 2017-05-12 | 2019-04-12 | 南京邮电大学 | 一种无机械运动的透镜焦距测试方法 |
-
1983
- 1983-02-05 JP JP1776283A patent/JPS59143112A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59143112A (ja) | 1984-08-16 |
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