JPH05327330A - 自動車用アンテナ - Google Patents

自動車用アンテナ

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Publication number
JPH05327330A
JPH05327330A JP15412992A JP15412992A JPH05327330A JP H05327330 A JPH05327330 A JP H05327330A JP 15412992 A JP15412992 A JP 15412992A JP 15412992 A JP15412992 A JP 15412992A JP H05327330 A JPH05327330 A JP H05327330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
copper foil
adjustment
automobile
tape
Prior art date
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Pending
Application number
JP15412992A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaichi Nakahigashi
政一 中東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
U Shin Ltd
Original Assignee
Yuhshin Co Ltd
Yuhshin Seiki Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Yuhshin Co Ltd, Yuhshin Seiki Kogyo KK filed Critical Yuhshin Co Ltd
Priority to JP15412992A priority Critical patent/JPH05327330A/ja
Publication of JPH05327330A publication Critical patent/JPH05327330A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付ける周囲環境に応じて電圧定在波比を随
時調整して良好な受信感度を得るようにした自動車用ア
ンテナを開発することを目的とする。 【構成】 先端部で折り返して細長い2条の銅箔パタ−
ン26、26を平行に形成させた受信部に調整用銅箔テ
−プ31を設ける。そして、この調整用銅箔テ−プ31
は上記の銅箔パタ−ン26、26の基部またはこの近く
の位置で、これら2条の銅箔パタ−ン26、26をレジ
スト23を介在させて静電容量結合させる構成とし、さ
らに、この調整用銅箔テ−プ31をアンテナ取付位置に
応じた周波数に合わせて変えることができる構成として
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車に搭載される
ラジオ受信機、テレビジョン受像機の受信用アンテナに
関する。
【0002】
【従来の技術】最近の自動車は、ラジオ受信機、テレビ
ジョン受像機のアンテナが室内に配設されることが多
く、特に、テレビジョン受像機を搭載した自動車では複
数個のアンテナを配設してダイバ−シティ受信方式とし
たものがある。
【0003】図5は、アンテナが配設された自動車の室
内を示す部分図で、11はリヤピラ−、12はリヤウィ
ンド、13はサイドウィンド、14は後部座席である。
【0004】この図5は、リヤピラ−11に電波受信用
の主アンテナ15を、リヤウィンド12の上方に当る天
井にア−ス用の副アンテナ16を各々接着して取付けた
一例を示している。なお、このようなアンテナは、ダッ
シュ板面上、リヤトレイ上面などに取付ける場合もあ
る。
【0005】また、アンテナコ−ド17は、受信線とア
−ス線とを絶縁被覆した同軸ケ−ブルで、ア−スコ−ド
18は、アンテナコ−ド17のア−ス線に接続した導電
線を絶縁被覆したコ−ドとなっている。
【0006】主アンテナ15と副アンテナ16は図示す
るように細長い偏平状となっており、特に、主アンテナ
15は図6、図7に示す構成となっている。
【0007】つまり、主アンテナ15は、可撓性の合成
樹脂材からなる細長い薄板の基板19と、この基板19
と同形状としたフレキシブル樹脂材からなるプリント基
板20とが接着テ−プ21で接着され、また、プリント
基板20にはほぼ同形状の両面接着テ−プ22がレジス
ト23を介在させて接着され、さらに、この接着テ−プ
22に剥離紙24が設けられた帯状板の重合構成となっ
ている。なお、両面接着テ−プ22と剥離紙24は主ア
ンテナ15の基部を除く全域、つまり、図6に示す点線
25から先端側(右側)に設けられており、剥離紙24
を剥して自動車室内に接着しアンテナ取付けを行なうよ
うになっている。
【0008】プリント基板20は、その一面に受信部を
形成する銅箔パタ−ン26、26が、その他面に周波数
帯域を調整する調整用銅箔パタ−ン27が各々プリント
形成されている。
【0009】なお、銅箔パタ−ン26、26は図示する
如く、先端部がU字状に折り返されて2条の導電体部と
なっており、その一方の銅箔パタ−ン26がスル−ホ−
ル28によって調整用銅箔パタ−ン27に接続されてい
る。つまり、この調整用銅箔パタ−ン27は図示するよ
うに長方形状となし、他方の銅箔パタ−ン26との間で
静電容量結合するようになっている。
【0010】上記した主アンテナ15は、その基部に設
けられたコネクタ29によってアンテナコ−ド17に接
続されている。つまり、アンテナコ−ド17の受信線1
7aが銅箔パタ−ン26の一方に設けられた端子部26
aに接続され、このアンテナコ−ド17のア−ス線17
bが圧着スリ−ブ30によってア−スコ−ド18のア−
ス線18aに接続されている。
【0011】なお、コネクタ29は上ケ−スと下ケ−ス
とで形成された容状体となっているが、図6では上ケ−
スを取外して内部構造を示している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記したような自動車
用アンテナをVHF受信アンテナとして使用する場合、
Highバンド(テレビジョン受像機では4〜12チャ
ンネルの周波数帯域)で最小の電圧定在波比(以下、V
SWRという)を得るには、主アンテナ15の長さL
は、L≒380mmとなる。
【0013】また、Lowバンド(テレビジョン受像機
では1〜3チャンネルの周波数帯域)で最小のVSWR
を得るには、主アンテナ15の長さLは、L≒470m
mとなる。
【0014】そこで、Highバンド、Lowバンド共
に可能なるかぎり良好なVSWRとするために、L=4
30〜450mm程度に設定される。アンテナをこれ以
上長くするとHighバンド付近のVSWRが悪くな
り、この反対に、これ以上短くすると、Lowバンド付
近のVSWRが悪くなり使用不可能となる。
【0015】ただ、L=430〜450mmに設定して
も、Lowバンドの周波数帯域が狭いため、周波数帯が
少しずれただけでもかなり受信感度が低下する。そこ
で、上記した調整用銅箔パタ−ン27を設けてLowバ
ンドにおけるVSWRを改善し、受信感度を高める手段
がとられている。
【0016】しかし、このような調整手段では、プリン
ト形成された調整用銅箔パタ−ン27によって定まる一
定の周波数帯に調整されるから、自動車用アンテナの調
整手段としては問題がある。
【0017】つまり、自動車用アンテナの場合は、自動
車室内の状況や取付位置などの周囲環境により受信状態
が変わるため、その周囲環境にしたがって周波数がずれ
るから、上記したような予め定められた一定の調整手段
では受信感度を充分に高めることができない。
【0018】本発明は上記した実情にかんがみ、取付け
る周囲環境に応じてVSWRが下る周波数帯を随時調整
して良好な受信感度を得るようにしたこの種の自動車用
アンテナを開発することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明では、先端部で折り返して細長い2条の導
電体部を平行に形成させた受信部を有する自動車用アン
テナにおいて、導電体部の基部またはこの近くの位置
で、これら2条の導電体部を電気絶縁材を介在させて連
結する導電部材を設けると共に、この導電部材の大きさ
を受信する周波数帯に応じて変える構成としたことを特
徴とする自動車用アンテナを提案する。
【0020】
【作用】アンテナの取付け位置や自動車室内の状態にし
たがって最小のVSWRを得るように導電部材の大きさ
を変え、受信部を形成する2条の導電体部間の静電容量
を変化させVSWRを調整する。
【0021】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面に沿って
説明する。図1は従来例の主アンテナに実施した一例を
示す一部切欠き表面図、図2は図1上のB−B線に沿っ
て切断した拡大断面図である。なお、従来例と同一の部
材については同符号を付してその説明を省略する。
【0022】この実施例では、円弧形の調整用銅箔テ−
プ31(導電部材)を接着固定する構成としてある。こ
の銅箔テ−プ31は一面に接着材32が設けてあり、受
信部を形成する銅箔パタ−ン26、26の基部近くに位
置させるようにして、レジスト23の上面に剥離自在に
接着する。
【0023】これにより、銅箔テ−プ31と銅箔パタ−
ン26、26との間に、レジスト23と接着材32との
電気絶縁材が介在して静電容量結合される。
【0024】この銅箔テ−プ31は、主アンテナ15を
取付けた後に、受信状態に応じてその一部を切り取って
静電容量を変え、その取付け位置で最小のVSWRを得
るように調整する。
【0025】なお、大きさの異なる数種の銅箔テ−プを
予め用意し、VSWRが最小となるような一つの銅箔テ
−プを選び出して接着するようにしてもよい。また、こ
の調整手段は必ずしも銅箔テ−プを使用する必要がない
から、適当な導電板を使用することができる。
【0026】図3は従来例の主アンテナに実施した他の
例を示す一部切欠き表面図、図4はコネクタの拡大分解
斜視図である。なお、この実施例においても従来例と同
一部材については同符号を付してその説明を省略する。
【0027】図示する如く、主アンテナ15のコネクタ
29は上ケ−ス29aと下ケ−ス29bとを小ねじ3
3、34によって一体的に固定する構成となっている。
そして、小ねじ34の通し孔を設けた下ケ−ス29bの
ボス29cに主アンテナ15の円形孔15aを嵌合させ
るようにして、この主アンテナ15がコネクタ29の一
端側から引き出されている。
【0028】また、この実施例では、上記ボス29cに
嵌合させた調整用の金属ワッシャ35(導電部材)を主
アンテナ15と下ケ−ス29bとの間に設け、この金属
ワッシャ35がレジスト23を介して銅箔パタ−ン2
6、26を静電容量結合させる構成となつている。
【0029】なお、アンテナコ−ド17とア−スコ−ド
18は、圧着スリ−ブ30を下ケ−ス29bのコ字形枠
部29dに内装させるようにしてコネクタ29の他端側
から引き出してある。このように引き出したアンテナコ
−ド17とア−スコ−ド18は圧着スリ−ブ30が下ケ
−ス29bの平行片部29eに当接して抜け止めされ
る。
【0030】本実施例は、大小の数種の金属ワッシャを
用意しておく。そして、アンテナ取付位置の受信状態に
したがって選択した一つの金属ワツシャ33を使用して
銅箔パタ−ン26、26間の静電容量を変え、VSWR
を最小にするように調整する。
【0031】以上好ましい実施例について説明したが、
本発明はア−ス用の副アンテナ16を備えない自動車用
アンテナについても同様に実施することができる。
【0032】
【発明の効果】上記した通り、本発明によれば、自動車
室内の状態や取付け位置などの周囲環境によって変わる
受信周波数に応じて調整用の導電部材を変えることがで
き、周囲環境に関係なく、広い周波数帯でVSWRを良
好の状態に調整できるから、受信感度を向上し得る自動
車用アンテナとなる。また、本発明によれば、High
バンドとLowバンドとの周波数帯各々のVSWRにつ
いて独自に簡単に調整することができるので実用的な効
果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】主副アンテナを有する自動車用アンテナの主ア
ンテナに本発明を実施した一例を示す一部切欠き表面図
である。
【図2】図1上のB−B線に沿って切断した主アンテナ
の拡大断面図である。
【図3】上記同様の主アンテナに本発明を実施した他の
例を示す一部切欠き表面図である。
【図4】主アンテナのコネクタを示した拡大分解斜視図
である。
【図5】アンテナを配設した自動車室内を示す部分図で
ある。
【図6】従来例として示した主アンテナの一部切欠き表
面図である。
【図7】図6上のA−A線に沿って切断した主アンテナ
の拡大断面図である。
【符号の説明】 11 リヤピラ− 15 主アンテナ 16 副アンテナ 19 基板 20 プリント基板 23 レジスト 26、26 銅箔パタ−ン 29 コネクタ 31 調整用銅箔テ−プ 35 調整用金属ワツシャ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部で折り返して細長い2条の導電体
    部を平行に形成させた受信部を有する自動車用アンテナ
    において、導電体部の基部またはこの近くの位置で、こ
    れら2条の導電体部を電気絶縁材を介在させて連結する
    導電部材を設けると共に、この導電部材の大きさを受信
    する周波数帯に応じて変える構成としたことを特徴とす
    る自動車用アンテナ。
JP15412992A 1992-05-22 1992-05-22 自動車用アンテナ Pending JPH05327330A (ja)

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JP15412992A JPH05327330A (ja) 1992-05-22 1992-05-22 自動車用アンテナ

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JP15412992A JPH05327330A (ja) 1992-05-22 1992-05-22 自動車用アンテナ

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JPH05327330A true JPH05327330A (ja) 1993-12-10

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ID=15577540

Family Applications (1)

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JP15412992A Pending JPH05327330A (ja) 1992-05-22 1992-05-22 自動車用アンテナ

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010911