JPH05327251A - 電子機器の放熱装置 - Google Patents

電子機器の放熱装置

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JPH05327251A
JPH05327251A JP15618992A JP15618992A JPH05327251A JP H05327251 A JPH05327251 A JP H05327251A JP 15618992 A JP15618992 A JP 15618992A JP 15618992 A JP15618992 A JP 15618992A JP H05327251 A JPH05327251 A JP H05327251A
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pressure
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外筐の設計の自由度が大きく、外筐の脱着性
が良く、しかも、発熱部品の熱を外筐に効率良く伝える
ことができるようにすること。 【構成】 1つのベース板17a上に互いに独立して可
動できる複数の圧着片17bを一体に形成した伝熱性を
有する板ばねからなる伝熱ばね17を用い、この伝熱ば
ね17のベース板17aをプリント基板7に並べて実装
された複数のトランジスター10上に伝熱台14を介し
て結合させ、この伝熱ばね17の複数の圧着片17bを
外筐4に互いに独立して圧着させるように構成したこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばスタジオ用ビデ
オカメラのカラービューファインダーに適用するのに最
適な電子機器におけるトランジスターやIC等の発熱部
品を放熱するための放熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子機器におけるトランジス
ターやIC等の発熱部品の放熱装置として、筐体内部に
ヒートシンクを取り付けたものがあるが、ヒートシンク
は著しくコスト高につく上に、筐体の内部温度が高いた
めに、巨大なヒートシンクを使用しなければならず、電
子機器が大型化すると言う問題があった。
【0003】また、発熱部品を外筐に直接取り付けて、
発熱部品の熱を外筐に放熱させるものがあるが、外筐の
脱着が困難であり、メンテナンス性が非常に悪いと言う
問題があった。
【0004】また、プリント基板全体を押圧するばねで
発熱部品を外筐の内面に圧着させるものがあるが、重量
の重いプリント基板全体をばねで支える構造は、衝撃や
振動に対して非常に弱いと言う問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】また、特開昭60−1
8942号公報に見られるように、プリント基板上に並
べて実装した複数の発熱部品をこれらの形状に合せて金
型によって成形された厚さの厚い伝熱性を有する複数の
伝熱ラバーを介して金属製放熱器に圧着させたものがあ
るが、発熱部品の形状に合せて金型によって成形する伝
熱ラバーは著しくコスト高につく。そして、同じプリン
ト基板上にコンデンサー等の背の高い部品が実装された
ために、プリント基板と金属製放熱器との間隔を大きく
とらなければならない時には、金属に比べて熱伝導率が
約1/100と低い伝熱ラバーの厚さを厚くしなければ
ならなくなって、伝熱ロスが非常に大きくなると言う問
題があった。
【0006】また、特開昭53−106579号公報に
見られるように、発熱部品1個づつに取り付けたスプリ
ング形状の放熱フィンを外筐に圧着させたものがある
が、発熱部品1個づつに放熱フィンを取り付ける構造は
著しくコスト高につく上に、スプリング形状の放熱フィ
ンは外筐に対する接触面積が非常に小さく、放熱効果が
低いと言う問題があった。
【0007】また、特開昭60−1850号公報に見ら
れるように、伝熱性を有する板ばねからなる伝熱ばねを
シャーシにビス止めし、この伝熱ばねをプリント基板上
に実装された発熱部品上に圧着させたものがあるが、シ
ャーシに対する伝熱ばねの接触面積が非常に小さく、放
熱効果が低い。そして、プリント基板が取り付けられる
シャーシだから伝熱ばねをビス止めすることが可能であ
るが、シャーシに対して脱着される外筐に伝熱ばねをビ
ス止めしようとすると、外筐の脱着によって発熱部品に
対する伝熱ばねの位置ずれや変形等が発生し易い上に、
外筐をプリント基板とほぼ平行な方向に脱着するのは困
難であって、外筐の脱着方向が制限されてしまう。ま
た、外筐を3次元曲面形状に設計するのが困難になる
等、外筐の設計の自由度が小さいと言う問題があった。
【0008】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、外筐の設計の自由度が大きく、外
筐の脱着性が良く、しかも、発熱部品の熱を外筐に効率
良く伝えることができるようにした電子機器の放熱装置
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の電子機器の放熱装置は、プリント基板上に
並べて実装してある複数の発熱部品の熱を放熱性を有す
る外筐に放熱させる電子機器の放熱装置において、1つ
のベース板上に互いに独立して可動できる複数の圧着片
を一体に形成した伝熱性を有する板ばねからなる伝熱ば
ねを設け、上記伝熱ばねのベース板を上記複数の発熱部
品上に熱的に結合させ、上記伝熱ばねの複数の圧着片を
上記外筐に圧着させたものである。この際、伝熱性を有
する伝熱台を上記複数の発熱部品上に圧着させて上記プ
リント基板上に取り付け、上記伝熱台上に上記伝熱ばね
のベース板を圧着して取り付けるのが好ましい。また、
上記外筐に弾性及び伝熱性を有する弾性伝熱ラバーを接
着し、上記伝熱ばねの複数の圧着片を上記弾性伝熱ラバ
ーに圧着させること、上記伝熱ばねのベース板を押え板
を用いて上記伝熱台上に圧着して取り付けること、上記
伝熱台上に上記伝熱ばねを複数列に取り付けることが好
ましい。
【0010】
【作用】上記のように構成された本発明の電子機器の放
熱装置は、1つのベース板上に互いに独立して可動でき
る複数の圧着片を一体に形成した伝熱性を有する板ばね
からなる伝熱ばねを用い、この伝熱ばねのベース板をプ
リント基板上に並べて実装された複数の発熱部品上に熱
的に結合させ、この伝熱ばねの複数の圧着片を外筐に互
いに独立して圧着させるように構成したので、外筐が3
次元曲面形状に形成されていても、複数の圧着片をそれ
ぞれ確実に圧着できる。外筐の脱着時に複数の圧着片は
互いに独立してスムーズに撓むことができる。この際、
伝熱性を有する伝熱台を複数の発熱部品上に圧着させて
プリント基板上に取り付けて、その伝熱台上に伝熱ばね
のベース板を圧着して取り付けるようにすれば、同じプ
リント基板上にコンデンサー等の背の高い部品が実装さ
れたために、プリント基板と外筐との間隔を大きく取ら
なければならない時でも、伝熱台の寸法を変えること
で、同じ伝熱ばねをそのまま流用できる。また、外筐に
接着した弾性及び伝熱性を有する弾性伝熱ラバーに伝熱
ばねの複数の圧着片を圧着したり、伝熱台上に伝熱ばね
を複数列に取り付けるようにすれば、伝熱ばねと外筐と
の接触面積の増大を図ることができる。また、伝熱ばね
のベース板を押え板を用いて伝熱台上に圧着して取り付
ければ、伝熱ばねと伝熱台との良好な接触が得られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を適用した電子機器の放熱装置
の実施例を図を参照して説明する。
【0012】まず、この実施例では、図7及び図8に示
すように、スタジオ用ビデオカメラ1のビューファイン
ダー2に適用したものであり、カラービューファインダ
ー2には、本体3の上面及び前面を覆うカバーである外
筐4が本体3に対して矢印a、b方向に複数のねじ5に
よって脱着自在に取り付けられている。そして、図5及
び図6に示すように、この外筐4はアルミダイキャスト
等の放熱性、伝熱性の高い金属部品によって成形されて
いる。そして、この外筐4は小型化及びデザイン上の理
由から3次元曲面形状に形成され、かつ、メンテナンス
性を向上させるためにボックス形状に形成されていて、
この外筐4の内面には電子部品が全く取り付けられてい
ない。
【0013】次に、図1〜図5によって、トランジスタ
ーの放熱装置を説明する。
【0014】まず、本体3内のシャーシ6上にプリント
基板7が複数のブラケット8及び複数の止めねじ9によ
って水平にねじ止めされている。なお、このプリント基
板7は上下両面に配線パターンが形成された両面基板で
ある。
【0015】そして、プリント基板7上に発熱部品であ
る複数個(例えば9個)のトランジスター10がこれら
のリード10aによって半田付けされて1列状に実装さ
れている。そして、プリント基板7上にはコンデンサー
11等のトランジスター10に比べて背の高い部品も実
装されていて、プリント基板7と外筐4の天板4aとの
間隔Hを大きくとってある。
【0016】そこで、プリント基板7上に水平に載置し
たアルミニウム等の良伝熱性板金である帯状の補強伝熱
板13上に複数個のトランジスター10を水平に倒して
載置し、アルミニウム等の良伝熱性板金でプレス加工し
た伝熱台14をこれら複数個のトランジスター10上に
圧着させてプリント基板7上にねじ止めしている。
【0017】この際、伝熱台14は断面形状がほぼコ字
状にプレス加工されていて、その下片14aを複数個の
トランジスター10上にシリコンラバー等の絶縁性及び
伝熱性を有する絶縁伝熱ラバー15を介して水平に載置
し、プリント基板7及び補強伝熱板13に下方から挿通
させた複数の止めねじ16によって補強伝熱板13と一
緒(共締めすること)にプリント基板7上にねじ止めし
ており、その下片14aと補強伝熱板13との間で複数
個のトランジスター10が絶縁伝熱カバー15を介して
サンドイッチ状に圧着されている。
【0018】またこの際、補強伝熱板13はプリント基
板7の太いアースパターン7a上に圧着されていて、そ
のアースパターン7aは複数の止めねじ9及びブラケッ
ト8を介してシャーシ6であるグランドに接続されてい
る。従って、この補強伝熱板13はプリント基板7の補
強板と、複数個のトランジスター10のグランドへの放
熱部材とを兼用している。
【0019】そして、伝熱台14の上片14bは3次元
曲面形状に形成された外筐4の天板4aとほぼ平行にな
るように下片14aに対して所定の角度に傾斜されてい
る。
【0020】そして、この伝熱台14の上片14b上に
ベリリウム銅等の良伝熱性板ばねでプレス加工された伝
熱ばね17が取り付けられている。この伝熱ばね17は
帯状の1つのベース板17aの両側に沿って複数個(例
えば10個)の圧着片17bとストッパー片17cとを
一体に形成したものであり、これらの圧着片17b及び
ストッパー片17cの隣接間は複数のスリット17eに
よって互いに分離されている。そして、これらの圧着片
17b及びストッパー片17cはベース板17aの上方
に互いに反対側から折り返されていて、ほぼ山形に形成
された各圧着片17bの先端が各ストッパー片17cの
先端の下部に係止されている。従って、複数個の圧着片
17bは互いに独立して一定範囲内で上下方向に弾性変
位可能に構成されている。
【0021】そして、伝熱ばね17のベース板17aが
伝熱台14の上片14b上にシリコンラバー等の伝熱性
を有する伝熱ラバー18(又は放熱グリス)を介して載
置され、そのベース板17a上に載置されて一対の止め
ねじ19によって上片14b上にねじ止めされたアルミ
ニウム等の良伝熱性板金からなる帯状の押え板20によ
って上片14b上にサンドイッチ状に圧着されて取り付
けられている。
【0022】そして、外筐4の天板4aの内面にシリコ
ンラバー等の弾性及び伝熱性を有する適度な厚さの弾性
伝熱ラバー21がシリコン接着剤等の伝熱性接着剤によ
って接着されている。そして、伝熱ばね17の複数個の
圧着片17bが互いに独立してその弾性伝熱ラバー21
に下方から圧着されている。
【0023】以上のように構成されたトランジスターの
放熱装置によれば、複数個のトランジスター10から発
生した熱は、絶縁伝熱カバー15を介して伝熱台14に
伝えられるが、この際、伝熱台14の下片14bが絶縁
伝熱カバー15を介して複数個のトランジスター10に
弾性的に圧着されているので、複数個のトランジスター
10と絶縁伝熱カバー15との良好な接触を得て、伝熱
台14に効率良く熱が伝えられる。
【0024】そして、伝熱台14に伝えられた熱は伝熱
ラバー18(又は放熱グリース)を介して伝熱ばね17
に伝えられる。この際にも、伝熱ばね17のベース板1
7aが押え板20によって伝熱ラバー18(又は放熱グ
リース)を介して伝熱台14の上片14bに弾性的に圧
着されているので、ベース板17aと伝熱台14の上片
14bとの良好な接触を得て、伝熱ばね17に効率良く
熱が伝えられる。更にこの際、押え板20は伝熱ばね1
7が伝熱台14上から伝熱ばね17上に不測に落下し
て、プリント基板7上でのショート等の事故が発生する
ことを防いでいる。
【0025】そして、伝熱ばね17の複数個の圧着片1
7bは外筐4の天板4aに伝熱性接着剤によって接着さ
れている弾性伝熱ラバー21に互いに独立して圧着され
ているので、3次元曲面形状に形成されている天板4a
と伝熱台14の上片14bとの間隔が一定でないにも拘
らず、複数個の圧着片17bをそれぞれ天板4aの3次
元曲面に良く倣わせるようにして確実に圧着させること
ができて、伝熱ばね17を外筐4に十分な接触面積で接
触させることができる。
【0026】しかもこの際、弾性伝熱ラバー21は適度
な厚さと適度な弾性を有していて、複数の圧着片17b
のそれぞれの形状に良くなじむため、複数個の圧着片1
7bと天板4aとの接触面積を十分に大きくできて、伝
熱ばね17の熱を外筐4に効率良く伝えることができ
る。
【0027】従って、このトランジスターの放熱装置に
よれば、複数個のトランジスター10で発生した熱を外
筐4へ効率良く伝導し、外筐4を放熱器として効果的に
放熱することができる。
【0028】なお、補強伝熱板13がプリント基板7の
太いアースパターン7a上に圧着されているので、複数
個のトランジスター10で発生した熱の一部を、補強伝
熱板13、アースパターン7a、複数の止めねじ9、ブ
ラケット8を介してシャーシ6であるグランドにも放熱
することができる。
【0029】一方、このトランジスターの放熱装置によ
れば、外筐4の内面には電子部品が全く取り付けられて
いない上に、伝熱ばね17の複数個の圧着片17bが3
次元曲面形状に形成されている天板4aに倣って互いに
独立してスムーズに撓むことができるので、図7及び図
8に示した本体3に対する外筐4の図1に示すプリント
基板7とほぼ平行な矢印a、b方向の脱着操作を安全か
つ容易に行うことができて、メンテナンス性が非常に優
れている。
【0030】そして、外筐4を3次元曲面形状に形成す
る等、外筐4の設計の自由度を非常に高くすることがで
きる。
【0031】そして、外筐4を取り外しても、伝熱ばね
17は伝熱台14上に固定されており、プリント基板7
のショート等の問題は全く発生しない。
【0032】また、プリント基板7と外筐4の天板4a
との間隔Hに応じて伝熱台14の高さ寸法等を変えるだ
けで、伝熱ばね17はそのまま流用できる。
【0033】また、図6に示すように、伝熱台14の上
片14bの巾寸法を大きくして、その上片14b上に伝
熱ばね17を2列以上に取り付けて、外筐4の天板4a
に対する伝熱台14の接触面積を増大し、更に伝熱効率
を高めることが容易である。
【0034】そして、伝熱台14はアルミニウム等の板
金で容易に加工でき、ヒートシンクのような高価な押出
成形品を使用する必要がないので、安価である。
【0035】そして、プリント基板7がシャーシ6上に
固定されていて、伝熱ばね17の圧着片17bのみが上
下に可動する構造であるから、衝撃や振動に対して非常
に強い。
【0036】なお、このトランジスターの放熱装置の温
度測定データでは、外筐4を外して、プリント基板7、
トランジスター10、伝熱台14、伝熱ばね17等を外
気にさらした状態でのトランジスター10の温度上昇値
よりも、外筐4を取り付けた状態でのトランジスター1
0の温度上昇値の方が低いと言うデータが得られてお
り、この放熱装置の放熱効果の高さが実証されている。
【0037】以上、本発明の実施例に付き述べたが、本
発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の技
術的思想に基づいて各種の変更が可能である。また本発
明の電子機器の放熱装置は、上記の実施例で示したトラ
ンジスターの放熱装置に限定されることなく、ICその
他の各種の発熱部品の放熱装置に適用可能である。
【0038】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の電子機
器の放熱装置は次のような効果を奏する。
【0039】請求項1は、1つのベース板上に互いに独
立して可動できる複数の圧着片を一体に形成した伝熱性
を有する板ばねからなる伝熱ばねを用い、この伝熱ばね
のベース板をプリント基板に並べて実装された複数の発
熱部品上に熱的に結合させ、この伝熱ばねの複数の圧着
片を外筐に互いに独立して圧着させるように構成して、
外筐が3次元曲面形状に形成されていても、複数の圧着
片をそれぞれ確実に圧着できるようにしたので、伝熱ば
ねを外筐に十分な接触面積で接触させることができて、
発熱部品の熱を外筐に効率良く伝えて、効果的に放熱で
きる。
【0040】請求項1は、外筐の脱着時に複数の圧着片
は互いに独立してスムーズに撓むことができるから、外
筐の脱着を安全かつ容易に行えて、メンテナンス性に優
れている。
【0041】請求項1は、外筐を3次元曲面形状に形成
する等、外筐の設計の自由度が高い。
【0042】請求項1は、プリント基板をシャーシに固
定し、伝熱ばねの圧着片のみを可動させるようにできる
から、衝撃や振動に対して非常に強い。
【0043】請求項2は、伝熱性を有する伝熱台を複数
の発熱部品上に圧着させてプリント基板上に取り付け
て、その伝熱台上に伝熱ばねのベース板を圧着して取り
付けるようにすれば、同じプリント基板上にコンデンサ
ー等の背の高い部品が実装されたために、プリント基板
と外筐との間隔を大きく取らなければならない時でも、
伝熱台の寸法を変えることで、同じ伝熱ばねをそのまま
流用できので、伝熱ロスが大きくなることが全くない。
【0044】請求項3及び5は、外筐に接着した弾性及
び伝熱性を有する弾性伝熱ラバーに伝熱ばねの複数の圧
着片を圧着したり、伝熱台上に伝熱ばねを複数列に取り
付けるようにすれば、伝熱ばねと外筐との接触面積の増
大を図ることができて、伝熱効率を更に向上できる。
【0045】請求項4は、伝熱ばねのベース板を押え板
を用いて伝熱台上に圧着して取り付ければ、伝熱ばねと
伝熱台との良好な接触が得られるので、伝熱効率を更に
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるトランジスターの放熱装
置の要部を示す図2のA−A矢視での側面図である。
【図2】図1のB−B矢視での断面側面図である。
【図3】図1のC−C矢視での平面図である。
【図4】伝熱ばね及び伝熱台の斜視図である。
【図5】外筐の透視斜視図である。
【図6】伝熱ばね及び伝熱台の変形例を示す外筐の透視
斜視図である。
【図7】スタジオ用ビデオカメラの側面図である。
【図8】スタジオ用ビデオカメラの背面図である。
【符号の説明】
4 外筐 6 シャーシ 7 プリント基板 10 トランジスター(発熱部品) 13 補強伝熱板 14 伝熱台 15 絶縁伝熱ラバー 17 伝熱ばね 17a 伝熱ばねのベース板 17b 伝熱ばねの圧着片 20 押え板 21 弾性伝熱ラバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント基板上に並べて実装してある複数
    の発熱部品の熱を放熱性を有する外筐に放熱させる電子
    機器の放熱装置において、 1つのベース板上に互いに独立して可動できる複数の圧
    着片を一体に形成した伝熱性を有する板ばねからなる伝
    熱ばねを設け、 上記伝熱ばねのベース板を上記複数の発熱部品上に熱的
    に結合させ、上記伝熱ばねの複数の圧着片を上記外筐に
    圧着させたことを特徴とする電子機器の放熱装置。
  2. 【請求項2】伝熱性を有する伝熱台を上記複数の発熱部
    品上に圧着させて上記プリント基板上に取り付け、 上記伝熱台上に上記伝熱ばねのベース板を圧着して取り
    付けたことを特徴とする請求項1記載の電子機器の放熱
    装置。
  3. 【請求項3】上記外筐に弾性及び伝熱性を有する弾性伝
    熱ラバーを接着し、 上記伝熱ばねの複数の圧着片を上記弾性伝熱ラバーに圧
    着させたことを特徴とする請求項1又は2記載の電子機
    器の放熱装置。
  4. 【請求項4】上記伝熱ばねのベース板を押え板を用いて
    上記伝熱台上に圧着して取り付けたことを特徴とする請
    求項2記載の電子機器の放熱装置。
  5. 【請求項5】上記伝熱台上に上記伝熱ばねを複数列に取
    り付けたことを特徴とする請求項2記載の電子機器の放
    熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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