JPH05326753A - 半導体装置及びその収納装置 - Google Patents

半導体装置及びその収納装置

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JPH05326753A
JPH05326753A JP4129184A JP12918492A JPH05326753A JP H05326753 A JPH05326753 A JP H05326753A JP 4129184 A JP4129184 A JP 4129184A JP 12918492 A JP12918492 A JP 12918492A JP H05326753 A JPH05326753 A JP H05326753A
Authority
JP
Japan
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package
semiconductor device
stick
flat package
flat
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Application number
JP4129184A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Nakamura
雅人 中村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取り扱いの煩雑さがない取扱性が向上した半
導体装置及びその収納装置を提供する。 【構成】 フラットパッケージIC21の平板状のパッ
ケージ22に非対称にV字状の複数の凹所25,26,
27が形成され、このフラットパッケージIC21を収
納するスティック28にも、凹所25,26,27に対
応する略同形の凸条29,30,31が設けられている
ので、これらを嵌合させるようにすることによって、外
部リード24がスティック28に対し所定の位置関係を
持つようにして積み上げられて収納できることになる。
このためスティック28に収納されたフラットパッケー
ジIC21は、同一の取り出し操作を行うことで常に同
一の方向を向いた状態で取り出すことができ、取り出す
際の方向の確認が不要となって取扱性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平板状のパッケージの
側面から複数の外部リードを延出した半導体装置及びそ
の収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、例えば合成樹脂製のフラッ
トパッケージによって半導体チップを封止した集積回路
(IC)等の半導体装置は、その高機能化、高集積化に
伴って外部リードの本数が増え、さらに外部リードの形
状も細く、ピッチも小さなものとなっている。このため
外部リードの強度が弱くなっていて、製造過程や試験検
査を行う際、あるいは移送や実装作業を行う際、取り扱
いに十分な配慮を必要とするようになってきている。
【0003】以下、従来の技術について図面を参照して
説明する。
【0004】先ず、第1の例を図8及び図9により説明
する。図8はフラットパッケージICの平面図であり、
図9はトレイの斜視図である。
【0005】図8において、1はフラットパッケージI
Cで、その合成樹脂製で長方形または正方形の平板状パ
ッケージ2の4つの側面3からは多数本のガルウイング
状の外部リード4が延出している。
【0006】また、図9において、5は複数のフラット
パッケージIC1を載置し収納する浅皿状のトレイであ
る。トレイ5は、複数のフラットパッケージIC1が分
離して載置されるように、その上面側が隔壁6によって
長方形または正方形の複数の区画7が形成されるように
升目状に仕切られていて、区画7内には四角形のパッケ
ージ2が内側に収納されるように4つの凸壁8が立設し
ており、さらに凸壁8によって囲まれた内側には、外部
リード4が凸壁8に接触しないようにして、パッケージ
2の下面でフラットパッケージIC1を支持する凸所9
が設けられている。
【0007】そして、フラットパッケージIC1は、例
えば製造過程から試験検査工程への搬送の際には、図示
しない移載装置によってトレイ5に移載され、トレイ5
に複数個のフラットパッケージIC1が載せられた後に
トレイ5を移送することによって搬送される。
【0008】このとき、区画7内に収納されたフラット
パッケージIC1は、凸所9によって支えられ、凸壁8
によってトレイ5の上面に平行な横方向の動きが規制さ
れることによって外部リード4が隔壁6に接触しないよ
うになっている。
【0009】しかしながら上記の従来の第1の例におい
ては、トレイ5に収納されたフラットパッケージIC1
は、凸壁8等によって移動しないようになっているが、
収納時にトレイ5の上面に平行な面内で、180度また
は90度づつ回転した位置でも区画7内に収納できるの
で、トレイ5に移載する時にそれぞれ異なる方向に収納
されてしまう虞がある。
【0010】そして、例えば試験検査工程で取り出した
ときにフラットパッケージIC1の方向の確認を行わな
いと、外部リード4が正規の接続とならず、不良として
排除され、方向を変えての試験検査を再度行わなければ
ならない。このため常に方向の確認を必要としていた。
【0011】一方、試験検査や実装等の作業を行う際に
は、トレイ5から図示しないハンドリング装置によって
パッケージ2の上面を吸着して1つ1つを取り出し、試
験検査や実装等の各装置に装荷するようにしており、ハ
ンドリングが煩雑なものとなっている。このためフラッ
トパッケージIC1を筒状のスティック内に、外部リー
ド4が変形しないように収納し、スティック内を滑り落
ちるようにして簡単に各装置に装荷できるようにするこ
とが望まれていた。
【0012】次に、第2の例を図10及び図11により
説明する。図10はフラットパッケージICの平面図で
あり、図11はスティックの斜視図である。
【0013】図10において、10はフラットパッケー
ジICで、その合成樹脂製で略四角形の平板状パッケー
ジ11の4つの側面12からは多数本のガルウイング状
の外部リード13が延出している。またパッケージ11
の角部には、略扇状の突出部14が設けられており、突
出部14の側面12からの突出寸法は外部リード13の
延出長さより大きなものとなっている。
【0014】また、図11において、15は偏平な角筒
をなすスティックで、その内部には軸方向にパッケージ
11面に平行な方向に、複数のフラットパッケージIC
10が横1列に収納される。そしてスティック15は必
要に応じて両端開口を閉栓可能と成っており、さらに収
納されたフラットパッケージIC10が内壁面にパッケ
ージ11の突出部14が当ることにより、外部リード1
3が接触しないようにしながら軸方向に移動できるよう
に形成されている。
【0015】そして、フラットパッケージIC10は、
第1の例と同様に搬送の際には、図示しない移載装置に
よってスティック15に収納され、あるいは第1の例と
同様に形成されたトレイに移載され、スティック15や
トレイに複数個のフラットパッケージIC10が収納さ
れた後にスティック15やトレイを移送することによっ
て搬送される。
【0016】しかしながら上記の従来の第2の例におい
ても、スティック15やトレイに収納されたフラットパ
ッケージIC10は、収納時に180度または90度づ
つ回転した位置でも収納できるので、それぞれ異なる方
向に収納されてしまう虞がある。そしてフラットパッケ
ージIC10をスティック15やトレイから取り出した
ときには、同じく常に方向の確認を必要としていた。
【0017】また、パッケージ11には4つの突出部1
4が設けられているので、パッケージ11の体積が大き
く、単位当たりの収納数が少なくなると共に、余分な材
料を要するものであり、さらに形状が複雑なために加工
し難くいものとなっていた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記のような状況に鑑
みて本発明はなされたもので、その目的とするところは
取り扱いに際して、半導体装置の方向が正規の方向とな
るように収納でき、取り出す場合でも常に方向を確認す
る必要がなく、煩雑さがなくなり取扱性が向上した半導
体装置及びその収納装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置及び
その収納装置は、半導体素子を内蔵封止して側面部から
複数の外部リードを延出するようにした平板状のパッケ
ージを有する半導体装置において、パッケージが、厚さ
方向に同形の断面形状を有する複数の凹所を側部に備え
ていることを特徴とするものであり、また、複数の凹所
が、それぞれ非対称に設けられていることを特徴とする
ものである。
【0020】さらに、角筒状に形成された内部に、側面
部から複数の外部リードを延出するようにした平板状の
パッケージを有する半導体装置を軸方向に積み上げるよ
うに収納する筒状の半導体装置の収納装置において、内
部に、半導体装置に形成された複数の凹所に対応した該
凹所と略同形の断面形状を有すると共に凹所に嵌合して
半導体装置の位置決めを行う軸方向の凸条が設けられて
いることを特徴とするものであり、さらにまた、上面を
複数の略四角形状に仕切って形成された区画内に、側面
部から複数の外部リードを延出するようにした平板状の
パッケージを有する半導体装置を収納する浅皿状の半導
体装置の収納装置において、区画内に、半導体装置に形
成された複数の凹所に対応した該凹所と略同形の断面形
状を有すると共に凹所に嵌合して半導体装置の位置決め
を行う突出部が設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0021】
【作用】上記のように構成された半導体装置及びその収
納装置は、半導体装置の平板状のパッケージに複数の凹
所が形成され、この半導体装置を収納する収納装置にも
これらの凹所に対応する凸条あるいは突出部が設けられ
ているので、凹所を対応する凸条あるいは突出部に嵌合
させるようにすることによって、外部リードが収納装置
に対し所定の位置関係を持つように収納できることにな
る。このため収納された半導体装置は、同一の取り出し
操作を行うことで常に同一の方向を向いた状態で取り出
すことができ、取り出す際の方向の確認が不要となって
取扱性が向上する。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0023】先ず、第1の実施例を図1乃至図4により
説明する。図1はフラットパッケージICの平面図であ
り、図2はスティックの斜視図であり、図3はフラット
パッケージICを収納したスティックの断面図であり、
図4はトレイの斜視図である。
【0024】図1において、21はフラットパッケージ
ICで、ICチップを合成樹脂製の略正四角形の平板状
パッケージ22内に封止して構成されている。そしてパ
ッケージ22の4つの側面23からは、封止されたIC
チップの端子に導通した多数本のガルウイング状の外部
リード24が延出している。またパッケージ22は、相
対する2つの角部と1つの側面23の中間部との3カ所
に、V字状の凹所25,26,27が厚さ方向に同形の
断面形状となるように切り込まれており、パッケージ2
2形状に対し外部リード24の配置が非対称となるよう
に形成されている。
【0025】図2及び図3において、28は略正四角形
の断面形状を有する角筒のスティックで、その内部の相
対する2つの角部と1つの内壁面の中間部の3カ所に
は、軸方向に先端部の断面形状がV字状になるように突
出した凸条29,30,31が形成されている。
【0026】そして、スティック28の内部には複数の
フラットパッケージIC21が、スティック28の軸方
向に面を重ねるようにして収納されるもので、収納され
た時外部リード24の先端が内壁面に接触しないよう
に、スティック28の対向する内壁面間の寸法を、外部
リード24の先端間の大きさより大きな寸法とし内壁面
との間に所定間隙32を有するようになっている。
【0027】さらに、パッケージ22の凹所25,2
6,27とスティック28の凸条29,30,31と
は、それぞれのV字状の形状が略同一の形状であり、対
応する凹所25,26,27と凸条29,30,31と
の間にも、収納された時に外部リード24の先端が内壁
面に接触しないように、また収納する際あるいは収納さ
れた時に傾く等して、隣接するフラットパッケージIC
21の外部リード24同志が接触しないように、所定間
隙33が設けられるようになっている。
【0028】そして、対応する凹所25,26,27と
凸条29,30,31とを嵌合させることによって、ス
ティック28にフラットパッケージIC21が、外部リ
ード24が他に接触せず、外部リード24の位置が一定
の方向となるようにして収納される。
【0029】これにより、スティック28からフラット
パッケージIC21を取出す場合にも、スティック28
を立てたり傾斜させるようにした状態で内部をフラット
パッケージIC21が滑り落ちるようにし、スティック
28の下端から外部リード24の位置が一定の方向を向
くようにした状態で、外部リード24が他に接触しない
ようにして抜き出すことができる。
【0030】図4において、34は合成樹脂製の浅皿状
のトレイで、その内部に複数のフラットパッケージIC
21を載置し収納する。トレイ34は、複数のフラット
パッケージIC21が分離して載置されるように、その
上面側内部が、高さがフラットパッケージIC21の高
さより高く形成された隔壁35によって、略正四角形の
複数の区画36が設けられるよう升目状に仕切られてい
る。
【0031】区画36は、区画36内にフラットパッケ
ージIC21を収納した時、外部リード24の先端が隔
壁35に接触しないよう、区画36の対向する隔壁35
の内壁間の寸法が、外部リード24の先端間の大きさよ
り大きな寸法となるようになっている。
【0032】また、区画36の内部には、隔壁35に沿
った周囲内底面に溝37が形成され、中央部に開口38
が形成された凸所39が設けられている。凸所39は、
その上に載置されたフラットパッケージIC21をパッ
ケージ22の下面で支持するもので、その高さは載置さ
れたパッケージ22の上面が隔壁35の上面より低くな
る高さとなっている。また溝37の深さは、パッケージ
22の下面より下方に位置する外部リード24の先端
が、区画36の内底面に接触しない深さとなっている。
【0033】さらに、区画36内には、パッケージ22
の側面23が接触することによって面に平行な横方向の
動きが制限されて、略正四角形のパッケージ22が内側
に収まる4つの側面23に対応する凸壁40,41,4
2,43が立設している。
【0034】さらにまた、凸壁40,41,42,43
で構成される略正四角形の相対する2つの角部、すなわ
ち凸壁40の片端部と凸壁41の他端部とによる角部4
4及び凸壁42の片端部と凸壁43の他端部とによる角
部45と、凸壁42の中間部46が、それぞれ内方側に
折れ曲がることによって先端部が略V字状となる突出部
47,48,49を形成するようになっている。
【0035】形成された突出部47,48,49は、そ
れぞれ対応するパッケージ22の凹所25,26,27
とV字状の形状が略同一の形状であり、両者の間には収
納、取出しに支障をきたさない範囲での間隙が設けられ
ている。そして対応する凹所25,26,27と突出部
47,48,49とを嵌合させることによって、区画3
6に対してフラットパッケージIC21が一定の方向と
なるようにして収納され、このように凸壁40,41,
42,43の内側にパッケージ22が収められた時、外
部リード24の先端が内壁面に接触しないように、外部
リード24の先端と隔壁35の内壁との間に所定間隙が
設けられるようになっている。
【0036】そして、対応する凹所25,26,27と
突出部47,48,49とを嵌合させることによって、
トレイ34の区画36にフラットパッケージIC21
が、外部リード24が他に接触せず、外部リード24の
位置が一定の方向となるようにして収納される。
【0037】これにより、トレイ34からフラットパッ
ケージIC21を取出す場合にも、同じ取出し操作によ
れば、常に外部リード24の位置が一定の方向を向くよ
うにした状態で、外部リード24が他に接触しないよう
にして取り出すことができる。
【0038】上述したように構成されているため、パッ
ケージ22に形成された凹所25,26,27を、凸条
29,30,31や突出部47,48,49に嵌合させ
ることによって、フラットパッケージIC21をスティ
ック28やトレイ34に外部リード24の位置が一定の
方向となるようにして収納することができる。なお収納
する場合においても、スティック28やトレイ34内に
おいて外部リード24が他のものに接触し、変形する等
することがない。
【0039】また、スティック28やトレイ34に収納
されたフラットパッケージIC21を取り出すに際して
も、常に外部リード24の位置が一定の方向を向くよう
にして取り出せるため、フラットパッケージIC21の
方向の確認を必要とせず、方向を間違えることによる製
造過程や試験検査あるいは実装等での損失や、作業能率
の低下などがなくなる。
【0040】さらに、フラットパッケージIC21をス
ティック28内に軸方向に積み重ねるようにして収納
し、試験検査や実装等の各装置に装荷することができる
ため、煩雑なハンドリングを要さずに、スティック28
内を滑り落すようにして簡単に各装置に装荷できる。
【0041】さらにまた、パッケージ22が非対称形状
であるため、製造過程でのマーキングや実装等におい
て、方向の確認が形状によって容易に行うことができマ
ーキングミスや実装間違い等がなくなる。
【0042】そして、パッケージ22は、複雑に突出す
る部分がなく凹所25,26,27を有するため、体積
が小さく、単位当たりの収納数が少なくなることがな
く、使用する材料も少なくて済み、加工は比較的し易い
ものとなる。
【0043】次に、第2の実施例を図5により説明す
る。図5はスティックに収納されたフラットパッケージ
ICの平面図である。
【0044】図5において、51はフラットパッケージ
ICで、第1の実施例とは略同様に構成されるもので、
パッケージ52の外観形状が異なる。そして合成樹脂製
で略正四角形の平板状のパッケージ52は、相対する2
つの側面の中間部に1カ所づつ、同形のU字状の凹所5
3,54が厚さ方向に同形の断面形状を有するように切
り込まれている。凹所53は一方の側面の略中央部位
に、凹所54は相対する側面の角部側に偏った部位に設
けられ、これによってパッケージ52の形状に対し、外
部リード24の配置が非対称となるようになっている。
【0045】また、55は略正四角形の断面形状を有す
る角筒のスティックで、その内部の対向する2つの内壁
面の中間部には、軸方向に先端部の断面形状がU字状に
なるように突出した凸条56,57が形成されている。
凸条56は一方の内壁面の略中央部位に、凸条56は相
対する内壁面の角部側に偏った部位に設けられている。
そして凸条56,57と凹所53,54とは、それぞれ
のU字状の形状が略同一の形状となっている。
【0046】そして、スティック55の内部には複数の
フラットパッケージIC51が、対応する凹所53,5
4と凸条56,57とを嵌合させ、スティック55の軸
方向に面を重ねるようにして収納されている。この時、
外部リード24の先端がスティック55の内壁面に接触
しないように、スティック55の対向する内壁面間の寸
法を、外部リード24の先端間の大きさより大きな寸法
とし内壁面との間に所定間隙58を有するようになって
いる。
【0047】これにより、スティック55にフラットパ
ッケージIC51が、外部リード24が他に接触せず、
外部リード24の位置が一定の方向となるようにして収
納される。
【0048】また、凹所53,54と凸条56,57と
の間にも、収納された時に外部リード24の先端が内壁
面に接触しないように、収納する際あるいは収納された
時に傾く等して、隣接するフラットパッケージIC51
の外部リード24同志が接触しないように、所定間隙5
9が設けられるようになっている。
【0049】以上のように構成されているため、フラッ
トパッケージIC51を、パッケージ52に形成された
凹所53,54を凸条56,57に嵌合させることによ
って、フラットパッケージIC51をスティック55に
外部リード24の位置が一定の方向となるようにして収
納することができ、また取り出しに際して、常に外部リ
ード24の位置が一定の方向を向くようにして取り出せ
る等、第1の実施例と同様の作用、効果が得られる。
【0050】次に、第3の実施例を図6により説明す
る。図6はスティックに収納されたフラットパッケージ
ICの平面図である。
【0051】図6において、61はフラットパッケージ
ICで、第2の実施例とは略同様に構成されるもので、
パッケージ62の外観形状が異なる。そして合成樹脂製
で略正四角形の平板状のパッケージ62は、相対する2
つの角部に形状の異なるV字状の凹所63,64が、厚
さ方向に同形の断面形状となるように切り込まれてい
る。これによってパッケージ62の形状に対し、外部リ
ード24の配置が非対称となる。
【0052】また、65は略正四角形の断面形状を有す
る角筒のスティックで、その内部の対向する2つの角部
には、軸方向に先端部の断面形状がV字状になるように
突出した凸条66,67が形成されている。そして凸条
66,67と凹所63,64とは、それぞれのV字状の
形状が対応する部位のもの同志が略同一の形状となって
いる。
【0053】そして、スティック65の内部には複数の
フラットパッケージIC61が、対応する凹所63,6
4と凸条66,67とを嵌合させ、スティック65の軸
方向に面を重ねるようにして、外部リード24の位置が
一定の方向となるように収納されている。この時、外部
リード24の先端がスティック65の内壁面に接触しな
いように、スティック65の対向する内壁面間の寸法
を、外部リード24の先端間の大きさより大きな寸法と
し内壁面との間に所定間隙を有するようになっている。
【0054】また、凹所63,64と凸条66,67と
の間にも、収納された時に外部リード24の先端が内壁
面に接触しないように、収納する際あるいは収納された
時に傾く等して、隣接するフラットパッケージIC61
の外部リード24同志が接触しないように、所定間隙が
設けられるようになっている。
【0055】以上のように構成されているため、フラッ
トパッケージIC61を、パッケージ62に形成された
凹所63,64を凸条66,67に嵌合させることによ
って、フラットパッケージIC61をスティック65に
外部リード24の位置が一定の方向となるようにして収
納することができ、また取り出しに際して、常に外部リ
ード24の位置が一定の方向を向くようにして取り出せ
る等、第1の実施例と同様の作用、効果が得られる。
【0056】次に、第4の実施例を図7により説明す
る。図7はスティックに収納されたフラットパッケージ
ICの平面図である。
【0057】図7において、71はフラットパッケージ
ICで、第2の実施例とは略同様に構成されるもので、
パッケージ72の外観形状が異なる。そして合成樹脂製
で略正四角形の平板状のパッケージ72は、相対する2
つの側面の略中央部に同形のV字状の凹所73,74
が、厚さ方向に同形の断面形状を有するように切り込ま
れている。
【0058】また、75は略正四角形の断面形状を有す
る角筒のスティックで、その内部の対向する2つの内壁
面には、その略中央部に軸方向に先端部の断面形状がV
字状になるように突出した凸条76,77が形成されて
いる。そして凸条76,77と凹所73,74とは、そ
れぞれのV字状の形状が略同一の形状となっている。
【0059】そして、スティック75の内部には複数の
フラットパッケージIC71が、対応する凹所73,7
4と凸条76,77とを嵌合させ、スティック75の軸
方向に面を重ねるようにして収納されている。この時、
外部リード24の先端がスティック75の内壁面に接触
しないように、スティック75の対向する内壁面間の寸
法を、外部リード24の先端間の大きさより大きな寸法
とし内壁面との間に所定間隙を有するようになってい
る。
【0060】また、凹所73,74と凸条76,77と
の間にも、収納された時に外部リード24の先端が内壁
面に接触しないように、収納する際あるいは収納された
時に傾く等して、隣接するフラットパッケージIC71
の外部リード24同志が接触しないように、所定間隙が
設けられるようになっている。
【0061】以上のように構成されているため、フラッ
トパッケージIC71を、パッケージ72に形成された
凹所73,74を凸条76,77に、収納可能な2つの
方向のうちの1つの方向に外部リード24の位置を揃え
るようにして嵌合させておけば、フラットパッケージI
C71をスティック75に方向を揃えて収納することが
できることになる。それ故、取り出しも外部リード24
の位置が一定の方向を向くようにして取り出せ、スティ
ック75内に軸方向に積み重ねるようにして収納したフ
ラットパッケージIC71を、試験検査や実装等の各装
置に装荷するにあたって、煩雑なハンドリングを要さず
に、スティック75内を滑り落すようにして簡単に装荷
できる。
【0062】そして、パッケージ72は、複雑に突出す
る部分がなく凹所73,74を有するため、体積が小さ
く、単位当たりの収納数が少なくなることがなく、使用
する材料も少なくて済み、加工は比較的し易いものとな
る等の効果を有する。
【0063】尚、本発明は上記の各実施例のみに限定さ
れるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更
して実施し得るものである。
【0064】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、半導体装置の取り扱いに際して、その方向が正規の
方向となるように収納でき、取り出す場合でも常に方向
を確認する必要がなく、取り扱いの煩雑さがなくなり取
扱性が向上する等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のフラットパッケージI
Cを示す平面図である。
【図2】同上のフラットパッケージICに対応するステ
ィックを示す斜視図である。
【図3】同上でのフラットパッケージICを収納したス
ティックの断面図である。
【図4】同上のフラットパッケージICに対応するトレ
イを示す斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施例におけるスティックに収
納された状態のフラットパッケージICを示す平面図で
ある。
【図6】本発明の第3の実施例におけるスティックに収
納された状態のフラットパッケージICを示す平面図で
ある。
【図7】本発明の第4の実施例におけるスティックに収
納された状態のフラットパッケージICを示す平面図で
ある。
【図8】従来技術の第1の例のフラットパッケージIC
を示す平面図である。
【図9】同上のフラットパッケージICに対応するトレ
イを示す斜視図である。
【図10】従来技術の第2の例のフラットパッケージI
Cを示す平面図である。
【図11】同上のフラットパッケージICに対応するス
ティックを示す斜視図である。
【符号の説明】
21…フラットパッケージIC 22…パッケージ 24…外部リード 25,26,27…凹所 28…スティック 29,30,31…凸条

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子を内蔵封止して側面部から複
    数の外部リードを延出するようにした平板状のパッケー
    ジを有する半導体装置において、前記パッケージが、厚
    さ方向に同形の断面形状を有する複数の凹所を側部に備
    えていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 複数の凹所が、それぞれ非対称に設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 角筒状に形成された内部に、側面部から
    複数の外部リードを延出するようにした平板状のパッケ
    ージを有する半導体装置を軸方向に積み上げるように収
    納する筒状の半導体装置の収納装置において、前記内部
    に、前記半導体装置に形成された複数の凹所に対応した
    該凹所と略同形の断面形状を有すると共に前記凹所に嵌
    合して前記半導体装置の位置決めを行う軸方向の凸条が
    設けられていることを特徴とする半導体装置の収納装
    置。
  4. 【請求項4】 上面を複数の略四角形状に仕切って形成
    された区画内に、側面部から複数の外部リードを延出す
    るようにした平板状のパッケージを有する半導体装置を
    収納する浅皿状の半導体装置の収納装置において、前記
    区画内に、前記半導体装置に形成された複数の凹所に対
    応した該凹所と略同形の断面形状を有すると共に前記凹
    所に嵌合して前記半導体装置の位置決めを行う突出部が
    設けられていることを特徴とする半導体装置の収納装
    置。
JP4129184A 1992-05-22 1992-05-22 半導体装置及びその収納装置 Pending JPH05326753A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014136606A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Fujitsu Component Ltd 電子部品モジュール収納用キャリア及びキャリア収納用電子部品モジュール、キャリア収納電子部品モジュール

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JP2014136606A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Fujitsu Component Ltd 電子部品モジュール収納用キャリア及びキャリア収納用電子部品モジュール、キャリア収納電子部品モジュール

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