JPH05325709A - キースイッチ構造 - Google Patents

キースイッチ構造

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JPH05325709A
JPH05325709A JP4123351A JP12335192A JPH05325709A JP H05325709 A JPH05325709 A JP H05325709A JP 4123351 A JP4123351 A JP 4123351A JP 12335192 A JP12335192 A JP 12335192A JP H05325709 A JPH05325709 A JP H05325709A
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幸宏 上野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレキシブル配線基板を支持材料として用い
たスイッチ構造において、キーの信頼性,操作感を向上
させる。 【構成】 フレキシブル配線基板1を支持材料として、
一方の面に導体によりキー接点用パターン2,3を形成
してなるスイッチ構造において、同じ位置の他方の面
に、上記キー接点に見合う大きさ、形状の導体からなる
パターン5を形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、電子機器に用いられる回路基板
で、特に、回路基板表面にキー接点用パターンを形成し
てなるキースイッチ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子回路を用いた機器では、殆どの場
合、その操作用にキースイッチを使用する。機器の大き
さが今日のように極小を求められるまでは、ディスクリ
ートなスイッチ部品を機器筐体に取り付けて、回路基板
からワイヤで配線していた。近年、機器の軽薄短小化が
急速に進行し、この様な方法では機器の体積を小さくす
ることが出来なくなり、回路基板の上にキー接点を設け
押しボタン等でこれを短絡させるタイプのキースイッチ
構造が出現した。
【0003】この構造例を図6に示す。21はプリント
配線基板の絶縁樹脂板、22は銅箔等で形成された一方
の接点、23は銅箔等で形成された他方の接点、24は
ゴム等で作られた押しボタン、25は押しボタン24の
裏側に付けられた導体で、押しボタン24を押すことに
より、25の導体で接点22と23の導体を短絡させ、
キースイッチの動作を実現している。
【0004】図7には、同種のキー構造で、スイッチ動
作時にクリック感を操作者に与え動作感覚を改善、さら
に、操作の確実性を増したタイプのキースイッチ構造を
図示する。21はプリント配線基板の絶縁樹脂板、26
は接点導体、27はリン青銅で作られた接点板、28は
押しボタン、29はスイッチの枠である。
【0005】このタイプでは、リン青銅接点板27は、
図7の様に、中折れのあるドーム型をしており、押しボ
タン28が押し込まれると、中央部が反転して回路を短
絡する。この反転の際に、押しボタン28を押すのに必
要な力が急変する為、操作者に対してクリック感を与え
る。この様子を図8に、[ボタンを押す力]対[ストロ
ーク]のグラフとして示す。横軸はストローク、縦軸は
押圧で、図のPの部分で大きな押圧の変化が認められ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】機器の軽薄短小化がよ
り一層進行する中、プリント配線基板の絶縁樹脂板とし
て、従来のフェノール樹脂やエポキシ樹脂を使った厚さ
0.6ミリ〜1.6ミリ程度の物の他に、厚さ0.1ミ
リ程度のエポキシ樹脂板や、25ミクロン程度の厚さの
ポリイミドフィルム、ポリエステルフィルムが用いられ
る場合が多くなってきた。一般に、これらのフィルム状
の状態を支持体に用いたプリント配線基板は、柔軟で自
由に折曲げたり、撓ませたりすることが出来るため従来
の基板を硬質基板と呼ぶのに対して、フレキシブル基板
と呼ばれている。
【0007】一方、このフレキシブル基板を材料に、上
述のキー構造を実現する時、従来の硬質基板と同じ設計
をすると、幾つかの問題が発生する。
【0008】すなわち、基板支持体となっている材料に
可撓性が有るため、裏面を通る配線パターンの凹凸を反
映し、基板上の接点導体に微妙な段差が発生、接点の片
減り、クリック感の悪化、キーが反転したままでスイッ
チがOFFにならないなどの不都合を発生することが有
った。
【0009】図9,図10は、裏面に形成された導体パ
ターンによって表面に段差ができたスイッチでのON状
態を示したものである。図9中、31はフレキシブル配
線基板の絶縁樹脂板、32は一方の接点、33は他方の
接点、34は押しボタンの裏側に付けられた導体、35
は裏面の導体パターンである。また、図10中、31は
フレキシブル配線基板の絶縁樹脂板、36は接点導体、
37はリン青銅で作られた接点板、35は裏面パターン
である。
【0010】尚、クリック感を持つスイッチに於いて
は、この様な実用上の問題以外に、同構造をもつディス
クリートなスイッチに較べ、プリント基板上に作成され
たスイッチでは、クリック感が小さい、接点での導通抵
抗がやや高い、などという欠点があった。これは、リン
青銅接点を支える周囲の電極と中央接点の高さの違いに
ある。ディスクリートなスイッチでは、中央接点は周囲
の電極よりわずかに高さが低く設計されており、これ
が、クリック感や接点での接触圧に大きく寄与している
為である。
【0011】本発明は、フレキシブル配線基板を利用し
たキースイッチ構造において、キー接点を形成した部分
の反対側の面に導体を形成して、これらの問題を解決し
たキースイッチ構造を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、フレキシブル
配線基板を支持材料として、一方の面に導体によりキー
接点用パターンを形成してなるキースイッチ構造におい
て、同じ位置の他方の面に、上記キー接点に見合う大き
さ,形状の導体からなるパターンを形状したことを特徴
とする。さらに、リン青銅板からなるクリック接点を有
するものにあっては、同じ位置の他方の面に、上記キー
接点用パターンに見合う環状の導体からなるパターンを
形成し、かつ上記キー接点用パターンの中央相当部をへ
こまし段差を設けたことを特徴とする。また、上記他方
の面の導体パターンはグランドレベルに接続すると良
い。
【0013】
【作用】フレキシブル配線基板の他方面に形成したパタ
ーンにより、キー接点用パターン表面は同一高さに保た
れ、片減りを起こすことなくキースイッチの信頼性を向
上できる。クリック用接点を有する場合も、キー接点用
パターンはそれぞれ所定の高さを保ち信頼性の向上が図
れるとともに、中央部のへこみによる段差はクリック感
を強めまた接点の接触圧を改善できる。さらに他方面の
パターンをグランドレベルに接続すれば、ノイズの影響
を受けにくく小電流で動作するスイッチにおいても安定
した動作が得られる。
【0014】
【実施例】図1(a)に本発明よりなるキー接点の断面
図の一例を示す。1はフレキシブル配線基板の絶縁樹脂
板、2は一方の接点、3は他方の接点、4は押しボタン
の裏側に付けられた導体、5は基板1の裏面に形成され
たベタパターンである。図1(b)に、図1(a)で示
したキーの模式的斜視図を示す。1はフレキシブル配線
基板の絶縁樹脂板相当部、2は一方の接点、3は他方の
接点、5は本発明になるベタパターンである。
【0015】このように、接点2,3の表面の高さは、
同一に保たれ、押しボタン裏面の導体4を含め、接点は
片減りを起こすことは無く、キースイッチの信頼性は向
上する。さらに、本実施例では、この裏面ベタパターン
5の銅箔を、回路のグランドレベル(ゼロ電位)に接続
しており、これにより、近年のように、極めて低い電
圧、小さな電流で動作させるスイッチに於いても、ノイ
ズの影響を受けにくく、安定した動作を得ることができ
る。
【0016】図2(a),(b)に別の実施例を示す。
この例は、従来技術の図7で示したと同等な、リン青銅
からなる接点板を用いた構造のスイッチである。1はフ
レキシブル配線基板、11は一方の接点、12は他方の
接点、13はリン青銅からなる接点板、14は本発明に
なる導体である。
【0017】この例では、裏面導体14が中央部の接点
12の裏には無く、接点11に較べ中央部の接点12は
ちょうど裏面銅箔分だけへこみ低くなっている。これに
よりディスクリートのスイッチ並みの接点接触圧や強い
クリック感が実現できる。この様な接点の段差構造は、
従来のような、硬質基板を支持体に使った場合は、事実
上不可能な構造である。
【0018】この場合にも、接点11,接点12各々で
は接点面の高さは一定で、左右も対称であり、信頼性は
向上している。また、裏面パターン14をグランド電位
に置くことで、前例同様、微弱信号のスイッチ性能の向
上も期待出来る。
【0019】さらに、中央部接点12の高さが、一段低
くなっている為、接点リン青銅13を押した時の、クリ
ック感が強く出来、操作感覚も向上する。これは、中央
接点12が、一段下がっているため、 1.キーのストロークが長くとれる 2.図3に示すように接点板13の中央部分の曲率Rが
小さく出来る為である。
【0020】図4に、中央の接点12部を低くした本例
の接点と、同一高さの場合での[ストローク]対[押
圧]の比較グラフを示す。Aが接点の高さが同じ場合、
Bが中央接点が低い場合である。後者の方が、キーを
押込んで行く際の押圧の変化が大きい。押し始める
と、従来型より早くスイッチが入る。スイッチが入っ
た瞬間の押圧が従来型より小さいなど、明らかに強いク
リック感と、確実な動作を示している。
【0021】また、図3のように、リン青銅からなる接
点板13の中央部の曲率Rが比較的小さく、かつ、従来
型より自由に選べる為、反転したリン青銅板自体のバネ
力で、接点板13が中央接点に押し付けられるように設
計でき、クリック感の向上と同時に、接点の接触圧の改
善、すなわち、キーのオン抵抗の低減、信頼性の向上に
大いに寄与している。図5にこれを示す。15はOFF
状態での接点板13の形状、16は中央の接点が無い場
合に押込まれた接点板13の形状、17は実際の接点板
13の形状で、18の分がバネ力となって接点の接触圧
に寄与している。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、フレキシ
ブル配線基板を支持材料とするスイッチ構造において、
キー接点用パターン表面は同一高さに保たれ、片減りを
起こすことなくキースイッチの信頼性を向上できる。ま
た、クリック用接点を有する場合も、キー接点用パター
ンはそれぞれ所定の高さを保ち信頼性の向上が図れると
ともに、中央部のへこみによる段差でクリック感を強め
また接点の接触圧を改善できる。さらに他方面のパター
ンをグランドレベルに接続すれば、ノイズの影響を受け
にくく小電流で動作するスイッチにおいても安定した動
作が得られる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す断面図(a)及び模
式的斜視図(b)である。
【図2】この発明の他の実施例を示す断面図(a)及び
模式的斜視図(b)である。
【図3】図2のリン青銅からなる接点板の構造を説明す
る図である。
【図4】従来と他の実施例におけるストローク対押圧の
比較グラフを示す図である。
【図5】図2のリン青銅からなる接点板の各状態の形状
例を示す図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【図7】他の従来例を示す断面図である。
【図8】図7におけるストローク対押圧関係を示す図で
ある。
【図9】フレキシブル配線基板を用いた従来例を説明す
る断面図である。
【図10】フレキシブル配線基板を用いた他の従来例を
説明する断面図である。
【符号の説明】
1 フレキシブル配線基板 2,3 接点 5 導体パターン 11,12 接点 13 リン青銅からなる接点板 14 導体パターン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブル配線基板を支持材料とし
    て、一方の面に導体によりキー接点用パターンを形成し
    てなるキースイッチ構造において、同じ位置の他方の面
    に、上記キー接点に見合う大きさ,形状の導体からなる
    パターンを形成したことを特徴とするキースイッチ構
    造。
  2. 【請求項2】 リン青銅板からなるクリック接点を有
    し、フレキシブル配線基板を支持材料として、一方の面
    に導体により上記クリック接点に対応するキー接点用パ
    ターンを形成してなるキースイッチ構造において、同じ
    位置の他方の面に、上記キー接点用パターンに見合う環
    状の導体からなるパターンを形成し、かつ上記接点用パ
    ターンの中央相当部をへこまし段差を設けたことを特徴
    とするキースイッチ構造。
  3. 【請求項3】 上記他方の面の導体パターンはグランド
    レベルに接続されてなることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のキースイッチ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3519835A1 (de) * 1984-06-07 1985-12-12 Nissan Motor Co., Ltd., Yokohama, Kanagawa Verbrennungsmotor
JPH11260190A (ja) * 1998-03-05 1999-09-24 Marusan Name:Kk ドームスイッチ
JP2009129429A (ja) * 2007-11-28 2009-06-11 Casio Comput Co Ltd 電子機器、及び、配線シートの積層構造
CN101866766A (zh) * 2009-04-20 2010-10-20 Lg电子株式会社 便携式终端

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US8269124B2 (en) 2009-04-20 2012-09-18 Lg Electronics Inc. Dome switch structure for a portable terminal

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